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第十二章
第二話 転校生の裏?
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「そうか。君がシャカールか。会いたかった。結婚してくれないか」
イケメンが俺の手を握り、熱い眼差しを送ってくる。
「きゃああああぁぁぁぁぁぁぁぁ! イケメン転校生がシャカール君にプロポーズ!」
「イケメン転校生が攻めでシャカール君が受け……有りかもジュルリ」
転校生の男が告白してきた瞬間、その手のものに理解のある女子生徒たちが黄色い声を上げる。
「まさか、イケメン転校生が同性愛主義者だったなんて。シャカール君に嫉妬してしまうけれど、三冠王であるから手が出せない。最悪の場合、私の首が飛んでしまう」
「本当は嫌だけど、2人が愛し合っているのなら、身を引くしかない」
続いてノーマルの性癖を思っている女子生徒たちが一瞬だけ睨んで毒を吐く。
チラッとタマモの方を見てみると、彼女は今起きている出来事に脳が追い付いていないのか。ポカンと口を開いて固まっていた。
とにかく、このままでは新たな問題を生み出す可能性がある。最悪、俺がそっち系の性癖を思っていると誤解されてしまう。
「悪いな。俺はそっち系の趣味はない。だから断らせてもらう」
「うん、俺もそっち系の趣味はないよ。だって、俺はノーマルだもん」
「だったら、今の告白は何だったんだ!」
さらりと否定するイケメン転校生に、咄嗟にツッコミを入れてしまった。
「ごめん、ごめん。ちょっと興奮してしまって、口数が少なくなってしまった。アハハハハ!」
爽やかな笑みで謝罪の言葉を言うと、彼は笑い声を上げながら扉の方へと歩いて行く。
「それじゃ、俺は自分の教室に行くよ。担任の先生が心配しているだろうから。先生、ルビーのことをよろしくお願いします」
お前はこのクラスの生徒ではなかったのか!
心の中でつい声を荒げてしまう。
「はっ! いけない! 早く進行しないとホームルームが終わってしまう! と言う訳で、転校生のルビーさんです。先ほどの方は彼女のお兄さんのシュヴァルツさんですね。それでは、ルビーさん。一言だけお願いします」
我に返ったかのように、担任が女子生徒に自己紹介をするように促す。
「はい。皆様、先ほどは兄が大変失礼なことを致しました。妹として謝罪申し上げます。この国に来て右も左も分からない状態ですが、1日でも早く皆様のクラスの一員になれますように努めさせていただきます」
ルビーと呼ばれたウマのケモノ族の女の子は、礼儀正しく頭を下げる。
「ルビーさんありがとうございます。あなたの席はシャカール君の隣ですね。先ほどお兄さんが絡んでいた人族の少年です」
担任は彼女の席を指示すると、転校生はこちらに向かって歩いてきた。
「人族が三冠王だなんて。この国の走者のレベルは高が知れているわね。どうして兄さんはこの国に移住することを決めたのかしら」
すれ違いの際にルビーは俺を見て毒を吐いてきた。
あれ? さっきと雰囲気が違う? 気のせいか?
