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第九章
第十一話 あのやろう騙しやがったな!
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~ゴッドヒルフ視点~
時は数十分前に遡る。
「何だ! この煙は! 話が違うではないか! 俺様に纏わりつくな!」
俺様ことゴッドヒルフは、自身が使用した水晶のような玉から噴き出た煙に纏わりつかれて驚く。
くそう。この煙はいったい何なんだよ。いくら振り払っても、直ぐに纏わり付いてきやがる。
気持ち悪さが拭えず、必死になって煙を振り払う。しかし俺様のスピードは煙より劣り、瞬く間に全身が覆われる。
くそう。頭がボーッとしやがる。意識が薄れてきた。
それからどれくらい時間が経ったのか分からない。意識が戻ると、視線の高さが違うことに気付く。
あれ? 俺様の目線が妙に高いような気がする。それに何故かいつもよりも視界が広くないか? ほぼ真横まで見ることができるぞ。
いったいどうなっているんだ? 俺様の身体に何が起きたという?
足元を見ると馬のような足が見えた。
俺様は馬に乗っているのか? いつの間に? ダメだ。思い出そうとすると頭痛がしてきやがる。
とにかく、馬に乗っているのだとしたら手綱を握る必要があるよな。手綱はどこにある?
手綱を探そうと両手を動かす。すると馬が両方の前足を上げた。
急に何だよ? 危ないじゃないか。それにしてもよく俺様は振り落とされなかったな。
もう一度両手を動かそうとすると、俺様の動きに連動するかのように馬が前足を動かした。
この馬やろう、おかしくないか? どうして俺様の動きに合わせることができる?
「嘘だろう。ゴッドヒルフがモンスターになった」
はぁ? 泣き虫リュシアンのやつ、何を言っているんだ? 俺様がモンスターだと?
そう思ったが、目覚めてから不思議なことばかりだ。目線が高くなっていることや、視界が広くなっていること。そして連動するかのように動く前足。
ま、まさかな。そんなことあり得るわけ。
恐怖心が俺様を襲い、恐る恐るもう一度確認する。広い視界を利用して周辺を見渡すも、俺様の姿はどこにも見えない。その代わりに炎を纏っている馬の姿が見えた。
『俺様モンスターになっているううううううううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!』
俺が叫ぶと、馬の鳴き声が耳に入って来る。
やっぱり俺様はモンスターになってしまったみたいだ。でもいったいどうして?
『ふふふ。なかなか格好良くなったではないか。人間だったころよりも凛々しい顔つきになったぞ』
突然脳内にサウザーの声が響く。
『これはワシの方から一方的に言葉を送っているので、お主が何を言ってもワシには届かない』
何だと!
『モンスターを操れるといったのは嘘だ。あの水晶には人間をモンスターに変える力がある。モンスターと化したお前なら、きっとリュシアンを倒せるだろうよ。ではまた会えることを楽しみにしている』
その言葉を最後に、サウザーの声は聞こえなくなる。
俺様がこの手でやつをボコボコにしろと言うのかよ。
「何だあのモンスターは!」
「あんなのが居るなんて聞いていないぞ!」
チッ、どうやら邪魔者たちが現れたようだな。いいだろう。準備運動ついでにあいつらをぶっ倒してやる。
肢体を動かして大会参加者達に接近する。
『クハハ! お前達はあいつをぶっ倒すための準備運動の道具にしてくれる!』
「こっちに来たぞ!」
「迎え撃て!」
弓を持っているハンターが矢を飛ばしてくる。人間だったころなら避けきれなかっただろう。だけど今の俺様の目には矢の軌道が見える。
見える! 俺様は見えるぞ!
左右に跳びながら矢を躱し、更にハンターとの距離を縮める。
ムダ! ムダ! ムダ! そんな攻撃、俺様には通用しないぞ!
「当たらない! く、来るな! ぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ハンターたちに体当たりをすると、やつらは簡単に吹き飛ばされる。運が悪かったやつは、角に串刺しにされて血を流していやがる。
きっもちいい! 角が肉を突き刺したときの感触が堪らないじゃないか。何だよ、この感覚は!
人間だった頃はハンターの悲鳴を聞くと恐怖心があったが、モンスターと化した今はその悲鳴も心地良い。
「こいつ、ピッグコングよりも強いぞ!」
「逃げろ! こんなやつに目を付けられたら命がいくつあっても足りない!」
おいおい逃げるのかよ。このクソザコどもが。まぁ、神の化身である最強の俺様を前にすれば、当然のことだよな。クハハ!
まぁ、深手を負ってまともに動けないこいつがいるから、こいつで遊ぶとするか。おらよ!
地面に倒れているハンターを思いっきり踏み付ける。
「誰か……助け……ぎゃああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
最高のメロディーを奏でるじゃないか。ねぇ? 今どんな気持ち、モンスターに踏みにじられるのってどんな気持ちなのかな?
俺様の心の問いかけにハンターは苦悶の表情をする。
本当に弱い者を虐めるのは最高だぜ。ストレスのいい発散になる。
弱者を痛ぶっていると、泣き虫リュシアンがこちらに向かっているのが視界の端に映る。
ようやく来たか。
『このときを待っていた! さぁ、モンスターとなり、本当に神の化身になった俺様が貴様をボコボコのボロ雑巾にしてくれる!』
ハンターから足を退かし、泣き虫リュシアンに突進する。頭部にある角をやつの心臓に狙いを定めた。
一発で終わらせてやる……何!
やつが鞘から太刀を抜くと角の下に当て、そのまま腕を振り上げた。その瞬間顔が強制的に上げられ、視界がブレる。
その直後、足に強烈な痛みが走る。
『いってええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!』
予想外の激痛に痛みを覚え、その場に転倒してしまった。
早く起き上がらないと。だけど痛みが酷くて直ぐには起き上がれない。
体勢を立て直そうとする間も、リュシアンは何度も刃を突き刺し、俺様の肉体を切り裂く。
痛い! 痛い! 痛い! なぜだ! どうして俺様の肉体は簡単に斬られる。俺様は神の化身、ゴッドヒルフなんだぞ!
名前に神と付いている以上、俺様は下等生物である人間に負ける訳がないんだ!
「うおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
泣き虫リュシアンの雄叫びが聞こえた。
やつの目からは一雫の涙が溢れ落ちていた。
やっぱりお前は泣き虫リュシアンだな。
そう思った瞬間、俺様の意識は潰える。
時は数十分前に遡る。
「何だ! この煙は! 話が違うではないか! 俺様に纏わりつくな!」
俺様ことゴッドヒルフは、自身が使用した水晶のような玉から噴き出た煙に纏わりつかれて驚く。
くそう。この煙はいったい何なんだよ。いくら振り払っても、直ぐに纏わり付いてきやがる。
気持ち悪さが拭えず、必死になって煙を振り払う。しかし俺様のスピードは煙より劣り、瞬く間に全身が覆われる。
くそう。頭がボーッとしやがる。意識が薄れてきた。
それからどれくらい時間が経ったのか分からない。意識が戻ると、視線の高さが違うことに気付く。
あれ? 俺様の目線が妙に高いような気がする。それに何故かいつもよりも視界が広くないか? ほぼ真横まで見ることができるぞ。
いったいどうなっているんだ? 俺様の身体に何が起きたという?
足元を見ると馬のような足が見えた。
俺様は馬に乗っているのか? いつの間に? ダメだ。思い出そうとすると頭痛がしてきやがる。
とにかく、馬に乗っているのだとしたら手綱を握る必要があるよな。手綱はどこにある?
手綱を探そうと両手を動かす。すると馬が両方の前足を上げた。
急に何だよ? 危ないじゃないか。それにしてもよく俺様は振り落とされなかったな。
もう一度両手を動かそうとすると、俺様の動きに連動するかのように馬が前足を動かした。
この馬やろう、おかしくないか? どうして俺様の動きに合わせることができる?
「嘘だろう。ゴッドヒルフがモンスターになった」
はぁ? 泣き虫リュシアンのやつ、何を言っているんだ? 俺様がモンスターだと?
そう思ったが、目覚めてから不思議なことばかりだ。目線が高くなっていることや、視界が広くなっていること。そして連動するかのように動く前足。
ま、まさかな。そんなことあり得るわけ。
恐怖心が俺様を襲い、恐る恐るもう一度確認する。広い視界を利用して周辺を見渡すも、俺様の姿はどこにも見えない。その代わりに炎を纏っている馬の姿が見えた。
『俺様モンスターになっているううううううううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!』
俺が叫ぶと、馬の鳴き声が耳に入って来る。
やっぱり俺様はモンスターになってしまったみたいだ。でもいったいどうして?
『ふふふ。なかなか格好良くなったではないか。人間だったころよりも凛々しい顔つきになったぞ』
突然脳内にサウザーの声が響く。
『これはワシの方から一方的に言葉を送っているので、お主が何を言ってもワシには届かない』
何だと!
『モンスターを操れるといったのは嘘だ。あの水晶には人間をモンスターに変える力がある。モンスターと化したお前なら、きっとリュシアンを倒せるだろうよ。ではまた会えることを楽しみにしている』
その言葉を最後に、サウザーの声は聞こえなくなる。
俺様がこの手でやつをボコボコにしろと言うのかよ。
「何だあのモンスターは!」
「あんなのが居るなんて聞いていないぞ!」
チッ、どうやら邪魔者たちが現れたようだな。いいだろう。準備運動ついでにあいつらをぶっ倒してやる。
肢体を動かして大会参加者達に接近する。
『クハハ! お前達はあいつをぶっ倒すための準備運動の道具にしてくれる!』
「こっちに来たぞ!」
「迎え撃て!」
弓を持っているハンターが矢を飛ばしてくる。人間だったころなら避けきれなかっただろう。だけど今の俺様の目には矢の軌道が見える。
見える! 俺様は見えるぞ!
左右に跳びながら矢を躱し、更にハンターとの距離を縮める。
ムダ! ムダ! ムダ! そんな攻撃、俺様には通用しないぞ!
「当たらない! く、来るな! ぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ハンターたちに体当たりをすると、やつらは簡単に吹き飛ばされる。運が悪かったやつは、角に串刺しにされて血を流していやがる。
きっもちいい! 角が肉を突き刺したときの感触が堪らないじゃないか。何だよ、この感覚は!
人間だった頃はハンターの悲鳴を聞くと恐怖心があったが、モンスターと化した今はその悲鳴も心地良い。
「こいつ、ピッグコングよりも強いぞ!」
「逃げろ! こんなやつに目を付けられたら命がいくつあっても足りない!」
おいおい逃げるのかよ。このクソザコどもが。まぁ、神の化身である最強の俺様を前にすれば、当然のことだよな。クハハ!
まぁ、深手を負ってまともに動けないこいつがいるから、こいつで遊ぶとするか。おらよ!
地面に倒れているハンターを思いっきり踏み付ける。
「誰か……助け……ぎゃああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
最高のメロディーを奏でるじゃないか。ねぇ? 今どんな気持ち、モンスターに踏みにじられるのってどんな気持ちなのかな?
俺様の心の問いかけにハンターは苦悶の表情をする。
本当に弱い者を虐めるのは最高だぜ。ストレスのいい発散になる。
弱者を痛ぶっていると、泣き虫リュシアンがこちらに向かっているのが視界の端に映る。
ようやく来たか。
『このときを待っていた! さぁ、モンスターとなり、本当に神の化身になった俺様が貴様をボコボコのボロ雑巾にしてくれる!』
ハンターから足を退かし、泣き虫リュシアンに突進する。頭部にある角をやつの心臓に狙いを定めた。
一発で終わらせてやる……何!
やつが鞘から太刀を抜くと角の下に当て、そのまま腕を振り上げた。その瞬間顔が強制的に上げられ、視界がブレる。
その直後、足に強烈な痛みが走る。
『いってええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!』
予想外の激痛に痛みを覚え、その場に転倒してしまった。
早く起き上がらないと。だけど痛みが酷くて直ぐには起き上がれない。
体勢を立て直そうとする間も、リュシアンは何度も刃を突き刺し、俺様の肉体を切り裂く。
痛い! 痛い! 痛い! なぜだ! どうして俺様の肉体は簡単に斬られる。俺様は神の化身、ゴッドヒルフなんだぞ!
名前に神と付いている以上、俺様は下等生物である人間に負ける訳がないんだ!
「うおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
泣き虫リュシアンの雄叫びが聞こえた。
やつの目からは一雫の涙が溢れ落ちていた。
やっぱりお前は泣き虫リュシアンだな。
そう思った瞬間、俺様の意識は潰える。
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