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83 普通にえっちなマッサージ
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度重なるダンジョン攻略と魔物の討伐により心身ともに疲労困憊と言った様子の小愛。
元の世界においてはただの一般少女でしかない彼女は当然だが体のケアなど知らなかった。冒険に出た後はシャワーを浴び、寝る。その繰り返し。
ステータス的には疲れ知らずなスタミナを持つ彼女だが、それはそれ。体自体に溜まって行く疲労自体はそう簡単には消えはしなかった。
「なんか、体が重いような……?」
小愛もその違和感に気付いてはいるものの、その正体と原因にまでは気付けない。
そんな中街をぶらついていた時、彼女の目に入って来たのはとある店だった。
「マッサージ……」
そこにあったのはマッサージ店。疲れた彼女の体はその文字を認識すると共に欲求を叫び始めていた。
しかし彼女の足取りは重い。
「うーん、マッサージ店には良い思い出が無いんだよね……」
ほわんほわんと小愛は記憶の世界へと入って行く。
彼女は以前同じようにマッサージ店に訪れたことがあった。しかしそこはサキュバスによって運営されている違法マッサージ店だったのだ。
そこはサキュバスによる催淫魔法を店中に充満させており、ただのマッサージでも性行為のような快楽をその身に感じさせてしまう状態だった。
そんな中、彼女も例外では無くその催淫になすすべもなくやられてしまったのだ。
しかしあくまでただただ普通のマッサージをされていただけ。ツボを押され、筋肉をほぐされ、ひたすらに気持ちよくさせられていた。
勿論それだけでは終わらないのがサキュバスマッサージ。
なんとこの催淫魔法の効果範囲内では使用者の許可なしには絶対に絶頂することが出来ないのだ。とてつもない程の快楽と刺激に体を焼かれつつも絶対にイクことが出来ない。それは想像を絶する苦痛となるだろう。
それをサキュバスたちは商機とした。追加料金を払わなければ絶頂出来ないとして、追加オプションにしたのだ。
この効果は凄まじく、彼女らは瞬く間に巨額の富を手にすることとなった。
しかしそれが不味かった。あまりにも短時間に大金を稼ぎ過ぎてしまったがために商人ギルドに目を付けられ、さらには営業内容の不誠実さからマッサージ店の営業権利を剥奪されてしまったのだった。
そう言う事もあり現在小愛の滞在しているこの街にはサキュバスの運営する違法マッサージ店は存在していないのだが、それとは別に問題を抱える店はまだまだあった。
「だ、大丈夫……だよ、きっと」
そんな経緯を知っている彼女は大丈夫だと自分に言い聞かせるようにそう呟くと店の中へと入って行った。
今の彼女は思考力よりも疲労感の方が勝ってしまっていた。それが取り返しのつかない結果を招くことくらい彼女自身も知っていたはずなのに。
「いらっしゃいませ。ささ、こちらへどうぞ」
彼女を出迎えたのは一人の女性だった。特に怪しい所などは無い、いたって普通の女性。
「よかった、やっぱり普通のマッサージだよね」
安心したようにほっと一息ついた小愛は女性に案内され、着替え用の部屋へと入る。
「それではこちらのマッサージ用の服に着替えて奥の部屋へとお進みください」
そう言うと女性は部屋の外へと出て行った。
「これが施術着ってやつだね。さっさと着替えちゃお」
それはいたって普通の何の変哲もない施術用の服だった。特に異常も見当たらないため小愛は何の警戒も無くその服に着替えて奥の部屋へと進む。
「今回担当させていただく者です。よろしくお願いします」
奥の部屋で彼女を待っていたのは小太りの男性だった。その瞬間、小愛の足が止まる。
(……いやいや、そんな訳無いよ……ね? 違ったら失礼過ぎるし……)
小愛は男の風貌が完全にそう言うエロ同人で見かける感じの見た目だったため、急に不安になり始めていた。
そうして見た目でそう判断するのは流石に失礼過ぎると思いながら、そのまま施術台の上にあおむけで寝転んだ。
「それでは始めますね」
男は小愛の肩をゆっくりと擦り始め、その後肩のツボを押し始めた。
(あれ、普通のマッサージだ。やっぱりただの杞憂だったんだ。ちょっと悪いことしたかも……)
「んひっ!?」
「どうか、いたしましたか?」
小愛の肩を揉み終わった男は彼女の鎖骨周りへと指を移動させる。しかしそれは鎖骨で止まることは無く、その指は彼女の小さなふくらみへと向かったのだ。
「あ、あれ……そこも揉むんですか?」
「ここにはリンパがたまっておりますので」
(リンパ……)
あまりにも聞きなじみのありすぎるフレーズに小愛は身構えてしまう。
異世界に来る前にどれだけ読んだかもわからないエッチなマッサージものの本に書かれていた内容と、今の自分の置かれている状況が一致してしまっていた。
「んっ……」
「心配なさらなくても大丈夫ですよ。皆さんやられてますので」
(こ、これも……!)
これまたあまりにもド定番なフレーズが出てきたために、そこでも小愛は反応してしまう。
とは言えそれと同時に興奮もしていた。何しろエロ本やAVの中だけの事だと思っていた状況が今目の前にあるのだ。一種の聖地巡礼のような感覚だった。
「ぅぁっ……♡」
しかしそれはそれ。その状況に置かれているのが自分自身であることを、彼女は己の乳首に走った刺激によって思い出したのだった。
(だめ、乳首そんな……)
「んっ……ぅぅっ」
胸の先にある小さなピンク色の突起コリコリと摘まむように弄られたり、指先でピンと弾かれたりするたびに彼女の小さな体が跳ねる。
「それでは次は下半身をほぐしていきますね」
「ぁ、その……」
抵抗することも出来ず、小愛は男のなすがままだった。
「ここにもリンパが集まっていますからしっかりとほぐさないと」
男はそんな様子の小愛のことなどお構いなしに彼女の股を拡げ、鼠径部をゆっくりと擦りながら彼女の太ももの筋肉をほぐし始めた。
(もうここまで来たらマッサージする必要もないんじゃ……)
そう思っていた小愛だったが、そんな彼女の思考などいざ知らず男はいかがわしいマッサージを続ける。
そして今度は小愛のひざを持って股をガバッと開いたのだった。
「ぅぇっ、何でそんな……」
「施術のためです。大丈夫です皆さんされていますので」
男はそれだけ言うと小愛の秘部を服の上からスリスリと指でなぞり始めた。
「んぅっ……ぁっ♡」
乳首よりも直接的な性の快楽が彼女の体を蝕んでいく。それと同時に艶やかな吐息と声が彼女の口から漏れ出てしまう。
その後も男の責めは止まらず、いつしか彼女は服を脱がされてしまっていた。
「あの、服が……やっぱり、おかしいですよね……?」
「これも施術のためです」
素っ裸にされてしまった小愛は頬を赤く染めながら男に抗議するも、当の男は一切聞く耳を持たなかった。
それどころか男は小愛の秘部へと指を入れ、内側から彼女の弱い部分をクリクリと責め始めたのだった。
「んぅっ……♡ ふぅっ、ふぅっ……」
抵抗しなければ駄目だとわかっていた小愛だが、その体は快楽を求めてしまってまともに言う事を聞かない。
その間も男は彼女の体を弄び続ける。
「ふぅっ、ふぅっ、ん゛っぅぁっぁ゛ぁっぁ……♡」
そしてついに小愛は絶頂を迎えてしまったのだった。
無理やり開かれた秘部からは愛液と潮が噴き出ており、可愛らしい乳首は勃起しぷっくりと膨れている。それは彼女の体が性感に溺れてしまっていることを如実に表していた。
「はぁっ……はぁっ……」
「これにて施術は終了です。お疲れさまでした」
こうして小愛は普通にえっちなマッサージ店の毒牙にかかってしまったのだった。
なおこのマッサージ店での施術中の様子は記録魔法によって録画されており、闇オークションで取引されていた。
華奢でありつつも男を惹きつける魅惑ボディに可愛らしい童顔を持つ彼女の映像がそこで高額で取引されたのはもはや言うまでもないだろう。
ちなみに後日この普通にえっちなマッサージ店は普通に摘発された。
元の世界においてはただの一般少女でしかない彼女は当然だが体のケアなど知らなかった。冒険に出た後はシャワーを浴び、寝る。その繰り返し。
ステータス的には疲れ知らずなスタミナを持つ彼女だが、それはそれ。体自体に溜まって行く疲労自体はそう簡単には消えはしなかった。
「なんか、体が重いような……?」
小愛もその違和感に気付いてはいるものの、その正体と原因にまでは気付けない。
そんな中街をぶらついていた時、彼女の目に入って来たのはとある店だった。
「マッサージ……」
そこにあったのはマッサージ店。疲れた彼女の体はその文字を認識すると共に欲求を叫び始めていた。
しかし彼女の足取りは重い。
「うーん、マッサージ店には良い思い出が無いんだよね……」
ほわんほわんと小愛は記憶の世界へと入って行く。
彼女は以前同じようにマッサージ店に訪れたことがあった。しかしそこはサキュバスによって運営されている違法マッサージ店だったのだ。
そこはサキュバスによる催淫魔法を店中に充満させており、ただのマッサージでも性行為のような快楽をその身に感じさせてしまう状態だった。
そんな中、彼女も例外では無くその催淫になすすべもなくやられてしまったのだ。
しかしあくまでただただ普通のマッサージをされていただけ。ツボを押され、筋肉をほぐされ、ひたすらに気持ちよくさせられていた。
勿論それだけでは終わらないのがサキュバスマッサージ。
なんとこの催淫魔法の効果範囲内では使用者の許可なしには絶対に絶頂することが出来ないのだ。とてつもない程の快楽と刺激に体を焼かれつつも絶対にイクことが出来ない。それは想像を絶する苦痛となるだろう。
それをサキュバスたちは商機とした。追加料金を払わなければ絶頂出来ないとして、追加オプションにしたのだ。
この効果は凄まじく、彼女らは瞬く間に巨額の富を手にすることとなった。
しかしそれが不味かった。あまりにも短時間に大金を稼ぎ過ぎてしまったがために商人ギルドに目を付けられ、さらには営業内容の不誠実さからマッサージ店の営業権利を剥奪されてしまったのだった。
そう言う事もあり現在小愛の滞在しているこの街にはサキュバスの運営する違法マッサージ店は存在していないのだが、それとは別に問題を抱える店はまだまだあった。
「だ、大丈夫……だよ、きっと」
そんな経緯を知っている彼女は大丈夫だと自分に言い聞かせるようにそう呟くと店の中へと入って行った。
今の彼女は思考力よりも疲労感の方が勝ってしまっていた。それが取り返しのつかない結果を招くことくらい彼女自身も知っていたはずなのに。
「いらっしゃいませ。ささ、こちらへどうぞ」
彼女を出迎えたのは一人の女性だった。特に怪しい所などは無い、いたって普通の女性。
「よかった、やっぱり普通のマッサージだよね」
安心したようにほっと一息ついた小愛は女性に案内され、着替え用の部屋へと入る。
「それではこちらのマッサージ用の服に着替えて奥の部屋へとお進みください」
そう言うと女性は部屋の外へと出て行った。
「これが施術着ってやつだね。さっさと着替えちゃお」
それはいたって普通の何の変哲もない施術用の服だった。特に異常も見当たらないため小愛は何の警戒も無くその服に着替えて奥の部屋へと進む。
「今回担当させていただく者です。よろしくお願いします」
奥の部屋で彼女を待っていたのは小太りの男性だった。その瞬間、小愛の足が止まる。
(……いやいや、そんな訳無いよ……ね? 違ったら失礼過ぎるし……)
小愛は男の風貌が完全にそう言うエロ同人で見かける感じの見た目だったため、急に不安になり始めていた。
そうして見た目でそう判断するのは流石に失礼過ぎると思いながら、そのまま施術台の上にあおむけで寝転んだ。
「それでは始めますね」
男は小愛の肩をゆっくりと擦り始め、その後肩のツボを押し始めた。
(あれ、普通のマッサージだ。やっぱりただの杞憂だったんだ。ちょっと悪いことしたかも……)
「んひっ!?」
「どうか、いたしましたか?」
小愛の肩を揉み終わった男は彼女の鎖骨周りへと指を移動させる。しかしそれは鎖骨で止まることは無く、その指は彼女の小さなふくらみへと向かったのだ。
「あ、あれ……そこも揉むんですか?」
「ここにはリンパがたまっておりますので」
(リンパ……)
あまりにも聞きなじみのありすぎるフレーズに小愛は身構えてしまう。
異世界に来る前にどれだけ読んだかもわからないエッチなマッサージものの本に書かれていた内容と、今の自分の置かれている状況が一致してしまっていた。
「んっ……」
「心配なさらなくても大丈夫ですよ。皆さんやられてますので」
(こ、これも……!)
