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第九章
第三話 イカれた問題
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シェアハウスのメンバーで勉強会をしていた。そこで先輩風を吹かせてクリープとマーヤが勉強を教えてくれると言ってきたが、その必要はないと断る。すると彼女たちはムキになり、オリジナルの問題を作成し始めた。
そして今、俺の手元には彼女たちが作った問題用紙がある。
まぁ、俺は幼少期の頃から、研究所のあいつらに様々な知識を植え付けられたからな。だから学園の授業は復習でしかない。既に知っている知識の問題に、俺が分からないことはない。
「さて、それじゃクリープたちのお手並み拝見と行こうか」
「もし、50点以下だったら罰ゲームを受けてもらいますからね」
「良いぜ。そんな恥ずかしい点数、取るつもりはないからな」
罰ゲームの約束を交わし、ペンを握って問題用紙を見る。
最初の問題は古代語か。問題に乗っている古代語を解読して、現代文に直せと言う問題だな。
えーと、答えは……シャカールは、クリープママのことが大好きだ……。
「はぁ?」
思わず言葉が漏れ、もう一度問題文を読み直す。
もしかしたら、ケアレスミスで訳し方を間違えているのかもしれない。そう思ってもう一度問題文を読み直す。しかし、何度読み直しても、正しい答えは、先ほどと同じとなってしまった。
「あらあら? シャカール君、手が止まっていますね」
「最初から分からないのかな? なら。マーヤたちが優しく、手取り足取り教えてあげるよ」
ニヤニヤと笑みを浮かべながら、2人の先輩は俺が回答するのを待つ。
クリープの奴ら、謀ったな!
くそう。まさかこんな問題を作りやがるとは、正直侮ってしまった。
答えをそのまま正直に書いてしまえば、俺はこの問題を理解し、肯定していることになってしまう。ただ問題をそのまま答えただけと主張しても、あいつらのことだ。そんなこと関係なく、俺の答えをそのまま鵜呑みにしてしまうだろう。
でも、だからと言って敢えて不正解な回答をしたり、何も書かないで白紙にしたりしては、彼女たちの思う壷となってしまう。
つまり俺は、この問題用紙を受け取った段階で、負けが確定してしまった負けイベントに突入してしまったと言う訳だ。
回答を書くか書かないかで、脳内の天秤が揺れ動く。
きっと他の問題も似たようなものに違いない。0か1、零点か満点の2択を迫られる問題となるだろう。
くそう。こうなったら一時の恥を掻いてやる。白紙で出せば、それを口実にやらなくて良い勉強を、女の子2人からサンドされる形でしなければならなくなる。
腹を括り、正しい問題を書く。
「まぁ、うふふ」
俺の回答を見て、クリープが嬉しそうな表情をした。だが、そんなことを気にしている場合ではない。さっさと次の問題を解き、この地獄から解放されたい。
えーと、次の問題は外国語か。また翻訳する問題だな。
嫌な予感をしつつ、問題文に目を通す。
この答えは『シャカールは、マーヤと結婚をした暁には、家族でレースができる程の子どもが欲しい。だからマーヤ、俺と結婚してくれ』
ふざけるなあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
思わず心の中で絶叫する。
百歩譲って先程のクリープは許す。だが、これはあまりにも行き過ぎた問題ではないのか。これでは、俺がマーヤに告白をしているようなものではないか。
「またシャカールちゃんの手が止まったね。分からないのかな? なら、と・く・べ・つ・に、マーヤが答えを教えてあげても良いよ」
くそう。これだけは回答することができない。回答すれば、既成事実として扱われてしまう可能性がある。
満点を逃すことになるが、俺は敢えて白紙にすることにした。
「どうしてその回答をスルーするの! クリープちゃんの問題よりも難易度は低いよ! 絶対に理解していて書かないのでしょう!」
問題の回答を白紙にしたことで、納得できないマーヤが声を上げる。
「当たり前だ! あんな答えを書いたら、それを利用して何か仕出かすだろうが!」
