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97 アクメ刻印

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 今日もいつものように依頼をこなしにダンジョンを彷徨う小愛。
 そんな彼女はこれまたいつものようにトラップにかかってしまう。

「ゲヘゲヘ……女だ、女がかかったぜ」
「放して……!」

 その結果当然のように拘束されてしまっている小愛の元へと一体の魔物がやってきたのだった。

「久々の女だからなぁ。グヘ……どうやって遊んでやろうか」
「うぅ……」

 魔物は今にも何かしでかしそうな程に息を荒くして目を血走らせ、小愛の体をジロジロと眺める。
 それだけでは足りなかったのか気付けば彼女の服の中へとその手を潜り込ませていた。

「グフ……グフフ。胸こそ貧相なものの体全体の肉付きは良い……こんなに良い女体を見たのは久しぶりだぜ」
「やめて……」
 
 手の平で包み込める程の控えめな胸を魔物に丹念に揉まれ、小愛の顔が徐々に赤く染まって行く。
 魔物の計25本もの指が彼女の柔らかい胸を入念に揉みしだくたびに、小愛の口から色気のある吐息が漏れ出た。

「おいおい、こんな魔物に犯されて気持ち良くなってるのか……? 変態なのか?」
「そんなこと……」

 否定しようにも体が快楽を求めてしまっているために、小愛はその後を続けることが出来なかった。

「グヘ、なんだよ傑作だなこりゃ。ならこっちはどうだ?」
「……っ!」

 それまで胸をねちっこく揉んでいた魔物の手が彼女の下腹部へと向かう。
 それに気付いた小愛はこの先に行われる事を想起したのか股に力を入れて抵抗しようとした。

 しかし、彼女の体はその意思に反して受け入れてしまっていたようだ。
 小愛の体は何の抵抗も無く、いとも容易く魔物の手の侵入を許してしまった。

「もうこんなに濡らしてやがる……ギヒ、やっぱり相当な変態だぜコイツは」

 彼女の下着は秘部から漏れ出る愛液によって既にぐしょぐしょに濡れてしまっていた。
 そんな秘部の中へと潜り込んだ計37本もの魔物の指がグネグネと動き周り、彼女の内側を刺激する。

「んぁっぁ……」
「どうだ? 人間とのエッチじゃあこんなのは絶対に味わえないぜ?」

 そう言いながら魔物は小愛の内側から刺激を与え続ける。その様子は外から見てもわかる状態であり、彼女の下腹部がグネグネと蠢いているのが見て取れた。

「しかし、このまま果てちまうのも面白くない……そこでこれだ」

 魔物は謎の筆を取り出す。

「こいつを使えば体に魔術を刻み込める。もっともその内容には制約があってな……」
「んぅっ!?」

 取り出した筆を小愛の体に擦り付ける魔物。その瞬間、小愛の体が強く跳ねたのだった。

「どういう訳かメスを気持ち良くすることしか出来ねえんだよな。グヒ……けどそれが面白いってもんだ」
「やめ……て……んぁっ♡」

 魔物は筆を使って小愛の体を弄び始めた。
 露出させた胸の先の小さな突起を筆でコショコショとなぞったり、脇の下の敏感な部分をくすぐったりして彼女の反応を楽しんでいた。

 しかしそれだけでは終わらないのがこの筆の恐ろしさだった。

「ゲヘヘ……さあて、そろそろ本番と行こうか」

 そう言うと魔物は小愛の下腹部に筆を使って魔法陣を描き始める。

「確かこう……だったな」
「んぉっぉ゛!?」

 その瞬間、小愛が強く反応し始めた。

「ゲヒ、早速効果が出てるな。最初は半信半疑だったんだ。筆で書いた内容が実際に起こるだなんてありえないだろ? けど実際はこれだ。性感帯に対して定期的に刺激を与えるように書いただけでこの有様だ。面白いったらありゃしねえよな」
「そん……な……」
「だが、まだまだこんなもんじゃねえ。そう簡単に壊れてくれるなよ?」

 筆によって魔法陣が構築されるたびに、小愛の体の中に流れ込む快楽の波が強く大きくなっていく。 
 それに伴って彼女の体も強く反応を示すようになる。

 まるで膣と陰核を直接グリグリと犯されているかのような感覚が絶え間なく襲い来るのだ。まともでいられるはずが無かった。

「ふぅ゛っ♡ ふぅ゛っ♡」
「良い顔じゃねえか……グヒ、もっともっと気持ち良くしてやるからな」

 下腹部の魔法陣を書き終えた魔物は今度は小愛の胸にも魔法陣を描き始める。
 小愛の顔はとっくに蕩けてしまっており、その虚ろな目はもはやどこを見ているのかもわからない状態だった。
 それでもなお魔物による責めは終わらない。

「ミルクを噴き出しながらイキ続ける……これでよしっと」
「んぅ゛っうぅ゛ぅ!?」

 ビクンと大きく体を跳ねさせた小愛は胸の先から母乳を噴き出しながら何度目かの絶頂を迎える。

「おいおい、本当にミルク噴き出してやがるぜコイツ。書いたらなんでもその通りになるみたいだな。にしてもいくらなんでも変態にも程があるだろうよ。だがこれはこれで……」

 魔物は小愛の胸にしゃぶりつき、噴き出る母乳を飲み始めた。
 ただでさえ胸に対して常に快楽が与えられていると言うのにも関わらず、魔物のねっとりとした舌による刺激がさらに彼女へと負荷を与えた。

「ぁぅ……♡ んぉ……♡」

 そうして異常な刺激と快楽に飲みこまれている小愛は小刻みに体を震わせながら、うわ言のように声を漏らし続ける。
 もはや思考して言葉を発することは出来ず、刺激に対して反射的に声を発することしか出来なかった。

「ぷはっ……凄い濃密な魔力だなおい。ギヒ、これはとんでもない物を見つけてしまったかもしれねえぜ。この母乳は間違いなく高値で売れるからな」

 一方で魔物は小愛の母乳の異常な魔力密度に意識を持っていかれていた。
 そのため気付けなかったのだ。彼女の体の中心から湧き上がる魔力反応に。

「ぁっ」
「グゲッ!?」

 一瞬、辺りが真っ白な閃光に包まれる。
 それはもはや何度目かもわからない魔力爆発によるものだった。
 当然だが一般魔物がその爆発に至近距離で巻き込まれて無事でいられるはずもなく、気付けば辺りは小愛一人だけを残して更地となっていた。
 
 しかしいつもと違うのはこれで全て解決とはいかない所だった。
 魔物の持っていた筆は高度なマジックアイテムであり、これほどの魔力爆発を受けてなお彼女の体に刻みこまれた魔法陣は効果を発揮し続けていたのだ。

 結果として、その効力こそ弱まっているものの小愛は常に絶頂を迎えそうな程の快楽に苛まれながら数日間過ごすことになったのだった。

[スキル『アクメ刻印』を習得しました]
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