219 / 269
第十二章
第十一話 カレンニサキホコルさんが浮気だ!
しおりを挟む
~カレンニサキホコル視点~
妾はカレンニサキホコル。元競走馬の魂、霊馬と呼ばれる存在である。ある日、異世界の実験で、妾はナナミと言う少女の肉体に宿った。
本来であれば妾がナナミの魂を食い、彼女の魂を消滅させるはずらしいのだが、実験は失敗し、肉体に2つの魂が存在していると言う現象が起きてしまった。
『さて、帰るとするか。たく、ナナミのやつめ、宿題をしたくないからと言う理由で、急に妾と交代するとは』
ポツリと独り言を呟き、教室を出ると、妾はシェアハウスへと向かう。
『うん? どこか懐かしいような匂いがするな?』
廊下に出て歩いていると、どこか懐かしさを感じる匂いが鼻腔を刺激し、体が自然とそちらに向かって歩く。
「さすがルビーだね。ニホンカップの招待状をもらうなんて」
「私の実力からすれば当然ですね。まさかこんなに早く和の国に戻るようなことになるとは思っていませんでした。それよりも、誰が呼び捨てで言って良いと言いましたか? シュバルツ」
「す、すまない。だけどここは校内だ。どこで誰が聞き耳を立てているか、分からないじゃないか」
「校内を利用して、互いに呼び捨てにするのを避けているだけのような気がしますが?」
どうやらあの2人組から懐かしい匂いが漂っているようじゃな。うん? お! おお! よく見ると馬の耳に馬の尻尾をしているではないか!
見た目人間のように見えるところからすると、タマモやクリープたちと同じケモノ族か。
馬のケモノ族、だから懐かしい匂いがしたのか!
匂いの発生源の理由を知り、妾は思わず感動してしまう。
体が自然と動き、気が付いた時には2人組の前に来ていた。
「うん? 君は? もしかして妹の友達かい?」
「いえ、下級生に友達はいません。何か用でしょうか?」
馬のケモノ族の2人は、小首を傾げながら問うてくる。
しまった! つい懐かしい匂いに引かれて、彼女等の前に出てしまった!
しかし、目の前に来た以上、何も言わないでいるのも変な話じゃ。何か言うしかないのじゃが、何が良いかのう。
『お主等、馬のケモノ族じゃな?』
「ええ、そうですが? この子、変わった喋り方をしますね」
「妹よ、初対面の方に失礼ではないか」
『別に構わない。慣れておる。そうかそうか。やはり馬のケモノ族であったか。いや、この辺では見かけないと思ったのでな。つい話しかけようとしたのじゃ』
「そうだったのですか。私たちは先日、この学園に転校してきたばかりなのです」
『なるほど、納得した……それにしても馬のケモノ族か。もし、ナナミではなく、この娘が宿主であった場合、妾はもっと力を発揮していたかもしれぬな』
「カレンニサキホコルさんが浮気だ!」
ポツリと小声で呟いた瞬間、いきなりナナミが表に現れ、声を上げてしまう。
『何が浮気じゃ! 仮の話ではないか』
「仮でも、そんなことを言う時点で浮気未遂になるんですぅ! なので浮気なの! ナナミとは遊びだったの? 体だけが目的だったんだ。カレンニサキホコルさんにとって、ナナミは都合の良い女だったんだね」
『人聞きの悪いことを言うではない! 色々と誤解を生むじゃろう』
妾とナナミは交互に表に現れ、それぞれ声に出して発言しあう。
他人からすれば、いきなり1人2役を演じ始めたおかしな人扱いをされてしまうだろう。
現に、目の前にいる2人は、訝しむように妾を見ている。
「兄さん、どうやらこの子とは関わらない方が良さそうね」
「俺もそう思う。良く言えば個性的だが、知り合いにはなりたくないタイプだ」
兄妹のヒソヒソ話が耳に入ってくる。
まずい。このままではナナミが、変なやつと言う噂が学園中に広まってしまう。
『あ、ナナミこんなところに居たんだ』
直ぐに誤解を解かなければ。そう思った時、黒髪の吊り目気味の男が声をかけてくる。
