269 / 269
最終章
最終話 俺たちのレースはこれからだ
しおりを挟む
自称魔王を倒し、この世界を脅かす脅威が去ったと思った俺たちは、それぞれが歓喜の声を上げた。だが、俺たちの喜びの声に混じっていたのは、倒したはずの自称魔王のものだった。
「嘘だろう! まだ倒せれていなかったのか!」
『残念だったな! 私を倒すには至らなかったようだ。死ぬ寸前ではあったが、回復魔法が間に合ったようだ』
ニヤリと笑みを浮かべる自称魔王に対して歯を食い縛る。
まさかあれでもダメだったとは。
俺はやつに注意を払いつつ、イノックス王に視線を向ける。
「チッ、本当にしぶとい奴だ。倒しても執念深く生き残ってやがるとはな。そもそもゴキブリを駆除するのは王の役目ではない。シャカールとその仲間たちよ。害虫を駆除するのはお前たちの役目だ」
舌打ちをしつつ、イノックス王は言葉を連ねる。
王の威厳を保つためにあんなことを言っているのだろう。もしかしたら、彼の魔力が尽きて、これ以上の攻撃はできないようになっているのかもしれない。
あれだけ派手な攻撃をしたのだ。かなりの魔力を消費していてもおかしくはない。
やはり、やつを倒すには、クリープから受け取った紙に書かれてある方法を実行するしかない。
「みんな! 今からあいつを倒すためにある魔法を使う。集中する必要があるから、その時間を稼いでくれ!」
「分かったわ! ファイヤーボール!」
「シャカール君はママの渡したアレに書かれていたことを実行しようとしているのですね! ロック!」
「未来の夫をサポートするのは未来の妻の役目だものね! アクアランチャー!」
「シャカールトレーナー! 信じていますよ! シャイニングアロー!」
「ゼロナ兄は絶対にどうにかしてくれるって信じているよ! サンダースネーク!」
「コールドシーフさん、またあの人を発射する大砲を貸してください。兄さん、私たちの兄妹の絆をもう一度見せる時です。兄さん発射!」
「どうしてこうなるうううううぅぅぅぅぅ!」
タマモたちが協力し合って、自称魔王を攻撃して時間を稼いでくれている。今のうちに俺は集中するんだ。
意識を集中し、魔力回路全体に魔力を行き渡らせる。そして自称魔王を倒すために必要な魔法の名を叫ぶ。
「セルデュプリケートミス!」
魔法名を叫び、魔法を発動させる。だが、自称魔王は俺の魔法を受けても苦しむ素振りを見せない。
『今私に魔法を使ったみたいだが、どうやら不発に終わったようだな。まぁ、私は回復魔法が間に合いさえすれば、負けることがない。お前たちも煩わしい! さっさと諦めろ! ハア!』
自称魔王が両手を横に広げると、まるで衝撃波が起きたようにタマモたちが吹き飛ぶ。
『お前たちは私を倒すことができない。もう一度絶望を見せてくれる! ネイチャーヒーリング』
自称魔法が回復魔法を使った。だが、その光景を見た瞬間、俺はニヤリと口角を上げた。
やつは自分の意思で自分の命を断つ選択をしたのだ。
『グアアアアアアアアアァァァァァァァァ! な! 何だ! 回復魔法を使ったはずなのに、体が痛い! 痛い! 痛い!』
「肉体の回復というのは、細胞が細胞分裂を繰り返し、体内から分泌される物質を使って修復される。だから、俺はお前に細胞のコピーミスを促す魔法をかけた」
『細胞のコピーミスを促す魔法だと!』
「回復魔法により、強制的に細胞が分裂する際にコピーミスが起きれば、正常な肉体にならない。そうなれば、残った細胞が身体を維持するために、間違った細胞を攻撃する。その結果過剰な免疫反応が起こり、身体が痛みを覚えると言うわけだ。もう、お前は終わりだ。回復をしても、しなくとも、お前は死を待つだけの存在となる」
『嘘だ! 嘘だ! 嘘だあああああああぁぁぁぁぁ! 私は不死身! 不死身なのだ! 私は死なない! お前たちを倒し! この世界の支配者となる!』
俺に指を向けた状態のまま叫び、やつは世界の支配者になることを宣言する。だが、自称魔王はそれ以降動かなくなった。
クリープが近付き、やつの腕を触る。
「脈がないことを確認しました。心臓も止まっています。彼はお亡くなりになりました」
「と言うことは、勝ったんだな」
「はい。ママたちに勝利です」
「「「「「やった!」」」」」
今度こそ自称魔王を倒し、俺たちは世界を救ったのだ。
長い1日であり、色々なことが起きたが、きっとこの日のことは忘れられない出来事として、これからの歴史に残されて行くだろう。
「みんなお疲れ。さぁ、帰ろうか」
シャカールが自称魔王を倒した十数年後。
『さぁ、まもなく勇者シャカール杯のスタートが近付いてきました。今回のレースは、十数年前に起きた自称魔王がこの世界を支配しようとした時に、当時無敗の三冠王だったシャカールが自称魔王を倒したことを讃えたレースです』
