72 / 137
72 催淫シャンプー
しおりを挟む
毎日のように依頼をこなしていた小愛だったが、今日は一転して街の美容室を訪れていた。
というのもまあ、当然だが髪が伸びていたのだ。
そんな訳でいつもの美容室に行こうとしていた彼女だったのだが、その店は偶然休業していた。
ので、別の所に訪れていた。
そうして美容室を訪れた小愛を迎えたのは美しい女性だった。
同性である小愛でもドキッとしてしまう程の美貌を持つその女性は優しい雰囲気で小愛を店内へといざなう。
店内は薄暗く、妙な匂いが充満していた。普段の小愛ならば警戒していただろう。しかしどういう訳か小愛は無警戒のまま、案内されるがままに店の奥へと連れられて行く。
まるで何かに操られているかのように。
そのまま小愛が案内された部屋は至って普通の美容室といった風貌の部屋だった。
魔法によって作られたアイテムによるものか、他の店よりも文明的に進んだ設備が整っているがそれ以外は特に妙な所は見られない。そんな部屋だった。
そこで小愛は椅子に座らせられ、他の店と変わらないようにヘアカットが行われることとなった。
しかし妙な点もあった。何故か店側が用意した別の服に着替えさせられたのだ。ここはマッサージ店では無い。ヘアカットやシャンプーのためだけに全身着替えさせるのは異常だと言えるだろう。
とは言え何故か小愛はそこにも違和感を覚えることもなく、ただただなすがままになっていた。
その後軽く頭をシャワーで流され、さらに緊張をほぐすようにして肩や頭のマッサージが行われた。「うへ~」とその気持ち良さを享受する小愛の情けない声が部屋内に響く。
……彼女は完全に警戒を解いていた。
そんな状態の彼女に女性は声をかける。
「それではこれからシャンプーを行います。少し大変かもしれませんが……耐えてくださいね?」
「た、耐え……え?」
小愛は女性の言葉を聞き小首をかしげた。
シャンプーをするうえで耐える必要があるとはどういうことなのだろうか……と。
だが彼女はすぐにその意味を思い知ることとなる。
「それでは行きますね」
女性がそう言ってシャンプーを馴染ませた手で小愛の頭に触れた瞬間だった。
「んひっ!?」
小愛の体が小さく跳ねた。
「な、なにこれ……?」
頭を軽く触られただけだと言うのに全身が跳ね上がるような妙な気持ち良さが彼女の体を襲ったのだ。
「我が店舗特製のシャンプーです。どうです? 気持ち良いでしょう?」
「気持ち良い……けど、これ……そういう気持ち良さじゃ……」
小愛を襲った気持ち良さはマッサージのそれでは無く、性的な快楽だったのだ。
それをなんとか伝えようとするが、女性は続けて小愛の頭を洗い始めた。
「まずは軽ーく泡立てて行きますね」
「ぁっぁぁ」
女性は小愛の髪にシャンプーを絡め、シャワシャワと泡立てていく。
その間にも小愛の体はジワジワと快楽に侵食されていった。
「だいぶ泡立ちましたね。では本格的に洗って行きますよ」
「ま、待って……これ、なんかおかしっぁ」
一旦待つように女性に声をかける小愛。が、女性はそれを無視してシャンプーを続けた。
「ぁっぁあ、だっだめ……なんで頭洗われてるだけ、なのにっ」
ぴくぴくと体を震わせながら小愛はなんとか耐えている。先程女性が行っていた「耐えてください」という言葉の意味を理解したのだった。
「良いですよ。ほとんどのお客様はこの時点で気を失ってしまうので貴方はかなりの逸材です」
「そ、それって相当ヤバいものじゃ……」
「安心してください。人体に害のある物質では無いですから。ただ少し……いえ、かなり感度が上昇してしまうだけで……」
「それって本当に大丈夫なんですか!?」
女性がちらっと漏らした言葉を聞き逃さなかった小愛は強く反応する。
と、そうしている間にも女性はシャンプーを終え、シャワーを手に取っていた。
「それでは洗い流していきますね。これもちょっと……いや大分大変なことになるかもしれませんが頑張ってください」
「えっ、待って……どういうことっぉ゛!?」
シャワーから出てきた液体を頭にかけられた瞬間、小愛は艶やかさの欠片も無い声を漏らしながら体を大きく跳ねさせた。
「あら、もう限界なのでしょうか」
「ぐぐっ、んぐ……」
「いえ、まだ意識はあるみたいですね」
今にも意識を失いそうな小愛だが、なんとか根性で耐えていた。
しかしそれもじきに限界が来るだろう。
「さて、聞こえているかはわかりませんが説明いたしますね。こちらのシャワー、なんとシャンプーよりもさらに濃度を高めた催淫効果のある液体なんですよ。なので……」
「んぉ゛っぉぉ♡」
「かけられると、こうしてすっごく気持ちよくなっちゃうんですよね。ふふっもっと声を出しても良いんですよ?」
女性はニコニコしながら嬉々として説明を続けた。
「それにこうして揉みこむと……よいしょ」
「んぅっ!?」
女性は小愛の頭皮を優しく揉みこむ。まるで液体を馴染ませるかのように。
「毛穴にまでしっかりと浸透して、より効果が強くなるんです。どうです?」
「ふぅっ♡ ふぅっ♡」
女性が熱心に説明をするも、小愛はとろんと蕩けた目で虚空を見つめていた。流石の彼女も限界だったのだ。
着替えさせられた下着は彼女の愛液でぐしょぐしょに濡れ、小さく可愛らしい胸の先の二つの突起はぷっくりと膨れ上がっている。
「あらあら、出来上がってしまったようですね。ですが施術はまだ終わっていませんので、もう少し頑張ってもらいますよ」
そう言って女性は小愛の頭をシャワーで流し続ける。
女性がヘッドマッサージのために小愛の頭に触れるたびに、彼女は呻き声を漏らしながら体をぴくぴくと震わせた。
そうして数十分が経った頃だろうか。やっと施術が終わったようだ。
とは言え小愛は完全に意識を失っていたため、回復するまで別室で寝かされていたのだった。
「う、うぅ……」
「目が覚めましたか?」
「あ、あれ……そ、そうだ私シャンプーで、その……」
「大丈夫です。他のお客様も同じように気持ち良くなってますから。ああ、そうそうこちらをどうぞ」
女性は謎の液体が入った小瓶を小愛へと手渡す。
「……これは?」
「貴方の体に適応させた特製のシャンプーです。ここを利用していただいたお客様にサービスでプレゼントしているんですよ」
「そ、そうなんですね……」
小愛は先ほどまでの現実味の無い出来事が夢では無いんだと改めて認識させられると同時に、またあの感覚を楽しめるのかと密かに昂ってしまっていた。
しかしそれはそれとして心配事もあった。
「あ、あの……私が気絶している間って何かあったりとかは……」
こんな異常な場所で無防備のまま気絶してしまっていたことへの心配だ。
だがそれは杞憂に終わった。
「心配なさらないでください。ここはそう言った場所ではありませんから、施術が終わったあとのお客様はこちらで休んでいただいているのです。監視もありますので万が一にもそう言ったことは起こりませんよ」
「そ、それなら良かったです」
実際、女性の言う事は正しかった。ここはあくまで美容室。ちょっと異常な美容室だった。そういった行為を行う場所では無いと、オーナー含め全職員が固く誓っていたのだ。
なにしろここはサキュバスが運営する催淫美容室なのだから。淫魔はルールを守る。これ常識。
ちなみにそのための契約は客を催淫させた状態でしているため、そこに誠実性は無い。
そんな訳で大変な目にあった小愛だったが、貰ったシャンプーに思った以上にはまり込んでしまったために定期的にこの催淫美容室に通う事になるのだった。
というのもまあ、当然だが髪が伸びていたのだ。
そんな訳でいつもの美容室に行こうとしていた彼女だったのだが、その店は偶然休業していた。
ので、別の所に訪れていた。
そうして美容室を訪れた小愛を迎えたのは美しい女性だった。
同性である小愛でもドキッとしてしまう程の美貌を持つその女性は優しい雰囲気で小愛を店内へといざなう。
店内は薄暗く、妙な匂いが充満していた。普段の小愛ならば警戒していただろう。しかしどういう訳か小愛は無警戒のまま、案内されるがままに店の奥へと連れられて行く。
まるで何かに操られているかのように。
そのまま小愛が案内された部屋は至って普通の美容室といった風貌の部屋だった。
魔法によって作られたアイテムによるものか、他の店よりも文明的に進んだ設備が整っているがそれ以外は特に妙な所は見られない。そんな部屋だった。
そこで小愛は椅子に座らせられ、他の店と変わらないようにヘアカットが行われることとなった。
しかし妙な点もあった。何故か店側が用意した別の服に着替えさせられたのだ。ここはマッサージ店では無い。ヘアカットやシャンプーのためだけに全身着替えさせるのは異常だと言えるだろう。
とは言え何故か小愛はそこにも違和感を覚えることもなく、ただただなすがままになっていた。
その後軽く頭をシャワーで流され、さらに緊張をほぐすようにして肩や頭のマッサージが行われた。「うへ~」とその気持ち良さを享受する小愛の情けない声が部屋内に響く。
……彼女は完全に警戒を解いていた。
そんな状態の彼女に女性は声をかける。
「それではこれからシャンプーを行います。少し大変かもしれませんが……耐えてくださいね?」
「た、耐え……え?」
小愛は女性の言葉を聞き小首をかしげた。
シャンプーをするうえで耐える必要があるとはどういうことなのだろうか……と。
だが彼女はすぐにその意味を思い知ることとなる。
「それでは行きますね」
女性がそう言ってシャンプーを馴染ませた手で小愛の頭に触れた瞬間だった。
「んひっ!?」
小愛の体が小さく跳ねた。
「な、なにこれ……?」
頭を軽く触られただけだと言うのに全身が跳ね上がるような妙な気持ち良さが彼女の体を襲ったのだ。
「我が店舗特製のシャンプーです。どうです? 気持ち良いでしょう?」
「気持ち良い……けど、これ……そういう気持ち良さじゃ……」
小愛を襲った気持ち良さはマッサージのそれでは無く、性的な快楽だったのだ。
それをなんとか伝えようとするが、女性は続けて小愛の頭を洗い始めた。
「まずは軽ーく泡立てて行きますね」
「ぁっぁぁ」
女性は小愛の髪にシャンプーを絡め、シャワシャワと泡立てていく。
その間にも小愛の体はジワジワと快楽に侵食されていった。
「だいぶ泡立ちましたね。では本格的に洗って行きますよ」
「ま、待って……これ、なんかおかしっぁ」
一旦待つように女性に声をかける小愛。が、女性はそれを無視してシャンプーを続けた。
「ぁっぁあ、だっだめ……なんで頭洗われてるだけ、なのにっ」
ぴくぴくと体を震わせながら小愛はなんとか耐えている。先程女性が行っていた「耐えてください」という言葉の意味を理解したのだった。
「良いですよ。ほとんどのお客様はこの時点で気を失ってしまうので貴方はかなりの逸材です」
「そ、それって相当ヤバいものじゃ……」
「安心してください。人体に害のある物質では無いですから。ただ少し……いえ、かなり感度が上昇してしまうだけで……」
「それって本当に大丈夫なんですか!?」
女性がちらっと漏らした言葉を聞き逃さなかった小愛は強く反応する。
と、そうしている間にも女性はシャンプーを終え、シャワーを手に取っていた。
「それでは洗い流していきますね。これもちょっと……いや大分大変なことになるかもしれませんが頑張ってください」
「えっ、待って……どういうことっぉ゛!?」
シャワーから出てきた液体を頭にかけられた瞬間、小愛は艶やかさの欠片も無い声を漏らしながら体を大きく跳ねさせた。
「あら、もう限界なのでしょうか」
「ぐぐっ、んぐ……」
「いえ、まだ意識はあるみたいですね」
今にも意識を失いそうな小愛だが、なんとか根性で耐えていた。
しかしそれもじきに限界が来るだろう。
「さて、聞こえているかはわかりませんが説明いたしますね。こちらのシャワー、なんとシャンプーよりもさらに濃度を高めた催淫効果のある液体なんですよ。なので……」
「んぉ゛っぉぉ♡」
「かけられると、こうしてすっごく気持ちよくなっちゃうんですよね。ふふっもっと声を出しても良いんですよ?」
女性はニコニコしながら嬉々として説明を続けた。
「それにこうして揉みこむと……よいしょ」
「んぅっ!?」
女性は小愛の頭皮を優しく揉みこむ。まるで液体を馴染ませるかのように。
「毛穴にまでしっかりと浸透して、より効果が強くなるんです。どうです?」
「ふぅっ♡ ふぅっ♡」
女性が熱心に説明をするも、小愛はとろんと蕩けた目で虚空を見つめていた。流石の彼女も限界だったのだ。
着替えさせられた下着は彼女の愛液でぐしょぐしょに濡れ、小さく可愛らしい胸の先の二つの突起はぷっくりと膨れ上がっている。
「あらあら、出来上がってしまったようですね。ですが施術はまだ終わっていませんので、もう少し頑張ってもらいますよ」
そう言って女性は小愛の頭をシャワーで流し続ける。
女性がヘッドマッサージのために小愛の頭に触れるたびに、彼女は呻き声を漏らしながら体をぴくぴくと震わせた。
そうして数十分が経った頃だろうか。やっと施術が終わったようだ。
とは言え小愛は完全に意識を失っていたため、回復するまで別室で寝かされていたのだった。
「う、うぅ……」
「目が覚めましたか?」
「あ、あれ……そ、そうだ私シャンプーで、その……」
「大丈夫です。他のお客様も同じように気持ち良くなってますから。ああ、そうそうこちらをどうぞ」
女性は謎の液体が入った小瓶を小愛へと手渡す。
「……これは?」
「貴方の体に適応させた特製のシャンプーです。ここを利用していただいたお客様にサービスでプレゼントしているんですよ」
「そ、そうなんですね……」
小愛は先ほどまでの現実味の無い出来事が夢では無いんだと改めて認識させられると同時に、またあの感覚を楽しめるのかと密かに昂ってしまっていた。
しかしそれはそれとして心配事もあった。
「あ、あの……私が気絶している間って何かあったりとかは……」
こんな異常な場所で無防備のまま気絶してしまっていたことへの心配だ。
だがそれは杞憂に終わった。
「心配なさらないでください。ここはそう言った場所ではありませんから、施術が終わったあとのお客様はこちらで休んでいただいているのです。監視もありますので万が一にもそう言ったことは起こりませんよ」
「そ、それなら良かったです」
実際、女性の言う事は正しかった。ここはあくまで美容室。ちょっと異常な美容室だった。そういった行為を行う場所では無いと、オーナー含め全職員が固く誓っていたのだ。
なにしろここはサキュバスが運営する催淫美容室なのだから。淫魔はルールを守る。これ常識。
ちなみにそのための契約は客を催淫させた状態でしているため、そこに誠実性は無い。
そんな訳で大変な目にあった小愛だったが、貰ったシャンプーに思った以上にはまり込んでしまったために定期的にこの催淫美容室に通う事になるのだった。
0
お気に入りに追加
861
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる