51 / 171
第五章
第六話 バーベキューだ!
しおりを挟む
「それでは、リュシアン君の活躍に感謝して乾杯!」
「「乾杯!」」
「か……乾杯」
赤い果実を搾って作った果汁百パーセントのドリンクが入っている小タルのジョッキを当て、今日一日を互いに労った。
どうして俺の活躍に感謝して乾杯をしているのかと言うと、俺がほとんど集めた食材を使って外でバーベキューをしているからだ。
「あー良い匂いだ。匂いを嗅ぐだけでお腹が空いて来る」
金網の上ある肉や野菜の焼ける匂いが鼻腔《びこう》を刺激して、更に空腹感が増した。
肉が焼かれると匂いや、ジュジュッという音などが食欲をそそらせる。人間が視覚から入った情報や嗅覚でとらえた匂い、聴覚で聞き入れた音などが脳に送られると、脳内に快楽物質であるドーパミンやセロトニンが発生し、胃の動きが活発になり、唾液の量が極端に増えてしまうのだ。
その結果、どうしも美味しそうと感じてしまう。
「リュシアン、こっちのお肉焼けたわよ」
「ありがとう」
テレーゼが焼けた肉を箸で掴むと、俺の顔に近づけた。
これってあーんしろってことだよな。でもみんなが見ている中、それはさすがに恥ずかしい。
でも、女の期待に応えると言うのも男の甲斐性だ。ここは俺の羞恥より、彼女の思いやりを優先すべきだろう。
「わかった。あーん」
羞恥心を感じながらも、俺は口を開けて彼女に食べさせてもらう。
口の中に肉が入り、咀嚼する。
熱い、熱い! でも美味しい!
口の中が火傷しそうになったが、それでも肉はとても美味だった。
どうやら脂が多い部分の肉だったようだ。噛む度に肉から肉汁が溢れ、数回咀嚼すると肉がどんどん小さくなり、口の中で溶け出す。
「美味しい?」
「ああ、美味しい」
「そうなんだ! それじゃあ、あたしも食べよう!」
焼けた肉を見つけ、テレーゼは肉を箸で掴むと口の中に放り込んだ。
「うーん! リュシアンが狩猟してくれたブルボーアのお肉、本当に美味しいわね」
彼女は左手を頬に添え、笑みを浮かべている。
あれ? そう言えば、これって間接キスになるんじゃ。
ここはテレーゼに指摘した方がいいのか? いや、もし暴露してしまえばエレーヌさんが揶揄ってくるかもしれない。ここは気付かなかったことにしておこう。
「リュシアンさん、こっちのタケノッコも焼けましたよ。フーフー」
今度はユリヤが焼けたタケノッコを端で掴み、彼女の口元に持っていくと息を吹きかける。
「はい、これで冷えたので熱くないですよ」
そう言うとタケノッコを挟んだ箸を俺の口元に持ってきた。
これってユリヤも俺に食べさせようとしているのか?
さすがに二度目は嫌だ。だけどテレーゼにはして、ユリヤにはしないと言うのは差別的でよくないよな。
仕方がない。ここはもう一度俺が我慢すればいいだけの話だ。
「あーん」
口を開けて焼けたタケノッコを食べさせてもらう。
肉のときとは違い、ユリヤがフーフーしてくれたお陰で口の中が熱くなることはなかった。
咀嚼する度にシャキっと音が聞こえ、タケノッコの風味が鼻から抜けていく。
「美味しい」
「良かったです。テレーゼさんは気配りが足りなかったから、熱かったでしょう」
「ま、まぁな」
つい俺は本音を口にしてしまった。
「ちょっと! それは聞き捨てならないわね! あれはたまたま忘れていただけよ!」
「たまたまですか? 人の口に入れるものですよ? もし火傷したらどうするのですか? たまたま忘れただけでは許されませんよ?」
ユリヤが論破すると、テレーゼは悔しそうに歯噛みしていた。
最近の二人って仲違いをしているような気がするな。これは困ったな。最近の依頼は三人で受けることもある。あまり関係性がよくないと、討伐系の依頼のときに支障が出てしまう。
「まぁ、まぁ、俺は気にしていないからその辺にしよう。俺は二人が仲良しの方が嬉しいな」
俺はどうにかして仲直りをしてもらおうと思い、本音を言う。
「リュシアンさんがそう言うのなら」
「べ、別に仲違いをしている訳じゃないわよ。最近ユリヤがリュシアンに色目を使っているから、つい反抗的な態度をとってしまっただけ」
「い、色目なんて使っていないですよ!」
「使っていたじゃない! リュシアンにあーんさせていたでしょうが!」
「先にしたのはテレーゼさんのほうからじゃないですか!」
二人は睨み合い、更にこの場の空気が怪しくなる。
こうなったら止められるのはギルドマスターしかいない!
そう思い、俺はエレーヌさんを見て助けをこう。
「いいわね。青春、これぞ若者よ。まぁ、わたしもまだ若いのだけどね」
歪み合う二人を見て、エレーヌさんはニヤニヤと笑みを浮かべている。
ダメだ。年長者だからこんなときは年の功でどうにかしてくれると思ったけど、全然役に立ちそうにもない。
「ねぇ、リュシアン君? 今余計なこと考えていなかった?」
しまった! また俺の考えていたことが顔に出てしまったのか!
「い、いえ。余計なことなんて何一つ考えていませんよ」
言葉を噛んでしまうも、俺は全力で嘘を吐く。
「まぁ、いいわ。リュシアン君を信じることにします」
ふぅ、良かった。どうにか俺の嘘を信じてくれた。
「はい、はい。二人ともその辺にしておきましょう。せっかくの美味しいバーベキューが不味くなってしまうわよ。食べないとそれは頑張って食材を集めてきてくれたリュシアン君に悪いわよ」
エレーヌさんが両手で手を叩きながら二人に言い聞かせる。
「そ、それはさすがにまずいわね」
「そうですね。せっかくのリュシアンさんの好意を無下にするわけにはいきません」
二人はそう言うと、焼けた肉やタケノッコを食べ始める。
「美味しいわね。ユリヤ」
「そうですね。テレーゼさん」
テレーゼの声掛けにユリヤが反応して言葉を返す。しかし不自然とぎこちなさが感じられた。
まぁ、無言で食べるよりかはマシか。流石エレーヌさんだ。俺たちよりも年をとっているだけはある。
そんなことを考えていると、エレーヌさんから視線を送られ、俺は背筋が寒くなるのを感じた。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
面白かった! この物語は期待できる! 続きが早く読みたい!
など思っていただけましたら、【感想】や【お気に入り登録】をしていただけると、作者のモチベが上がり、更新が早くなります。
【感想】は一言コメントや誤字報告でも大丈夫です。気軽にしていただけると助かります。
何卒宜しくお願いします。
「「乾杯!」」
「か……乾杯」
赤い果実を搾って作った果汁百パーセントのドリンクが入っている小タルのジョッキを当て、今日一日を互いに労った。
どうして俺の活躍に感謝して乾杯をしているのかと言うと、俺がほとんど集めた食材を使って外でバーベキューをしているからだ。
「あー良い匂いだ。匂いを嗅ぐだけでお腹が空いて来る」
金網の上ある肉や野菜の焼ける匂いが鼻腔《びこう》を刺激して、更に空腹感が増した。
肉が焼かれると匂いや、ジュジュッという音などが食欲をそそらせる。人間が視覚から入った情報や嗅覚でとらえた匂い、聴覚で聞き入れた音などが脳に送られると、脳内に快楽物質であるドーパミンやセロトニンが発生し、胃の動きが活発になり、唾液の量が極端に増えてしまうのだ。
その結果、どうしも美味しそうと感じてしまう。
「リュシアン、こっちのお肉焼けたわよ」
「ありがとう」
テレーゼが焼けた肉を箸で掴むと、俺の顔に近づけた。
これってあーんしろってことだよな。でもみんなが見ている中、それはさすがに恥ずかしい。
でも、女の期待に応えると言うのも男の甲斐性だ。ここは俺の羞恥より、彼女の思いやりを優先すべきだろう。
「わかった。あーん」
羞恥心を感じながらも、俺は口を開けて彼女に食べさせてもらう。
口の中に肉が入り、咀嚼する。
熱い、熱い! でも美味しい!
口の中が火傷しそうになったが、それでも肉はとても美味だった。
どうやら脂が多い部分の肉だったようだ。噛む度に肉から肉汁が溢れ、数回咀嚼すると肉がどんどん小さくなり、口の中で溶け出す。
「美味しい?」
「ああ、美味しい」
「そうなんだ! それじゃあ、あたしも食べよう!」
焼けた肉を見つけ、テレーゼは肉を箸で掴むと口の中に放り込んだ。
「うーん! リュシアンが狩猟してくれたブルボーアのお肉、本当に美味しいわね」
彼女は左手を頬に添え、笑みを浮かべている。
あれ? そう言えば、これって間接キスになるんじゃ。
ここはテレーゼに指摘した方がいいのか? いや、もし暴露してしまえばエレーヌさんが揶揄ってくるかもしれない。ここは気付かなかったことにしておこう。
「リュシアンさん、こっちのタケノッコも焼けましたよ。フーフー」
今度はユリヤが焼けたタケノッコを端で掴み、彼女の口元に持っていくと息を吹きかける。
「はい、これで冷えたので熱くないですよ」
そう言うとタケノッコを挟んだ箸を俺の口元に持ってきた。
これってユリヤも俺に食べさせようとしているのか?
さすがに二度目は嫌だ。だけどテレーゼにはして、ユリヤにはしないと言うのは差別的でよくないよな。
仕方がない。ここはもう一度俺が我慢すればいいだけの話だ。
「あーん」
口を開けて焼けたタケノッコを食べさせてもらう。
肉のときとは違い、ユリヤがフーフーしてくれたお陰で口の中が熱くなることはなかった。
咀嚼する度にシャキっと音が聞こえ、タケノッコの風味が鼻から抜けていく。
「美味しい」
「良かったです。テレーゼさんは気配りが足りなかったから、熱かったでしょう」
「ま、まぁな」
つい俺は本音を口にしてしまった。
「ちょっと! それは聞き捨てならないわね! あれはたまたま忘れていただけよ!」
「たまたまですか? 人の口に入れるものですよ? もし火傷したらどうするのですか? たまたま忘れただけでは許されませんよ?」
ユリヤが論破すると、テレーゼは悔しそうに歯噛みしていた。
最近の二人って仲違いをしているような気がするな。これは困ったな。最近の依頼は三人で受けることもある。あまり関係性がよくないと、討伐系の依頼のときに支障が出てしまう。
「まぁ、まぁ、俺は気にしていないからその辺にしよう。俺は二人が仲良しの方が嬉しいな」
俺はどうにかして仲直りをしてもらおうと思い、本音を言う。
「リュシアンさんがそう言うのなら」
「べ、別に仲違いをしている訳じゃないわよ。最近ユリヤがリュシアンに色目を使っているから、つい反抗的な態度をとってしまっただけ」
「い、色目なんて使っていないですよ!」
「使っていたじゃない! リュシアンにあーんさせていたでしょうが!」
「先にしたのはテレーゼさんのほうからじゃないですか!」
二人は睨み合い、更にこの場の空気が怪しくなる。
こうなったら止められるのはギルドマスターしかいない!
そう思い、俺はエレーヌさんを見て助けをこう。
「いいわね。青春、これぞ若者よ。まぁ、わたしもまだ若いのだけどね」
歪み合う二人を見て、エレーヌさんはニヤニヤと笑みを浮かべている。
ダメだ。年長者だからこんなときは年の功でどうにかしてくれると思ったけど、全然役に立ちそうにもない。
「ねぇ、リュシアン君? 今余計なこと考えていなかった?」
しまった! また俺の考えていたことが顔に出てしまったのか!
「い、いえ。余計なことなんて何一つ考えていませんよ」
言葉を噛んでしまうも、俺は全力で嘘を吐く。
「まぁ、いいわ。リュシアン君を信じることにします」
ふぅ、良かった。どうにか俺の嘘を信じてくれた。
「はい、はい。二人ともその辺にしておきましょう。せっかくの美味しいバーベキューが不味くなってしまうわよ。食べないとそれは頑張って食材を集めてきてくれたリュシアン君に悪いわよ」
エレーヌさんが両手で手を叩きながら二人に言い聞かせる。
「そ、それはさすがにまずいわね」
「そうですね。せっかくのリュシアンさんの好意を無下にするわけにはいきません」
二人はそう言うと、焼けた肉やタケノッコを食べ始める。
「美味しいわね。ユリヤ」
「そうですね。テレーゼさん」
テレーゼの声掛けにユリヤが反応して言葉を返す。しかし不自然とぎこちなさが感じられた。
まぁ、無言で食べるよりかはマシか。流石エレーヌさんだ。俺たちよりも年をとっているだけはある。
そんなことを考えていると、エレーヌさんから視線を送られ、俺は背筋が寒くなるのを感じた。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
面白かった! この物語は期待できる! 続きが早く読みたい!
など思っていただけましたら、【感想】や【お気に入り登録】をしていただけると、作者のモチベが上がり、更新が早くなります。
【感想】は一言コメントや誤字報告でも大丈夫です。気軽にしていただけると助かります。
何卒宜しくお願いします。
0
お気に入りに追加
1,122
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
俺だけLVアップするスキルガチャで、まったりダンジョン探索者生活も余裕です ~ガチャ引き楽しくてやめられねぇ~
シンギョウ ガク
ファンタジー
仕事中、寝落ちした明日見碧(あすみ あおい)は、目覚めたら暗い洞窟にいた。
目の前には蛍光ピンクのガチャマシーン(足つき)。
『初心者優遇10連ガチャ開催中』とか『SSRレアスキル確定』の誘惑に負け、金色のコインを投入してしまう。
カプセルを開けると『鑑定』、『ファイア』、『剣術向上』といったスキルが得られ、次々にステータスが向上していく。
ガチャスキルの力に魅了された俺は魔物を倒して『金色コイン』を手に入れて、ガチャ引きまくってたらいつのまにか強くなっていた。
ボスを討伐し、初めてのダンジョンの外に出た俺は、相棒のガチャと途中で助けた異世界人アスターシアとともに、異世界人ヴェルデ・アヴニールとして、生き延びるための自由気ままな異世界の旅がここからはじまった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
出戻り国家錬金術師は村でスローライフを送りたい
新川キナ
ファンタジー
主人公の少年ジンが村を出て10年。
国家錬金術師となって帰ってきた。
村の見た目は、あまり変わっていないようでも、そこに住む人々は色々と変化してて……
そんな出戻り主人公が故郷で錬金工房を開いて生活していこうと思っていた矢先。王都で付き合っていた貧乏貴族令嬢の元カノが突撃してきた。
「私に貴方の子種をちょうだい!」
「嫌です」
恋に仕事に夢にと忙しい田舎ライフを送る青年ジンの物語。
※話を改稿しました。内容が若干変わったり、登場人物が増えたりしています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
S級冒険者の子どもが進む道
干支猫
ファンタジー
【12/26完結】
とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。
父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。
そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。
その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。
魔王とはいったい?
※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
誰も要らないなら僕が貰いますが、よろしいでしょうか?
伊東 丘多
ファンタジー
ジャストキルでしか、手に入らないレアな石を取るために冒険します
小さな少年が、独自の方法でスキルアップをして強くなっていく。
そして、田舎の町から王都へ向かいます
登場人物の名前と色
グラン デディーリエ(義母の名字)
8才
若草色の髪 ブルーグリーンの目
アルフ 実父
アダマス 母
エンジュ ミライト
13才 グランの義理姉
桃色の髪 ブルーの瞳
ユーディア ミライト
17才 グランの義理姉
濃い赤紫の髪 ブルーの瞳
コンティ ミライト
7才 グランの義理の弟
フォンシル コンドーラル ベージュ
11才皇太子
ピーター サイマルト
近衛兵 皇太子付き
アダマゼイン 魔王
目が透明
ガーゼル 魔王の側近 女の子
ジャスパー
フロー 食堂宿の人
宝石の名前関係をもじってます。
色とかもあわせて。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる