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第十二章
第十三話 頂上の天空龍 後編
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モンスターの体の一部に変化が起き、天空龍スリシオが憤怒状態に入ったことを、俺は直観的に悟った。
憤怒状態は与えるダメージが少なくなったり、相手の攻撃力が上がったりする。だが、それはモンスターの方が追い詰められているという証拠だ。
「天空龍スリシオは追い詰められている! もう一踏ん張りだ!」
仲間たちの士気を上げるために、モンスターが弱っていることを伝える。
憤怒状態のモンスターほど危険なものはない。なので、熟練のハンターでも足が竦んでしまうこともある。
しかも今回の相手は伝龍だ。その恐怖は並大抵のものではない。
だけどそんな状態では、モンスターにとっては格好の的だ。暴力的な破壊力に蹂躙されてします。
なので、怒らせたのではなく、追い詰めているのだと自身に言い聞かせる必要がある。
「ええ、分かっています」
「リュシアンと何度も死闘を潜って来ているのよ! 相手が憤怒状態だからって、ビビっていられないわ」
「わたくしはまだまだ未熟ですが、これでもハンターなのです。相手が怒ったからと言って、尻込みしていられませんわ」
三人は勇ましい声で俺の言葉に答える。
どうやら心配したのは杞憂だったようだな。
「あの嬢ちゃんたち、思ったよりもやるじゃないか。ギルドマスターが条件として連れ出したことはある」
彼女たちの姿を見て、セシリオさんがエレーヌさんのことを褒める。
本当に彼女たちがいてくれて良かった。
ユリヤがいたからこそ、接近戦での攻撃の手数が増え、テレーゼがいてくれたからこそ、強固な爪の破壊に成功した。そしてエリーザ姫がいてくれたからこそ、上空にいるスリシオに、爆音玉を当てることができたのだ。
彼女たちがいてくれたからこそ、ここまで伝龍相手に苦戦させられることがなかった。
『ギャオオオオオオオオオオォォォォォォォォン!』
上空にいるスリシオが吠え、物凄いスピードで俺の方に突っ込んできた。
鋭利な牙が剥き出しにして、標的を切り裂こうと前足を横に振る。
爪が破壊されている今、そんな攻撃は全然怖くない。
数分前と同様に、モンスターに突っ込むようにして前方に倒れた。やつの攻撃は当たらず、真上を素通りしていく。
直ぐに起き上がってスリシオの行く末を見るが、天空龍は足を滑らせて転倒することなく地面を踏み締めていた。
憤怒状態のせいで、本能的に体が踏ん張ったのだろうな。
状況を分析していると、やつは肢体を動かしてこちらに向かってくる。そして口を開けて鋭利な牙を突き立てようとしてきた。
噛まれるのはさすがに痛いだろうから、躱させてもらう。
そのように判断した時だ。やつは降り注ぐ雨でできた水溜りに足を乗せ、足を滑らせる。
「転倒した! 今だ!」
仲間たちに攻撃のチャンスだと告げ、スリシオの顔面を攻撃する。
ユリヤとテレーゼ、それにセシリオさんが駆け寄り、モンスターを攻撃してダメージを当てて行く。
さっきと比べ、起き上がるのに時間がかかっている。これならこいつを討伐することができるぞ。
伝龍を倒すことができれば、それはハンターとして歴史に名を残すことができる。Lランクに成り上がることだって可能だ。
そう思った時、どこからか視線のようなものを感じた。それと同時に何やら寒気もする。
この視線はどこから来ている?
攻撃を止め、周辺を見る。しかし、どこから視線を送られているのかが分からない。
なんだか嫌な予感がする。本当に天空龍スリシオを倒してもいいのか?
変な胸騒ぎを感じていると、セシリオさんが言った言葉を思い出す。
『リュシアンにお願いしたいのは、天空龍スリシオの無力化です』
天空龍の無力化、それはつまり命を奪うのではなく、行動不能にするまで叩きのめすこと。
そのことに気付き、セシリオさんの方を見る。彼は戦闘で冷静になっていないからか、スリシオに何度も大剣を叩き込んでいた。
このままでは討伐になってしまう。
「みんな、攻撃を止めてくれ! このままではこいつを倒してしまう」
腹の底から声を出し、叫ぶように大声を上げる。大きい声で叫んだからか、離れた場所にいるエリーザ姫にも届いたようだ。矢が飛んで来ない。
「リュシアンさん。それはどう言うことなのですか?
