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第五章
第四話 ブルボーア、悪いが俺たちの肉になってもらう
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テレーゼと合流しようと、俺は山の中を歩く。
「テレーゼどこにいるのだろうか? まぁ、この山の中だ。直ぐに見つけようとするのは難しいかもしれないな」
しばらく歩いていると、茂みが揺れ動く音が聞こえてきた。
もしかしてテレーゼか? いや、もし彼女なら、直ぐに俺のところに駆け寄って来ても可笑しくはない。それならエレーヌさんだろうか? いや、仮にそうであったとしても、相手の方から声をかけてこないのはおかしい。
念のために警戒して、果物を採取するために持って来たナイフを構える。
獣もいると聞いていたから、その類いかもしれないな。俺としたことが、その件を失念していた。
歯を食いしばっていると、茂みに隠れていた者が姿を現した。
豚の鼻に大きい牙を持ち、獣臭を漂わせる四足歩行のイノシシだ。
『ブホッ、ブホッ』
「ブルボーア!」
まさかモンスターが居るとは思わなかったな。どうする? ここは一旦引いて太刀を取りに別荘に戻るか?
いや、そんなことをしたら次に会うのがいつになるか分からない。俺が武器を取りに戻っている間に、テレーゼやエレーヌさんが襲われる可能性だって十分考えられる。
「こうなったら、ここで仕留めるしかないな」
俺は唾を飲み込む。
考え方に寄っては、ここで肉を手に入れるチャンスでもある。こいつを倒して血抜きをして解体すれば、肉にも困らないはずだ。
倒すことにすると、俺は地面に落ちている石を拾い、ブルボーアに向けて投げ付ける。
「それ!」
投げた石はモンスターの額に当たると地面に転がった。
『ブホッ、ブホッ、ブホホ!』
石を投げられたことで、俺のことを敵だと認識してくれたようだ。やつは前足で地面を蹴り、助走をつけてから一気に走り出す。
「ブルボーアは依頼で何度も倒してきているからな。行動パターンはお見通しだ」
横に跳んでモンスターとの位置が直線にならないようにする。
ブルボーアは俺の横を通り過ぎた。そして標的を外したことに気づくと、足を止め、再び走り出してくる。
「やっぱりこの島にいるブルボーアも、一直線状にしか走れないみたいだな。なら」
再び敵の攻撃を避け、俺は木の横に立つ。
「さぁ、来い!」
右手を前に出して指をクイクイと曲げる。
『ブホッ、ブホッ、ブホホ!』
その姿が更に挑発されているようにブルボーアの目には映ったようだ。
三度突進して来る。
しかし、今度はギリギリまで避けずにタイミングを伺い、限界地点に達したところで横に跳躍して攻撃を躱す。
俺が立っていた場所をブルボーアが通過しようとするが、地面から突き出ている木の根っ子に足をぶつけてしまい、そのまま転倒した。
「今がチャンス!」
再び跳躍すると、俺はナイフをモンスターの肉体に突き刺す。
肉体が損傷して鮮血が流れるも、致命傷には至らなかった。ブルボーアは直ぐに起き上がる。
「やっぱりナイフ程度では仕留めるのは難しいか」
さてさて、どうやってこいつを倒そうか。考えれば考えるほど、楽しくなってきた。
こうなったら、即席で武器を作るか。
モンスターの突進を避けつつ、俺は周辺に落ちているものを使って武器を作ってみる。
拾ったのは先端が尖っている石に長い棒、そして木の蔓だ。
長く太い棒の先端に石を取付け、外れないように木の蔓を使って固定する。
「よし、即席石の槍の完成だ」
石程度ではダメージはほとんど与えられない。寧ろ殺傷力ならナイフの方が上だ。
だけど先程のように敵が怯んだ隙に攻撃をするのは非効率であり、時間を無駄に消費してしまう。
俺の腕次第なところはあるが、石の槍を使った戦法の方が、早くこいつを倒すことができる。
「お前と遊んでいる時間はないのでね。ここら辺で倒させてもらう」
『ブホッ、ブホッ、ブホホ!』
本日何度目になるのか分からない突進攻撃をブルボーアがしてくる。
タイミングを伺い、間合いに入ったところで俺は横に跳ぶ。
この避け方も毎回同じで詰まらないけど、この方法が一番安全に回避することができるもんな。
狙いを定め、俺は石の槍を思いっきり突いた。
『ブホオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォ!』
放った槍は最初にナイフで切り裂かれた傷口に刺さり、モンスターは悲鳴を上げる。
よし、狙いどおりだ。さすが俺!
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
石の槍を突き刺した瞬間、俺は大声を上げる。
人は瞬間的に大きな力を振るう際に声を上げることで、神経による運動制御の抑制を外し、自分の筋肉の限界に近い力を発揮させることができる。
脳のリミッターを一時的に解除した俺の力により、ブルボーアの体は持ち上げられた。
そしてその勢いのまま、やつを地面に叩きつける。
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」
荒い息を吐きながら、俺はブルボーアを見た。やつは白目を向いて口から舌を出している。
どうやら地面に叩きつけた際に頭からぶつかったみたいだな。
ブルボーアの体に手を置いて生死を確認する。心臓の鼓動が確認でき、まだ生きていることがわかった。
気を失っただけでまだ死んではいないみたいだな。
「悪いが止めを刺させてもらう。サバイバルになった以上、生き残るためにはお前の肉が必要なんだ」
俺はブルボーアの心臓がある位置にナイフを突き刺し、やつにとどめを刺す。
「これで肉の確保はできた。一旦別荘に帰ってこいつの後処理をユリヤに任せるか」
肉塊となったモンスターを背負い、俺は一旦別荘に戻った。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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「テレーゼどこにいるのだろうか? まぁ、この山の中だ。直ぐに見つけようとするのは難しいかもしれないな」
しばらく歩いていると、茂みが揺れ動く音が聞こえてきた。
もしかしてテレーゼか? いや、もし彼女なら、直ぐに俺のところに駆け寄って来ても可笑しくはない。それならエレーヌさんだろうか? いや、仮にそうであったとしても、相手の方から声をかけてこないのはおかしい。
念のために警戒して、果物を採取するために持って来たナイフを構える。
獣もいると聞いていたから、その類いかもしれないな。俺としたことが、その件を失念していた。
歯を食いしばっていると、茂みに隠れていた者が姿を現した。
豚の鼻に大きい牙を持ち、獣臭を漂わせる四足歩行のイノシシだ。
『ブホッ、ブホッ』
「ブルボーア!」
まさかモンスターが居るとは思わなかったな。どうする? ここは一旦引いて太刀を取りに別荘に戻るか?
