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第六章
第十一話 ケンカのバーゲンセールは激しい
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~大気釈迦流視点~
ラブレターに偽装した呼び出しに従い、俺は廃ビルへとやって来た。建物の中には複数人の不良グループと思われる男と、柱に括り付けられて身動きの取れない女子生徒の姿があった。
そして不良グループは、俺が侵入したことにご立腹となり、追い出そうと距離を詰めてきた。
さて、ケンカのバーゲーンセールの始まりだ。勝者と言う名の商品は、俺が手に入れてみせる。
「オラッ!」
そんなことを思っていると、1人の不良が殴りかかってくる。
目線、そして腕の角度と速度を計算するに、俺の顔面を狙っているか。なら、右に頭をズラした後に、腹部にカウンターをお見舞いしてやる。
男の攻撃を瞬時に判断し、右ストレートを回避する。その後直ぐに奴の腹部に拳を叩き込み、計算通りにカウンターを当てた。
「グハッ!」
反撃を受けた男は、ダメージを受けた腹部を抑え、その場で膝から崩れ落ちる。
「こ……こいつ。ケンカ慣れして……いやがる」
手加減をしていたからか、男は腹部を抑えながら俺のことを睨んできた。
「さて、次は誰が俺と取り合ってくれるんだ? 纏めてかかってきても良いんだぜ」
「舐めるな!」
「所詮あいつは俺たちの中でも最弱だ!」
今度は俺の前後に位置取りをしていたやつが殴ってきた。
頭の角度を一瞬だけ横に向け、後方を確認し、直ぐに後の男の体勢と腕の角度を把握。
後方にいる男の方が背が高いな。だが、体格的には細身だ。
そして間合いに入る前に直ぐに向き直ると、今度は前の男を見た。
前方の男は体格は良いが腕が短い。そしてこいつらの立ち位置を考えるに、もし、俺があのパターンをしたとしたら。
そう考えると、俺は口角を上げる。
こいつは面白いことが起きそうだな。
前方に居る男が拳を放ったタイミングでしゃがみ、その後直ぐに足を伸ばして後方の男の足に引っ掛ける。
すると、標的を見失った前方の男の攻撃は空を殴り、後方の男は足を引っ掛けられたことでバランスを崩し、前方に倒れた。
その結果、俺の計算通りのことが起きてしまった。
細身の長身の男が倒れ、体格の良い男に支えられる形となってしまったが、頭部が激突してしまった。
ここまでは計算通りだ。だが、この後予想外のことが起きる。
空を殴った拍子に頭の角度が僅かに傾いていたこともあり、鼻よりも先に互いの唇が接触すると言う事故が起きたのだ。
「ケンカ中だと言うのに、お熱いことで」
「うえええええぇぇぇぇぇぇ!」
「おえええええぇぇぇぇぇぇ!」
二人は離れると、吐き気を感じたかのように顔色を悪くさせた。
「お、お前! 何気持ちわることをしやがる!」
「それはこっちのセリフだ! 良くも俺のファーストキスを!」
男たちは標的を仲間に変え、お互いに殴り合う。
互いに右ストレートを繰り出し、互いに顔面を殴り合う結果となった結果、長身で細身の男と、体格の良い男はその場で倒れ、ノックダウンとなった。
「計算通りの展開をしやがって、つまらん。さて、面倒臭いし、残りは全員纏めてかかって来い」
右手を前に出し、指を手前に数回曲げる。すると、俺の挑発に乗った不良たちは一斉に殴りかかってきた。
だが、先ほどと同様に男たちの動きを計算し、避けつつ自滅へと追い込む。それを繰り返している内に、どんどん数を減らし、不良たちは次々と意識を失っていった。
「これで今回のケンカのバーゲーンセールは終わりで良いよな。勝者と言う名の商品は俺が買わせてもらう。あ、そうそう。お前たちに教えておこう。ケンカと言うのは力でするものではない。頭でするものだ」
一度腕に指を伸ばし、その後頭に向ける。だが、気を失っているこいつらに教えたところで意味はないだろう。
不良たちを自滅へと追い込んだ後、俺は柱に括り付けられて身動きが取れない女へと視線を向けた。
「ありがとうございます! 早く私を助けてください」
女子生徒は助けを乞うてくる。当然、俺の行動は既に決まっていた。
「嫌だ。どうしてお前を助けなければならない」
「え?」
女子生徒は信じられないものを見たように、目を大きく見開く。彼女の中では、俺はピンチに駆けつけた救いのヒーローのように思ったのかもしれない。
「え? 今なんて?」
自分の耳を疑ったのだろう。聞き間違いと思ったようで、女子生徒は先ほどのセリフをもう一度繰り返すように要求してくる。
「だから、嫌だと言っている? どうして俺がお前を助けないといけない?」
「お前、本気か?」
聞き覚えのある声が聞こえ、俺はそちらに顔を向けた。
「お前、どうしてこんなところにいやがる!」
文字数が少ないのでおまけコーナーです。
「教えてなぞなぞ博士! 競走馬の謎のコーナーだナゾ?」
私はとある人物に頼まれて、なぜかこのコーナーを担当することになったナゾ?
