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第七章
第五話 絆アビリティについて
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「脱線してしまったけれど、今から絆アビリティについて知っていることを話すわね」
口を開いた丸善好学園長に耳を傾ける。
いったい絆アビリティとはどんなものなのだろうか。
「一言で言えば『愛』よ」
「「「「「「「愛!」」」」」」」
絆アビリティの正体、それは愛だと言われ、俺たちは全員が口を揃えて驚きの声を上げた。
「ええ、少なくとも、わたくしはそう言う認識よ。霊馬騎手同士の絆が深まることによって、どちらかの騎手に発生するのだけど、それは自分の愛馬には使用できない仕様になっているのよ」
丸善好学園長が言葉を連ねる中、俺と大和鮮赤に視線が集まる。
「と、東海帝王! 丸善好学園長が愛とか言っているけれど、勘違いしないでよね! あたしの中での絆と言うのは、友情的な意味での絆だから!」
俺が勘違いを起こすと思っているのだろう。大和鮮赤は顔を赤くしながら声を上げ、愛ではないと否定してくる。
「分かっているよ。俺もどちらかと言うと、絆は友情のようなものだと思っているから」
彼女の意見に肯定する。だが、不思議なことに、なぜか大和鮮赤から睨まれてしまう。
どうして俺は睨まれないといけない。彼女の発言を否定していないというのに。
「愛や友情から生まれる絆か。実際に絆アビリティを東海帝王が使っていなければ、信じられない話だな」
「それだったら、僕と大気釈迦流の間にも絆アビリティが発生するのは時間の問題だね。だって僕たち、幼少期から一緒にいる幼馴染だから!」
「悪いが、俺はお前と友情を感じたことはない。だから一生絆アビリティが発生することはないだろう。これまでどちらからにも絆アビリティが発生していないのが証拠だ」
周滝音の言葉を大気釈迦流が否定する。彼の言葉に傷付いたのか、それともふざけているのか正直分からないが、膝から崩れ落ち、両手を床につける。
「ガーン! 僕は君のことが大好きだと言うのに! 友達関係はただの遊びだったのね」
「気持ち悪いことを言うな!」
「ねぇ、帝王、私たち幼馴染だよね? でも、私と帝王との間にも絆アビリティがないよ。帝王も、私との関係は遊びだったの?」
風紀委員たちのコントを見て、クロが不安そうに訊ねてきた。
「そもそも、前提が違うんじゃないか? 競走馬に騎手が乗ってレースを繰り返すことによって絆を感じるように、霊馬騎手同士も、レースに出走してから発生するようになるとか?」
別にクロとの関係は遊びではない。本気で幼馴染と思っている。だから変な心配を与えないように、適当なことを言った。
「さすが東海帝王君。察しが良いわね。これまでの霊馬騎手の歴史では、未出走の霊馬騎手との発生は確認されていないわ。あなたと彼女との間に絆アビリティが生まれていないのは、それが原因ね」
「そうなのですね。良かった」
丸善好学園長の言葉を聞き、クロは安堵の表情を見せる。それにしても、適当なことを言ったのに当たっていたとはな。
「それじゃ、次にどんなことで絆アビリティを発生させるのかだけど、これまで過去に絆アビリティを発生させた人は少ないわ。だから資料が少ない分、これだとは言えないのだけど、レース中に頭の中で好きな人を思い描いて格好悪いところを見せたくないと思ったり、デート中にキスをしたりした時に愛情と言う名の絆を感じて、その後に発生した人もいるわ」
彼女の説明を受け、女性陣は顔を赤くする。
資料が少ない分、偏ってしまうのかもしれないが、確かに丸善好学園長の説明だと、絆とは愛のようにも思えてくる。
『初めて~のちゅう~♡♪ 君とちゅう♡♪』
