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最終章
第三話 帰ってきた◯◯
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~シャカール視点~
「――と言う訳だ」
「つまり、ウイニングライブとシャワーライトが魔王プリパラの元に行ってしまったと言う訳か」
ウイニングライブもシャワーライトも魔族だ。やっぱり、彼女は魔族のチームを作り、優秀な人材を集めていると言うことになる。
とにかく、ルーナに確認してもらった方が良いな。
「皆んな居るか!」
ルオからの話を聞き、ルーナにも確認を取ろうと考えていると、タイミング良くルーナの声が耳に入ってきた。
どうやらルーナが来たみたいだな。このタイミングと言うことは、おそらく消えた生徒に関する可能性が高い。
トイレから出ると、玄関へと向かって行く。タマモたちもルーナの声を聞き、玄関に駆け付けていた。
「みんな居るようだな。安心した。一大事が起きてしまった。説明するから心して聴くように」
ルーナが一度咳払いをすると、真剣な表情で俺たちのことを見てくる。
「シャワーライトとウイニングライブが魔王プリパラに連れ去られてしまった」
ルーナの説明は、ルオから聞いた話通りだった。
「嘘! ウイニングライブさんたちが居なくなったなんて」
「ママはとても心配です。嫌なことをされていなければ良いのですが」
「2人が一緒って言う観点から考えればある意味安心できはするけれど、やっぱり心配だね」
「昨日の味方は明日の敵、うーん、わたしたちにとってはやり難いですね」
タマモ、クリープ、マーヤ、アイリンがそれぞれ言葉を呟く中、俺は黙っていた。
「シャカール、落ち着いているな。いくらなんでも落ち着きすぎないか? まるでワタシが説明する前から知っていたような落ち着き方だ」
「あ、いや。トイレに篭っている時に天命を受けて知ったんだよ。ほら、トイレで座っている時に精神的にもリラックスした瞬間に何か閃いたりするだろう? あんな感じで」
ルオが教えてくれたと言うことができないので、咄嗟に思い付いた言葉を繰り出す。
「そんな分かるような、分からないような微妙な例えを出されても」
タマモが苦笑いを浮かべる。
いや、俺だってこれで納得してもらえるとは思っていないよ。でも、上手く説明できないから仕方がないじゃないか。
「みんな、シャカールがどうして知っているのかはこの際置いておこう。今から大事な話をするが、ワタシは明日にでも、彼女たちがどこに向かったのかを捜索するつもりだ。学園長として、生徒をこのままにしておく訳にはいかないのでな」
「その必要はないわ」
ルーナがウイニングライブたちの捜索を始めることを告げた瞬間、彼女の背後から聞き覚えのある声が聞こえてきた。
驚いたルーナが横にずれつつ振り向くと、声の主が視界に入る。
長いロングの黒髪に頭部には小さい2本の角が生え、背中からは黒い翼が生えており、目元を隠す仮面を付けていた。
「お前はシャワーライト! 無事に戻ってきたのか!」
「わ、私はシャワーライトなんてドルオタの子なんて知らないわ。私の名は『シャワー仮面』よ! この仮面を見れば分かるでしょう!」
いや、どこからどう見てもシャワーライトじゃないか。ただの違いは目元を隠す仮面だけだろう?
「いや、シャワーライトだろう?」
「違うわ! シャワー仮面よ!」
「ゼロナ兄、きっと事情があるんだよ。シャワーライトさん……じゃなかった。シャワー仮面さんの気持ちを汲んであげよう」
事情があるのだろうとナナミが教えてくれたことで、俺も察することができた。
確かに、連れて行かれたことを考えれば脱出することも容易ではなかったはず。逃げるためには変装も必要だろう。
でも、変装がただ仮面をつけるだけってアホすぎないか? ウイニングライブが絡んでいない時はもっとまともだったはず。
「妹さん、私の事情を汲んでくれてありがとう……ッツ!」
シャワーライトがナナミに礼を述べた瞬間、彼女は額を抑えて苦しそうに顔を歪める。
「シャワーライト!」
「シャワー仮面だって言っているでしょう。あの魔王の支配に抵抗するのに無理をしている代償を払っているだけだから、心配しないで。あまり時間がなさそうだから手短に説明するわよ」
額から脂汗を流しつつ、苦しそうな表情のシャワーライトは、力を振り絞るかのようにゆっくりと口を開く。
「魔王杯のメンバーは全部で11名。そのメンバーには、あなたたちもよく知っている人たちもいるわ。そして魔王杯のギミックは、あなたたちが不利になることが前提となっているの。どんなギミックかと言うと――」
シャワーライトが説明をした瞬間、彼女の足元に魔法陣のようなものが出現し、淡白い光を放つ。
「どうやら時間切れのようね。私の居場所が見つかってしまったわ」
諦めた表情を浮かべるシャワーライトは自身に起きている出来事を受け入れるかのように魔法陣に飲み込まれていく。
「シャワーライト!」
俺は彼女の名を叫び、手を伸ばすと彼女の手を握る。そして引っ張り出そうと腕に力を入れた。
「何をやっているのよ! このままではあなたまで巻き込まれてしまうわ! この魔法陣がどこに繋がっているのか分からない。私を始末しようとマグマの上に設置されているものかもしれない」
「そんな可能性があるのなら、尚更見捨てる訳にもいかないだろうが」
どうにかして彼女を引っ張りあげようとするも、魔法陣の吸引力の方が強かった。
「みんな、シャカールを手伝うわよ!」
タマモが声を上げ、彼女たちは俺を引っ張る。
「だめ! みんなまで吸い込まれるわ!」
俺たちは力を合わせるが、徐々にシャワーライトが魔法陣に飲み込まれていく。
「みんな、ありがとう。でも、巻き込む訳にはいかない。エアカッター」
シャワーライトがポツリと魔法を呟いた瞬間、俺の腕が軽く裂けた。
刃物で軽く切ってしまった時の痛み程度であったが、体がその痛みに反応してしまい、シャワーライトの手を離してしまう。
俺が手放したことで、俺を引っ張っていたみんながその場で尻もちをついて倒れてしまった。
「みんな。絶対に全てを救ってね」
その言葉を最後に、俺の視界にはシャワーライトの姿が消えてしまった。
「――と言う訳だ」
「つまり、ウイニングライブとシャワーライトが魔王プリパラの元に行ってしまったと言う訳か」
ウイニングライブもシャワーライトも魔族だ。やっぱり、彼女は魔族のチームを作り、優秀な人材を集めていると言うことになる。
とにかく、ルーナに確認してもらった方が良いな。
「皆んな居るか!」
ルオからの話を聞き、ルーナにも確認を取ろうと考えていると、タイミング良くルーナの声が耳に入ってきた。
どうやらルーナが来たみたいだな。このタイミングと言うことは、おそらく消えた生徒に関する可能性が高い。
トイレから出ると、玄関へと向かって行く。タマモたちもルーナの声を聞き、玄関に駆け付けていた。
「みんな居るようだな。安心した。一大事が起きてしまった。説明するから心して聴くように」
ルーナが一度咳払いをすると、真剣な表情で俺たちのことを見てくる。
「シャワーライトとウイニングライブが魔王プリパラに連れ去られてしまった」
ルーナの説明は、ルオから聞いた話通りだった。
「嘘! ウイニングライブさんたちが居なくなったなんて」
「ママはとても心配です。嫌なことをされていなければ良いのですが」
「2人が一緒って言う観点から考えればある意味安心できはするけれど、やっぱり心配だね」
「昨日の味方は明日の敵、うーん、わたしたちにとってはやり難いですね」
タマモ、クリープ、マーヤ、アイリンがそれぞれ言葉を呟く中、俺は黙っていた。
「シャカール、落ち着いているな。いくらなんでも落ち着きすぎないか? まるでワタシが説明する前から知っていたような落ち着き方だ」
「あ、いや。トイレに篭っている時に天命を受けて知ったんだよ。ほら、トイレで座っている時に精神的にもリラックスした瞬間に何か閃いたりするだろう? あんな感じで」
ルオが教えてくれたと言うことができないので、咄嗟に思い付いた言葉を繰り出す。
「そんな分かるような、分からないような微妙な例えを出されても」
タマモが苦笑いを浮かべる。
いや、俺だってこれで納得してもらえるとは思っていないよ。でも、上手く説明できないから仕方がないじゃないか。
「みんな、シャカールがどうして知っているのかはこの際置いておこう。今から大事な話をするが、ワタシは明日にでも、彼女たちがどこに向かったのかを捜索するつもりだ。学園長として、生徒をこのままにしておく訳にはいかないのでな」
「その必要はないわ」
ルーナがウイニングライブたちの捜索を始めることを告げた瞬間、彼女の背後から聞き覚えのある声が聞こえてきた。
驚いたルーナが横にずれつつ振り向くと、声の主が視界に入る。
長いロングの黒髪に頭部には小さい2本の角が生え、背中からは黒い翼が生えており、目元を隠す仮面を付けていた。
「お前はシャワーライト! 無事に戻ってきたのか!」
「わ、私はシャワーライトなんてドルオタの子なんて知らないわ。私の名は『シャワー仮面』よ! この仮面を見れば分かるでしょう!」
いや、どこからどう見てもシャワーライトじゃないか。ただの違いは目元を隠す仮面だけだろう?
「いや、シャワーライトだろう?」
「違うわ! シャワー仮面よ!」
「ゼロナ兄、きっと事情があるんだよ。シャワーライトさん……じゃなかった。シャワー仮面さんの気持ちを汲んであげよう」
事情があるのだろうとナナミが教えてくれたことで、俺も察することができた。
確かに、連れて行かれたことを考えれば脱出することも容易ではなかったはず。逃げるためには変装も必要だろう。
でも、変装がただ仮面をつけるだけってアホすぎないか? ウイニングライブが絡んでいない時はもっとまともだったはず。
「妹さん、私の事情を汲んでくれてありがとう……ッツ!」
シャワーライトがナナミに礼を述べた瞬間、彼女は額を抑えて苦しそうに顔を歪める。
「シャワーライト!」
「シャワー仮面だって言っているでしょう。あの魔王の支配に抵抗するのに無理をしている代償を払っているだけだから、心配しないで。あまり時間がなさそうだから手短に説明するわよ」
額から脂汗を流しつつ、苦しそうな表情のシャワーライトは、力を振り絞るかのようにゆっくりと口を開く。
「魔王杯のメンバーは全部で11名。そのメンバーには、あなたたちもよく知っている人たちもいるわ。そして魔王杯のギミックは、あなたたちが不利になることが前提となっているの。どんなギミックかと言うと――」
シャワーライトが説明をした瞬間、彼女の足元に魔法陣のようなものが出現し、淡白い光を放つ。
「どうやら時間切れのようね。私の居場所が見つかってしまったわ」
諦めた表情を浮かべるシャワーライトは自身に起きている出来事を受け入れるかのように魔法陣に飲み込まれていく。
「シャワーライト!」
俺は彼女の名を叫び、手を伸ばすと彼女の手を握る。そして引っ張り出そうと腕に力を入れた。
「何をやっているのよ! このままではあなたまで巻き込まれてしまうわ! この魔法陣がどこに繋がっているのか分からない。私を始末しようとマグマの上に設置されているものかもしれない」
「そんな可能性があるのなら、尚更見捨てる訳にもいかないだろうが」
どうにかして彼女を引っ張りあげようとするも、魔法陣の吸引力の方が強かった。
「みんな、シャカールを手伝うわよ!」
タマモが声を上げ、彼女たちは俺を引っ張る。
「だめ! みんなまで吸い込まれるわ!」
俺たちは力を合わせるが、徐々にシャワーライトが魔法陣に飲み込まれていく。
「みんな、ありがとう。でも、巻き込む訳にはいかない。エアカッター」
シャワーライトがポツリと魔法を呟いた瞬間、俺の腕が軽く裂けた。
刃物で軽く切ってしまった時の痛み程度であったが、体がその痛みに反応してしまい、シャワーライトの手を離してしまう。
俺が手放したことで、俺を引っ張っていたみんながその場で尻もちをついて倒れてしまった。
「みんな。絶対に全てを救ってね」
その言葉を最後に、俺の視界にはシャワーライトの姿が消えてしまった。
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