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第九章
第十九話 女子生徒の正体
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~大和鮮赤視点~
女子生徒の後を歩き、あたしは魚華とどこかに向かって歩く。
誘導された場所は学校の屋上だった。
「流石に今の時間帯は屋上には誰も居ないわね。私の読みが当たってくれたようだわ。これなら、次に賭けるレースでも直感が冴えそうね」
屋上に着くなり、ポツリと言葉を漏らす女子生徒は、屋上の中央に向かって歩く。そしてクルリと身を翻すと、こちらに顔を向けた。
「それで、屋上まで来たのだから、正体を見せてくれるのよね?」
「ええ、そう言う約束ですものね。良いわ。私の正体を見せてあげる」
女子生徒は頭部と頬に手を置くと鬘と変装の顔パックを外す。すると、黒いショートヘアーに毛先が白くなっているツートンカラーの女の子が姿を見せる。
「あ、ああ、あああ! アタイ!」
女子生徒は姿を見せた瞬間、隣にいる魚華が驚く。
そう、姿を表した女子生徒は魚華だったのだ。
「大和鮮赤! アタイのドッペルゲンガーが現れた! アタイ死んでしまう! 嫌だよ! アタイはまだ死にたくない! ダービーに出る前に死にたくないよ!」
あたしの腕を握り、涙目になりながら死にたくないと告げる魚華だが、そんな彼女を見て小さく息を吐く。
「ドッペルゲンガーなんて居る訳がないでしょう。そんなの都市伝説じゃない。はぁ、良い加減に本当の姿を見せたらどうのよ? 袖無衣装」
魚華に扮した女の子の真名を告げ、本当の姿を見せるように要求する。
「ふふふ、さすが大和鮮赤ね。私の変装を見て、直ぐに言い当てるなんて」
不適な笑みを溢しながら、彼女はもう一度鬘と変装の顔パックを外す。今度は銀髪のゆるふわロングヘアーの髪に、赤い瞳の女性の姿だった。間違いなく袖無衣装そのもの。
「前回も屋上で魚華に変装していたからね。流石に同じネタを2回も見せられたら、察するわよ」
「良かった。ドッペルゲンガーじゃなかったんだな。アタイ死ななくて良いんだな。って、さっき前回もアタイに変装していたらしいじゃないか! どうしてそんなにアタイに変装するんだよ! 何か恨みでもあるのか!」
目の前に現れた自分が、本当は変装だったことを知り、安堵の表情を浮かべる魚華。だが、その後変装されたことに対しての怒りを覚えたようで、彼女は声を上げる。
「別に恨みはないわ。ただ、個人的に変装しやすかったからあなたに変装していただけ」
「この際、魚華の変装なんてどうでも良いわよ。でも、どうして他校の生徒であるあなたが、わざわざ変装してまで校内に忍び込んでいたのよ。新堀学園長の指示で何かやろうとしていたとか? もし、そうなら阻止せざるを得ないわね。丸善好学園長にも、このことを告げさせてもらうわ」
「ま、待ってよ。別にこの学園やあなたたちに危害を加えるつもりはないわ。それにあのおっさんは関係ない。良く考えなさい? あんな小物の小悪党が仮に何かをやろうとしても、失敗に終わるだけでしょう?」
確かに、あの人がこれまでやって来たのは、東海帝王への嫌がらせ程度。その嫌がらせも失敗続きだわ。確かに新堀学園長の指示で動いていたら、放っておいても失敗する可能性の方が高いわね。
でも、仮に彼女の証言が真実であった場合、どんな理由で変装までしてこの学園に忍び込んだのかが気になるわね。
「分かったわ。とりあえずあの男が関わっていないと言うことだけは信じてあげる。でも、そうであった場合、あなたの目的は何なの?」
「どうして言う必要があるのかしら? あなたに教える義理はないわよ」
「確かにそうね。でも、話たことで先に進めると言う場合もあるわ。内容次第では協力してあげる」
彼女がどうしてこの学園に忍び込んだのかが気になるわ。だから敢えて協力すると言うことで、彼女の目的を明らかにさせる。さぁ、乗ってくるかしら? それとも拒否する?
固唾を呑んで袖無衣装の返答を待つ。
「――のよ」
「え? 今何て言ったの? 良く聞こえなかったのだけど」
袖無衣装がポツリと呟いたみたいだけど、声が小さかったから良く聞き取ることができなかった。なので、もう一度言ってもらえるようにお願いをする。
「だから、大気釈迦流に会いに来たのよ! 悪い!」
彼女の言葉を聞いた瞬間、一瞬だけ頭の中が真っ白になる。
え? 大気釈迦流って、あの鬼の風紀委員よね? どうしてあいつに会いに来るのに変装する必要があるの?」
「え? だったらわざわざ変装する必要がなくない? 他校の生徒でも、警備委員の人に連絡をすれば、呼び出してくれるはずなのだけど?」
どうしてわざわざ変装をする必要があるのか理解できないでいると、彼女は両手の人差し指を合わせながら、もじもじとしだす。
「だって、私はあの人からストーカー認識されているのよ。正当法では会ってくれないわ。だから、変装する必要があったのよ」
ストーカーって。あの男がストーカー認識するとか、どれだけ執拗に追っかけをしていたのよ。
「別に会って変なことをしようとは思っていないわよ。ただ、優駿牝馬にあの人も出るようだから、挨拶をしておこうと思って。変装であれば、逃げられる心配もないし」
彼女の事情を知り、小さく息を吐く。
あたしのことをライバル視していても、女の子であることには変わらないわね。
まぁ、気になる相手との距離を縮めたいと思う気持ちは分からなくはないけれど。
「分かったわよ。あたしに考えがあるわ」
あの男とは、正直に言って顔も見たくはないわ。でも、大気釈迦流を違和感なく呼び出すには打って付けの男よね。
ここは我慢して一肌脱いであげるとしますか。
女子生徒の後を歩き、あたしは魚華とどこかに向かって歩く。
誘導された場所は学校の屋上だった。
「流石に今の時間帯は屋上には誰も居ないわね。私の読みが当たってくれたようだわ。これなら、次に賭けるレースでも直感が冴えそうね」
屋上に着くなり、ポツリと言葉を漏らす女子生徒は、屋上の中央に向かって歩く。そしてクルリと身を翻すと、こちらに顔を向けた。
「それで、屋上まで来たのだから、正体を見せてくれるのよね?」
「ええ、そう言う約束ですものね。良いわ。私の正体を見せてあげる」
女子生徒は頭部と頬に手を置くと鬘と変装の顔パックを外す。すると、黒いショートヘアーに毛先が白くなっているツートンカラーの女の子が姿を見せる。
「あ、ああ、あああ! アタイ!」
女子生徒は姿を見せた瞬間、隣にいる魚華が驚く。
そう、姿を表した女子生徒は魚華だったのだ。
「大和鮮赤! アタイのドッペルゲンガーが現れた! アタイ死んでしまう! 嫌だよ! アタイはまだ死にたくない! ダービーに出る前に死にたくないよ!」
あたしの腕を握り、涙目になりながら死にたくないと告げる魚華だが、そんな彼女を見て小さく息を吐く。
「ドッペルゲンガーなんて居る訳がないでしょう。そんなの都市伝説じゃない。はぁ、良い加減に本当の姿を見せたらどうのよ? 袖無衣装」
魚華に扮した女の子の真名を告げ、本当の姿を見せるように要求する。
「ふふふ、さすが大和鮮赤ね。私の変装を見て、直ぐに言い当てるなんて」
不適な笑みを溢しながら、彼女はもう一度鬘と変装の顔パックを外す。今度は銀髪のゆるふわロングヘアーの髪に、赤い瞳の女性の姿だった。間違いなく袖無衣装そのもの。
「前回も屋上で魚華に変装していたからね。流石に同じネタを2回も見せられたら、察するわよ」
「良かった。ドッペルゲンガーじゃなかったんだな。アタイ死ななくて良いんだな。って、さっき前回もアタイに変装していたらしいじゃないか! どうしてそんなにアタイに変装するんだよ! 何か恨みでもあるのか!」
目の前に現れた自分が、本当は変装だったことを知り、安堵の表情を浮かべる魚華。だが、その後変装されたことに対しての怒りを覚えたようで、彼女は声を上げる。
「別に恨みはないわ。ただ、個人的に変装しやすかったからあなたに変装していただけ」
「この際、魚華の変装なんてどうでも良いわよ。でも、どうして他校の生徒であるあなたが、わざわざ変装してまで校内に忍び込んでいたのよ。新堀学園長の指示で何かやろうとしていたとか? もし、そうなら阻止せざるを得ないわね。丸善好学園長にも、このことを告げさせてもらうわ」
「ま、待ってよ。別にこの学園やあなたたちに危害を加えるつもりはないわ。それにあのおっさんは関係ない。良く考えなさい? あんな小物の小悪党が仮に何かをやろうとしても、失敗に終わるだけでしょう?」
確かに、あの人がこれまでやって来たのは、東海帝王への嫌がらせ程度。その嫌がらせも失敗続きだわ。確かに新堀学園長の指示で動いていたら、放っておいても失敗する可能性の方が高いわね。
でも、仮に彼女の証言が真実であった場合、どんな理由で変装までしてこの学園に忍び込んだのかが気になるわね。
「分かったわ。とりあえずあの男が関わっていないと言うことだけは信じてあげる。でも、そうであった場合、あなたの目的は何なの?」
「どうして言う必要があるのかしら? あなたに教える義理はないわよ」
「確かにそうね。でも、話たことで先に進めると言う場合もあるわ。内容次第では協力してあげる」
彼女がどうしてこの学園に忍び込んだのかが気になるわ。だから敢えて協力すると言うことで、彼女の目的を明らかにさせる。さぁ、乗ってくるかしら? それとも拒否する?
固唾を呑んで袖無衣装の返答を待つ。
「――のよ」
「え? 今何て言ったの? 良く聞こえなかったのだけど」
袖無衣装がポツリと呟いたみたいだけど、声が小さかったから良く聞き取ることができなかった。なので、もう一度言ってもらえるようにお願いをする。
「だから、大気釈迦流に会いに来たのよ! 悪い!」
彼女の言葉を聞いた瞬間、一瞬だけ頭の中が真っ白になる。
え? 大気釈迦流って、あの鬼の風紀委員よね? どうしてあいつに会いに来るのに変装する必要があるの?」
「え? だったらわざわざ変装する必要がなくない? 他校の生徒でも、警備委員の人に連絡をすれば、呼び出してくれるはずなのだけど?」
どうしてわざわざ変装をする必要があるのか理解できないでいると、彼女は両手の人差し指を合わせながら、もじもじとしだす。
「だって、私はあの人からストーカー認識されているのよ。正当法では会ってくれないわ。だから、変装する必要があったのよ」
ストーカーって。あの男がストーカー認識するとか、どれだけ執拗に追っかけをしていたのよ。
「別に会って変なことをしようとは思っていないわよ。ただ、優駿牝馬にあの人も出るようだから、挨拶をしておこうと思って。変装であれば、逃げられる心配もないし」
彼女の事情を知り、小さく息を吐く。
あたしのことをライバル視していても、女の子であることには変わらないわね。
まぁ、気になる相手との距離を縮めたいと思う気持ちは分からなくはないけれど。
「分かったわよ。あたしに考えがあるわ」
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