これまたあまりにもド定番なフレーズが出てきたために、そこでも小愛は反応してしまう。
とは言えそれと同時に興奮もしていた。何しろエロ本やAVの中だけの事だと思っていた状況が今目の前にあるのだ。一種の聖地巡礼のような感覚だった。
「ぅぁっ……♡」
しかしそれはそれ。その状況に置かれているのが自分自身であることを、彼女は己の乳首に走った刺激によって思い出したのだった。
(だめ、乳首そんな……)
「んっ……ぅぅっ」
胸の先にある小さなピンク色の突起コリコリと摘まむように弄られたり、指先でピンと弾かれたりするたびに彼女の小さな体が跳ねる。
「それでは次は下半身をほぐしていきますね」
「ぁ、その……」
抵抗することも出来ず、小愛は男のなすがままだった。
「ここにもリンパが集まっていますからしっかりとほぐさないと」
男はそんな様子の小愛のことなどお構いなしに彼女の股を拡げ、鼠径部をゆっくりと擦りながら彼女の太ももの筋肉をほぐし始めた。
(もうここまで来たらマッサージする必要もないんじゃ……)
そう思っていた小愛だったが、そんな彼女の思考などいざ知らず男はいかがわしいマッサージを続ける。
そして今度は小愛のひざを持って股をガバッと開いたのだった。
「ぅぇっ、何でそんな……」
「施術のためです。大丈夫です皆さんされていますので」
男はそれだけ言うと小愛の秘部を服の上からスリスリと指でなぞり始めた。
「んぅっ……ぁっ♡」
乳首よりも直接的な性の快楽が彼女の体を蝕んでいく。それと同時に艶やかな吐息と声が彼女の口から漏れ出てしまう。
その後も男の責めは止まらず、いつしか彼女は服を脱がされてしまっていた。
「あの、服が……やっぱり、おかしいですよね……?」
「これも施術のためです」
素っ裸にされてしまった小愛は頬を赤く染めながら男に抗議するも、当の男は一切聞く耳を持たなかった。
それどころか男は小愛の秘部へと指を入れ、内側から彼女の弱い部分をクリクリと責め始めたのだった。
「んぅっ……♡ ふぅっ、ふぅっ……」
抵抗しなければ駄目だとわかっていた小愛だが、その体は快楽を求めてしまってまともに言う事を聞かない。
その間も男は彼女の体を弄び続ける。
「ふぅっ、ふぅっ、ん゛っぅぁっぁ゛ぁっぁ……♡」
そしてついに小愛は絶頂を迎えてしまったのだった。
無理やり開かれた秘部からは愛液と潮が噴き出ており、可愛らしい乳首は勃起しぷっくりと膨れている。それは彼女の体が性感に溺れてしまっていることを如実に表していた。
「はぁっ……はぁっ……」
「これにて施術は終了です。お疲れさまでした」
こうして小愛は普通にえっちなマッサージ店の毒牙にかかってしまったのだった。
なおこのマッサージ店での施術中の様子は記録魔法によって録画されており、闇オークションで取引されていた。
華奢でありつつも男を惹きつける魅惑ボディに可愛らしい童顔を持つ彼女の映像がそこで高額で取引されたのはもはや言うまでもないだろう。
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