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第七章
第八話 どうして巻き込まれた俺がこんなに悩まないといけない
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~リュシアン視点~
『すまない! 正式にワタシの息子になってくれ!』
馬車の中で言われた王様の言葉を思い出しながら、俺はギルドの机に顎を乗せていた。
「たく、どうして無関係だったはずなのに、俺がこんなに悩まなければいけないんだよ」
「リュシアンさん大丈夫ですか? 何だか元気がなさそうですけど?」
「リュシアンどうしたの? 何か悩みがあるなら、あたしが相談にのるわよ」
悩んでいると、同僚のユリヤとテレーゼが声をかけてきた。
どうやら二人に心配させたらしい。
確かに彼女たちに話せば、解決方法を一緒に考えてくれるかもしれない。
「ありがとう。俺、レンナルト王様から正式に息子になってくれないかと頼まれた」
「す、すごいじゃないですか! 王族に養子として求められるなんて滅多にないことですよ! さすが国宝級の英雄ですね!」
事実を話すと、ユリヤはとても喜んでくれた。しかしテレーゼは胸の前で腕を組み、青い瞳で俺を見てくる。
「それが悩みなのね。でもどうして王様はリュシアンを養子にしたいの? 王族と言うのは血統を大事にするわ。いくらあなたが国宝級の英雄であったとしても、所詮は平民でしかない。それなのに養子にしたいとはあまりにも不自然だわ」
お、テレーゼは『俺が王様に養子になってくれと頼まれた』と言うワードだけで気付いたようだな。
「そう、テレーゼの言うとおりだ。王族は何より血統を大事にする。だからこんなことは本来あり得ない」
「そうなのですか。私、まだまだ勉強不足ですね。なら、どうしてレンナルト王様はリュシアンさんを養子として求めるのですか?」
ユリヤに訪ねられ、俺は馬車の中での光景を思い出して溜め息を吐く。
「それは王様が、俺をこの国の王子として紹介したのが原因なんだ」
前回の依頼内容のこと二人にを軽く説明する。
「どうやら俺が席を外している最中に、レンナルト王様とバーンズ王は話が盛り上がったらしいんだ。そして国の結束を高めるために、エリーザ姫がこの国に嫁いで婚儀を行うことになった」
「ステキな話ですね。あれ? リュシアンさんが王子として紹介されたってことは、それってやばくないですか?」
「そうなんだよ。バーンズ王とエリーザ姫は、俺こそがこの国の王子だと思い込んでいる。だから嘘を突き通すためにも、レンナルト王様は必死になんて俺を養子にしようとしているんだ」
まさかレンナルト王様があんなにバカだとは思わなかった。チャプス王子があんな性格になってしまったのも、今なら分かる。
「俺は、王族になるつもりはない。内政や外政のことを考えて生活するなんて、俺には合っていないからな」
王族にはならない意思を告げると、二人はホッとした表情をしていた。
「なら、話は早いわ! レンナルト王様にはきちんと断れば済む話じゃない。自分が蒔いた種なのよ。自分の力で刈り取らせばいいじゃない」
「そうなんだけど、断った後が心配なんだよ。俺はレンナルト王様のダメなところを目撃してしまったから、本当にやっていけるか心配なんだ」
「リュシアンさんって本当に優しいですね。そんなところが素敵です」
「本当にリュシアンは他人思いよね。あたしには真似できないわ。でも、あたしができないところを簡単にやってしまえるところに惹かれるのよね」
三人で話していると、外が騒がしいことに気付いた。
「何だか外が騒がしいですね」
「本当ね。何かあったのかしら?」
「俺、ちょっと見てくる」
騒がしい外が気になり、俺はイスから立ち上がる。するとギルドの扉が開かれ、数人が中に入って来た。
彼らを見て、この人たちが外を騒がしている中心人物だと分かった。
四十代後半といった容姿をしており、コールマンと呼ばれる口の上だけ短く生やした髭をしている。そして金髪の上には王冠が乗せられていた。
「レンナルト王様」
「リュシアン殿、返事が待ち遠しくてワタシ自ら赴いた。さぁ、返事を聞かせてくれ」
「すみません。養子の件は断らせてもらいます。俺には政治とかは向かないので」
「何だと! それは本当か!」
「はい。申し訳ないですが、断らせてもらいます」
「うーん。これは困ったな。どうやってバーンズ王に説明しようか。下手に言えば、彼を怒らせてしまう」
悩むレンナルト王様の肩に手を置き、彼をジッと見る。
「謝りましょう。真摯に謝れば、きっとバーン王も許してくれるはずです。本当にいけないことは嘘を言い続け、騙すことです。一度失った信頼を取り戻すのは大変ですが、嘘だったとバレたときに信頼を取り戻すのはもっと大変になります」
「そうか。リュシアン殿がそう言うのであればそうなのだろう。分かった。バーンズ王には謝るとする」
王様の言葉を聞き、俺はホッとした。
まるで子どもに教育をしているみたいだ。本当にこの国の将来が心配になってくる。
「では、今すぐに向かうとしよう。リュシアン殿も来てくれないか」
まぁ、レンナルト王様だけでは心配だからな。俺も付き合うとしよう。
「分かりました」
レンナルト王様とギルドを出ると、目の前にあった馬車に乗り込む。そして隣国へと向かった。
馬車で移動すること数日、俺たちは隣国に辿り着き、今はバーンズ王の御前にいる。
「レンナルト王、思っていたより早い再会だな。それで何の用だ?」
「ああ、そのう……なんだ」
レンナルト王様は言葉を詰まらせ、視線を逸らした。
まったく、世話が焼けるな。
彼の背中を軽く叩く叩きカツを入れる。
「リュシアン……殿」
俺は無言で頷く。するとレンナルト王様も頷き返す。
「バーンズ王、此度は謝罪と真実を告げるためにきた」
「謝罪だと?」
「ワタシの隣にいるリュシアン殿は本当の息子ではない。本当の息子……チャプスは己を見つめ直すために牢へ幽閉しているのだ」
「な、何だと!」
レンナルト王様のカミングアウトが余程ショックを受けたのか、バーンズ王は開いた口が塞がらないでいる。
「バーンズ王、レンナルト王様はあなたを騙そうとしていた訳ではありません。息子を会わせないことで、あなたを悲しませると思ったのです。そこで私を息子役として抜擢しました」
続けて俺が補足する。
「嘘をついてしまったことは本当にすまないと思っておる。バーンズ王が楽しみにしていたので、つい言い出せなかったのだ」
レンナルト王様が深々と頭を下げた。彼は全力で謝っている。バーンズ王が許すかどうかは神頼みだ。
「レンナルト王よ、頭を上げよ。嘘を吐かれたことに対してはショックではあったが、お主なりに悩んだのだろう」
いや、レンナルト王様は全然悩んでいませんよ。行き当たりばったりです。
内心で思いつつ、俺はこれ以上何も言わないで見守ることにした。
「お主のことを許そう。しかし婚約のことは白紙とさせてもらう。私はリュシアンが本当の王子だと思ったから、エリーザを嫁がせてもいいと判断した」
「ありがとう。バーンズ王、チャプスが更生次第、本人を連れて行く」
二人の王子は握手を交わした。
ふぅ、もう王族関連で俺が巻き込まれることはないだろうな。またハンターライフを送れそうだ。
そう思っていると、急に扉が開かれた。そして侍女と思われる女性が入ってくる。
「何事だ! 今は他国の王との謁見中だぞ!」
「王様、申し訳ありません。ですが、姫様の机の上にこれが」
侍女から手紙を受け取り、バーンズ王は書かれてある内容を読む。
「なん……だと」
動揺してしまったのか、バーンズ王は持っていた手紙を床に落とした。
落ちた手紙は表になっており、内容を読むことができる。そこには綺麗な文字でこう書かれてあった。
『婚儀には納得できませんので、この城から出て行きます。エリーザ』
最後まで読んでいただきありがとうございます。
面白かった! この物語は期待できる! 続きが早く読みたい!
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【感想】は一言コメントや誤字報告でも大丈夫です。気軽に書いていただけると嬉しいです。
何卒宜しくお願いします。
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馬車の中で言われた王様の言葉を思い出しながら、俺はギルドの机に顎を乗せていた。
「たく、どうして無関係だったはずなのに、俺がこんなに悩まなければいけないんだよ」
「リュシアンさん大丈夫ですか? 何だか元気がなさそうですけど?」
「リュシアンどうしたの? 何か悩みがあるなら、あたしが相談にのるわよ」
悩んでいると、同僚のユリヤとテレーゼが声をかけてきた。
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確かに彼女たちに話せば、解決方法を一緒に考えてくれるかもしれない。
「ありがとう。俺、レンナルト王様から正式に息子になってくれないかと頼まれた」
「す、すごいじゃないですか! 王族に養子として求められるなんて滅多にないことですよ! さすが国宝級の英雄ですね!」
事実を話すと、ユリヤはとても喜んでくれた。しかしテレーゼは胸の前で腕を組み、青い瞳で俺を見てくる。
「それが悩みなのね。でもどうして王様はリュシアンを養子にしたいの? 王族と言うのは血統を大事にするわ。いくらあなたが国宝級の英雄であったとしても、所詮は平民でしかない。それなのに養子にしたいとはあまりにも不自然だわ」
お、テレーゼは『俺が王様に養子になってくれと頼まれた』と言うワードだけで気付いたようだな。
「そう、テレーゼの言うとおりだ。王族は何より血統を大事にする。だからこんなことは本来あり得ない」
「そうなのですか。私、まだまだ勉強不足ですね。なら、どうしてレンナルト王様はリュシアンさんを養子として求めるのですか?」
ユリヤに訪ねられ、俺は馬車の中での光景を思い出して溜め息を吐く。
「それは王様が、俺をこの国の王子として紹介したのが原因なんだ」
前回の依頼内容のこと二人にを軽く説明する。
「どうやら俺が席を外している最中に、レンナルト王様とバーンズ王は話が盛り上がったらしいんだ。そして国の結束を高めるために、エリーザ姫がこの国に嫁いで婚儀を行うことになった」
「ステキな話ですね。あれ? リュシアンさんが王子として紹介されたってことは、それってやばくないですか?」
「そうなんだよ。バーンズ王とエリーザ姫は、俺こそがこの国の王子だと思い込んでいる。だから嘘を突き通すためにも、レンナルト王様は必死になんて俺を養子にしようとしているんだ」
まさかレンナルト王様があんなにバカだとは思わなかった。チャプス王子があんな性格になってしまったのも、今なら分かる。
「俺は、王族になるつもりはない。内政や外政のことを考えて生活するなんて、俺には合っていないからな」
王族にはならない意思を告げると、二人はホッとした表情をしていた。
「なら、話は早いわ! レンナルト王様にはきちんと断れば済む話じゃない。自分が蒔いた種なのよ。自分の力で刈り取らせばいいじゃない」
「そうなんだけど、断った後が心配なんだよ。俺はレンナルト王様のダメなところを目撃してしまったから、本当にやっていけるか心配なんだ」
「リュシアンさんって本当に優しいですね。そんなところが素敵です」
「本当にリュシアンは他人思いよね。あたしには真似できないわ。でも、あたしができないところを簡単にやってしまえるところに惹かれるのよね」
三人で話していると、外が騒がしいことに気付いた。
「何だか外が騒がしいですね」
「本当ね。何かあったのかしら?」
「俺、ちょっと見てくる」
騒がしい外が気になり、俺はイスから立ち上がる。するとギルドの扉が開かれ、数人が中に入って来た。
彼らを見て、この人たちが外を騒がしている中心人物だと分かった。
四十代後半といった容姿をしており、コールマンと呼ばれる口の上だけ短く生やした髭をしている。そして金髪の上には王冠が乗せられていた。
「レンナルト王様」
「リュシアン殿、返事が待ち遠しくてワタシ自ら赴いた。さぁ、返事を聞かせてくれ」
「すみません。養子の件は断らせてもらいます。俺には政治とかは向かないので」
「何だと! それは本当か!」
「はい。申し訳ないですが、断らせてもらいます」
「うーん。これは困ったな。どうやってバーンズ王に説明しようか。下手に言えば、彼を怒らせてしまう」
悩むレンナルト王様の肩に手を置き、彼をジッと見る。
「謝りましょう。真摯に謝れば、きっとバーン王も許してくれるはずです。本当にいけないことは嘘を言い続け、騙すことです。一度失った信頼を取り戻すのは大変ですが、嘘だったとバレたときに信頼を取り戻すのはもっと大変になります」
「そうか。リュシアン殿がそう言うのであればそうなのだろう。分かった。バーンズ王には謝るとする」
王様の言葉を聞き、俺はホッとした。
まるで子どもに教育をしているみたいだ。本当にこの国の将来が心配になってくる。
「では、今すぐに向かうとしよう。リュシアン殿も来てくれないか」
まぁ、レンナルト王様だけでは心配だからな。俺も付き合うとしよう。
「分かりました」
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馬車で移動すること数日、俺たちは隣国に辿り着き、今はバーンズ王の御前にいる。
「レンナルト王、思っていたより早い再会だな。それで何の用だ?」
「ああ、そのう……なんだ」
レンナルト王様は言葉を詰まらせ、視線を逸らした。
まったく、世話が焼けるな。
彼の背中を軽く叩く叩きカツを入れる。
「リュシアン……殿」
俺は無言で頷く。するとレンナルト王様も頷き返す。
「バーンズ王、此度は謝罪と真実を告げるためにきた」
「謝罪だと?」
「ワタシの隣にいるリュシアン殿は本当の息子ではない。本当の息子……チャプスは己を見つめ直すために牢へ幽閉しているのだ」
「な、何だと!」
レンナルト王様のカミングアウトが余程ショックを受けたのか、バーンズ王は開いた口が塞がらないでいる。
「バーンズ王、レンナルト王様はあなたを騙そうとしていた訳ではありません。息子を会わせないことで、あなたを悲しませると思ったのです。そこで私を息子役として抜擢しました」
続けて俺が補足する。
「嘘をついてしまったことは本当にすまないと思っておる。バーンズ王が楽しみにしていたので、つい言い出せなかったのだ」
レンナルト王様が深々と頭を下げた。彼は全力で謝っている。バーンズ王が許すかどうかは神頼みだ。
「レンナルト王よ、頭を上げよ。嘘を吐かれたことに対してはショックではあったが、お主なりに悩んだのだろう」
いや、レンナルト王様は全然悩んでいませんよ。行き当たりばったりです。
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「ありがとう。バーンズ王、チャプスが更生次第、本人を連れて行く」
二人の王子は握手を交わした。
ふぅ、もう王族関連で俺が巻き込まれることはないだろうな。またハンターライフを送れそうだ。
そう思っていると、急に扉が開かれた。そして侍女と思われる女性が入ってくる。
「何事だ! 今は他国の王との謁見中だぞ!」
「王様、申し訳ありません。ですが、姫様の机の上にこれが」
侍女から手紙を受け取り、バーンズ王は書かれてある内容を読む。
「なん……だと」
動揺してしまったのか、バーンズ王は持っていた手紙を床に落とした。
落ちた手紙は表になっており、内容を読むことができる。そこには綺麗な文字でこう書かれてあった。
『婚儀には納得できませんので、この城から出て行きます。エリーザ』
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