「このコーナーは、読者様から頂いた感想やコメントから抜粋した質問のようなものに答えるコーナーだナゾ? では、早速読むナゾ?」
私は手に持っている紙を読み上げるナゾ?
「『馬の名前って面白いですね』これはマンハッタンカフェが登場したときにもらったコメントナゾね。そうナゾ! 競走馬の中には珍名馬と呼ばれ、変わった馬の名前があるナゾ! では、私が今回用意したとびっきりの珍名馬を紹介するナゾ? 今回はお料理編だナゾ!」
自身満々に答え、私はデバイスを操作して、珍名馬の名前を出すナゾ?
「まずはこの名前だナゾ! ベーガバドとハッピーメイカーの子ども! サバノミッソーニだナゾ! そう、あの鯖の味噌煮だナゾ?」
本当によくこんな名前を思い付くナゾね。
「続いては、こちらナゾ? ビックアーサーとエルモアレッタの子ども、ブタノカックーニだナゾ? そう、あのブタの角煮だナゾ? 他にも色々な名前の珍名馬がいるナゾから、また機会があった紹介するナゾ? バイバイだナゾ?」
ラブレターに偽装した呼び出しに従い、俺は廃ビルへとやって来た。建物の中には複数人の不良グループと思われる男と、柱に括り付けられて身動きの取れない女子生徒の姿があった。
そして不良グループは、俺が侵入したことにご立腹となり、追い出そうと距離を詰めてきた。
さて、ケンカのバーゲーンセールの始まりだ。勝者と言う名の商品は、俺が手に入れてみせる。
「オラッ!」
そんなことを思っていると、1人の不良が殴りかかってくる。
目線、そして腕の角度と速度を計算するに、俺の顔面を狙っているか。なら、右に頭をズラした後に、腹部にカウンターをお見舞いしてやる。
男の攻撃を瞬時に判断し、右ストレートを回避する。その後直ぐに奴の腹部に拳を叩き込み、計算通りにカウンターを当てた。
「グハッ!」
反撃を受けた男は、ダメージを受けた腹部を抑え、その場で膝から崩れ落ちる。
「こ……こいつ。ケンカ慣れして……いやがる」
手加減をしていたからか、男は腹部を抑えながら俺のことを睨んできた。
「さて、次は誰が俺と取り合ってくれるんだ? 纏めてかかってきても良いんだぜ」
「舐めるな!」
「所詮あいつは俺たちの中でも最弱だ!」
今度は俺の前後に位置取りをしていたやつが殴ってきた。
頭の角度を一瞬だけ横に向け、後方を確認し、直ぐに後の男の体勢と腕の角度を把握。
後方にいる男の方が背が高いな。だが、体格的には細身だ。
そして間合いに入る前に直ぐに向き直ると、今度は前の男を見た。
前方の男は体格は良いが腕が短い。そしてこいつらの立ち位置を考えるに、もし、俺があのパターンをしたとしたら。
そう考えると、俺は口角を上げる。
こいつは面白いことが起きそうだな。
前方に居る男が拳を放ったタイミングでしゃがみ、その後直ぐに足を伸ばして後方の男の足に引っ掛ける。
すると、標的を見失った前方の男の攻撃は空を殴り、後方の男は足を引っ掛けられたことでバランスを崩し、前方に倒れた。
その結果、俺の計算通りのことが起きてしまった。
細身の長身の男が倒れ、体格の良い男に支えられる形となってしまったが、頭部が激突してしまった。
ここまでは計算通りだ。だが、この後予想外のことが起きる。
空を殴った拍子に頭の角度が僅かに傾いていたこともあり、鼻よりも先に互いの唇が接触すると言う事故が起きたのだ。
「ケンカ中だと言うのに、お熱いことで」
「うえええええぇぇぇぇぇぇ!」
「おえええええぇぇぇぇぇぇ!」
二人は離れると、吐き気を感じたかのように顔色を悪くさせた。
「お、お前! 何気持ちわることをしやがる!」
「それはこっちのセリフだ! 良くも俺のファーストキスを!」
男たちは標的を仲間に変え、お互いに殴り合う。
互いに右ストレートを繰り出し、互いに顔面を殴り合う結果となった結果、長身で細身の男と、体格の良い男はその場で倒れ、ノックダウンとなった。
「計算通りの展開をしやがって、つまらん。さて、面倒臭いし、残りは全員纏めてかかって来い」
右手を前に出し、指を手前に数回曲げる。すると、俺の挑発に乗った不良たちは一斉に殴りかかってきた。
だが、先ほどと同様に男たちの動きを計算し、避けつつ自滅へと追い込む。それを繰り返している内に、どんどん数を減らし、不良たちは次々と意識を失っていった。
「これで今回のケンカのバーゲーンセールは終わりで良いよな。勝者と言う名の商品は俺が買わせてもらう。あ、そうそう。お前たちに教えておこう。ケンカと言うのは力でするものではない。頭でするものだ」
一度腕に指を伸ばし、その後頭に向ける。だが、気を失っているこいつらに教えたところで意味はないだろう。
不良たちを自滅へと追い込んだ後、俺は柱に括り付けられて身動きが取れない女へと視線を向けた。
「ありがとうございます! 早く私を助けてください」
女子生徒は助けを乞うてくる。当然、俺の行動は既に決まっていた。
「嫌だ。どうしてお前を助けなければならない」
「え?」
女子生徒は信じられないものを見たように、目を大きく見開く。彼女の中では、俺はピンチに駆けつけた救いのヒーローのように思ったのかもしれない。
「え? 今なんて?」
自分の耳を疑ったのだろう。聞き間違いと思ったようで、女子生徒は先ほどのセリフをもう一度繰り返すように要求してくる。
「だから、嫌だと言っている? どうして俺がお前を助けないといけない?」
「お前、本気か?」
聞き覚えのある声が聞こえ、俺はそちらに顔を向けた。
「お前、どうしてこんなところにいやがる!」
文字数が少ないのでおまけコーナーです。
「教えてなぞなぞ博士! 競走馬の謎のコーナーだナゾ?」
私はとある人物に頼まれて、なぜかこのコーナーを担当することになったナゾ?
「このコーナーは、読者様から頂いた感想やコメントから抜粋した質問のようなものに答えるコーナーだナゾ? では、早速読むナゾ?」
私は手に持っている紙を読み上げるナゾ?
「『馬の名前って面白いですね』これはマンハッタンカフェが登場したときにもらったコメントナゾね。そうナゾ! 競走馬の中には珍名馬と呼ばれ、変わった馬の名前があるナゾ! では、私が今回用意したとびっきりの珍名馬を紹介するナゾ? 今回はお料理編だナゾ!」
自身満々に答え、私はデバイスを操作して、珍名馬の名前を出すナゾ?
「まずはこの名前だナゾ! ベーガバドとハッピーメイカーの子ども! サバノミッソーニだナゾ! そう、あの鯖の味噌煮だナゾ?」
本当によくこんな名前を思い付くナゾね。
「続いては、こちらナゾ? ビックアーサーとエルモアレッタの子ども、ブタノカックーニだナゾ? そう、あのブタの角煮だナゾ? 他にも色々な名前の珍名馬がいるナゾから、また機会があった紹介するナゾ? バイバイだナゾ?」
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