『下ネタ番号ではないか? 何か用か?』
「シャカール君じゃないか。え? この変わった子って君の知り合いだったの?」
彼が現れると、男の馬のケモノ族が下ネタ番号に声をかける。
どうやらこやつ等は、下ネタ番号の知り合いのようじゃのう。
『え? あ? ああ。そうなんだよ。こいつは俺の義理の妹のナナミだ』
突然話しかけられ、戸惑ってしまっているのか、下ネタ番号は歯切れの悪い感じで言葉を放つ。
『下ネタ番号、丁度良かった。実はナナミが急に表に現れてだな。妾が変人扱いをされておる。悪いが変わりに事情を話してくれぬか? 妾が説明するよりも信じてくれるはずじゃ』
妾に変わって説明をするようにお願いをする。だが、彼は苦笑いを浮かべ、その場で突っ立ているだけじゃった。
『七海、変わった遊びをしているな? もしかして友達との遊びで負けて罰ゲームをさせられているのか?』
『お主、ふざけているのか! それよりも妾に変わって説明をするのじゃ』
何か違和感を覚えつつも、再び説明をするように要求する。
『とは言っても、俺とナナミは血の繋がっていない妹とさっき紹介しただろう?』
『ナナミのことではない! 妾! カレンニサキホコルについてじゃ!』
我慢の限界になり、思わず声を荒げてしまう。
『ナナミ、落ち着いてくれ。お前何を言っているんだ? いくら罰ゲームでそんな口調になっていたとしても、時と場合を考えてくれ。度を過ぎるようでは、さすがに怒るぞ』
『そうか。そっちがその気なら、こうじゃサンダースネーク!』
妾は魔法を放ち、蛇の形を象った雷をやつに向けて放つ。
じゃが、あやつは後方に跳躍して躱し、標的を外した雷の蛇はUターンして戻ってくる。
『おい! これは何の冗談だ!』
『冗談? それはこっちのセリフじゃ、最初はただふざけているだけだろうと思っておった。じゃが、先程確信した。お主、下ネタ番号ではないな? いったい何者じゃ! 真の姿を現せ!』
妾はカレンニサキホコル。元競走馬の魂、霊馬と呼ばれる存在である。ある日、異世界の実験で、妾はナナミと言う少女の肉体に宿った。
本来であれば妾がナナミの魂を食い、彼女の魂を消滅させるはずらしいのだが、実験は失敗し、肉体に2つの魂が存在していると言う現象が起きてしまった。
『さて、帰るとするか。たく、ナナミのやつめ、宿題をしたくないからと言う理由で、急に妾と交代するとは』
ポツリと独り言を呟き、教室を出ると、妾はシェアハウスへと向かう。
『うん? どこか懐かしいような匂いがするな?』
廊下に出て歩いていると、どこか懐かしさを感じる匂いが鼻腔を刺激し、体が自然とそちらに向かって歩く。
「さすがルビーだね。ニホンカップの招待状をもらうなんて」
「私の実力からすれば当然ですね。まさかこんなに早く和の国に戻るようなことになるとは思っていませんでした。それよりも、誰が呼び捨てで言って良いと言いましたか? シュバルツ」
「す、すまない。だけどここは校内だ。どこで誰が聞き耳を立てているか、分からないじゃないか」
「校内を利用して、互いに呼び捨てにするのを避けているだけのような気がしますが?」
どうやらあの2人組から懐かしい匂いが漂っているようじゃな。うん? お! おお! よく見ると馬の耳に馬の尻尾をしているではないか!
見た目人間のように見えるところからすると、タマモやクリープたちと同じケモノ族か。
馬のケモノ族、だから懐かしい匂いがしたのか!
匂いの発生源の理由を知り、妾は思わず感動してしまう。
体が自然と動き、気が付いた時には2人組の前に来ていた。
「うん? 君は? もしかして妹の友達かい?」
「いえ、下級生に友達はいません。何か用でしょうか?」
馬のケモノ族の2人は、小首を傾げながら問うてくる。
しまった! つい懐かしい匂いに引かれて、彼女等の前に出てしまった!
しかし、目の前に来た以上、何も言わないでいるのも変な話じゃ。何か言うしかないのじゃが、何が良いかのう。
『お主等、馬のケモノ族じゃな?』
「ええ、そうですが? この子、変わった喋り方をしますね」
「妹よ、初対面の方に失礼ではないか」
『別に構わない。慣れておる。そうかそうか。やはり馬のケモノ族であったか。いや、この辺では見かけないと思ったのでな。つい話しかけようとしたのじゃ』
「そうだったのですか。私たちは先日、この学園に転校してきたばかりなのです」
『なるほど、納得した……それにしても馬のケモノ族か。もし、ナナミではなく、この娘が宿主であった場合、妾はもっと力を発揮していたかもしれぬな』
「カレンニサキホコルさんが浮気だ!」
ポツリと小声で呟いた瞬間、いきなりナナミが表に現れ、声を上げてしまう。
『何が浮気じゃ! 仮の話ではないか』
「仮でも、そんなことを言う時点で浮気未遂になるんですぅ! なので浮気なの! ナナミとは遊びだったの? 体だけが目的だったんだ。カレンニサキホコルさんにとって、ナナミは都合の良い女だったんだね」
『人聞きの悪いことを言うではない! 色々と誤解を生むじゃろう』
妾とナナミは交互に表に現れ、それぞれ声に出して発言しあう。
他人からすれば、いきなり1人2役を演じ始めたおかしな人扱いをされてしまうだろう。
現に、目の前にいる2人は、訝しむように妾を見ている。
「兄さん、どうやらこの子とは関わらない方が良さそうね」
「俺もそう思う。良く言えば個性的だが、知り合いにはなりたくないタイプだ」
兄妹のヒソヒソ話が耳に入ってくる。
まずい。このままではナナミが、変なやつと言う噂が学園中に広まってしまう。
『あ、ナナミこんなところに居たんだ』
直ぐに誤解を解かなければ。そう思った時、黒髪の吊り目気味の男が声をかけてくる。
『下ネタ番号ではないか? 何か用か?』
「シャカール君じゃないか。え? この変わった子って君の知り合いだったの?」
彼が現れると、男の馬のケモノ族が下ネタ番号に声をかける。
どうやらこやつ等は、下ネタ番号の知り合いのようじゃのう。
『え? あ? ああ。そうなんだよ。こいつは俺の義理の妹のナナミだ』
突然話しかけられ、戸惑ってしまっているのか、下ネタ番号は歯切れの悪い感じで言葉を放つ。
『下ネタ番号、丁度良かった。実はナナミが急に表に現れてだな。妾が変人扱いをされておる。悪いが変わりに事情を話してくれぬか? 妾が説明するよりも信じてくれるはずじゃ』
妾に変わって説明をするようにお願いをする。だが、彼は苦笑いを浮かべ、その場で突っ立ているだけじゃった。
『七海、変わった遊びをしているな? もしかして友達との遊びで負けて罰ゲームをさせられているのか?』
『お主、ふざけているのか! それよりも妾に変わって説明をするのじゃ』
何か違和感を覚えつつも、再び説明をするように要求する。
『とは言っても、俺とナナミは血の繋がっていない妹とさっき紹介しただろう?』
『ナナミのことではない! 妾! カレンニサキホコルについてじゃ!』
我慢の限界になり、思わず声を荒げてしまう。
『ナナミ、落ち着いてくれ。お前何を言っているんだ? いくら罰ゲームでそんな口調になっていたとしても、時と場合を考えてくれ。度を過ぎるようでは、さすがに怒るぞ』
『そうか。そっちがその気なら、こうじゃサンダースネーク!』
妾は魔法を放ち、蛇の形を象った雷をやつに向けて放つ。
じゃが、あやつは後方に跳躍して躱し、標的を外した雷の蛇はUターンして戻ってくる。
『おい! これは何の冗談だ!』
『冗談? それはこっちのセリフじゃ、最初はただふざけているだけだろうと思っておった。じゃが、先程確信した。お主、下ネタ番号ではないな? いったい何者じゃ! 真の姿を現せ!』
0
お気に入りに追加
28
あなたにおすすめの小説
追放騎手の霊馬召喚〜トウカイテイオーを召喚できずに勘当された俺は、伝説の負け馬と共に霊馬競馬界で成り上がる!
仁徳
SF
この物語は、カクヨムの方でも投稿してあります。カクヨムでは高評価、レビューも多くいただいているので、それなりに面白い作品になっているかと。
知識0でも安心して読める競馬物語になっています。
S F要素があるので、ジャンルはS Fにしていますが、物語の雰囲気は現代ファンタジーの学園物が近いかと。
とりあえずは1話だけでも試し読みして頂けると助かります。
面白いかどうかは取り敢えず1話を読んで、その目で確かめてください。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる