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112 ドラゴンフライに攫われて
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今日もいつものように依頼をこなしに森へとやって来た小愛。
その小さい体に似合わぬ大ぶりな両手剣を片手で軽々と振るい、魔物を斬り倒していく。
そんな彼女の元へと迫る豪速の影があった。
「ッ!?」
ブゥゥゥンと空を切る羽音が近づいてくるのに気付いた時には時既に時間切れ。彼女の体は宙ぶらりんのまま遥か上空へと連れ去られていた。
「な、なにが起き……ッ!!」
何かに掴まれていることに気付いた小愛は即座にその正体を確認しようと上を見る。するとそこには大型のトンボの見た目をした魔物であるドラゴンフライの姿があった。
8枚もある大きな羽を凄まじい速度で羽ばたかせ、あっという間に彼女を上空へと攫っていったのだ。
「放して……!」
そう叫びながら暴れる小愛だったが、次の瞬間には今の状況について理解してしまっていた。
もし今ここでドラゴンフライが彼女を放せば、そのまま地面へと真っ逆さまなのだ。いくら体が丈夫な小愛と言えどこの高さから落ちたことは無く、その恐怖は確かなものとなって彼女の心を蝕んでいた。
「ま、待って今の無し、お願いだから離さないで……」
咄嗟に訂正し、小愛は借りてきた猫のように大人しくなった。それもそのはずだ。今の彼女は高さという明確な脅威を認識してしまったのだから。
しかしだからと言ってドラゴンフライに掴まれているのが正解と言う訳にもいかないだろう。攫われた以上は何かしらの目的があるはずなのだ。
そして、それに気付かない小愛では無かった。
「もしかして……」
ドラゴンフライが自身を地面へと叩きつけることは無いのだと、ひとまず安心した小愛はとある記憶を呼び起こす。
それはゲーム時代に得た知識。ドラゴンフライは彼女のプレイしていたMMOにももちろん登場した魔物であり、その内容もしっかり覚えていた。
ゲーム上は実質的にフレーバーテキストであった魔物図鑑に記されていたドラゴンフライの情報。
それは簡単に言えば、目当てのメスを見つけると遥か上空へと連れ去りそこで交尾をすると言うものだった。
「じゃあこれって……やっぱりそう言う事だよね」
小愛はその記憶を思い出すと同時に、自らの下腹部へと当てられているモノを感じながらそう呟く。
それが何なのか。小愛はそれがわからないような人間では無かった。
「ドラゴンフライの……おちんちん」
固く、熱く、今にもはち切れそうな程に猛っているそれは、まさしくドラゴンフライのペニスだったのだ。ご立派ァ!
そんなぶっといペニスは彼女の下着の中へと侵入していく。
「んぐっ……」
そして容赦なく彼女の中へと入り込んだのだった。
虫型の魔物である彼に前戯などと言う概念は無く、交尾はただひたすらにメスを孕ませるために行うものだった。
そこに慈悲など無く、ただ無機質にペニスを突っ込むのみである。
「んぎっ、ぅ゛ぁ゛♡ 太いの、奥に当たってるぅ゛っ♡」
通常の人間ではぶち込まれた瞬間に絶命してしまいそうなドラゴンフライのペニスだが、小愛はステータスの高さによる体の耐久性もピカイチなのだ。
ゆえに、それほどのクソデカペニスであっても受け入れられるだけの余裕があった。
「んぅ゛ぅ゛っ!? んおぉ゛っ♡」
もっともそれは耐久面の話であって、彼女の精神がその刺激に耐えられるのかは別の問題であるのだが。
「ま、待って……そんな強く突いたら、お腹の中っお゛かしくなりゅぅ゛っ♡」
当然だが小愛の懇願を彼が受け入れるはずもなく、ただでさえ激しいペニスの動きをさらに強くしていく。
だがそれに伴ってドラゴンフライの体も大きく揺れた。
「ぁっ、やめ……そんなに激しくしたら落ち……」
ドラゴンフライの体が強く揺れるたびに、小愛はこのまま落っことされてしまうのではと言う恐怖に襲われる。
子宮の奥を何度も何度も執拗に突かれ、確かな快楽が脳を焼いていた。だがそれはそれとして、遥か上空で行為をしていることによる恐怖心も確かにあったのだ。
気持ち良いけど怖い。怖いけど気持ち良い。
全く違う感情が絶え間なく彼女の中で生まれてはかき消されていく。
その度に感情はぐちゃぐちゃにかきまわされ、もはや恐怖すらも快楽になりかわっていた。
そしてついにその時は訪れる。
ドラゴンフライが一際強く彼女の奥へとペニスをぶち込むのと同時に、大量の精液が流し込まれたのだった。
「んぐっぅ゛ぅ゛♡ トンボに、孕ましゃりぇりゅぅ゛ぅ゛ぅ゛♡」
とめどなく流し込まれる精液によって小愛のお腹はどんどん膨らんでいく。
そうして交尾は終わったのだったが、ドラゴンフライは自身のペニスを小愛の中から引き抜こうとはしなかった。
と言うのも、注ぎ込んだ精液が漏れ出すのを防ぐために着床までの間自身のペニスで蓋をするのだ。
つまり、まだドラゴンフライはこのまま彼女とのフライトを続けるつもりだった。
「はぁ……♡ はぁ……♡」
一方で小愛にも異変が起こる。
高所による恐怖心に侵され続けた結果、彼女は吊り橋効果によってドラゴンフライに愛を感じ始めてしまっていた。
6本ある頑丈で屈強な脚でガッシリと体を掴まれていることに安心感すら覚え、自分を落とさないように大事に扱ってくれているのだと認識した瞬間彼女の意識は彼へと向けられていた。
それはもはや恋する乙女。頬を赤く染め上げ、息も荒く、艶めかしいものになっていた。
そしてハートが浮かび上がっているのではないかと見間違う程に蕩け切った目で小愛はドラゴンフライを見る。
「……いややっぱ虫は、ちょっとない……かな。よいしょ」
そこで正気に戻った小愛は無情にも彼の脚をむしり取ってしまう。そして同様に自らの中にぶち込まれているドラゴンフライのペニスをも無慈悲にむしり取ったのだった。
いくら性欲異常者である彼女であっても、セフレならともかく流石に虫を彼氏にするのは無理なようだ。
そうして自身のナカから大量の白濁液が流れ出ていることなどお構いなしに、小愛は地面に向けて落っこちて行く。
しかし、彼女の体が地面に叩きつけられることは無かった。
「そう言えば私、飛行スキル持ってたんだった」
そう、以前彼女は飛行スキルなるものを入手していたのだ。つまり、そもそも高所に怯える必要自体が無かった。
それを忘れていたがためにドラゴンフライにいいようにされていたが、思い出した以上はもう彼女の独壇場と言う訳だ。
こうして今日も小愛は無事に魔物を倒して街へと戻るのだった。
……いや、思い切り犯されているのだから無事では無いのかもしれないが。
その小さい体に似合わぬ大ぶりな両手剣を片手で軽々と振るい、魔物を斬り倒していく。
そんな彼女の元へと迫る豪速の影があった。
「ッ!?」
ブゥゥゥンと空を切る羽音が近づいてくるのに気付いた時には時既に時間切れ。彼女の体は宙ぶらりんのまま遥か上空へと連れ去られていた。
「な、なにが起き……ッ!!」
何かに掴まれていることに気付いた小愛は即座にその正体を確認しようと上を見る。するとそこには大型のトンボの見た目をした魔物であるドラゴンフライの姿があった。
8枚もある大きな羽を凄まじい速度で羽ばたかせ、あっという間に彼女を上空へと攫っていったのだ。
「放して……!」
そう叫びながら暴れる小愛だったが、次の瞬間には今の状況について理解してしまっていた。
もし今ここでドラゴンフライが彼女を放せば、そのまま地面へと真っ逆さまなのだ。いくら体が丈夫な小愛と言えどこの高さから落ちたことは無く、その恐怖は確かなものとなって彼女の心を蝕んでいた。
「ま、待って今の無し、お願いだから離さないで……」
咄嗟に訂正し、小愛は借りてきた猫のように大人しくなった。それもそのはずだ。今の彼女は高さという明確な脅威を認識してしまったのだから。
しかしだからと言ってドラゴンフライに掴まれているのが正解と言う訳にもいかないだろう。攫われた以上は何かしらの目的があるはずなのだ。
そして、それに気付かない小愛では無かった。
「もしかして……」
ドラゴンフライが自身を地面へと叩きつけることは無いのだと、ひとまず安心した小愛はとある記憶を呼び起こす。
それはゲーム時代に得た知識。ドラゴンフライは彼女のプレイしていたMMOにももちろん登場した魔物であり、その内容もしっかり覚えていた。
ゲーム上は実質的にフレーバーテキストであった魔物図鑑に記されていたドラゴンフライの情報。
それは簡単に言えば、目当てのメスを見つけると遥か上空へと連れ去りそこで交尾をすると言うものだった。
「じゃあこれって……やっぱりそう言う事だよね」
小愛はその記憶を思い出すと同時に、自らの下腹部へと当てられているモノを感じながらそう呟く。
それが何なのか。小愛はそれがわからないような人間では無かった。
「ドラゴンフライの……おちんちん」
固く、熱く、今にもはち切れそうな程に猛っているそれは、まさしくドラゴンフライのペニスだったのだ。ご立派ァ!
