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第四章
第五話 水没林水中戦
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「よし、ルーレヌ水没林に到着したな」
ルーレヌ水没林の一番エリアに到着した俺は、着ている服を脱いで水着になった。
軽く準備体操をして潜る準備を整えると、水の中に飛び込む。
討伐対象であるシープヴォンは、五番エリアで目撃されている。それまでは水面を泳いで五番エリアについてから、潜水を始めるとするか。
なるべく体力を消耗しない背泳ぎでエリアを移動し、三番エリアを経由して五番エリアに辿り着く。
さて、ここからが本番だ。やつはほとんど水面に出てくることはない。潜ってシープヴォンを探す。
酸素ボンベがあることを確認し、俺はマスクと呼吸を確保するためのスノーケルを口に嵌め、潜水を開始した。
さて、どこにいる? あんまり長時間の水中戦は危険だから、可能な限り早期発見して倒したいのだけど。
しばらく探していると、巨大な魚が泳いでいるのを発見した。
いた! シープヴォンだ!
直ぐにやつに接近し、鞘から太刀を抜いてモンスターに一太刀当てようとする。
しかし水中では思ったように動くことができず、俺の攻撃が外れてしまった。
その間にシープヴォンは離れて行く。
慣れない環境での戦闘だと、やっぱり上手くいかないか。
だけど今ので、なんとなくだけど感覚は掴んだ。今度こそ当てる!
もう一度モンスターに近づき、そしてぎりぎりまで間合いを詰めると、やつの尻尾を斬りつける。
今の攻撃で俺に気付いたようだ。シープヴォンは振り返ると突進してきた。
泳いでギリギリで躱すと、やつはもう一度突進してくる。だが、モンスターの速度は一定だったので、なんとか回避することは可能だった。
今のところは突進攻撃しかしてこないな。水中では、眠らせる歌を歌うことができないからそれもそうか。
やつが水中では突進攻撃しかできないのなら、俺が苦戦することはないだろう。
水中戦でシープヴォンにダメージを与える鍵は、真下からの攻撃だ。
ある地点まで泳いで移動すると、モンスターが接近してくるのを待つ。
しばらくしてシープヴォンは三度突進してきた。
だが、俺は左右に避けるのではなく、真下に下がった。そして俺の真上にモンスターが来たところで奴を斬りつける。
二回の突進攻撃を見て、やつは一定の距離を往復していることが分かった。なので、その場所に移動して待っていれば攻撃のチャンスがあると思っていたが、どうやら読みが当たったな。
何度も奴の肉体を斬っていると、モンスターは猛スピードで俺から離れ、そのまま移動してしまう。
あっちの方角は四番エリアか。少しだけ面倒になってしまったな。
そんなことを思いながらも、泳いで四番エリアに移動する。
「いた! シープヴォン!」
四番エリアは水没林の中でも浅瀬になっている。なので、水中戦をするよりかは戦いやすい。だけど、その分、やつの歌声を聞くことになってしまう。
だけど、俺にはやつの歌声は利かない。俺にはテレーゼからもらった耳栓があるからな。
この耳栓は全ての音を遮る。なので、やつが歌ったところで俺は眠らされることはない。
「そう考えると、俺一人で来て正解だったな」
シープヴォンに接近し、俺はやつを斬り付ける。
『ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォン!』
「こいつ、叫ぶことことができるのかよ。まぁ、歌うことができるからそれもそうか。
まだ耳栓をしていないことを思い出し、俺はポーチからテレーゼに貰った耳栓を取り出して耳に嵌める。
これで全ての音が聞こえなくなる代わりに、やつが歌っても眠らされることはない。
やつの歌声を聴くと脳脊髄液の中にプロスタグランジンD2が増えいく。睡眠物質の増加は、脳膜にある受容体によって検知され、アデノシン神経系を経由して脳の睡眠を司る視床下部に伝わる。視床下部にはGABA神経系があって、これが活発になると、ヒスタミン覚醒系を抑制するため、眠くなるのだ。
シープヴォンは頭を上げて口を動かしている。どうやら歌っている真っ最中のようだな。
「悪いが、隙だらけである以上は攻撃させてもらう!」
俺はやつの肉体を切り裂く。すると尻尾が小刻みに動いた。
このモーションは!
敵の行動パターンを見て、俺は後方に下がる。するとやつは次第に尻尾を動かす速度を早くしていた。
あのままあそこにいたら尾鰭のビンタを食らわされていたな。だけどやつが自分の尻尾に気を取られているうちに頭のほうを攻撃できる。
シープヴォンの頭の方に回り込み、俺はやつの頭部を斬り付ける。するとやつの額に傷がついた。
一発で部位破壊したか。やっぱり強くなったな。
「さぁ、また潜られる前にこのエリアで止めを刺す」
やつの攻撃を避けながら隙があるときに攻撃をする。
よしよし良いぞ。ハンターの基本戦略だけど、今のところはノーダメージだ。
攻撃の手を休めないでいると、やつは五番エリアの方に向かおうとした。
「させるか!」
先回りをするとやつの頭部を攻撃する。今の一撃が決定打になったようで、シープヴォンは横になると動かなくなった。
「シープヴォンの討伐完了! これより剥ぎ取りを始める」
モンスターの素材を傷つけないように気を付けながら剥ぎ取りをした。
普段以上に注意を払っていたからか。剥ぎ取りに失敗した箇所はなく、多くの素材を剥ぎ取ることができた。
「よし、これで属性玉を作ることができる」
俺は討伐完了の報告をするためにギルドに帰ることにした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
面白かった! この物語は期待できる! 続きが早く読みたい!
など思っていただけましたら、【感想】や【お気に入り登録】をしていただけると、作者のモチベが上がり、更新が早くなります。
【感想】は一言コメントでも大丈夫です。
何卒宜しくお願いします。
【重要なお知らせ】
本日のお昼に別作品の投稿を開始します。
投稿したら近況ボードや、この物語の続きを投稿した際にまたお知らせしますので、宜しければ読んでいただけると助かります。
ルーレヌ水没林の一番エリアに到着した俺は、着ている服を脱いで水着になった。
軽く準備体操をして潜る準備を整えると、水の中に飛び込む。
討伐対象であるシープヴォンは、五番エリアで目撃されている。それまでは水面を泳いで五番エリアについてから、潜水を始めるとするか。
なるべく体力を消耗しない背泳ぎでエリアを移動し、三番エリアを経由して五番エリアに辿り着く。
さて、ここからが本番だ。やつはほとんど水面に出てくることはない。潜ってシープヴォンを探す。
酸素ボンベがあることを確認し、俺はマスクと呼吸を確保するためのスノーケルを口に嵌め、潜水を開始した。
さて、どこにいる? あんまり長時間の水中戦は危険だから、可能な限り早期発見して倒したいのだけど。
しばらく探していると、巨大な魚が泳いでいるのを発見した。
いた! シープヴォンだ!
直ぐにやつに接近し、鞘から太刀を抜いてモンスターに一太刀当てようとする。
しかし水中では思ったように動くことができず、俺の攻撃が外れてしまった。
その間にシープヴォンは離れて行く。
慣れない環境での戦闘だと、やっぱり上手くいかないか。
だけど今ので、なんとなくだけど感覚は掴んだ。今度こそ当てる!
もう一度モンスターに近づき、そしてぎりぎりまで間合いを詰めると、やつの尻尾を斬りつける。
今の攻撃で俺に気付いたようだ。シープヴォンは振り返ると突進してきた。
泳いでギリギリで躱すと、やつはもう一度突進してくる。だが、モンスターの速度は一定だったので、なんとか回避することは可能だった。
今のところは突進攻撃しかしてこないな。水中では、眠らせる歌を歌うことができないからそれもそうか。
やつが水中では突進攻撃しかできないのなら、俺が苦戦することはないだろう。
水中戦でシープヴォンにダメージを与える鍵は、真下からの攻撃だ。
ある地点まで泳いで移動すると、モンスターが接近してくるのを待つ。
しばらくしてシープヴォンは三度突進してきた。
だが、俺は左右に避けるのではなく、真下に下がった。そして俺の真上にモンスターが来たところで奴を斬りつける。
二回の突進攻撃を見て、やつは一定の距離を往復していることが分かった。なので、その場所に移動して待っていれば攻撃のチャンスがあると思っていたが、どうやら読みが当たったな。
何度も奴の肉体を斬っていると、モンスターは猛スピードで俺から離れ、そのまま移動してしまう。
あっちの方角は四番エリアか。少しだけ面倒になってしまったな。
そんなことを思いながらも、泳いで四番エリアに移動する。
「いた! シープヴォン!」
四番エリアは水没林の中でも浅瀬になっている。なので、水中戦をするよりかは戦いやすい。だけど、その分、やつの歌声を聞くことになってしまう。
だけど、俺にはやつの歌声は利かない。俺にはテレーゼからもらった耳栓があるからな。
この耳栓は全ての音を遮る。なので、やつが歌ったところで俺は眠らされることはない。
「そう考えると、俺一人で来て正解だったな」
シープヴォンに接近し、俺はやつを斬り付ける。
『ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォン!』
「こいつ、叫ぶことことができるのかよ。まぁ、歌うことができるからそれもそうか。
まだ耳栓をしていないことを思い出し、俺はポーチからテレーゼに貰った耳栓を取り出して耳に嵌める。
これで全ての音が聞こえなくなる代わりに、やつが歌っても眠らされることはない。
やつの歌声を聴くと脳脊髄液の中にプロスタグランジンD2が増えいく。睡眠物質の増加は、脳膜にある受容体によって検知され、アデノシン神経系を経由して脳の睡眠を司る視床下部に伝わる。視床下部にはGABA神経系があって、これが活発になると、ヒスタミン覚醒系を抑制するため、眠くなるのだ。
シープヴォンは頭を上げて口を動かしている。どうやら歌っている真っ最中のようだな。
「悪いが、隙だらけである以上は攻撃させてもらう!」
俺はやつの肉体を切り裂く。すると尻尾が小刻みに動いた。
このモーションは!
敵の行動パターンを見て、俺は後方に下がる。するとやつは次第に尻尾を動かす速度を早くしていた。
あのままあそこにいたら尾鰭のビンタを食らわされていたな。だけどやつが自分の尻尾に気を取られているうちに頭のほうを攻撃できる。
シープヴォンの頭の方に回り込み、俺はやつの頭部を斬り付ける。するとやつの額に傷がついた。
一発で部位破壊したか。やっぱり強くなったな。
「さぁ、また潜られる前にこのエリアで止めを刺す」
やつの攻撃を避けながら隙があるときに攻撃をする。
よしよし良いぞ。ハンターの基本戦略だけど、今のところはノーダメージだ。
攻撃の手を休めないでいると、やつは五番エリアの方に向かおうとした。
「させるか!」
先回りをするとやつの頭部を攻撃する。今の一撃が決定打になったようで、シープヴォンは横になると動かなくなった。
「シープヴォンの討伐完了! これより剥ぎ取りを始める」
モンスターの素材を傷つけないように気を付けながら剥ぎ取りをした。
普段以上に注意を払っていたからか。剥ぎ取りに失敗した箇所はなく、多くの素材を剥ぎ取ることができた。
「よし、これで属性玉を作ることができる」
俺は討伐完了の報告をするためにギルドに帰ることにした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
面白かった! この物語は期待できる! 続きが早く読みたい!
など思っていただけましたら、【感想】や【お気に入り登録】をしていただけると、作者のモチベが上がり、更新が早くなります。
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