丸善好学園長の説明に納得仕掛けていると、真面目な話に飽きてきたのか、突然ハルウララが歌い出す。
「お前、こんな時に何歌っているんだよ?」
『知らないの? 初めてのちゅうだよ! あの猫型ロボットを描いた漫画家の作品で、頭にちょんまげをつけた絡繰りロボットが出てくるやつの曲だよ。あの曲が一部で流行ると、小さいお子さんをお持ちの両親は、初めてのちゅうを歌いながらお子さんとチュッチュしていたとか、していないとか。ポイントは、ちゅうのタイミングで唇を合わせてチュッチュするんだよ』
俺の呆れた言葉を質問と捉えてしまったようだ。聞いてもいないのに、ハルウララは解説を始めた。
「また脱線してしまったわね。と言っても、これ以上はわたくしも知らないから、教えられるのはここまで。一応、愛情が最大限にまで膨れ上がった時に、絆アビリティが発生するものだと思ってもらえたら良いかと思うわ。人によっては、別の考え方とかになるかもしれないけれど」
「ありがとうございます。丸善好学園長から教えて貰ったことは参考にさせていただきます。
正直に言って、絆アビリティの発生条件は愛情が最大限に深まった時と言うのは、極端なような気がする。大和鮮赤が愛情ではなく友情だと否定している以上、もしかしたら複数発動条件があるような気がする。
「絆の根本的な部分は、愛と言う感情から生まれてくるものだと思うのになぁ」
俺が参考程度にすると言ったからだろうか? 丸善好学園長はショックを受けたかのように、小さく息を吐いた。
そんな時、この部屋に着信音が流れる。どうやら丸善好学園長のタブレットだったかららしく、彼女は映像を出すことなくタブレットを耳元に当てる。
空中ディスプレイを出さないのは、俺たちがいるからだろう。
「はい、はい、はい。それは本当ですか!」
電話に応答した彼女は、目を大きく見開いて椅子から立ち上がる。
「はい。わかりました。直ぐに準備をいたします」
通話が終わり、丸善好学園長は強張った表情で俺たちを見た。
「みんな、落ち着いて聞いてね。次のGIレースの天皇賞・春なんだけど――」
「え?」
彼女の言葉を聞いた俺は、一瞬自分の耳を疑った。
口を開いた丸善好学園長に耳を傾ける。
いったい絆アビリティとはどんなものなのだろうか。
「一言で言えば『愛』よ」
「「「「「「「愛!」」」」」」」
絆アビリティの正体、それは愛だと言われ、俺たちは全員が口を揃えて驚きの声を上げた。
「ええ、少なくとも、わたくしはそう言う認識よ。霊馬騎手同士の絆が深まることによって、どちらかの騎手に発生するのだけど、それは自分の愛馬には使用できない仕様になっているのよ」
丸善好学園長が言葉を連ねる中、俺と大和鮮赤に視線が集まる。
「と、東海帝王! 丸善好学園長が愛とか言っているけれど、勘違いしないでよね! あたしの中での絆と言うのは、友情的な意味での絆だから!」
俺が勘違いを起こすと思っているのだろう。大和鮮赤は顔を赤くしながら声を上げ、愛ではないと否定してくる。
「分かっているよ。俺もどちらかと言うと、絆は友情のようなものだと思っているから」
彼女の意見に肯定する。だが、不思議なことに、なぜか大和鮮赤から睨まれてしまう。
どうして俺は睨まれないといけない。彼女の発言を否定していないというのに。
「愛や友情から生まれる絆か。実際に絆アビリティを東海帝王が使っていなければ、信じられない話だな」
「それだったら、僕と大気釈迦流の間にも絆アビリティが発生するのは時間の問題だね。だって僕たち、幼少期から一緒にいる幼馴染だから!」
「悪いが、俺はお前と友情を感じたことはない。だから一生絆アビリティが発生することはないだろう。これまでどちらからにも絆アビリティが発生していないのが証拠だ」
周滝音の言葉を大気釈迦流が否定する。彼の言葉に傷付いたのか、それともふざけているのか正直分からないが、膝から崩れ落ち、両手を床につける。
