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第八章
第二話 とある休日の帝王の競馬ゲーム②
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出走馬を決め、騎乗する騎手を選択すると、マッチングが始まる。
暫く待つと、メンバーが決まったようで、対戦ゲームが開始された。
「今回の会場は、フランスのロンシャン競馬場の凱旋門賞か。偽りの直線と呼ばれるフォレスストレートが癖のあるコースだよな」
画面に凱旋門賞の文字が表示されると、次に出走馬たちの返し馬が始まる。
『前走快進撃を見せたこの馬が、フランスの凱旋門賞に挑戦します。果たして、前走の様な凄い末脚が炸裂するのか。ツイホウキシュ』
『クラシック三冠を見事に無敗で勝ち抜いたこの馬の実力は、欧州でも引けを取らないでしょう。レイバショウカン』
『人気薄ではありますが、それが一番怖い。騎乗騎手は人気薄の馬に乗せることで力を発揮するあの方だ。黒い弾丸の様にダークホースとなるでしょう。ニージョジョ』
『栗毛の馬体が、一層ターフに映えます。名手の手綱捌きに導かれて、優勝を狙います。ウーリーロング』
『不良馬場で走らせると、一番怖い馬がこの馬です。有利な馬場状態を物にすることができるのか。キララカサブランカ』
『ファンはこの馬を1番人気にしました。これまで無敗の絶対王者が、フランスの凱旋門賞に帰ってきた。2度目の優勝となるのか。リーヴハイツ』
よし、俺のリーヴハイツが1番人気になった。
このゲームは馬の能力順で人気順が決まるからな。他の馬がどれくらいのものなのかは不明だが、これで勝てる可能性は出てくるだろう。
何せ、セーブ&ロードを繰り返して、負けたレースはなかったことにしている。絶対王者に、敗北は許されない。
『初のG Iレースでどこまで順位を上げることができるか。名手の手綱捌きに注目です。エンディアベッピン』
『良血馬のハイブリッドがこの欧州にやって来ました。果たしてその走りは、どんなドラマを見せてくれるのか。ズールペッパー』
『牝馬三冠を成し遂げたこの牝馬は、例え牡馬相手でも引けを取らないでしょう。宿舎のボスの登場です。ヒースアンティネア』
『有馬記念4着だった悔しさをバネにして、欧州で反撃の狼煙を上げることができるのでしょうか。サンキューコアラ』
『目立ちたがりのこの馬が、この凱旋門賞でもその走りを見せることができるのか。ビューパージュペル』
『G I7勝を上げたこの馬の実力は、上位でありましょう。あの走りを見せつけ、ファンの心を掴みたいところです。オイルアンクシャス』
『牝馬2冠を達成した馬に騎乗するのはあの名手。その走りで1着を狙います。ネココネコロガール』
『凱旋門賞2着だった父の屈辱を果たすことができるのでしょうか。父の無念を晴らすための娘が欧州へと参戦だ。スピークチャート』
『クラシック三冠を果たし、早くも引退したあの馬の遺伝子を引き継いたこの子が凱旋門賞に挑戦です。父の様な走りを見せることができるか。オービアジャスミン』
『さぁ、優勝パレードの準備は良いか。名前の通り、勝ってパレードといこうじゃないか。ブレイヴパレード』
『軽めの馬場を得意とするこの馬が、重馬場である欧州の競馬場でどこまでの走りを見せることができるのか。ユーナライ』
出走する馬たちを見ていると、みんな変わった名前だなと思う。まぁ、冠名を指定していない限り、名前はランダムで決まるし、その名前も競走馬にありそうな名前だ。
『逃げから追い込みまで、自由な走りをするこの馬が、今回のレースでどのような走りを見せてくれるのか。人気は譲っても、優勝は譲りません。スケベニンゲン』
「はぁ?」
思わず声が漏れてしまった。
今、実況者がスケベニンゲンって言ったか? 気のせいだよな? 流石にそんな名前なんてあるはずがない。
きっと聞き間違いだ。そう思っていると、画面は一度出馬表に切り替わる。
そこには、2番人気の馬にスケベニンゲンと表示されてあった。
マジかよ! 本当にそんな名前になることなんてあるのか!
確か2020年代のゲームって、名前に制限をかけられていたよな?
確か見た相手を不快な気持ちにさせないために、NGワードを設けてあり、その言葉が使われていたら使用できないようになっていたはず。
俺はこんな話を聞いたことがある。とある人物が、プレイヤー名を『ブルーレイプレイヤー』にしていたが、この名前を使用することはできませんと言う表示が出たそうだ。
当時はどうして使用できないのか疑問に思っていたそうだが。この名前には卑猥なワードが隠されていることに気付いたらしい。
プルーレイの『レイ』とプレイヤーの『プ』がくっついてしまい、NGワード判定を受けていたのだ。
それぐらい些細なことでも使用できないくらい、言葉選びには慎重にしなければいけないくらいに厳しいのに、このゲームはそれが許されているのか?
まさか、スケベはセーフなのか? もし、そうだとしたら、判断基準が分からない。
どうしてプルーレイプレイヤーはダメで、スケベは許される。
しかもこのゲームの実況者の言葉は、音声付きだ。つまり、収録されている。開発段階で、スケベと言う言葉が許されていると言うことだろう。
それにしてもおかしな冠名を作ったものだ。こいつを送り出したプレイヤーって、絶対に小学生か中学生男子だろう。
まぁ、性への興味が目覚める年齢だ。そんな言葉を使って楽しみたい年頃なのだろう。
年上の男として、ここは暖かい目で見守ってあげようではないか。
それにしてもある意味凄い確率だよな。冠名をスケベにすれば、所有する馬の名前は全てスケベから始まる。それに続く言葉がランダムに選ばれ、ニンゲンと言うワードとなるなんて、天文学レベルの奇跡としか言いようがない。
そんなことを思っていると、画面が切り替わり、ゲート入りを始める。
『各馬それぞれゲート入りをしていきます。おっと、サンキューコアラが暴れています。大丈でしょうか? 大丈夫です。無事にゲート入りを果たしました。最後にスケベニンゲンがゲートに入っていきます』
やばい。ゲームとは言え、実況者が平然とスケベニンゲンと言っているところが笑いを誘ってきやがる。
『欧州3冠第2戦、凱旋門賞、今、ゲートが開きました』
暫く待つと、メンバーが決まったようで、対戦ゲームが開始された。
「今回の会場は、フランスのロンシャン競馬場の凱旋門賞か。偽りの直線と呼ばれるフォレスストレートが癖のあるコースだよな」
画面に凱旋門賞の文字が表示されると、次に出走馬たちの返し馬が始まる。
『前走快進撃を見せたこの馬が、フランスの凱旋門賞に挑戦します。果たして、前走の様な凄い末脚が炸裂するのか。ツイホウキシュ』
『クラシック三冠を見事に無敗で勝ち抜いたこの馬の実力は、欧州でも引けを取らないでしょう。レイバショウカン』
『人気薄ではありますが、それが一番怖い。騎乗騎手は人気薄の馬に乗せることで力を発揮するあの方だ。黒い弾丸の様にダークホースとなるでしょう。ニージョジョ』
『栗毛の馬体が、一層ターフに映えます。名手の手綱捌きに導かれて、優勝を狙います。ウーリーロング』
『不良馬場で走らせると、一番怖い馬がこの馬です。有利な馬場状態を物にすることができるのか。キララカサブランカ』
『ファンはこの馬を1番人気にしました。これまで無敗の絶対王者が、フランスの凱旋門賞に帰ってきた。2度目の優勝となるのか。リーヴハイツ』
よし、俺のリーヴハイツが1番人気になった。
このゲームは馬の能力順で人気順が決まるからな。他の馬がどれくらいのものなのかは不明だが、これで勝てる可能性は出てくるだろう。
何せ、セーブ&ロードを繰り返して、負けたレースはなかったことにしている。絶対王者に、敗北は許されない。
『初のG Iレースでどこまで順位を上げることができるか。名手の手綱捌きに注目です。エンディアベッピン』
『良血馬のハイブリッドがこの欧州にやって来ました。果たしてその走りは、どんなドラマを見せてくれるのか。ズールペッパー』
『牝馬三冠を成し遂げたこの牝馬は、例え牡馬相手でも引けを取らないでしょう。宿舎のボスの登場です。ヒースアンティネア』
