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81 乳牛病
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ある日、何気なく街を歩いていた小愛は目に入って来る情報に対して微妙な違和感を覚えた。
「ん……? 何か変な気が……」
とは言えそれが何なのかはわからずにいた。
そのままモヤモヤとしたまま歩き続けていた彼女だったが、意識がそちらに向かっていたがために前からやってきた人とぶつかってしまう。
「ぶわっ!?」
「す、すみません!」
「いえ、こちらこそ不注意で……」
小愛はぶつかった人に謝ろうとそちらの方を向くが、そこで言葉を失ってしまう。
「あ、あの……どこかお怪我でも?」
「い、いえ……その、大きいですね?」
「大きい……?」
そう、彼女がぶつかった女性はとてつもなくおっぱいが大きかった。
ぶつかった瞬間にむにゅんと顔に触れたその感触を小愛は改めて嚙みしめていた。
「ああ、そういうことですか。実は昨日から急に大きくなりまして。ふふっ、不思議なこともあるものですよね」
「昨日から急に!?」
小愛は女性のその言葉を聞いて驚いた。いくら成長期と言えどもそんなに急に大きくなることは普通は無い。
しかしここは異世界であり、彼女の知らない常識があるのかもしれないとその場では深くは聞かずにいた。
「それでは私はこれで」
「あ、はい……」
女性と別れ、そこで小愛はモヤモヤとしていた違和感の原因に気付いたのだった。
道行く女性が軒並み巨乳だったのだ。
もちろんそれ自体に異常性は無い。ただの個体差である以上は大きい人も小さい人も存在するものだ。
しかし今回の異常性はそこでは無い。大きいこと自体に異常性は無いのだ。
「おかしい……多すぎる」
小愛の言うように、この街には胸の大きな女性が多過ぎた。あまりにも異常な数だった。
普段からこの街で生活している彼女は普段の光景を知っている。彼女の記憶が確かならば、この街にはそこまで異常な数の巨乳の女性はいないはずなのだ。
「どうしてこんな……いやでも新しく来ただけかもしれないし……」
確証が無いためにそれが明確な異常だとは断言できない小愛は、結局新しいモヤモヤが生まれたまま宿へと戻ったのだった。
すると部屋の入口で慣れ親しんだ顔と出会った。
「小愛……?」
「フタナ、どうしたの……って」
小愛の視線は彼の胸元に向かう。
「え、あれっなんで? 寄生スライムはもう治ったんじゃ……」
彼の胸も街の人と同じように大きく膨らんでいたのだ。
彼が寄生スライムに襲われ胸を肥大化させられてしまっていたのは数日も前の話であり、とっくにそれは治っていたはずだった。
「治ったよ……治ったはずなのに……」
フタナは不安そうな表情で今にも泣きそうな声を絞り出してそう言った。
「とりあえず部屋に入ろうか?」
「そ、そうだね」
このままここで話すのもあれだと思った小愛はフタナを自身の部屋へと招き入れる。そして彼から話を聞き始めた。
「それで、今日起きたら急にこうなっていて……」
「いきなりってことだよね……それって」
小愛は先程出会った女性の事を思い出す。昨日急に大きくなったのだと言っていた彼女の話からして、フタナに起こっていることと無関係とは思えなかったようだ。
「うーん、心当たりはあるけど……」
「何かわかるの!?」
「原因とかはわからないんだけどね。同じような状況の人にさっき出会ったから……」
小愛は先程の女性の事をフタナに話した。
するとフタナはなにかに気付いたかのような表情を浮かべる。
「確かにそう言われると多かったような……」
フタナもなんとなく街の人にやたらと巨乳の女性が多かったことに気付いたようだった。
「でも結局原因はわからないんだよね」
「もしかしたらスライムみたいに何かに寄生されてるとか?」
「でもこれだけ多くに人となるとそれもどうなんだろう。むしろもっと多くの人に影響を及ぼすような何か……病気とか?」
「えっ」
フタナは小愛のその一言を聞いて急に不安そうな顔になっていく。
「いや、もしかしたらだし何の確証も無いし、そんなに心配しないで」
「でも、これだけの人が一斉にってことは可能性はあるよね……?」
「うーん、医者の所に行ってみる?」
どんどん顔色が悪くなっていくフタナのことを心配してか小愛は彼にそう提案した。
それを受け入れた……というよりもかなりの食い気味でフタナは医者に向かう事を決めたのだった。
ということで医者の元へとやって来た二人はそこで絶句する。そこには大量の女性がいたのだ。それも皆胸が大きい。どうやら二人と同じく病気を疑った人々がやってきていたようだ。
「お、多いね……」
基本的には回復のポーションや回復魔法で事足りるこの世界において医者の重要性は低い。そのためそれなりの規模のこの街でも小規模な診療所がいくつかある程度である。
結果的にポーションや魔法でどうにかならない事象が起きた時はあっという間に定員オーバーとなってしまうのだ。
もっともそんなことが起こる可能性はかなり低いため、それに対策をするような場所はほとんど無いのが実状だった。
そうしてかなり長い事待った後に、やっとフタナの番がやってきたのだった。
しかし部屋へと入った瞬間にフタナは目の前にいた医者を見てぎょっとした。
「あの、大丈夫ですか?」
「あぁ、はい、大丈夫です」
あまりにも多くの人が訪れていたからか疲れを隠し切れない様子だったのだ。
しかしそれもそのはずだろう。普段であれば一日に数人から多くても十数人ほどなのだ。それが今日一日だけで百人ほどは診ている。
当然対応しきれるはずもないのだが、それでも気力と根性でなんとか回している辺り彼にはプロ根性があった。
「それで、貴方も他の方と同じく?」
「はい、胸が……大きくなってしまって」
「では少し見せていただけますか?」
医者がそう言うとフタナは少し恥じらいながらもシャツのボタンを開けて、バルンと飛び出した大きく膨らんだその胸を彼に見せた。
「うーむ、普段の大きさはどれくらいで?」
「もっと小さくて……手の平で包み込めるくらいです」
「となると……少し触ってみても?」
「は、はい」
医者はフタナに許可を取り彼の胸に優しく触れる。
「やはりそうか」
医者は胸の先端から少し離れた場所を押し込んだりしながらそう呟いた。
「ここを押されて妙な感覚とかはあったりしませんか?」
「あります……やっぱり何かの病気なんでしょうか?」
「恐らく乳牛病かと思われますね」
「乳牛病……?」
フタナは初めて聞いたその病気の名を繰り返す。
「珍しい病気です。発症率自体はかなり低いのですが、何故か一斉に多くの人が発症するのです。以前に大発生したのは確か20年程前でしたか……」
「それで、これって治せるんですか……?」
医者の口ぶりからとんでもない病気なのではと思ったフタナは不安そうな顔と声でそう問う。
「今すぐ命に影響があると言ったものでは無いので安心してください。それに治療法も確立していますのでご安心を」
「よ、良かったぁ……」
医者の言葉に安堵し胸をなでおろすフタナ。
こうして胸に起きた異常が病気によるものだと知ったフタナは特効薬を貰い宿へと戻ったのだった。
その夜、薬を飲んだ彼の体に異常が起こった。もっともそれが起こること自体は医者に聞いていたために知ってはいた。
「本当に母乳が……」
彼の胸の先から母乳が出始めたのだ。
彼が発症した乳牛病はただ胸が大きくなる病気では無かった。乳牛のように母乳が出てしまう。その現象こそが病名の理由なのだ。
胸が大きくなるだけで有ればメリットも大きいだろう。しかしいつどこで母乳が噴き出すかもわからず、さらにはその母乳にエネルギーや魔力も奪われてしまうのだ。デメリットも相応に大きかった。
そんな難病を治すために彼が処方された薬。それは母乳の分泌を促して内部にたまった母乳とともに発症の原因となるウイルスを流し出すものだった。
また母乳を作り出すための魔力補助薬も一緒に処方されている。元々ほとんど魔力を持たない者は魔力の代わりに生命力を奪われてしまうためである。
「うぅ……僕、どうしてこんな……」
元男であることから初めての射乳に抵抗こそあったものの、出し切らないことには治らないのだと自身に言い聞かせ、なんとか絞り出そうと自身の胸を揉むフタナだった。
その手から伝わる柔らかい胸の感触のせいで彼の男性器も反応してしまうが、それどころでは無かった彼はなんとか落ち着けて就寝した。
そして翌日、小愛の胸も大きく膨れあがっていたのだった。
「こ、小愛!? 僕と一緒にいたから……」
「いやいやフタナのせいじゃないよ。私もこの街を普通に出回っていたし、その時に多分ね」
その後フタナと同じように医者に行き薬を貰った小愛は帰り道で早速それを飲んだのだが、彼女の体は少し特殊だったようだ。
「あ、あれ……母乳が止まらな……い?」
彼女の特異な体質において、薬の効果は異常に高められてしまっていた。
どぴゅどぴゅと止まらずに母乳を噴き出し続ける小愛の胸。いつのまにか彼女の胸の体積よりも噴き出した母乳の方が多くなってしまっていた。
さながら母乳の錬成術と言うべきだろうか。
それどころか彼女の開発され尽くした胸は母乳を出すだけでも相当な快楽を生み出してしまっている。
「ん、んぅっ……ど、どうしようこれ……」
大量の母乳を噴き出し甘イキしながら宿を目指す小愛。幸い辺りには人はいないためにその姿を見られることは無かったようだ。
こうなった理由として彼女には元々乳牛病への耐性があったらしく、この病気による分泌量はかなり少なくなっていた。
しかしそんな彼女に薬で無理やり母乳を出させた結果、このような異常な分泌量になってしまったのだった。要は決壊してしまったのだ。
とは言えそれも悪いことばかりでは無かった。耐性を持つ彼女の母乳が霧散したこの街では今後数百年に渡り乳牛病が発生しないようになったのだ。
こうして小愛は結果的に多くの人々を救ったことになるのだが、それを彼女が知ることは無い。
「ん……? 何か変な気が……」
とは言えそれが何なのかはわからずにいた。
そのままモヤモヤとしたまま歩き続けていた彼女だったが、意識がそちらに向かっていたがために前からやってきた人とぶつかってしまう。
「ぶわっ!?」
「す、すみません!」
「いえ、こちらこそ不注意で……」
小愛はぶつかった人に謝ろうとそちらの方を向くが、そこで言葉を失ってしまう。
「あ、あの……どこかお怪我でも?」
「い、いえ……その、大きいですね?」
「大きい……?」
そう、彼女がぶつかった女性はとてつもなくおっぱいが大きかった。
ぶつかった瞬間にむにゅんと顔に触れたその感触を小愛は改めて嚙みしめていた。
「ああ、そういうことですか。実は昨日から急に大きくなりまして。ふふっ、不思議なこともあるものですよね」
「昨日から急に!?」
小愛は女性のその言葉を聞いて驚いた。いくら成長期と言えどもそんなに急に大きくなることは普通は無い。
しかしここは異世界であり、彼女の知らない常識があるのかもしれないとその場では深くは聞かずにいた。
「それでは私はこれで」
「あ、はい……」
女性と別れ、そこで小愛はモヤモヤとしていた違和感の原因に気付いたのだった。
道行く女性が軒並み巨乳だったのだ。
もちろんそれ自体に異常性は無い。ただの個体差である以上は大きい人も小さい人も存在するものだ。
しかし今回の異常性はそこでは無い。大きいこと自体に異常性は無いのだ。
「おかしい……多すぎる」
小愛の言うように、この街には胸の大きな女性が多過ぎた。あまりにも異常な数だった。
普段からこの街で生活している彼女は普段の光景を知っている。彼女の記憶が確かならば、この街にはそこまで異常な数の巨乳の女性はいないはずなのだ。
「どうしてこんな……いやでも新しく来ただけかもしれないし……」
確証が無いためにそれが明確な異常だとは断言できない小愛は、結局新しいモヤモヤが生まれたまま宿へと戻ったのだった。
すると部屋の入口で慣れ親しんだ顔と出会った。
「小愛……?」
「フタナ、どうしたの……って」
小愛の視線は彼の胸元に向かう。
「え、あれっなんで? 寄生スライムはもう治ったんじゃ……」
彼の胸も街の人と同じように大きく膨らんでいたのだ。
彼が寄生スライムに襲われ胸を肥大化させられてしまっていたのは数日も前の話であり、とっくにそれは治っていたはずだった。
「治ったよ……治ったはずなのに……」
フタナは不安そうな表情で今にも泣きそうな声を絞り出してそう言った。
「とりあえず部屋に入ろうか?」
「そ、そうだね」
このままここで話すのもあれだと思った小愛はフタナを自身の部屋へと招き入れる。そして彼から話を聞き始めた。
「それで、今日起きたら急にこうなっていて……」
「いきなりってことだよね……それって」
小愛は先程出会った女性の事を思い出す。昨日急に大きくなったのだと言っていた彼女の話からして、フタナに起こっていることと無関係とは思えなかったようだ。
「うーん、心当たりはあるけど……」
「何かわかるの!?」
「原因とかはわからないんだけどね。同じような状況の人にさっき出会ったから……」
小愛は先程の女性の事をフタナに話した。
するとフタナはなにかに気付いたかのような表情を浮かべる。
「確かにそう言われると多かったような……」
フタナもなんとなく街の人にやたらと巨乳の女性が多かったことに気付いたようだった。
「でも結局原因はわからないんだよね」
「もしかしたらスライムみたいに何かに寄生されてるとか?」
「でもこれだけ多くに人となるとそれもどうなんだろう。むしろもっと多くの人に影響を及ぼすような何か……病気とか?」
「えっ」
フタナは小愛のその一言を聞いて急に不安そうな顔になっていく。
「いや、もしかしたらだし何の確証も無いし、そんなに心配しないで」
「でも、これだけの人が一斉にってことは可能性はあるよね……?」
「うーん、医者の所に行ってみる?」
どんどん顔色が悪くなっていくフタナのことを心配してか小愛は彼にそう提案した。
それを受け入れた……というよりもかなりの食い気味でフタナは医者に向かう事を決めたのだった。
ということで医者の元へとやって来た二人はそこで絶句する。そこには大量の女性がいたのだ。それも皆胸が大きい。どうやら二人と同じく病気を疑った人々がやってきていたようだ。
「お、多いね……」
基本的には回復のポーションや回復魔法で事足りるこの世界において医者の重要性は低い。そのためそれなりの規模のこの街でも小規模な診療所がいくつかある程度である。
結果的にポーションや魔法でどうにかならない事象が起きた時はあっという間に定員オーバーとなってしまうのだ。
もっともそんなことが起こる可能性はかなり低いため、それに対策をするような場所はほとんど無いのが実状だった。
そうしてかなり長い事待った後に、やっとフタナの番がやってきたのだった。
しかし部屋へと入った瞬間にフタナは目の前にいた医者を見てぎょっとした。
「あの、大丈夫ですか?」
「あぁ、はい、大丈夫です」
あまりにも多くの人が訪れていたからか疲れを隠し切れない様子だったのだ。
しかしそれもそのはずだろう。普段であれば一日に数人から多くても十数人ほどなのだ。それが今日一日だけで百人ほどは診ている。
当然対応しきれるはずもないのだが、それでも気力と根性でなんとか回している辺り彼にはプロ根性があった。
「それで、貴方も他の方と同じく?」
「はい、胸が……大きくなってしまって」
「では少し見せていただけますか?」
医者がそう言うとフタナは少し恥じらいながらもシャツのボタンを開けて、バルンと飛び出した大きく膨らんだその胸を彼に見せた。
「うーむ、普段の大きさはどれくらいで?」
「もっと小さくて……手の平で包み込めるくらいです」
「となると……少し触ってみても?」
「は、はい」
医者はフタナに許可を取り彼の胸に優しく触れる。
「やはりそうか」
医者は胸の先端から少し離れた場所を押し込んだりしながらそう呟いた。
「ここを押されて妙な感覚とかはあったりしませんか?」
「あります……やっぱり何かの病気なんでしょうか?」
「恐らく乳牛病かと思われますね」
「乳牛病……?」
フタナは初めて聞いたその病気の名を繰り返す。
「珍しい病気です。発症率自体はかなり低いのですが、何故か一斉に多くの人が発症するのです。以前に大発生したのは確か20年程前でしたか……」
「それで、これって治せるんですか……?」
医者の口ぶりからとんでもない病気なのではと思ったフタナは不安そうな顔と声でそう問う。
「今すぐ命に影響があると言ったものでは無いので安心してください。それに治療法も確立していますのでご安心を」
「よ、良かったぁ……」
医者の言葉に安堵し胸をなでおろすフタナ。
こうして胸に起きた異常が病気によるものだと知ったフタナは特効薬を貰い宿へと戻ったのだった。
その夜、薬を飲んだ彼の体に異常が起こった。もっともそれが起こること自体は医者に聞いていたために知ってはいた。
「本当に母乳が……」
彼の胸の先から母乳が出始めたのだ。
彼が発症した乳牛病はただ胸が大きくなる病気では無かった。乳牛のように母乳が出てしまう。その現象こそが病名の理由なのだ。
胸が大きくなるだけで有ればメリットも大きいだろう。しかしいつどこで母乳が噴き出すかもわからず、さらにはその母乳にエネルギーや魔力も奪われてしまうのだ。デメリットも相応に大きかった。
そんな難病を治すために彼が処方された薬。それは母乳の分泌を促して内部にたまった母乳とともに発症の原因となるウイルスを流し出すものだった。
また母乳を作り出すための魔力補助薬も一緒に処方されている。元々ほとんど魔力を持たない者は魔力の代わりに生命力を奪われてしまうためである。
「うぅ……僕、どうしてこんな……」
元男であることから初めての射乳に抵抗こそあったものの、出し切らないことには治らないのだと自身に言い聞かせ、なんとか絞り出そうと自身の胸を揉むフタナだった。
その手から伝わる柔らかい胸の感触のせいで彼の男性器も反応してしまうが、それどころでは無かった彼はなんとか落ち着けて就寝した。
そして翌日、小愛の胸も大きく膨れあがっていたのだった。
「こ、小愛!? 僕と一緒にいたから……」
「いやいやフタナのせいじゃないよ。私もこの街を普通に出回っていたし、その時に多分ね」
その後フタナと同じように医者に行き薬を貰った小愛は帰り道で早速それを飲んだのだが、彼女の体は少し特殊だったようだ。
「あ、あれ……母乳が止まらな……い?」
彼女の特異な体質において、薬の効果は異常に高められてしまっていた。
どぴゅどぴゅと止まらずに母乳を噴き出し続ける小愛の胸。いつのまにか彼女の胸の体積よりも噴き出した母乳の方が多くなってしまっていた。
さながら母乳の錬成術と言うべきだろうか。
それどころか彼女の開発され尽くした胸は母乳を出すだけでも相当な快楽を生み出してしまっている。
「ん、んぅっ……ど、どうしようこれ……」
大量の母乳を噴き出し甘イキしながら宿を目指す小愛。幸い辺りには人はいないためにその姿を見られることは無かったようだ。
こうなった理由として彼女には元々乳牛病への耐性があったらしく、この病気による分泌量はかなり少なくなっていた。
しかしそんな彼女に薬で無理やり母乳を出させた結果、このような異常な分泌量になってしまったのだった。要は決壊してしまったのだ。
とは言えそれも悪いことばかりでは無かった。耐性を持つ彼女の母乳が霧散したこの街では今後数百年に渡り乳牛病が発生しないようになったのだ。
こうして小愛は結果的に多くの人々を救ったことになるのだが、それを彼女が知ることは無い。
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