「シャカールちゃんなら、何も考えないで回答してくれると思っていたのに」
彼女のセリフにツッコミを入れると、マーヤはショックを受けたようで、机の上に頭を置く。
「マーヤちゃん。だからママが言ったではないですか。あんまり露骨な問題にしては良くないって。ちゃんとギリギリでシャカール君が回答できる内容にした方が良いのですよ」
落ち込むマーヤの肩に触れ、クリープは彼女に語りかける。
あいつらは放っておいて、次の問題だ。次は数式を使った問題だな。
今回はクリープの問題だな。問題文から彼女が作った問題だと言うことが分かる。
愛情の方程式と言う問題だ。しかも面白いことに、計算式だけが載っており、数字の部分は白紙となっている。
つまり、数字は自分が自由に書いて良いと言うことだ。
好きな数字を書き、現在の俺がクリープに対して、どれだけ好感度があるのか、それを正直に答える問題だ。
クリープのやつ、上手いことをしやがる。これなら、白紙で書く訳にはいかない。
最初の問題で様子を見つつ、次の問題からは正直に書かせるスタイルできたか。
俺は両目を瞑ると、クリープのことを考える。
最初彼女と出会った時は、俺がわざと周囲から嫌われて関わりを持たれないように過ごしていた時だ。そんな俺を見て、クリープは俺に良い子の素質を見出し、良い子に戻れるように色々とアプローチをかけてきた。
正直、最初は嫌だった。愛情と言うものを感じてもらうために、幼児プレイなことをさせられ、羞恥心を感じつにはいられなかった。
でも、彼女の優しさがあったからこそ、今の俺はこうして周囲に受け入れられるようになってきた。
その件に関しては、感謝している。でも、行き過ぎた行為は極力しないで欲しいと言うのも、正直な気持ちだ。
色々と悩んだ挙句、問題となっている数式に数字を記入していく。そして回答は75パーセントとした。
「あら、思っていたよりも高い」
ポツリと溢すクリープの言葉が耳に入ってくる。もしかしたら、彼女は50パーセント以下だと内心で思っていたのかもしれない。
第3問の答えを終え、第4問の問題文を見る。
しかしその瞬間、ため息を吐きたい気持ちになった。
この問題はまたマーヤか。
4問目も数式の問題なのだが、こちらはしっかりと数字が記入されている。しかも問題文が、シャカールはどれくらいマーヤと結婚をしたいと思っているのかと言う問題だった。
こんなの、現在は10パーセント以下だ。しかし、問題文にはしっかりと数字が記入されている。それらを解くと、答えは100パーセントとなった。
うん、今回も白紙と行こう。
再びマーヤの問題に答えを記入することなく、次の問題へと移る。
そしてこんなことを繰り返していると、クリープの問題だけ回答し、マーヤの問題は無視と言うことになった。
全ての回答が終わり、問題用紙をクリープに渡す。
「では、採点をしますね」
採点を行うと良い。クリープはペンを持つと正解には丸をつける。
もちろん、空白以外は全て正解だった。
「お疲れ様です。シャカール君の点数は50点です」
「まぁ、そうなるよな」
テスト問題を2人で作ったのなら、半々となるはずだ。そして俺は、マーヤの問題は全て白紙にしている。
でも、50点を取ったのだ。罰ゲームは逃れられる。
「では、50点を取ったシャカール君には罰ゲームを受けてもらいます」
「デデーン! シャカールちゃんOUT!」
「はぁ? 何で50点取ったのに、俺が罰ゲームを受けることになるんだよ」
どうして半分の点数を取ったのにも関わらず、罰ゲームを受けなければいけないのかが分からず、咄嗟に抗議する。
「ママは言いましたよね? 50点以下だと。以下や以上には、その前に付いた言葉も含まれます。これが未満だったのであれば、シャカール君は罰ゲームを受ける必要がなかったのですが、以上と言ったので、50点だと罰ゲームを受ける必要があります」
「やったね! クリープちゃん! マーヤたちの作戦勝ちだよ! こうなるように、敢えてわざと答えられない問題をマーヤだけが作ったのだから。さて、シャカールちゃんにはどんな罰ゲームを受けてもらおうかな? あ、安心してね。問題文にあったような無茶なお願いはしないから」
ニヤニヤと笑みを浮かべるマーヤ。
彼女たちの策に嵌められ、俺は罰ゲームを受けることになった。
やっぱり、あの問題を受け取った段階で、俺は負けるようにしくまれていたようだ。まぁ、負けイベントだったのなら仕方がない。そう思っておくことにしよう。
そして今、俺の手元には彼女たちが作った問題用紙がある。
まぁ、俺は幼少期の頃から、研究所のあいつらに様々な知識を植え付けられたからな。だから学園の授業は復習でしかない。既に知っている知識の問題に、俺が分からないことはない。
「さて、それじゃクリープたちのお手並み拝見と行こうか」
「もし、50点以下だったら罰ゲームを受けてもらいますからね」
「良いぜ。そんな恥ずかしい点数、取るつもりはないからな」
罰ゲームの約束を交わし、ペンを握って問題用紙を見る。
最初の問題は古代語か。問題に乗っている古代語を解読して、現代文に直せと言う問題だな。
えーと、答えは……シャカールは、クリープママのことが大好きだ……。
「はぁ?」
思わず言葉が漏れ、もう一度問題文を読み直す。
もしかしたら、ケアレスミスで訳し方を間違えているのかもしれない。そう思ってもう一度問題文を読み直す。しかし、何度読み直しても、正しい答えは、先ほどと同じとなってしまった。
「あらあら? シャカール君、手が止まっていますね」
「最初から分からないのかな? なら。マーヤたちが優しく、手取り足取り教えてあげるよ」
ニヤニヤと笑みを浮かべながら、2人の先輩は俺が回答するのを待つ。
クリープの奴ら、謀ったな!
くそう。まさかこんな問題を作りやがるとは、正直侮ってしまった。
答えをそのまま正直に書いてしまえば、俺はこの問題を理解し、肯定していることになってしまう。ただ問題をそのまま答えただけと主張しても、あいつらのことだ。そんなこと関係なく、俺の答えをそのまま鵜呑みにしてしまうだろう。
でも、だからと言って敢えて不正解な回答をしたり、何も書かないで白紙にしたりしては、彼女たちの思う壷となってしまう。
つまり俺は、この問題用紙を受け取った段階で、負けが確定してしまった負けイベントに突入してしまったと言う訳だ。
回答を書くか書かないかで、脳内の天秤が揺れ動く。
きっと他の問題も似たようなものに違いない。0か1、零点か満点の2択を迫られる問題となるだろう。
くそう。こうなったら一時の恥を掻いてやる。白紙で出せば、それを口実にやらなくて良い勉強を、女の子2人からサンドされる形でしなければならなくなる。
腹を括り、正しい問題を書く。
「まぁ、うふふ」
俺の回答を見て、クリープが嬉しそうな表情をした。だが、そんなことを気にしている場合ではない。さっさと次の問題を解き、この地獄から解放されたい。
えーと、次の問題は外国語か。また翻訳する問題だな。
嫌な予感をしつつ、問題文に目を通す。
この答えは『シャカールは、マーヤと結婚をした暁には、家族でレースができる程の子どもが欲しい。だからマーヤ、俺と結婚してくれ』
ふざけるなあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
思わず心の中で絶叫する。
百歩譲って先程のクリープは許す。だが、これはあまりにも行き過ぎた問題ではないのか。これでは、俺がマーヤに告白をしているようなものではないか。
「またシャカールちゃんの手が止まったね。分からないのかな? なら、と・く・べ・つ・に、マーヤが答えを教えてあげても良いよ」
くそう。これだけは回答することができない。回答すれば、既成事実として扱われてしまう可能性がある。
満点を逃すことになるが、俺は敢えて白紙にすることにした。
「どうしてその回答をスルーするの! クリープちゃんの問題よりも難易度は低いよ! 絶対に理解していて書かないのでしょう!」
問題の回答を白紙にしたことで、納得できないマーヤが声を上げる。
「当たり前だ! あんな答えを書いたら、それを利用して何か仕出かすだろうが!」
「シャカールちゃんなら、何も考えないで回答してくれると思っていたのに」
彼女のセリフにツッコミを入れると、マーヤはショックを受けたようで、机の上に頭を置く。
「マーヤちゃん。だからママが言ったではないですか。あんまり露骨な問題にしては良くないって。ちゃんとギリギリでシャカール君が回答できる内容にした方が良いのですよ」
落ち込むマーヤの肩に触れ、クリープは彼女に語りかける。
あいつらは放っておいて、次の問題だ。次は数式を使った問題だな。
今回はクリープの問題だな。問題文から彼女が作った問題だと言うことが分かる。
愛情の方程式と言う問題だ。しかも面白いことに、計算式だけが載っており、数字の部分は白紙となっている。
つまり、数字は自分が自由に書いて良いと言うことだ。
好きな数字を書き、現在の俺がクリープに対して、どれだけ好感度があるのか、それを正直に答える問題だ。
クリープのやつ、上手いことをしやがる。これなら、白紙で書く訳にはいかない。
最初の問題で様子を見つつ、次の問題からは正直に書かせるスタイルできたか。
俺は両目を瞑ると、クリープのことを考える。
最初彼女と出会った時は、俺がわざと周囲から嫌われて関わりを持たれないように過ごしていた時だ。そんな俺を見て、クリープは俺に良い子の素質を見出し、良い子に戻れるように色々とアプローチをかけてきた。
正直、最初は嫌だった。愛情と言うものを感じてもらうために、幼児プレイなことをさせられ、羞恥心を感じつにはいられなかった。
でも、彼女の優しさがあったからこそ、今の俺はこうして周囲に受け入れられるようになってきた。
その件に関しては、感謝している。でも、行き過ぎた行為は極力しないで欲しいと言うのも、正直な気持ちだ。
色々と悩んだ挙句、問題となっている数式に数字を記入していく。そして回答は75パーセントとした。
「あら、思っていたよりも高い」
ポツリと溢すクリープの言葉が耳に入ってくる。もしかしたら、彼女は50パーセント以下だと内心で思っていたのかもしれない。
第3問の答えを終え、第4問の問題文を見る。
しかしその瞬間、ため息を吐きたい気持ちになった。
この問題はまたマーヤか。
4問目も数式の問題なのだが、こちらはしっかりと数字が記入されている。しかも問題文が、シャカールはどれくらいマーヤと結婚をしたいと思っているのかと言う問題だった。
こんなの、現在は10パーセント以下だ。しかし、問題文にはしっかりと数字が記入されている。それらを解くと、答えは100パーセントとなった。
うん、今回も白紙と行こう。
再びマーヤの問題に答えを記入することなく、次の問題へと移る。
そしてこんなことを繰り返していると、クリープの問題だけ回答し、マーヤの問題は無視と言うことになった。
全ての回答が終わり、問題用紙をクリープに渡す。
「では、採点をしますね」
採点を行うと良い。クリープはペンを持つと正解には丸をつける。
もちろん、空白以外は全て正解だった。
「お疲れ様です。シャカール君の点数は50点です」
「まぁ、そうなるよな」
テスト問題を2人で作ったのなら、半々となるはずだ。そして俺は、マーヤの問題は全て白紙にしている。
でも、50点を取ったのだ。罰ゲームは逃れられる。
「では、50点を取ったシャカール君には罰ゲームを受けてもらいます」
「デデーン! シャカールちゃんOUT!」
「はぁ? 何で50点取ったのに、俺が罰ゲームを受けることになるんだよ」
どうして半分の点数を取ったのにも関わらず、罰ゲームを受けなければいけないのかが分からず、咄嗟に抗議する。
「ママは言いましたよね? 50点以下だと。以下や以上には、その前に付いた言葉も含まれます。これが未満だったのであれば、シャカール君は罰ゲームを受ける必要がなかったのですが、以上と言ったので、50点だと罰ゲームを受ける必要があります」
「やったね! クリープちゃん! マーヤたちの作戦勝ちだよ! こうなるように、敢えてわざと答えられない問題をマーヤだけが作ったのだから。さて、シャカールちゃんにはどんな罰ゲームを受けてもらおうかな? あ、安心してね。問題文にあったような無茶なお願いはしないから」
ニヤニヤと笑みを浮かべるマーヤ。
彼女たちの策に嵌められ、俺は罰ゲームを受けることになった。
やっぱり、あの問題を受け取った段階で、俺は負けるようにしくまれていたようだ。まぁ、負けイベントだったのなら仕方がない。そう思っておくことにしよう。
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