「リュシアンこいつは伝龍なのよ。討伐しないと、どんな災害が起きるのか分からないわ」
「リュシアン王子、いったいどうしたのですか?」
離れていたエリーザ姫も駆け寄り、訊ねてくる。
「思い出したんだ。セシリオさんが依頼を言った時、天空龍スリシオの討伐ではなく、無力化だと。伝龍との戦いで興奮して忘れていたけど、このまま攻撃をし続ければ、スリシオを倒すことになる」
どうして攻撃をしてはいけないのか、その理由を語る。すると、スリシオさんが拍手をしてニヤリと笑った。
「そうだ。よく気付いたな。このままこいつを討伐していたら、お前たちに与えた依頼は失敗となっていた。モンスターとの命をかけた戦いはつい頭に血が登ってしまうが、よく冷静に状況を判断して思い出すことができたな。さすがリュシアンだ」
称賛すると、彼はポーチから麻酔針を取り出し、スリシオの肉体に突き刺す。
「これで、お前たちの依頼は達成だ。スリシオの無力化に成功した」
「そういえばそうだったですね。私、つい興奮して忘れていました。リュシアンさんがいなければ失敗になるところでしたね」
「本当に助かったわ。リュシアンがいてくれて本当に良かった」
「わたくしたちが忘れていたことを覚えているとは、さすがリュシアン王子ですわ」
依頼をクリアした実感が出てきたのか、三人の顔が綻ぶ。
でも、なんでだろう? まだ終わっていないような気がする。
「セシリオさん、ちょっと聞いても良いですか?」
セシリオさんに訊ねようと、声をかけるが、いつの間にか彼の姿は消えていた。
「あれ? セシリオさんどこに消えた?」
「リュシアン、あそこ」
テレーゼが指差し、そちらに顔を向ける。セリシオさんが神殿のような建物の中に入って行くのが見えた。
憤怒状態は与えるダメージが少なくなったり、相手の攻撃力が上がったりする。だが、それはモンスターの方が追い詰められているという証拠だ。
「天空龍スリシオは追い詰められている! もう一踏ん張りだ!」
仲間たちの士気を上げるために、モンスターが弱っていることを伝える。
憤怒状態のモンスターほど危険なものはない。なので、熟練のハンターでも足が竦んでしまうこともある。
しかも今回の相手は伝龍だ。その恐怖は並大抵のものではない。
だけどそんな状態では、モンスターにとっては格好の的だ。暴力的な破壊力に蹂躙されてします。
なので、怒らせたのではなく、追い詰めているのだと自身に言い聞かせる必要がある。
「ええ、分かっています」
「リュシアンと何度も死闘を潜って来ているのよ! 相手が憤怒状態だからって、ビビっていられないわ」
「わたくしはまだまだ未熟ですが、これでもハンターなのです。相手が怒ったからと言って、尻込みしていられませんわ」
三人は勇ましい声で俺の言葉に答える。
どうやら心配したのは杞憂だったようだな。
「あの嬢ちゃんたち、思ったよりもやるじゃないか。ギルドマスターが条件として連れ出したことはある」
彼女たちの姿を見て、セシリオさんがエレーヌさんのことを褒める。
本当に彼女たちがいてくれて良かった。
ユリヤがいたからこそ、接近戦での攻撃の手数が増え、テレーゼがいてくれたからこそ、強固な爪の破壊に成功した。そしてエリーザ姫がいてくれたからこそ、上空にいるスリシオに、爆音玉を当てることができたのだ。
彼女たちがいてくれたからこそ、ここまで伝龍相手に苦戦させられることがなかった。
『ギャオオオオオオオオオオォォォォォォォォン!』
上空にいるスリシオが吠え、物凄いスピードで俺の方に突っ込んできた。
鋭利な牙が剥き出しにして、標的を切り裂こうと前足を横に振る。
爪が破壊されている今、そんな攻撃は全然怖くない。
数分前と同様に、モンスターに突っ込むようにして前方に倒れた。やつの攻撃は当たらず、真上を素通りしていく。
直ぐに起き上がってスリシオの行く末を見るが、天空龍は足を滑らせて転倒することなく地面を踏み締めていた。
憤怒状態のせいで、本能的に体が踏ん張ったのだろうな。
状況を分析していると、やつは肢体を動かしてこちらに向かってくる。そして口を開けて鋭利な牙を突き立てようとしてきた。
噛まれるのはさすがに痛いだろうから、躱させてもらう。
そのように判断した時だ。やつは降り注ぐ雨でできた水溜りに足を乗せ、足を滑らせる。
「転倒した! 今だ!」
仲間たちに攻撃のチャンスだと告げ、スリシオの顔面を攻撃する。
ユリヤとテレーゼ、それにセシリオさんが駆け寄り、モンスターを攻撃してダメージを当てて行く。
さっきと比べ、起き上がるのに時間がかかっている。これならこいつを討伐することができるぞ。
伝龍を倒すことができれば、それはハンターとして歴史に名を残すことができる。Lランクに成り上がることだって可能だ。
そう思った時、どこからか視線のようなものを感じた。それと同時に何やら寒気もする。
この視線はどこから来ている?
攻撃を止め、周辺を見る。しかし、どこから視線を送られているのかが分からない。
なんだか嫌な予感がする。本当に天空龍スリシオを倒してもいいのか?
変な胸騒ぎを感じていると、セシリオさんが言った言葉を思い出す。
『リュシアンにお願いしたいのは、天空龍スリシオの無力化です』
天空龍の無力化、それはつまり命を奪うのではなく、行動不能にするまで叩きのめすこと。
そのことに気付き、セシリオさんの方を見る。彼は戦闘で冷静になっていないからか、スリシオに何度も大剣を叩き込んでいた。
このままでは討伐になってしまう。
「みんな、攻撃を止めてくれ! このままではこいつを倒してしまう」
腹の底から声を出し、叫ぶように大声を上げる。大きい声で叫んだからか、離れた場所にいるエリーザ姫にも届いたようだ。矢が飛んで来ない。
「リュシアンさん。それはどう言うことなのですか?
「リュシアンこいつは伝龍なのよ。討伐しないと、どんな災害が起きるのか分からないわ」
「リュシアン王子、いったいどうしたのですか?」
離れていたエリーザ姫も駆け寄り、訊ねてくる。
「思い出したんだ。セシリオさんが依頼を言った時、天空龍スリシオの討伐ではなく、無力化だと。伝龍との戦いで興奮して忘れていたけど、このまま攻撃をし続ければ、スリシオを倒すことになる」
どうして攻撃をしてはいけないのか、その理由を語る。すると、スリシオさんが拍手をしてニヤリと笑った。
「そうだ。よく気付いたな。このままこいつを討伐していたら、お前たちに与えた依頼は失敗となっていた。モンスターとの命をかけた戦いはつい頭に血が登ってしまうが、よく冷静に状況を判断して思い出すことができたな。さすがリュシアンだ」
称賛すると、彼はポーチから麻酔針を取り出し、スリシオの肉体に突き刺す。
「これで、お前たちの依頼は達成だ。スリシオの無力化に成功した」
「そういえばそうだったですね。私、つい興奮して忘れていました。リュシアンさんがいなければ失敗になるところでしたね」
「本当に助かったわ。リュシアンがいてくれて本当に良かった」
「わたくしたちが忘れていたことを覚えているとは、さすがリュシアン王子ですわ」
依頼をクリアした実感が出てきたのか、三人の顔が綻ぶ。
でも、なんでだろう? まだ終わっていないような気がする。
「セシリオさん、ちょっと聞いても良いですか?」
セシリオさんに訊ねようと、声をかけるが、いつの間にか彼の姿は消えていた。
「あれ? セシリオさんどこに消えた?」
「リュシアン、あそこ」
テレーゼが指差し、そちらに顔を向ける。セリシオさんが神殿のような建物の中に入って行くのが見えた。
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