いや、そんなことをしたら次に会うのがいつになるか分からない。俺が武器を取りに戻っている間に、テレーゼやエレーヌさんが襲われる可能性だって十分考えられる。
「こうなったら、ここで仕留めるしかないな」
俺は唾を飲み込む。
考え方に寄っては、ここで肉を手に入れるチャンスでもある。こいつを倒して血抜きをして解体すれば、肉にも困らないはずだ。
倒すことにすると、俺は地面に落ちている石を拾い、ブルボーアに向けて投げ付ける。
「それ!」
投げた石はモンスターの額に当たると地面に転がった。
『ブホッ、ブホッ、ブホホ!』
石を投げられたことで、俺のことを敵だと認識してくれたようだ。やつは前足で地面を蹴り、助走をつけてから一気に走り出す。
「ブルボーアは依頼で何度も倒してきているからな。行動パターンはお見通しだ」
横に跳んでモンスターとの位置が直線にならないようにする。
ブルボーアは俺の横を通り過ぎた。そして標的を外したことに気づくと、足を止め、再び走り出してくる。
「やっぱりこの島にいるブルボーアも、一直線状にしか走れないみたいだな。なら」
再び敵の攻撃を避け、俺は木の横に立つ。
「さぁ、来い!」
右手を前に出して指をクイクイと曲げる。
『ブホッ、ブホッ、ブホホ!』
その姿が更に挑発されているようにブルボーアの目には映ったようだ。
三度突進して来る。
しかし、今度はギリギリまで避けずにタイミングを伺い、限界地点に達したところで横に跳躍して攻撃を躱す。
俺が立っていた場所をブルボーアが通過しようとするが、地面から突き出ている木の根っ子に足をぶつけてしまい、そのまま転倒した。
「今がチャンス!」
再び跳躍すると、俺はナイフをモンスターの肉体に突き刺す。
肉体が損傷して鮮血が流れるも、致命傷には至らなかった。ブルボーアは直ぐに起き上がる。
「やっぱりナイフ程度では仕留めるのは難しいか」
さてさて、どうやってこいつを倒そうか。考えれば考えるほど、楽しくなってきた。
こうなったら、即席で武器を作るか。
モンスターの突進を避けつつ、俺は周辺に落ちているものを使って武器を作ってみる。
拾ったのは先端が尖っている石に長い棒、そして木の蔓だ。
長く太い棒の先端に石を取付け、外れないように木の蔓を使って固定する。
「よし、即席石の槍の完成だ」
石程度ではダメージはほとんど与えられない。寧ろ殺傷力ならナイフの方が上だ。
だけど先程のように敵が怯んだ隙に攻撃をするのは非効率であり、時間を無駄に消費してしまう。
俺の腕次第なところはあるが、石の槍を使った戦法の方が、早くこいつを倒すことができる。
「お前と遊んでいる時間はないのでね。ここら辺で倒させてもらう」
『ブホッ、ブホッ、ブホホ!』
本日何度目になるのか分からない突進攻撃をブルボーアがしてくる。
タイミングを伺い、間合いに入ったところで俺は横に跳ぶ。
この避け方も毎回同じで詰まらないけど、この方法が一番安全に回避することができるもんな。
狙いを定め、俺は石の槍を思いっきり突いた。
『ブホオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォ!』
放った槍は最初にナイフで切り裂かれた傷口に刺さり、モンスターは悲鳴を上げる。
よし、狙いどおりだ。さすが俺!
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
石の槍を突き刺した瞬間、俺は大声を上げる。
人は瞬間的に大きな力を振るう際に声を上げることで、神経による運動制御の抑制を外し、自分の筋肉の限界に近い力を発揮させることができる。
脳のリミッターを一時的に解除した俺の力により、ブルボーアの体は持ち上げられた。
そしてその勢いのまま、やつを地面に叩きつける。
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」
荒い息を吐きながら、俺はブルボーアを見た。やつは白目を向いて口から舌を出している。
どうやら地面に叩きつけた際に頭からぶつかったみたいだな。
ブルボーアの体に手を置いて生死を確認する。心臓の鼓動が確認でき、まだ生きていることがわかった。
気を失っただけでまだ死んではいないみたいだな。
「悪いが止めを刺させてもらう。サバイバルになった以上、生き残るためにはお前の肉が必要なんだ」
俺はブルボーアの心臓がある位置にナイフを突き刺し、やつにとどめを刺す。
「これで肉の確保はできた。一旦別荘に帰ってこいつの後処理をユリヤに任せるか」
肉塊となったモンスターを背負い、俺は一旦別荘に戻った。
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