その後、ホームルーム終了を知らせる鐘の音がなり、トイレ休憩の時間となった。
すると、転校生に興味がある生徒たちが彼女の目の前に集まり質問攻めを行う。
「あなたどこから来たの?」
「和の国からです。あそこは甘味が美味しくって、親切な人が多いですよ。自慢の故郷なので、機会がありましたら、是非お越しになってください」
「ウマのケモノ族って、ケモノ族の中でも最速なのよね! あなたも速いの?」
「どうでしょうか? いくつかのレースで優勝した経験がありますが、私はまだまだだと思っています」
「好きな異性のタイプは!」
「…………」
クラスメートたちの質問に対し、丁寧な対応で受け答えをする中、ピックの質問は無視された。いや、たまたまタイミングが悪かっただけなのだろう。
そう思っていると、再びピックの質問は無視された。だが、他の男子生徒の質問には答えているところを見るに、意図的に彼の質問は無視をしているようだ。
そのことに気付いていないのか、彼は何度もルビーに質問を投げかける。
「はい、はい! みんなそこまでよ。もう直ぐ一時限目の授業が始まってしまうわ。席に付いて」
「はーい! ルビーさん、また後でお話ししましょうね」
そろそろ授業が始まることをタマモが告げると、クラスメートたちは渋々といった感じで己の席に着席する。
「はぁ、やっと終わりましたか。低レベルの者の相手をするのは本当に疲れますね」
ポツリと言葉を漏らすルビーの言葉を、俺は聞き逃さなかった。
やっぱり、みんなのことを心の中では見下しているのか? バレなければ良いが、ボロが出たら大変なことになりそうだな。
その日の放課後、クラス委員長であるタマモがルビーに校舎内を案内することとなり、彼女たちは教室から出て行く。
「さて、俺はシェアハウスに帰るとするか」
帰る支度を済ませ、俺は教室から出て行く。
「あ、居た居た! 良かった。まだ帰っていなかったんだね、シャカール」
廊下に出た瞬間、白銀のイケメンが声をかけてきた。
「お前は確かシュヴァルツ」
「どうして俺の名を知っている! 自己紹介をしたっけ?」
「いや、担任が言っていただけだ。あんたから直接は聞かされていない」
「そうだったのか。では、改めて自己紹介をさせてもらうね。俺の名はシュヴァルツ。ルビーの兄だ。そして将来の君の義兄さんともなる存在だよ」
「どうやら妄想癖があるらしいな。変出者と関わりたくないから、帰らせてもらう」
これ以上、こいつと関わり合いたくない。そう思って彼の横を通り過ぎようとすると、腕を掴まれた。
「待ってくれ」
「何だよ。俺はできることならお前と関わり合いたくないのだが」
「そんなに冷たいことを言わないでくれ。せっかくだから校舎内を案内してくれよ」
「断る。他のやつに頼め。お前が頼めば、女子生徒は喜んで案内してくれるだろう」
「俺は君に案内されたいな。実は、大事な話があるんだ。もし、断ると言うのであれば、君は同性愛者であり、陰で俺と付き合っていると言うデマを流すよ」
「お前、正気か? その噂を信じたやつが居れば、お前だって大変なことになるぞ」
「肉を切らせて骨を断つさ」
こいつの目はマジだ。平気で自分の社会的死を恐れていない。それほど俺としなければならない大事な話があると言うのか?
「チッ、分かった。だけど細かいところまでは案内しないからな」
「俺の目的は君と話をすることさ。その時間さえもらえれば案内は適当で良い」
こうして、俺は校舎内を案内することになった。
イケメンが俺の手を握り、熱い眼差しを送ってくる。
「きゃああああぁぁぁぁぁぁぁぁ! イケメン転校生がシャカール君にプロポーズ!」
「イケメン転校生が攻めでシャカール君が受け……有りかもジュルリ」
転校生の男が告白してきた瞬間、その手のものに理解のある女子生徒たちが黄色い声を上げる。
「まさか、イケメン転校生が同性愛主義者だったなんて。シャカール君に嫉妬してしまうけれど、三冠王であるから手が出せない。最悪の場合、私の首が飛んでしまう」
「本当は嫌だけど、2人が愛し合っているのなら、身を引くしかない」
続いてノーマルの性癖を思っている女子生徒たちが一瞬だけ睨んで毒を吐く。
チラッとタマモの方を見てみると、彼女は今起きている出来事に脳が追い付いていないのか。ポカンと口を開いて固まっていた。
とにかく、このままでは新たな問題を生み出す可能性がある。最悪、俺がそっち系の性癖を思っていると誤解されてしまう。
「悪いな。俺はそっち系の趣味はない。だから断らせてもらう」
「うん、俺もそっち系の趣味はないよ。だって、俺はノーマルだもん」
「だったら、今の告白は何だったんだ!」
さらりと否定するイケメン転校生に、咄嗟にツッコミを入れてしまった。
「ごめん、ごめん。ちょっと興奮してしまって、口数が少なくなってしまった。アハハハハ!」
爽やかな笑みで謝罪の言葉を言うと、彼は笑い声を上げながら扉の方へと歩いて行く。
「それじゃ、俺は自分の教室に行くよ。担任の先生が心配しているだろうから。先生、ルビーのことをよろしくお願いします」
お前はこのクラスの生徒ではなかったのか!
