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第九章
第三十話話 トラッポラ記念⑥
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~クリープ視点~
2つ目のギミックである見えない壁の迷路、その正体は縦長の建物の構造をしていることを知ったママたちは、2階へと上がっていきました。
「さて、ウチたちが2階に上がったことで、他の走者たちも気付いているはずバイ。早く抜け出す場所を探さないと、追いつかれてしまうタイ」
「そうだな。急いでギミックを突破することができる場所へと向かおう」
「それでは、先頭はママが歩きますね」
サザンクロスちゃんの言葉に、オグニちゃんが返事をすると、ママは先陣を切って先を歩き出します。
両手を前と左右に動かし、壁を確認しながら、壁がない通路を見つけると先へと進んでいきます。
ですが、またしても行き止まりでした。
「こっちは行き止まりのようですね。引き返して、別ルートを探しましょう」
来た道を引き返す前に、念のために手を挙げて3階が存在するのかを確認してみました。ですが、上には天井があり、ここからは上へと上がることがありません。もし、3階が存在するのでしたら、ここからではないみたいですね。
今度は最後尾を歩いていたサザンクロスちゃんが先頭になって来た道を引き返し、また別の道を探します。
「うーん、どうやらここから先は、二股になっているタイ。どっちに行く?」
「そうですね。ママは右でしょうか?」
「私は左だな」
ママの直感は右だと言っているのですが、オグニちゃんは左だと思うと言いました。
女の直感は当たると言いますが、互いに女性である以上、ここは残った女の子に聞くしかありませんね。
「サザンクロスちゃんはどっちだと思いますか?」
「白い俊雷はどっちだと思う?」
ママとオグニちゃんは、同時にサザンクロスちゃんに訊ねます。すると彼女は大きく目を見開き、困ったような表情を作りました。
「ウチに決めろって言うのか!」
サザンクロスちゃんの問いに、ママとオグニちゃんは無言で頷きます。すると、彼女は益々困った表情になりました。きっと、どっちかの見方をすれば片方の角が立つと思っているのでしょう。
さて、サザンクロスちゃんはどのような決断を下すのでしょう。生きていれば人生山あり谷あり、追い詰められても決断できる判断を養う良いチャンスです。ここは彼女のお姉さん的な立場として、見守ってあげましょう。
「そうタイ! なら、両方同時に進めばヨカタイ。片方ずつ進んでも、行き止まりなら時間を無駄にしてしまう。なら、クリープとオグニがそれぞれの道に進み、行き止まりでも、道があっても、ウチに合図を送ってくれたなら、道があった方に進むタイ」
妙案が浮かび、明るい表情で言葉を連ねるサザンクロスちゃん。
まぁ、彼女が思い悩んで決断した答えなので、ママは文句を言うつもりはないです。
「確かに、白い俊雷の言うことにも一理あるな。円弧の舞姫、ここは二手に別れよう」
「そうですね。なら、ママは右に進みます」
「では、私は左だな」
互いにそれぞれの道へと進み、奥へと向かっていきます。しばらくすると、行き止まりに辿り着きました。念のために3階が存在するのかを確認してみますが、真上には空間が空いていることはありませんでした。
と言うことは、オグニちゃんの進んだ道が正解だったようですね。
ママの感が外れて少しショックです。
両手でバツ印を作ってサザンクロスちゃんに伝えます。ですが、彼女は困惑している顔をしました。
どうしてサザンクロスちゃんはあんな顔をするのでしょう? 気になったママは、オグニちゃんの方に顔を向けます。すると、彼女もバツ印を作っていました。
お互いに行き止まりだった? でも、他には道がなかったはず。
『ここで第2のギミックを見破り、見えない迷路を突破したのは、アストレアだ!』
ギミックを見破って先に進んだ者がいると言う実況者の言葉が耳に入り、ママは奥を見ました。すると、獣人の男性走者が芝の上を走り、第3コーナーへと向かって行くのが見えました。
うそでしょう! どうやってこのギミックを突破したのですか!
心の中で叫ぶと、再び実況者の声が聞こえてきます。
『続いて突破したのはアケボーノ走者! 怒涛の追い上げだ! まさか、最初のギミックで苦戦していた走者が一気に順位を上げるとは驚きです』
『彼らは運が良いようですね。偶然にも本当の出口に落下するとは』
実況と解説の言葉に引っかかりを感じたママは、心の中で彼らの言葉を繰り返します。
怒涛の追い上げ……運が良い……落下……まさか!
