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139 秘術、影犯し
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今日もまた、いつものように依頼のために魔物狩りを行っている小愛。
魔王ですら斬り倒せる程の業物と、大魔導士と呼ばれてもおかしくはない程の超絶魔法を使用しながら、襲い来る魔物を次々に倒していく。
すると突如として彼女の背後に謎の影が現れた。
「この調子でもっと進んじゃうぞー!」
だが、小愛はその影に全然気付いていない。
一切の警戒も無いままに無防備な姿を晒してしまっている。
そんな状態では襲ってくださいと言っているようなもので……。
「隙あり!!」
「うわぁっ!?」
案の定、謎の影による攻撃を許してしまうのだった。
そうは言ってもあの小愛である。
物理攻撃への耐久力も魔法への耐性も、そりゃもう馬鹿みたいに高い訳で。
「びっくりした……」
後頭部を思い切りクナイで斬られたと言うのに、彼女の頭には傷一つ付かなかった。
本人的にはちょっと小突かれたくらいの感覚なのだろう。
「何だと……!?」
それに驚くのは影側だ。
当たり前の話だが、隙だらけの状態で背後から攻撃されて「びっくりした」で済むはずが無いのだからそうもなる。
しかし彼女がどう驚こうと現実は変わらない。
魔物すら容易にスパスパと斬れてしまう鋭利なクナイであっても、小愛の頑強過ぎる体には一切通用しないのだ。
「うわ誰!?」
と、ここで初めて謎の影に気付いた小愛は反応を示した。
振り返ればそこに真っ黒な影が武器を持って立っていたのだ。驚きもするだろう。
「ええい、見られたからには生かしてはおけん!」
すると謎の影がすぐさま攻撃に出る。
発見されてしまった以上、もはや殺すしかなくなってしまった訳である。
「うわっ」
だが何度やっても結果は変わらない。
それどころか影の持つクナイは小愛の頭に当たった瞬間に砕け散ってしまう。
「な、な、何だと……!?」
先程以上に驚いている影。
あまりにも想定外過ぎるこの状況に、彼女は驚くことしか出来ないようだ。
だがすぐに冷静さを取り戻すと、己の胸元に両腕を持ってきて謎の術式を発動し始めた。
「これは使いたくは無かったのだが……致し方あるまい」
「な、何をする気……!?」
影が魔力を帯びて行くことに気付いた小愛は警戒する。
しかし時既に時間切れ。
あっという間に彼女は影の発動させた魔法……いや、忍術の餌食となってしまった。
「……あれ?」
とは言うものの、ぱっと見小愛の体に変化は無い。
何か違和感がある訳でも無く、術式を受ける前となんら変わらない。
……と、小愛がそう思っていた矢先。
「んひっ!?」
突如、小愛の口から素っ頓狂な声が漏れ出た。
「な、何を……」
見れば謎の影が小愛の影に触れている。
そして彼女の脇腹の部分をゆっくりとなぞっていた。
「やめ、んぁっ……」
くすぐったさと気持ち良さが混ざり合った感覚が小愛を襲う。
「これこそ我が秘術、『影犯し』なり」
「影……? ま、まさか!?」
影のその言葉と行動から先程受けた術式の正体に気付いた小愛。
だが気付いたからと言ってどうにか出来るものでも無かった。
「今更気付いたとて、もう遅い」
「んぅぅっ♡」
影越しに秘部を優しく撫でられ、小愛は煽情的な声を漏らすと共にその身を捩る。
「んはぁっ♡ ぅぅっ♡」
次いで彼女の少女体型とは不相応なもちもち太ももや、柔らかくすべすべなお腹を。
控えめサイズながらもしっかりとした弾力のある胸と、その先のぷっくりと膨らんだ突起を。
更には首筋や鎖骨周りなどの敏感な部分までもが影越しにもみくちゃにされてしまった。
「はぁ……♡ はぁ……♡」
「いくら其方が強者であろうと、この術式の感度上昇の前には無力。さあ、我が手に全てを委ねてイキ死ぬが良い」
「んぅ゛ぅ゛♡♡」
一際強く腰を跳ねさせた小愛。
影によるねちっこくテクニカルな責めによってもう既に何度も絶頂してしまっている中、特段強い快楽が彼女を襲う。
だが小愛もされるがままと言う訳では無かった。
このままでは不味いと、小愛は影に向かって必死に手を伸ばす。
すると……。
「ひゃんっ!?」
「……ひゃん?」
小愛の手が影に触れた瞬間、影は可愛らしい声を上げたのだった。
「柔らかい……? これ、もしかして……」
小愛は影の持つ柔らかな何かを揉みしだく。
その度に影は可愛らしくも男を誘う淫らな声を漏らした。
「やっぱりこれ、おっぱ……」
「も、もう許さん! 其方はここで殺す……!! ええい、これだからこの秘術は嫌なのだ……!!」
どうやら小愛が揉んでいたのは影の胸部だったらしく、恥じらいの混ざる声で彼女はそう叫んだ。
そう、あろうことかこの秘術は使用者自身にも効果があるのだ。
「放せ!」
「だーめ。あんなにされちゃったんだから、今度はこっちの番だよね?」
まさに形勢逆転。影は小愛に押し倒されてしまう。
「や、やめ……ろ……」
抵抗するも、彼女は自らの術式のせいで上手く力を入れることが出来ずにいる。
小愛を前に弱点を晒した時点で、彼女の敗北は決まっていたのだ。
「んぁぁっ♡」
「そんなこと言わずにさぁ。もっと気持ち良くなろう?」
影が女性であり、なおかつ彼女自身も感度が上昇してしまっていることに気付いた小愛はもう止められない。
「んはぁっ♡ や、やめ……んぐぅぅっ♡♡」
先程と打って変わって、今度は小愛が影の秘部を弄ぶ。
細い指で優しく中を弄ったり、クリを摘まんだりして、バリエーション豊かな刺激を彼女に与えた。
「ほら、こっちも……」
次に小愛は影の豊満な柔らかおっぱいに吸いつき、先端を舌でねっとりと責め始める。
「ふぅ……♡ ふぅ……♡」
「えへへ、可愛いね……♡」
彼女の目の前にあるのは真っ黒な影だが、その感触は間違いなく女の子のそれであり、妖艶なシルエットから相当にドスケベえっちな体をしていることは確定的に明らかだった。
であればもう、小愛が興奮しないはずが無い。
「ほら、もっと可愛い声を聞かせて?」
「はぅぁっ♡」
シルエットしか見ることが出来ないにもかかわらず、小愛は影の反応からどこをどう触れば良いのかを的確に判断し、優しく、それでいて激しく彼女の体を弄り続けた。
自らの気持ち良い所を熟知している小愛だからこそ、そんな芸当が可能なのだった。
その後、増援が来たことに気付いた小愛はその場を去る。
こうして間一髪、イキ死ぬ直前で助けられた影の少女だが……この時の事が忘れられずに今でも小愛を探し続けているのはまた別のお話。
【スキル『影犯し』を習得しました】
魔王ですら斬り倒せる程の業物と、大魔導士と呼ばれてもおかしくはない程の超絶魔法を使用しながら、襲い来る魔物を次々に倒していく。
すると突如として彼女の背後に謎の影が現れた。
「この調子でもっと進んじゃうぞー!」
だが、小愛はその影に全然気付いていない。
一切の警戒も無いままに無防備な姿を晒してしまっている。
そんな状態では襲ってくださいと言っているようなもので……。
「隙あり!!」
「うわぁっ!?」
案の定、謎の影による攻撃を許してしまうのだった。
そうは言ってもあの小愛である。
物理攻撃への耐久力も魔法への耐性も、そりゃもう馬鹿みたいに高い訳で。
「びっくりした……」
後頭部を思い切りクナイで斬られたと言うのに、彼女の頭には傷一つ付かなかった。
本人的にはちょっと小突かれたくらいの感覚なのだろう。
「何だと……!?」
それに驚くのは影側だ。
当たり前の話だが、隙だらけの状態で背後から攻撃されて「びっくりした」で済むはずが無いのだからそうもなる。
しかし彼女がどう驚こうと現実は変わらない。
魔物すら容易にスパスパと斬れてしまう鋭利なクナイであっても、小愛の頑強過ぎる体には一切通用しないのだ。
「うわ誰!?」
と、ここで初めて謎の影に気付いた小愛は反応を示した。
振り返ればそこに真っ黒な影が武器を持って立っていたのだ。驚きもするだろう。
「ええい、見られたからには生かしてはおけん!」
すると謎の影がすぐさま攻撃に出る。
発見されてしまった以上、もはや殺すしかなくなってしまった訳である。
「うわっ」
だが何度やっても結果は変わらない。
それどころか影の持つクナイは小愛の頭に当たった瞬間に砕け散ってしまう。
「な、な、何だと……!?」
先程以上に驚いている影。
あまりにも想定外過ぎるこの状況に、彼女は驚くことしか出来ないようだ。
だがすぐに冷静さを取り戻すと、己の胸元に両腕を持ってきて謎の術式を発動し始めた。
「これは使いたくは無かったのだが……致し方あるまい」
「な、何をする気……!?」
影が魔力を帯びて行くことに気付いた小愛は警戒する。
しかし時既に時間切れ。
あっという間に彼女は影の発動させた魔法……いや、忍術の餌食となってしまった。
「……あれ?」
とは言うものの、ぱっと見小愛の体に変化は無い。
何か違和感がある訳でも無く、術式を受ける前となんら変わらない。
……と、小愛がそう思っていた矢先。
「んひっ!?」
突如、小愛の口から素っ頓狂な声が漏れ出た。
「な、何を……」
見れば謎の影が小愛の影に触れている。
そして彼女の脇腹の部分をゆっくりとなぞっていた。
「やめ、んぁっ……」
くすぐったさと気持ち良さが混ざり合った感覚が小愛を襲う。
「これこそ我が秘術、『影犯し』なり」
「影……? ま、まさか!?」
影のその言葉と行動から先程受けた術式の正体に気付いた小愛。
だが気付いたからと言ってどうにか出来るものでも無かった。
「今更気付いたとて、もう遅い」
「んぅぅっ♡」
影越しに秘部を優しく撫でられ、小愛は煽情的な声を漏らすと共にその身を捩る。
「んはぁっ♡ ぅぅっ♡」
次いで彼女の少女体型とは不相応なもちもち太ももや、柔らかくすべすべなお腹を。
控えめサイズながらもしっかりとした弾力のある胸と、その先のぷっくりと膨らんだ突起を。
更には首筋や鎖骨周りなどの敏感な部分までもが影越しにもみくちゃにされてしまった。
「はぁ……♡ はぁ……♡」
「いくら其方が強者であろうと、この術式の感度上昇の前には無力。さあ、我が手に全てを委ねてイキ死ぬが良い」
「んぅ゛ぅ゛♡♡」
一際強く腰を跳ねさせた小愛。
影によるねちっこくテクニカルな責めによってもう既に何度も絶頂してしまっている中、特段強い快楽が彼女を襲う。
だが小愛もされるがままと言う訳では無かった。
このままでは不味いと、小愛は影に向かって必死に手を伸ばす。
すると……。
「ひゃんっ!?」
「……ひゃん?」
小愛の手が影に触れた瞬間、影は可愛らしい声を上げたのだった。
「柔らかい……? これ、もしかして……」
小愛は影の持つ柔らかな何かを揉みしだく。
その度に影は可愛らしくも男を誘う淫らな声を漏らした。
「やっぱりこれ、おっぱ……」
「も、もう許さん! 其方はここで殺す……!! ええい、これだからこの秘術は嫌なのだ……!!」
どうやら小愛が揉んでいたのは影の胸部だったらしく、恥じらいの混ざる声で彼女はそう叫んだ。
そう、あろうことかこの秘術は使用者自身にも効果があるのだ。
「放せ!」
「だーめ。あんなにされちゃったんだから、今度はこっちの番だよね?」
まさに形勢逆転。影は小愛に押し倒されてしまう。
「や、やめ……ろ……」
抵抗するも、彼女は自らの術式のせいで上手く力を入れることが出来ずにいる。
小愛を前に弱点を晒した時点で、彼女の敗北は決まっていたのだ。
「んぁぁっ♡」
「そんなこと言わずにさぁ。もっと気持ち良くなろう?」
影が女性であり、なおかつ彼女自身も感度が上昇してしまっていることに気付いた小愛はもう止められない。
「んはぁっ♡ や、やめ……んぐぅぅっ♡♡」
先程と打って変わって、今度は小愛が影の秘部を弄ぶ。
細い指で優しく中を弄ったり、クリを摘まんだりして、バリエーション豊かな刺激を彼女に与えた。
「ほら、こっちも……」
次に小愛は影の豊満な柔らかおっぱいに吸いつき、先端を舌でねっとりと責め始める。
「ふぅ……♡ ふぅ……♡」
「えへへ、可愛いね……♡」
彼女の目の前にあるのは真っ黒な影だが、その感触は間違いなく女の子のそれであり、妖艶なシルエットから相当にドスケベえっちな体をしていることは確定的に明らかだった。
であればもう、小愛が興奮しないはずが無い。
「ほら、もっと可愛い声を聞かせて?」
「はぅぁっ♡」
シルエットしか見ることが出来ないにもかかわらず、小愛は影の反応からどこをどう触れば良いのかを的確に判断し、優しく、それでいて激しく彼女の体を弄り続けた。
自らの気持ち良い所を熟知している小愛だからこそ、そんな芸当が可能なのだった。
その後、増援が来たことに気付いた小愛はその場を去る。
こうして間一髪、イキ死ぬ直前で助けられた影の少女だが……この時の事が忘れられずに今でも小愛を探し続けているのはまた別のお話。
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