心の中でつい声を荒げてしまう。
「はっ! いけない! 早く進行しないとホームルームが終わってしまう! と言う訳で、転校生のルビーさんです。先ほどの方は彼女のお兄さんのシュヴァルツさんですね。それでは、ルビーさん。一言だけお願いします」
我に返ったかのように、担任が女子生徒に自己紹介をするように促す。
「はい。皆様、先ほどは兄が大変失礼なことを致しました。妹として謝罪申し上げます。この国に来て右も左も分からない状態ですが、1日でも早く皆様のクラスの一員になれますように努めさせていただきます」
ルビーと呼ばれたウマのケモノ族の女の子は、礼儀正しく頭を下げる。
「ルビーさんありがとうございます。あなたの席はシャカール君の隣ですね。先ほどお兄さんが絡んでいた人族の少年です」
担任は彼女の席を指示すると、転校生はこちらに向かって歩いてきた。
「人族が三冠王だなんて。この国の走者のレベルは高が知れているわね。どうして兄さんはこの国に移住することを決めたのかしら」
すれ違いの際にルビーは俺を見て毒を吐いてきた。
あれ? さっきと雰囲気が違う? 気のせいか?
その後、ホームルーム終了を知らせる鐘の音がなり、トイレ休憩の時間となった。
すると、転校生に興味がある生徒たちが彼女の目の前に集まり質問攻めを行う。
「あなたどこから来たの?」
「和の国からです。あそこは甘味が美味しくって、親切な人が多いですよ。自慢の故郷なので、機会がありましたら、是非お越しになってください」
「ウマのケモノ族って、ケモノ族の中でも最速なのよね! あなたも速いの?」
「どうでしょうか? いくつかのレースで優勝した経験がありますが、私はまだまだだと思っています」
「好きな異性のタイプは!」
「…………」
クラスメートたちの質問に対し、丁寧な対応で受け答えをする中、ピックの質問は無視された。いや、たまたまタイミングが悪かっただけなのだろう。
そう思っていると、再びピックの質問は無視された。だが、他の男子生徒の質問には答えているところを見るに、意図的に彼の質問は無視をしているようだ。
そのことに気付いていないのか、彼は何度もルビーに質問を投げかける。
「はい、はい! みんなそこまでよ。もう直ぐ一時限目の授業が始まってしまうわ。席に付いて」
「はーい! ルビーさん、また後でお話ししましょうね」
そろそろ授業が始まることをタマモが告げると、クラスメートたちは渋々といった感じで己の席に着席する。
「はぁ、やっと終わりましたか。低レベルの者の相手をするのは本当に疲れますね」
ポツリと言葉を漏らすルビーの言葉を、俺は聞き逃さなかった。
やっぱり、みんなのことを心の中では見下しているのか? バレなければ良いが、ボロが出たら大変なことになりそうだな。
その日の放課後、クラス委員長であるタマモがルビーに校舎内を案内することとなり、彼女たちは教室から出て行く。
「さて、俺はシェアハウスに帰るとするか」
帰る支度を済ませ、俺は教室から出て行く。
「あ、居た居た! 良かった。まだ帰っていなかったんだね、シャカール」
廊下に出た瞬間、白銀のイケメンが声をかけてきた。
「お前は確かシュヴァルツ」
「どうして俺の名を知っている! 自己紹介をしたっけ?」
「いや、担任が言っていただけだ。あんたから直接は聞かされていない」
「そうだったのか。では、改めて自己紹介をさせてもらうね。俺の名はシュヴァルツ。ルビーの兄だ。そして将来の君の義兄さんともなる存在だよ」
「どうやら妄想癖があるらしいな。変出者と関わりたくないから、帰らせてもらう」
これ以上、こいつと関わり合いたくない。そう思って彼の横を通り過ぎようとすると、腕を掴まれた。
「待ってくれ」
「何だよ。俺はできることならお前と関わり合いたくないのだが」
「そんなに冷たいことを言わないでくれ。せっかくだから校舎内を案内してくれよ」
「断る。他のやつに頼め。お前が頼めば、女子生徒は喜んで案内してくれるだろう」
「俺は君に案内されたいな。実は、大事な話があるんだ。もし、断ると言うのであれば、君は同性愛者であり、陰で俺と付き合っていると言うデマを流すよ」
「お前、正気か? その噂を信じたやつが居れば、お前だって大変なことになるぞ」
「肉を切らせて骨を断つさ」
こいつの目はマジだ。平気で自分の社会的死を恐れていない。それほど俺としなければならない大事な話があると言うのか?
「チッ、分かった。だけど細かいところまでは案内しないからな」
「俺の目的は君と話をすることさ。その時間さえもらえれば案内は適当で良い」
こうして、俺は校舎内を案内することになった。
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