「ガーン! 僕は君のことが大好きだと言うのに! 友達関係はただの遊びだったのね」
「気持ち悪いことを言うな!」
「ねぇ、帝王、私たち幼馴染だよね? でも、私と帝王との間にも絆アビリティがないよ。帝王も、私との関係は遊びだったの?」
風紀委員たちのコントを見て、クロが不安そうに訊ねてきた。
「そもそも、前提が違うんじゃないか? 競走馬に騎手が乗ってレースを繰り返すことによって絆を感じるように、霊馬騎手同士も、レースに出走してから発生するようになるとか?」
別にクロとの関係は遊びではない。本気で幼馴染と思っている。だから変な心配を与えないように、適当なことを言った。
「さすが東海帝王君。察しが良いわね。これまでの霊馬騎手の歴史では、未出走の霊馬騎手との発生は確認されていないわ。あなたと彼女との間に絆アビリティが生まれていないのは、それが原因ね」
「そうなのですね。良かった」
丸善好学園長の言葉を聞き、クロは安堵の表情を見せる。それにしても、適当なことを言ったのに当たっていたとはな。
「それじゃ、次にどんなことで絆アビリティを発生させるのかだけど、これまで過去に絆アビリティを発生させた人は少ないわ。だから資料が少ない分、これだとは言えないのだけど、レース中に頭の中で好きな人を思い描いて格好悪いところを見せたくないと思ったり、デート中にキスをしたりした時に愛情と言う名の絆を感じて、その後に発生した人もいるわ」
彼女の説明を受け、女性陣は顔を赤くする。
資料が少ない分、偏ってしまうのかもしれないが、確かに丸善好学園長の説明だと、絆とは愛のようにも思えてくる。
『初めて~のちゅう~♡♪ 君とちゅう♡♪』
丸善好学園長の説明に納得仕掛けていると、真面目な話に飽きてきたのか、突然ハルウララが歌い出す。
「お前、こんな時に何歌っているんだよ?」
『知らないの? 初めてのちゅうだよ! あの猫型ロボットを描いた漫画家の作品で、頭にちょんまげをつけた絡繰りロボットが出てくるやつの曲だよ。あの曲が一部で流行ると、小さいお子さんをお持ちの両親は、初めてのちゅうを歌いながらお子さんとチュッチュしていたとか、していないとか。ポイントは、ちゅうのタイミングで唇を合わせてチュッチュするんだよ』
俺の呆れた言葉を質問と捉えてしまったようだ。聞いてもいないのに、ハルウララは解説を始めた。
「また脱線してしまったわね。と言っても、これ以上はわたくしも知らないから、教えられるのはここまで。一応、愛情が最大限にまで膨れ上がった時に、絆アビリティが発生するものだと思ってもらえたら良いかと思うわ。人によっては、別の考え方とかになるかもしれないけれど」
「ありがとうございます。丸善好学園長から教えて貰ったことは参考にさせていただきます。
正直に言って、絆アビリティの発生条件は愛情が最大限に深まった時と言うのは、極端なような気がする。大和鮮赤が愛情ではなく友情だと否定している以上、もしかしたら複数発動条件があるような気がする。
「絆の根本的な部分は、愛と言う感情から生まれてくるものだと思うのになぁ」
俺が参考程度にすると言ったからだろうか? 丸善好学園長はショックを受けたかのように、小さく息を吐いた。
そんな時、この部屋に着信音が流れる。どうやら丸善好学園長のタブレットだったかららしく、彼女は映像を出すことなくタブレットを耳元に当てる。
空中ディスプレイを出さないのは、俺たちがいるからだろう。
「はい、はい、はい。それは本当ですか!」
電話に応答した彼女は、目を大きく見開いて椅子から立ち上がる。
「はい。わかりました。直ぐに準備をいたします」
通話が終わり、丸善好学園長は強張った表情で俺たちを見た。
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