『有馬記念4着だった悔しさをバネにして、欧州で反撃の狼煙を上げることができるのでしょうか。サンキューコアラ』
『目立ちたがりのこの馬が、この凱旋門賞でもその走りを見せることができるのか。ビューパージュペル』
『G I7勝を上げたこの馬の実力は、上位でありましょう。あの走りを見せつけ、ファンの心を掴みたいところです。オイルアンクシャス』
『牝馬2冠を達成した馬に騎乗するのはあの名手。その走りで1着を狙います。ネココネコロガール』
『凱旋門賞2着だった父の屈辱を果たすことができるのでしょうか。父の無念を晴らすための娘が欧州へと参戦だ。スピークチャート』
『クラシック三冠を果たし、早くも引退したあの馬の遺伝子を引き継いたこの子が凱旋門賞に挑戦です。父の様な走りを見せることができるか。オービアジャスミン』
『さぁ、優勝パレードの準備は良いか。名前の通り、勝ってパレードといこうじゃないか。ブレイヴパレード』
『軽めの馬場を得意とするこの馬が、重馬場である欧州の競馬場でどこまでの走りを見せることができるのか。ユーナライ』
出走する馬たちを見ていると、みんな変わった名前だなと思う。まぁ、冠名を指定していない限り、名前はランダムで決まるし、その名前も競走馬にありそうな名前だ。
『逃げから追い込みまで、自由な走りをするこの馬が、今回のレースでどのような走りを見せてくれるのか。人気は譲っても、優勝は譲りません。スケベニンゲン』
「はぁ?」
思わず声が漏れてしまった。
今、実況者がスケベニンゲンって言ったか? 気のせいだよな? 流石にそんな名前なんてあるはずがない。
きっと聞き間違いだ。そう思っていると、画面は一度出馬表に切り替わる。
そこには、2番人気の馬にスケベニンゲンと表示されてあった。
マジかよ! 本当にそんな名前になることなんてあるのか!
確か2020年代のゲームって、名前に制限をかけられていたよな?
確か見た相手を不快な気持ちにさせないために、NGワードを設けてあり、その言葉が使われていたら使用できないようになっていたはず。
俺はこんな話を聞いたことがある。とある人物が、プレイヤー名を『ブルーレイプレイヤー』にしていたが、この名前を使用することはできませんと言う表示が出たそうだ。
当時はどうして使用できないのか疑問に思っていたそうだが。この名前には卑猥なワードが隠されていることに気付いたらしい。
プルーレイの『レイ』とプレイヤーの『プ』がくっついてしまい、NGワード判定を受けていたのだ。
それぐらい些細なことでも使用できないくらい、言葉選びには慎重にしなければいけないくらいに厳しいのに、このゲームはそれが許されているのか?
まさか、スケベはセーフなのか? もし、そうだとしたら、判断基準が分からない。
どうしてプルーレイプレイヤーはダメで、スケベは許される。
しかもこのゲームの実況者の言葉は、音声付きだ。つまり、収録されている。開発段階で、スケベと言う言葉が許されていると言うことだろう。
それにしてもおかしな冠名を作ったものだ。こいつを送り出したプレイヤーって、絶対に小学生か中学生男子だろう。
まぁ、性への興味が目覚める年齢だ。そんな言葉を使って楽しみたい年頃なのだろう。
年上の男として、ここは暖かい目で見守ってあげようではないか。
それにしてもある意味凄い確率だよな。冠名をスケベにすれば、所有する馬の名前は全てスケベから始まる。それに続く言葉がランダムに選ばれ、ニンゲンと言うワードとなるなんて、天文学レベルの奇跡としか言いようがない。
そんなことを思っていると、画面が切り替わり、ゲート入りを始める。
『各馬それぞれゲート入りをしていきます。おっと、サンキューコアラが暴れています。大丈でしょうか? 大丈夫です。無事にゲート入りを果たしました。最後にスケベニンゲンがゲートに入っていきます』
やばい。ゲームとは言え、実況者が平然とスケベニンゲンと言っているところが笑いを誘ってきやがる。
『欧州3冠第2戦、凱旋門賞、今、ゲートが開きました』
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