このギミックのトリックに気付いたかもしれないママは、急いでサザンクロスちゃんの元へと向かいます。
「クリープ、どうした?そんなに慌てて?」
「説明している暇はありません。急いでギミックの外に出ますよ」
急いでこのギミックから脱出するように言う、オグニちゃんも合流して来ました。
「円弧の舞姫、その様子だと、君も気付いたようだな」
「な、なぁ? 2人は何に気付いたと? ウチにも説明して欲しいタイ」
「白い俊雷は気付いていないのか。説明している時間が惜しい。今は何も聞かずに付いて来てくれ」
オグニちゃんもどうやら気付いたようですね。
ママたちは何も気付いていないサザンクロスちゃんを連れ出し、第二のギミックの外へと向かいます。そして外に出ると、急いで第一のギミックエリアへと向かいました。
「サザンクロスちゃんも手伝ってください、穴の底に何もない落とし穴を!」
目的のものを見つけるようにお願いをして、ママは穴に落ちないように気を付けながら探します。すると、糞の落とし穴に囲まれた穴には、何も底には敷き詰められていませんでした。
「サザンクロスちゃん! オグニちゃん! 見つけました! こっちです!」
2人に声をかけ、彼女たちが近づくと、ママは落とし穴に入ります。すると、底には奥へと繋がっている通路がありました。
通路を確認している間に、サザンクロスちゃんとオグニちゃんが穴に飛び降ります。
「まさか、こんなところに隠し通路があるとは、思ってもいなかったバイ」
「普通は相当運が良くない限りは気付かない。おそらくここが第2のギミックを抜ける鍵だ。急ごう」
ママたちは急いで通路を走ります。すると、しばらくして地上へと繋がる階段があることに気付きます。
その階段を駆け上がると、そこは芝のコースと繋がっていました。
『ここで、クリープ走者、サザンクロス走者、オグニ走者が第2のギミックを突破だ! 先頭とはかなり離れているが、果たして逆転なるか!』
2つ目のギミックである見えない壁の迷路、その正体は縦長の建物の構造をしていることを知ったママたちは、2階へと上がっていきました。
「さて、ウチたちが2階に上がったことで、他の走者たちも気付いているはずバイ。早く抜け出す場所を探さないと、追いつかれてしまうタイ」
「そうだな。急いでギミックを突破することができる場所へと向かおう」
「それでは、先頭はママが歩きますね」
サザンクロスちゃんの言葉に、オグニちゃんが返事をすると、ママは先陣を切って先を歩き出します。
両手を前と左右に動かし、壁を確認しながら、壁がない通路を見つけると先へと進んでいきます。
ですが、またしても行き止まりでした。
「こっちは行き止まりのようですね。引き返して、別ルートを探しましょう」
来た道を引き返す前に、念のために手を挙げて3階が存在するのかを確認してみました。ですが、上には天井があり、ここからは上へと上がることがありません。もし、3階が存在するのでしたら、ここからではないみたいですね。
今度は最後尾を歩いていたサザンクロスちゃんが先頭になって来た道を引き返し、また別の道を探します。
「うーん、どうやらここから先は、二股になっているタイ。どっちに行く?」
「そうですね。ママは右でしょうか?」
「私は左だな」
ママの直感は右だと言っているのですが、オグニちゃんは左だと思うと言いました。
女の直感は当たると言いますが、互いに女性である以上、ここは残った女の子に聞くしかありませんね。
「サザンクロスちゃんはどっちだと思いますか?」
「白い俊雷はどっちだと思う?」
ママとオグニちゃんは、同時にサザンクロスちゃんに訊ねます。すると彼女は大きく目を見開き、困ったような表情を作りました。
「ウチに決めろって言うのか!」
サザンクロスちゃんの問いに、ママとオグニちゃんは無言で頷きます。すると、彼女は益々困った表情になりました。きっと、どっちかの見方をすれば片方の角が立つと思っているのでしょう。
さて、サザンクロスちゃんはどのような決断を下すのでしょう。生きていれば人生山あり谷あり、追い詰められても決断できる判断を養う良いチャンスです。ここは彼女のお姉さん的な立場として、見守ってあげましょう。
