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76 アルラウネ化
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今日も今日とていつものように依頼をこなしにジャングルへとやってきていた小愛。
そんな小愛にまたまたいつものように災難が降りかかる。
「ぶわっ!?」
突如として足を何かに掴まれて転んでしまう小愛。先程までそこには何も無かったはずなのにと足元を確認した彼女は、自身の足に植物のツルが絡まっていることに気づいた。
「またなの!?」
以前にも森でツルに絡まれた経験がある小愛。そのため彼女がそんな反応をするのも当然の事だった。
「アーッルッルッル」
「だ、誰……?」
そんな彼女に向かって徐々に近づく怪しい女性の笑い声。
「良い獲物がかかったアルラ~♪」
「ア、アルラウネ……!」
小愛は頬を染めながらそう叫ぶ。以前の記憶が蘇り、無意識的に体が反応してしまっていた。
「おやおや、こんな状況だと言うのになんともえっちな子なんだルラ」
アルラウネは小愛の濡れてしまっている秘部をツルで優しく撫でながらそう言う。
「やめ……て……」
否定しながらも小愛の顔は徐々に蕩けて行く。
「そんな顔で否定したところで一切の意味など無いでルラ。ふむふむ……それにしても質の良い魔力ルラねぇ……」
アルラウネはツルをいやらしく動かして小愛の全身を撫でくりまわしながら、舐めるように彼女の体を見回す。
「これなら良い眷属になりそうアルラ」
そう言うとアルラウネはそれまで小愛の体を弄っていたものと比べて一際太いツルを小愛の前に突き出した。
「な、何をする気……」
「これから君を私の眷属にすルラ」
アルラウネがそう言った瞬間、ツルが小愛の秘部の中へと侵入した。
「んがぁっ!? ぁぁっあっぁ」
膣を無理やり拡げながら奥へと入り込んでいくツル。そうしてツルが無理やり突き進むたびに小愛の体はビクビクと跳ね、彼女の口からは嗚咽と喘ぎ声の入り混じった物が漏れ出る。
「心配せずとも、すぐに気持ちよくなルラ。ほら、力を抜いて……」
「だ、駄目……んぎぃっ!?」
秘部だけでは飽き足らず、新たに現れたツルは小愛の肛門からも侵入した。
「そこ、入れるところじゃ……ないのに……んぅっ」
「おやぁ? ここを責められて気持ち良くなっちゃうなんて、一体どんなドスケベガールなんだい君は?」
アルラウネの言う通り、何度も責められ開発されてしまっていた小愛の尻穴はツルを求めてヒクヒクと痙攣していた。
「ちが……わない、けど……」
あまりにも身に覚えがありすぎるのか小愛は否定出来無かったようだ。
「まあ良いルラ。そんなことどうでも良くなっちゃうくらい気持ちよくしてあげルラからね」
「ひぐっ、まだ何かする気……?」
ツルは小愛の下着を外し、彼女の可愛らしく小さな胸を露出させた。そのあまりにも見覚えのある光景を前にして小愛は恐る恐る尋ねる。
「君の胸は小さすぎルラ。だから私の眷属に似合うような立派なモノに作り替えさせて貰うアルラ」
「んぐっ……!?」
二本のツルは小愛の胸をひとしきり撫でた後、ぷっくりと勃起した乳首の先から細いツルを突き刺す。
そして彼女の乳管から毒液を流し込み始めた。
「ぁ、っぁ……胸が、熱い……?」
「私の持つ毒液が効いてきたみたいルラね」
アルラウネの言う通り、小愛の胸は徐々にその大きさを増していた。
最初は手のひらで容易に包み込める程の大きさだったそれは、いつのまにかハンドボール程の大きさにまで膨れ上がっている。
「良い感じルラね。けど、最後の試練を突破できルラか……それが心配アルラ」
「最後の……試練……ぉ゛ぉ゛っ!?」
突然の事だった。
小愛の秘部、肛門、口、乳首からツルが勢いよく飛び出た。
「んぶっ……んぉ゛っ」
あまりにも突然過ぎたがために小愛は理解が追いつかず、虚空を見つめながらただただ声を漏らし体を震わせるばかりである。
その光景をアルラウネはそれまでのいやらしい表情とは打って変わって神妙な面持ちで見つめていた。
「体を作り替えるのには物凄い負荷がかかルラ。これに耐えられなければ体は朽ち果て、塵となってしまうアルラ」
「お゛ぼっ……お゛ぉ゛っ」
体中に走る苦痛とも快感とも言えない謎の感覚に襲われ、ただひたすらにその時を待つことしか出来ない小愛。
ツルが動くたびに彼女の体から愛液が、尿が、母乳が、唾液が、ありとあらゆる場所からありとあらゆる液体が漏れ出ていく。
そのまま数分が経った頃。彼女の体から突き出ていたツルが枯れ落ち、同時に彼女の体も地面に崩れ落ちた。
そして立ち上がった彼女は自身の体を見て違和感を覚えた。
「ぅぁ……? なに……これ……」
アルラウネのような新緑の色で染められた肢体。いや、足はツルの集合体となっており、もう人間の二足のそれは彼女には無かった。
さらにその胸にはボウリング玉を優に超える程のサイズの豊満な乳房がぶらさがっており、もはや彼女に人間だった頃の姿を思わせる物は何一つ残ってはいなかった。
いやあった。
肌色こそアルラウネのそれではあるものの、彼女の物凄く可愛らしくもどこか色気を持つ顔はそのままだった。
「ああ、良いルラ! 凄く良いルラよ!」
「ぐぇっ」
アルラウネは小愛の肩を掴みぶんぶんと揺らす。
「これは最高のアルラウネに仕上がったルラね! 魔力の質も量も申し分なし! それにこの男を惹きつける見事な体……誰が何と言おうと最高ルラ!」
「そ、そうなの……かな?」
アルラウネの勢いが強すぎたがために小愛は流されてしまっていた。
だがすぐに冷静になり、今の状況がとてつもなく不味いものだということに気付いたようだった。
「って違うよ……! 私……アルラウネになっちゃった……」
突拍子も無いことではあるが実際になってしまったものだからどうすれば良いのかがわからず、小愛は自身の体を見つめながら硬直していた。
「心配はいらないルラ。私の眷属として一緒に男を食いまくろうアルラ」
「そんな、それじゃ魔物と一緒だよ……!」
「何を言っていルラ?」
アルラウネは小愛の言葉を聞いて首を傾げた。
「君はもう立派な魔物ルラよ」
「……あぁ、ぁあっぁ」
現実を突きつけられ、小愛はその場にしゃがみ込んでしまう。
もう人間では無い。元に戻る方法もわからない。人の街に行くことも出来ない。大事な者たちに会うことも出来ない。そんな絶望が彼女を支配していく。
「む、この気配は……さあ、ちょうどよく人間が近くにいルラ。君の初陣を飾るにはぴったりアルラ」
そう言ってアルラウネは小愛の背中を押した。
「あ、あれ……何で足が、勝手に……」
彼女の意思に関係なくその足は動き始める。まるで何かに命令されているかのように。
「君は私の眷属ルラ。私の命令には逆らえないアルラ」
「そんな……」
止まろうとする小愛だが、その気持ちは一切の意味が無かった。
体が慣れてきたのか徐々に歩行速度は上がっていき、気付けば彼女は二人の男冒険者の前に出てしまっていた。
「うわっ、何だコイツ!?」
「魔物なのか……!?」
偶然にも冒険者はアルラウネの存在を知らなかったようで、彼女がすぐさま敵対しなければならない存在であるとは思わなかったようだ。
「私、敵じゃ……」
「アーッルッルッル」
と、その瞬間アルラウネが現れ片方の男を拘束したのだった。
「なんだお前は!? は、放しやがれ!」
「うーん、中々良い生命力を持った男ルラ。私はこっちを貰って行くから、そっちは好きにして良いルラよ」
そう言うとアルラウネは森の中へと消えて行った。
「ひぃっ、てめえも俺を襲おうってのか!?」
「ちがっ、私は……」
「うるせえぇ!!」
男は剣を抜き、小愛に向かって振り下ろした。
「ぐっ……」
剣は小愛の足であるツルの内の一本に当たり、そのまま斬り落としたのだった。
「そんな……何で……。こんな攻撃、今まではほとんどダメージも無かったのに……」
小愛は目の前で起こった光景を理解できずに困惑していた。
確かに彼女の能力ならこの男程度の存在からの攻撃など、全くと言って良い程にダメージにはなり得ないのだ。
だがこの時彼女は気付いていなかった。アルラウネのツルは本体の能力には関わらずに一定の強度にしかならないのだ。
それを知らなかった小愛は急に血の気が引いて行く感覚に襲われた。
「ま、待って……違うの……」
「何が違うってんだ! お前も俺をく、喰う気なんだろ!!」
「私は元々人間で……!」
「誰が信じられるかそんな話! お前の姿は誰が見ても魔物のそれじゃねえか!」
男は突然襲われた事で冷静さを欠いており、小愛の話など一切聞く気は無いようだった。
「そ、そんな……!?」
そんな状態の男にはもう何を言っても駄目だろうと考えた小愛は撤退を考えた。
しかし、アルラウネの眷属になってしまったからか。はたまた魔物としての本能か。その場から逃げることは許されなかった。
「何で逃げられないの!?」
「や、やられる前にやってやる!」
男は小愛が一瞬視線をそらした隙に彼女へと肉薄した。
「ま、待って……やだ、やだやだやだ! 死にたくない……死にたくないよぉ!!」
「これでも食らえ!! ……ぁ?」
全体重をかけた渾身の一撃を放った男。しかしその剣は小愛の頭に当たると奇麗に折れてしまった。
「……な、なんなんだよこれ」
「あれ……どういうこと?」
二人共何が起こったのかわからず、硬直したままただただ時間だけが流れた。
その後冷静さを取り戻した二人は事情を語り合い、なんやかんやで和解したのだった。
そうしてもう片方の男を助けるために二人は協力してアルラウネを打ち倒し、見事小愛の眷属化は解けたのだった。
「って、戻らないんだけど……!?」
なお、アルラウネを討伐しても小愛の体が元に戻ることは無かった。
[植物化を習得しました]
そんな小愛にまたまたいつものように災難が降りかかる。
「ぶわっ!?」
突如として足を何かに掴まれて転んでしまう小愛。先程までそこには何も無かったはずなのにと足元を確認した彼女は、自身の足に植物のツルが絡まっていることに気づいた。
「またなの!?」
以前にも森でツルに絡まれた経験がある小愛。そのため彼女がそんな反応をするのも当然の事だった。
「アーッルッルッル」
「だ、誰……?」
そんな彼女に向かって徐々に近づく怪しい女性の笑い声。
「良い獲物がかかったアルラ~♪」
「ア、アルラウネ……!」
小愛は頬を染めながらそう叫ぶ。以前の記憶が蘇り、無意識的に体が反応してしまっていた。
「おやおや、こんな状況だと言うのになんともえっちな子なんだルラ」
アルラウネは小愛の濡れてしまっている秘部をツルで優しく撫でながらそう言う。
「やめ……て……」
否定しながらも小愛の顔は徐々に蕩けて行く。
「そんな顔で否定したところで一切の意味など無いでルラ。ふむふむ……それにしても質の良い魔力ルラねぇ……」
アルラウネはツルをいやらしく動かして小愛の全身を撫でくりまわしながら、舐めるように彼女の体を見回す。
「これなら良い眷属になりそうアルラ」
そう言うとアルラウネはそれまで小愛の体を弄っていたものと比べて一際太いツルを小愛の前に突き出した。
「な、何をする気……」
「これから君を私の眷属にすルラ」
アルラウネがそう言った瞬間、ツルが小愛の秘部の中へと侵入した。
「んがぁっ!? ぁぁっあっぁ」
膣を無理やり拡げながら奥へと入り込んでいくツル。そうしてツルが無理やり突き進むたびに小愛の体はビクビクと跳ね、彼女の口からは嗚咽と喘ぎ声の入り混じった物が漏れ出る。
「心配せずとも、すぐに気持ちよくなルラ。ほら、力を抜いて……」
「だ、駄目……んぎぃっ!?」
秘部だけでは飽き足らず、新たに現れたツルは小愛の肛門からも侵入した。
「そこ、入れるところじゃ……ないのに……んぅっ」
「おやぁ? ここを責められて気持ち良くなっちゃうなんて、一体どんなドスケベガールなんだい君は?」
アルラウネの言う通り、何度も責められ開発されてしまっていた小愛の尻穴はツルを求めてヒクヒクと痙攣していた。
「ちが……わない、けど……」
あまりにも身に覚えがありすぎるのか小愛は否定出来無かったようだ。
「まあ良いルラ。そんなことどうでも良くなっちゃうくらい気持ちよくしてあげルラからね」
「ひぐっ、まだ何かする気……?」
ツルは小愛の下着を外し、彼女の可愛らしく小さな胸を露出させた。そのあまりにも見覚えのある光景を前にして小愛は恐る恐る尋ねる。
「君の胸は小さすぎルラ。だから私の眷属に似合うような立派なモノに作り替えさせて貰うアルラ」
「んぐっ……!?」
二本のツルは小愛の胸をひとしきり撫でた後、ぷっくりと勃起した乳首の先から細いツルを突き刺す。
そして彼女の乳管から毒液を流し込み始めた。
「ぁ、っぁ……胸が、熱い……?」
「私の持つ毒液が効いてきたみたいルラね」
アルラウネの言う通り、小愛の胸は徐々にその大きさを増していた。
最初は手のひらで容易に包み込める程の大きさだったそれは、いつのまにかハンドボール程の大きさにまで膨れ上がっている。
「良い感じルラね。けど、最後の試練を突破できルラか……それが心配アルラ」
「最後の……試練……ぉ゛ぉ゛っ!?」
突然の事だった。
小愛の秘部、肛門、口、乳首からツルが勢いよく飛び出た。
「んぶっ……んぉ゛っ」
あまりにも突然過ぎたがために小愛は理解が追いつかず、虚空を見つめながらただただ声を漏らし体を震わせるばかりである。
その光景をアルラウネはそれまでのいやらしい表情とは打って変わって神妙な面持ちで見つめていた。
「体を作り替えるのには物凄い負荷がかかルラ。これに耐えられなければ体は朽ち果て、塵となってしまうアルラ」
「お゛ぼっ……お゛ぉ゛っ」
体中に走る苦痛とも快感とも言えない謎の感覚に襲われ、ただひたすらにその時を待つことしか出来ない小愛。
ツルが動くたびに彼女の体から愛液が、尿が、母乳が、唾液が、ありとあらゆる場所からありとあらゆる液体が漏れ出ていく。
そのまま数分が経った頃。彼女の体から突き出ていたツルが枯れ落ち、同時に彼女の体も地面に崩れ落ちた。
そして立ち上がった彼女は自身の体を見て違和感を覚えた。
「ぅぁ……? なに……これ……」
アルラウネのような新緑の色で染められた肢体。いや、足はツルの集合体となっており、もう人間の二足のそれは彼女には無かった。
さらにその胸にはボウリング玉を優に超える程のサイズの豊満な乳房がぶらさがっており、もはや彼女に人間だった頃の姿を思わせる物は何一つ残ってはいなかった。
いやあった。
肌色こそアルラウネのそれではあるものの、彼女の物凄く可愛らしくもどこか色気を持つ顔はそのままだった。
「ああ、良いルラ! 凄く良いルラよ!」
「ぐぇっ」
アルラウネは小愛の肩を掴みぶんぶんと揺らす。
「これは最高のアルラウネに仕上がったルラね! 魔力の質も量も申し分なし! それにこの男を惹きつける見事な体……誰が何と言おうと最高ルラ!」
「そ、そうなの……かな?」
アルラウネの勢いが強すぎたがために小愛は流されてしまっていた。
だがすぐに冷静になり、今の状況がとてつもなく不味いものだということに気付いたようだった。
「って違うよ……! 私……アルラウネになっちゃった……」
突拍子も無いことではあるが実際になってしまったものだからどうすれば良いのかがわからず、小愛は自身の体を見つめながら硬直していた。
「心配はいらないルラ。私の眷属として一緒に男を食いまくろうアルラ」
「そんな、それじゃ魔物と一緒だよ……!」
「何を言っていルラ?」
アルラウネは小愛の言葉を聞いて首を傾げた。
「君はもう立派な魔物ルラよ」
「……あぁ、ぁあっぁ」
現実を突きつけられ、小愛はその場にしゃがみ込んでしまう。
もう人間では無い。元に戻る方法もわからない。人の街に行くことも出来ない。大事な者たちに会うことも出来ない。そんな絶望が彼女を支配していく。
「む、この気配は……さあ、ちょうどよく人間が近くにいルラ。君の初陣を飾るにはぴったりアルラ」
そう言ってアルラウネは小愛の背中を押した。
「あ、あれ……何で足が、勝手に……」
彼女の意思に関係なくその足は動き始める。まるで何かに命令されているかのように。
「君は私の眷属ルラ。私の命令には逆らえないアルラ」
「そんな……」
止まろうとする小愛だが、その気持ちは一切の意味が無かった。
体が慣れてきたのか徐々に歩行速度は上がっていき、気付けば彼女は二人の男冒険者の前に出てしまっていた。
「うわっ、何だコイツ!?」
「魔物なのか……!?」
偶然にも冒険者はアルラウネの存在を知らなかったようで、彼女がすぐさま敵対しなければならない存在であるとは思わなかったようだ。
「私、敵じゃ……」
「アーッルッルッル」
と、その瞬間アルラウネが現れ片方の男を拘束したのだった。
「なんだお前は!? は、放しやがれ!」
「うーん、中々良い生命力を持った男ルラ。私はこっちを貰って行くから、そっちは好きにして良いルラよ」
そう言うとアルラウネは森の中へと消えて行った。
「ひぃっ、てめえも俺を襲おうってのか!?」
「ちがっ、私は……」
「うるせえぇ!!」
男は剣を抜き、小愛に向かって振り下ろした。
「ぐっ……」
剣は小愛の足であるツルの内の一本に当たり、そのまま斬り落としたのだった。
「そんな……何で……。こんな攻撃、今まではほとんどダメージも無かったのに……」
小愛は目の前で起こった光景を理解できずに困惑していた。
確かに彼女の能力ならこの男程度の存在からの攻撃など、全くと言って良い程にダメージにはなり得ないのだ。
だがこの時彼女は気付いていなかった。アルラウネのツルは本体の能力には関わらずに一定の強度にしかならないのだ。
それを知らなかった小愛は急に血の気が引いて行く感覚に襲われた。
「ま、待って……違うの……」
「何が違うってんだ! お前も俺をく、喰う気なんだろ!!」
「私は元々人間で……!」
「誰が信じられるかそんな話! お前の姿は誰が見ても魔物のそれじゃねえか!」
男は突然襲われた事で冷静さを欠いており、小愛の話など一切聞く気は無いようだった。
「そ、そんな……!?」
そんな状態の男にはもう何を言っても駄目だろうと考えた小愛は撤退を考えた。
しかし、アルラウネの眷属になってしまったからか。はたまた魔物としての本能か。その場から逃げることは許されなかった。
「何で逃げられないの!?」
「や、やられる前にやってやる!」
男は小愛が一瞬視線をそらした隙に彼女へと肉薄した。
「ま、待って……やだ、やだやだやだ! 死にたくない……死にたくないよぉ!!」
「これでも食らえ!! ……ぁ?」
全体重をかけた渾身の一撃を放った男。しかしその剣は小愛の頭に当たると奇麗に折れてしまった。
「……な、なんなんだよこれ」
「あれ……どういうこと?」
二人共何が起こったのかわからず、硬直したままただただ時間だけが流れた。
その後冷静さを取り戻した二人は事情を語り合い、なんやかんやで和解したのだった。
そうしてもう片方の男を助けるために二人は協力してアルラウネを打ち倒し、見事小愛の眷属化は解けたのだった。
「って、戻らないんだけど……!?」
なお、アルラウネを討伐しても小愛の体が元に戻ることは無かった。
[植物化を習得しました]
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