そんなぶっといペニスは彼女の下着の中へと侵入していく。
「んぐっ……」
そして容赦なく彼女の中へと入り込んだのだった。
虫型の魔物である彼に前戯などと言う概念は無く、交尾はただひたすらにメスを孕ませるために行うものだった。
そこに慈悲など無く、ただ無機質にペニスを突っ込むのみである。
「んぎっ、ぅ゛ぁ゛♡ 太いの、奥に当たってるぅ゛っ♡」
通常の人間ではぶち込まれた瞬間に絶命してしまいそうなドラゴンフライのペニスだが、小愛はステータスの高さによる体の耐久性もピカイチなのだ。
ゆえに、それほどのクソデカペニスであっても受け入れられるだけの余裕があった。
「んぅ゛ぅ゛っ!? んおぉ゛っ♡」
もっともそれは耐久面の話であって、彼女の精神がその刺激に耐えられるのかは別の問題であるのだが。
「ま、待って……そんな強く突いたら、お腹の中っお゛かしくなりゅぅ゛っ♡」
当然だが小愛の懇願を彼が受け入れるはずもなく、ただでさえ激しいペニスの動きをさらに強くしていく。
だがそれに伴ってドラゴンフライの体も大きく揺れた。
「ぁっ、やめ……そんなに激しくしたら落ち……」
ドラゴンフライの体が強く揺れるたびに、小愛はこのまま落っことされてしまうのではと言う恐怖に襲われる。
子宮の奥を何度も何度も執拗に突かれ、確かな快楽が脳を焼いていた。だがそれはそれとして、遥か上空で行為をしていることによる恐怖心も確かにあったのだ。
気持ち良いけど怖い。怖いけど気持ち良い。
全く違う感情が絶え間なく彼女の中で生まれてはかき消されていく。
その度に感情はぐちゃぐちゃにかきまわされ、もはや恐怖すらも快楽になりかわっていた。
そしてついにその時は訪れる。
ドラゴンフライが一際強く彼女の奥へとペニスをぶち込むのと同時に、大量の精液が流し込まれたのだった。
「んぐっぅ゛ぅ゛♡ トンボに、孕ましゃりぇりゅぅ゛ぅ゛ぅ゛♡」
とめどなく流し込まれる精液によって小愛のお腹はどんどん膨らんでいく。
そうして交尾は終わったのだったが、ドラゴンフライは自身のペニスを小愛の中から引き抜こうとはしなかった。
と言うのも、注ぎ込んだ精液が漏れ出すのを防ぐために着床までの間自身のペニスで蓋をするのだ。
つまり、まだドラゴンフライはこのまま彼女とのフライトを続けるつもりだった。
「はぁ……♡ はぁ……♡」
一方で小愛にも異変が起こる。
高所による恐怖心に侵され続けた結果、彼女は吊り橋効果によってドラゴンフライに愛を感じ始めてしまっていた。
6本ある頑丈で屈強な脚でガッシリと体を掴まれていることに安心感すら覚え、自分を落とさないように大事に扱ってくれているのだと認識した瞬間彼女の意識は彼へと向けられていた。
それはもはや恋する乙女。頬を赤く染め上げ、息も荒く、艶めかしいものになっていた。
そしてハートが浮かび上がっているのではないかと見間違う程に蕩け切った目で小愛はドラゴンフライを見る。
「……いややっぱ虫は、ちょっとない……かな。よいしょ」
そこで正気に戻った小愛は無情にも彼の脚をむしり取ってしまう。そして同様に自らの中にぶち込まれているドラゴンフライのペニスをも無慈悲にむしり取ったのだった。
いくら性欲異常者である彼女であっても、セフレならともかく流石に虫を彼氏にするのは無理なようだ。
そうして自身のナカから大量の白濁液が流れ出ていることなどお構いなしに、小愛は地面に向けて落っこちて行く。
しかし、彼女の体が地面に叩きつけられることは無かった。
「そう言えば私、飛行スキル持ってたんだった」
そう、以前彼女は飛行スキルなるものを入手していたのだ。つまり、そもそも高所に怯える必要自体が無かった。
それを忘れていたがためにドラゴンフライにいいようにされていたが、思い出した以上はもう彼女の独壇場と言う訳だ。
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