「そうタイ! なら、両方同時に進めばヨカタイ。片方ずつ進んでも、行き止まりなら時間を無駄にしてしまう。なら、クリープとオグニがそれぞれの道に進み、行き止まりでも、道があっても、ウチに合図を送ってくれたなら、道があった方に進むタイ」
妙案が浮かび、明るい表情で言葉を連ねるサザンクロスちゃん。
まぁ、彼女が思い悩んで決断した答えなので、ママは文句を言うつもりはないです。
「確かに、白い俊雷の言うことにも一理あるな。円弧の舞姫、ここは二手に別れよう」
「そうですね。なら、ママは右に進みます」
「では、私は左だな」
互いにそれぞれの道へと進み、奥へと向かっていきます。しばらくすると、行き止まりに辿り着きました。念のために3階が存在するのかを確認してみますが、真上には空間が空いていることはありませんでした。
と言うことは、オグニちゃんの進んだ道が正解だったようですね。
ママの感が外れて少しショックです。
両手でバツ印を作ってサザンクロスちゃんに伝えます。ですが、彼女は困惑している顔をしました。
どうしてサザンクロスちゃんはあんな顔をするのでしょう? 気になったママは、オグニちゃんの方に顔を向けます。すると、彼女もバツ印を作っていました。
お互いに行き止まりだった? でも、他には道がなかったはず。
『ここで第2のギミックを見破り、見えない迷路を突破したのは、アストレアだ!』
ギミックを見破って先に進んだ者がいると言う実況者の言葉が耳に入り、ママは奥を見ました。すると、獣人の男性走者が芝の上を走り、第3コーナーへと向かって行くのが見えました。
うそでしょう! どうやってこのギミックを突破したのですか!
心の中で叫ぶと、再び実況者の声が聞こえてきます。
『続いて突破したのはアケボーノ走者! 怒涛の追い上げだ! まさか、最初のギミックで苦戦していた走者が一気に順位を上げるとは驚きです』
『彼らは運が良いようですね。偶然にも本当の出口に落下するとは』
実況と解説の言葉に引っかかりを感じたママは、心の中で彼らの言葉を繰り返します。
怒涛の追い上げ……運が良い……落下……まさか!
このギミックのトリックに気付いたかもしれないママは、急いでサザンクロスちゃんの元へと向かいます。
「クリープ、どうした?そんなに慌てて?」
「説明している暇はありません。急いでギミックの外に出ますよ」
急いでこのギミックから脱出するように言う、オグニちゃんも合流して来ました。
「円弧の舞姫、その様子だと、君も気付いたようだな」
「な、なぁ? 2人は何に気付いたと? ウチにも説明して欲しいタイ」
「白い俊雷は気付いていないのか。説明している時間が惜しい。今は何も聞かずに付いて来てくれ」
オグニちゃんもどうやら気付いたようですね。
ママたちは何も気付いていないサザンクロスちゃんを連れ出し、第二のギミックの外へと向かいます。そして外に出ると、急いで第一のギミックエリアへと向かいました。
「サザンクロスちゃんも手伝ってください、穴の底に何もない落とし穴を!」
目的のものを見つけるようにお願いをして、ママは穴に落ちないように気を付けながら探します。すると、糞の落とし穴に囲まれた穴には、何も底には敷き詰められていませんでした。
「サザンクロスちゃん! オグニちゃん! 見つけました! こっちです!」
2人に声をかけ、彼女たちが近づくと、ママは落とし穴に入ります。すると、底には奥へと繋がっている通路がありました。
通路を確認している間に、サザンクロスちゃんとオグニちゃんが穴に飛び降ります。
「まさか、こんなところに隠し通路があるとは、思ってもいなかったバイ」
「普通は相当運が良くない限りは気付かない。おそらくここが第2のギミックを抜ける鍵だ。急ごう」
ママたちは急いで通路を走ります。すると、しばらくして地上へと繋がる階段があることに気付きます。
その階段を駆け上がると、そこは芝のコースと繋がっていました。
『ここで、クリープ走者、サザンクロス走者、オグニ走者が第2のギミックを突破だ! 先頭とはかなり離れているが、果たして逆転なるか!』
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