『今回の注目される走者は5名おり、5名ともあのシャカールの子どもと言うことで注目が集まっております。それぞれが各種族と人族のハーフですが、人気はその5名に分かれており、それ以外の走者が勝った場合が万走券となるのでそのことにも注目ですね』
実況者と解説の言葉が耳に入ってくる。まさか、俺の名前のレースが作られるとは思っていなかったな。
「ねぇ、誰が勝つと思う。あたしは自分の子どもが1着だと思うわ」
「ママの子どもが1着ですよ」
「マーヤの子どもが1着に決まっているじゃない!」
『妾はナナミの子どもが1着と予想する』
「あれ? 今日はカレンニサキホコルさんが表に出ているのですね。みんな自分の子どもが1着だと思っているようですが、小狡いことをしたら右に出る者はいないと言われているわたしの子どもが勝つと思います」
「何を言っているのですか。ケモノ族最強種族と言われているウマの走りと彼の魔力を持つ私の子どもが1着に決まっています」
「「「「「ねぇ、あなたは誰が1着だと思う?」」」」」
嫁たちに尋ねられ、俺は苦笑いを浮かべる。
あれから何事もなく平和な日々が続いた。これからの未来もずっと平和な世界が続くといいな。
『さぁ、ゲートが開きました! 走者一斉にスタートです!』
後書き
最終話まで読んでいただきありがとうございます。
おそらく去年の6月に投稿して約1年4ヶ月経ちましたが、無事に最後まで物語を描き終えることができました。
最後まで書くことができたのは、最終話まで読んでいただいたあなたが居てくれたからです。心の底から感謝しております。
きっとあなたがこの作品を読み続けてくれていなければ、この作品は途中で終わっていたかもしれません。
本当に感謝しております。また別作品でお会いすることがありましたら、また読んでいただけると嬉しく思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。お疲れ様でした。
これからもあなたが楽しいと思える物語と出会えれますように。
「嘘だろう! まだ倒せれていなかったのか!」
『残念だったな! 私を倒すには至らなかったようだ。死ぬ寸前ではあったが、回復魔法が間に合ったようだ』
ニヤリと笑みを浮かべる自称魔王に対して歯を食い縛る。
まさかあれでもダメだったとは。
俺はやつに注意を払いつつ、イノックス王に視線を向ける。
「チッ、本当にしぶとい奴だ。倒しても執念深く生き残ってやがるとはな。そもそもゴキブリを駆除するのは王の役目ではない。シャカールとその仲間たちよ。害虫を駆除するのはお前たちの役目だ」
舌打ちをしつつ、イノックス王は言葉を連ねる。
王の威厳を保つためにあんなことを言っているのだろう。もしかしたら、彼の魔力が尽きて、これ以上の攻撃はできないようになっているのかもしれない。
あれだけ派手な攻撃をしたのだ。かなりの魔力を消費していてもおかしくはない。
やはり、やつを倒すには、クリープから受け取った紙に書かれてある方法を実行するしかない。
「みんな! 今からあいつを倒すためにある魔法を使う。集中する必要があるから、その時間を稼いでくれ!」
「分かったわ! ファイヤーボール!」
「シャカール君はママの渡したアレに書かれていたことを実行しようとしているのですね! ロック!」
「未来の夫をサポートするのは未来の妻の役目だものね! アクアランチャー!」
「シャカールトレーナー! 信じていますよ! シャイニングアロー!」
「ゼロナ兄は絶対にどうにかしてくれるって信じているよ! サンダースネーク!」
「コールドシーフさん、またあの人を発射する大砲を貸してください。兄さん、私たちの兄妹の絆をもう一度見せる時です。兄さん発射!」
「どうしてこうなるうううううぅぅぅぅぅ!」
タマモたちが協力し合って、自称魔王を攻撃して時間を稼いでくれている。今のうちに俺は集中するんだ。
意識を集中し、魔力回路全体に魔力を行き渡らせる。そして自称魔王を倒すために必要な魔法の名を叫ぶ。
「セルデュプリケートミス!」
魔法名を叫び、魔法を発動させる。だが、自称魔王は俺の魔法を受けても苦しむ素振りを見せない。
『今私に魔法を使ったみたいだが、どうやら不発に終わったようだな。まぁ、私は回復魔法が間に合いさえすれば、負けることがない。お前たちも煩わしい! さっさと諦めろ! ハア!』
自称魔王が両手を横に広げると、まるで衝撃波が起きたようにタマモたちが吹き飛ぶ。
『お前たちは私を倒すことができない。もう一度絶望を見せてくれる! ネイチャーヒーリング』
自称魔法が回復魔法を使った。だが、その光景を見た瞬間、俺はニヤリと口角を上げた。
やつは自分の意思で自分の命を断つ選択をしたのだ。
『グアアアアアアアアアァァァァァァァァ! な! 何だ! 回復魔法を使ったはずなのに、体が痛い! 痛い! 痛い!』
「肉体の回復というのは、細胞が細胞分裂を繰り返し、体内から分泌される物質を使って修復される。だから、俺はお前に細胞のコピーミスを促す魔法をかけた」
『細胞のコピーミスを促す魔法だと!』
「回復魔法により、強制的に細胞が分裂する際にコピーミスが起きれば、正常な肉体にならない。そうなれば、残った細胞が身体を維持するために、間違った細胞を攻撃する。その結果過剰な免疫反応が起こり、身体が痛みを覚えると言うわけだ。もう、お前は終わりだ。回復をしても、しなくとも、お前は死を待つだけの存在となる」
『嘘だ! 嘘だ! 嘘だあああああああぁぁぁぁぁ! 私は不死身! 不死身なのだ! 私は死なない! お前たちを倒し! この世界の支配者となる!』
俺に指を向けた状態のまま叫び、やつは世界の支配者になることを宣言する。だが、自称魔王はそれ以降動かなくなった。
クリープが近付き、やつの腕を触る。
「脈がないことを確認しました。心臓も止まっています。彼はお亡くなりになりました」
「と言うことは、勝ったんだな」
「はい。ママたちに勝利です」
「「「「「やった!」」」」」
今度こそ自称魔王を倒し、俺たちは世界を救ったのだ。
長い1日であり、色々なことが起きたが、きっとこの日のことは忘れられない出来事として、これからの歴史に残されて行くだろう。
「みんなお疲れ。さぁ、帰ろうか」
シャカールが自称魔王を倒した十数年後。
『さぁ、まもなく勇者シャカール杯のスタートが近付いてきました。今回のレースは、十数年前に起きた自称魔王がこの世界を支配しようとした時に、当時無敗の三冠王だったシャカールが自称魔王を倒したことを讃えたレースです』
『今回の注目される走者は5名おり、5名ともあのシャカールの子どもと言うことで注目が集まっております。それぞれが各種族と人族のハーフですが、人気はその5名に分かれており、それ以外の走者が勝った場合が万走券となるのでそのことにも注目ですね』
実況者と解説の言葉が耳に入ってくる。まさか、俺の名前のレースが作られるとは思っていなかったな。
「ねぇ、誰が勝つと思う。あたしは自分の子どもが1着だと思うわ」
「ママの子どもが1着ですよ」
「マーヤの子どもが1着に決まっているじゃない!」
『妾はナナミの子どもが1着と予想する』
「あれ? 今日はカレンニサキホコルさんが表に出ているのですね。みんな自分の子どもが1着だと思っているようですが、小狡いことをしたら右に出る者はいないと言われているわたしの子どもが勝つと思います」
「何を言っているのですか。ケモノ族最強種族と言われているウマの走りと彼の魔力を持つ私の子どもが1着に決まっています」
「「「「「ねぇ、あなたは誰が1着だと思う?」」」」」
嫁たちに尋ねられ、俺は苦笑いを浮かべる。
あれから何事もなく平和な日々が続いた。これからの未来もずっと平和な世界が続くといいな。
『さぁ、ゲートが開きました! 走者一斉にスタートです!』
後書き
最終話まで読んでいただきありがとうございます。
おそらく去年の6月に投稿して約1年4ヶ月経ちましたが、無事に最後まで物語を描き終えることができました。
最後まで書くことができたのは、最終話まで読んでいただいたあなたが居てくれたからです。心の底から感謝しております。
きっとあなたがこの作品を読み続けてくれていなければ、この作品は途中で終わっていたかもしれません。
本当に感謝しております。また別作品でお会いすることがありましたら、また読んでいただけると嬉しく思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。お疲れ様でした。
これからもあなたが楽しいと思える物語と出会えれますように。
0
お気に入りに追加
32
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
あなたにおすすめの小説

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!

追放騎手の霊馬召喚〜トウカイテイオーを召喚できずに勘当された俺は、伝説の負け馬と共に霊馬競馬界で成り上がる!
仁徳
SF
この物語は、カクヨムの方でも投稿してあります。カクヨムでは高評価、レビューも多くいただいているので、それなりに面白い作品になっているかと。
知識0でも安心して読める競馬物語になっています。
S F要素があるので、ジャンルはS Fにしていますが、物語の雰囲気は現代ファンタジーの学園物が近いかと。
とりあえずは1話だけでも試し読みして頂けると助かります。
面白いかどうかは取り敢えず1話を読んで、その目で確かめてください。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
更新がんばってください!また来ます🐬
谷亜里砂様、感想ありがとうございます。
今は一日おきの更新となっています。執筆を頑張らせていただきます。
またお時間のある時に読んでいただけたら嬉しいです。