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66 乳首当て
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依頼のためにダンジョンを潜っていた小愛の前に現れたのは一人の少女だった。
「ふふっ、ハハッ、こんなところに可愛い子みっけ♡」
そう言って小愛の目の前の少女は彼女に抱き着く。
「うわっ、何急に!?」
「いや、君があまりに可愛いからさー。ねえ、ちょっと遊んで行かない?」
「こんなところで何を……」
小愛は得体のしれない謎の少女を引き剥がそうとする。
しかし……。
「あ、あれ……何で?」
何故か少女を引き剥がすことは出来なかった。
今小愛に抱き着いている少女はぱっと見13歳ほどの見た目であり、小愛のステータスで剥がせないはずは無かった。
と言うより彼女の膨大なステータスが無かろうと年齢の差がある以上は彼女の方が力で上のはずだった。
だが現に彼女が少女を引き剥がせずにいる。明らかに異常だった。
「ふふっ、離れようとしても無駄だよ? 今ここは私の空間なんだから」
「私の空間って……」
「ああ、そうだよね。いきなりそんなこと言われてもわからないよね」
そう言うと少女は小愛から離れ、改めて話し始めた。
「私はね、領域結界って言う私自身の定めたルールを世界側に設定できる力を持ってるの。あまり範囲は広くないんだけどね。で、それを使って今ここら一帯のルールを書き換えたんだ」
「書き換えた……そんなことが……」
と、そこまで言って小愛は思い出した。過去にも似たようなことがあったことを。
「そう。今ここでは暴力的な行為は何人たりとも行えない。それに伴う力も使えない。だからさっき君は私を引き剥がせなかったの。どう? 力が無くなっちゃってクソザコになっちゃった気分は」
そう言って少女はにやりと笑いながら小愛に近づいて行く。
「私の力が……いや、今更かな……?」
謎の空間に取り込まれてしまったものの、小愛は冷静だった。と言うのも力でどうにかできなくなることは今まで多々あったのだ。正直今更ではあった。
「あれ? 思った程取り乱さないんだ。つまんないなー……まあいいか。それならこれはどう?」
「んぅっ♡」
少女は小愛の胸を優しくつついた。すると小愛はいつにもなく可愛らしく艶やかな声を漏らした。
「あはは、可愛いー。ほんのちょっとつつかれただけでそんなに感じちゃうなんて……えいえい♡」
「ぁっぁあんっぅぁ♡」
変わらず少女は小愛の胸を優しくつついている。そのたびに小愛は体をぴくりと震わせながら、少女の顔を見つめ続けた。
「うんうん、良いねその顔。でもでも、それだけじゃあつまらないからね。ねえ、私と勝負しよ?」
「勝負……?」
「簡単だよ。乳首当てゲーム。交代で乳首だと思う場所をつついていって……先にイっちゃった方が負け。もし君が勝ったらここから出られる。けど負けたら君は私のおもちゃになるの。いいでしょ?」
「……わかった。その勝負受けるよ」
小愛は覚悟を決めて勝負に乗った。
このままここにいたところで彼女に空間を支配されている以上は抜け出せないのだ。であれば彼女を負かして外に出る方が確実である。小愛はそう考えていた。
「よしきた。なら君の番からどうぞ」
「手加減はしないから……!」
小愛は真剣な顔で少女の胸元をつついた。傍から見ればあまりにも異常な光景だが、ここはダンジョンの下層であり他の冒険者が訪れることはほとんどないため問題は無い……いや、見られていないから問題が無いという訳でも無いのだが。
「ざーんねーん。そこは違うよー」
どうやら小愛は少女の乳首を当てることは出来なかったようだ。
「じゃあ次は私の番だね。それっ」
「んぅっ……」
少女は勢いよく小愛の胸をつつく。ぷにっと小愛の柔らかい胸が形を変えるものの、そこは乳首では無かった。
「あらら残念。でも乳首でも無いのにそんなに可愛らしい声をもらしちゃうなんて、これ当てられちゃったら絶対負けちゃうよねー」
「うぐぐ……。なんか感度が上がっているような……」
小愛は自身の体に起こっている異常に気付いた。
先程少女に胸をつつかれた時もそうだったが、感度が明らかにおかしいのだ。
「あれれ、気付いちゃった? 実はね―この空間内にいると感度が上がっちゃうんだよね。もちろんそれは私も同じだから、頑張ってね?」
「そういうこと……か。ならこんどこそ……!」
「んっ……」
小愛は先程の位置から少しずらして少女の胸をつついた。すると少女は少し体をくねらせながら可愛らしい声を漏らした。
「いいよ、その調子♡。でもまだ乳首の位置は当てられてないよー」
「くっ……」
「それじゃあこっちの番ね。これで三回目だからそろそろわかっちゃうよー? えいっ」
「っ!? ……っぅ」
小愛は声にならない声を漏らしながら体を震わせる。
「あれーもしかして当たってたのかな? でも耐えられたのは偉い偉い……けど、あーあ」
少女はそう言いながら小愛の胸元を見る。そこには服の上からでもわかるほどにぷっくりと膨れ上がった乳首が浮き出ていた。
「これじゃあつついてくださいって言っているようなものだよー? ざーこざーこ、ざこ乳首♡ ふふ、次の私のターンで終わりかなー」
「ま、まだわからないから……! ここであなたをイかせれば私の勝ちだよ」
「へー、まだまだ諦めてないみたいだね。ならどうぞ。私を気持ちよくしてちょうだい?」
そう言って少女は両手を広げて胸を突き出した。
「ふぅっ、ふぅっ、よし……」
小愛もこれで三回目ということもあってだいたいの位置は把握していた。
そしてそこを勢いよくつつくのだが……。
「んぅっ……けど残念♡ 私の乳首はそこじゃないんだー」
「嘘……ここにあるはずなのに……」
残念ながら小愛は少女の乳首を当てることは出来なかった。前の二回を考慮して絶対にそこに存在するはずの彼女の乳首は……そこには無かったのだ。
少女がハッタリをかけているのかとも思った小愛だが、彼女の指には少女の乳首を射止めた感触は無かった。
「もう私の勝ちが決まったようなものだから言っちゃうけどさー。私は乳首を自由に動かせるんだよね。だから今もこうして、ホラ♡」
少女はそう言って自身の手の平に移動させた乳首を小愛に見せた。
「この能力があるから最初から君に勝ち目は無かったんだよね。ということで、最後の一撃をさせてもらおうか……な……? ぁっ」
少女が小愛の乳首をつつこうと手を握る。その手を握ると言う行為に問題があった。
何しろ今彼女の乳首は彼女の手の平にあるのだ。それを強くにぎってしまえばどうなるか……答えは一つだった。
「っぁあっぁあっぁ!?」
少女はその場にうずくまり、体を震わせながらそれまでの自身に満ちた声とは違うメスの声を漏らし続ける。
「何この子……ひょっとしてとてつもないバカなんじゃ……」
小愛はついそう漏らしてしまう。もっとも少女の耳には入っていない。彼女は今それどころでは無かった。
「な、なんで急に……んぅっぁ♡ ずっと気持ちぃぃの止まらないぃぃっ……♡」
どうやら少女は何故急に快楽に苛まれたのかをわかっていないようだった。
つまりは小愛の言う通り彼女はバカだった。
「ひぃっ、ひぃっ、だめっイっちゃぅ、負けちゃぅぅっ♡」
蕩けた顔に蕩けた声で少女はひたすらに体を震わせ続ける。甘い快楽が絶え間なく彼女の体を襲い、それに耐えようと手を強く握るとさらに快楽に襲われることとなる。
もはや無限ループに嵌ってしまっていたのだ。
彼女は……詰んでいた。
「あ、空間が戻った?」
小愛は自身の力が戻るのを感じ、辺りに纏わりつく嫌な魔力が無くなったことで少女の領域結界が解けたことに気付いた。
それはつまり少女が絶頂を迎えたことを意味する。
「ぉぉ゛っ♡ 私の方が……ザコ乳首だった……の……? んぉ゛っ♡」
今や最初の自身に満ちた少女の姿はそこには無かった。
「ふふっ、ハハッ、こんなところに可愛い子みっけ♡」
そう言って小愛の目の前の少女は彼女に抱き着く。
「うわっ、何急に!?」
「いや、君があまりに可愛いからさー。ねえ、ちょっと遊んで行かない?」
「こんなところで何を……」
小愛は得体のしれない謎の少女を引き剥がそうとする。
しかし……。
「あ、あれ……何で?」
何故か少女を引き剥がすことは出来なかった。
今小愛に抱き着いている少女はぱっと見13歳ほどの見た目であり、小愛のステータスで剥がせないはずは無かった。
と言うより彼女の膨大なステータスが無かろうと年齢の差がある以上は彼女の方が力で上のはずだった。
だが現に彼女が少女を引き剥がせずにいる。明らかに異常だった。
「ふふっ、離れようとしても無駄だよ? 今ここは私の空間なんだから」
「私の空間って……」
「ああ、そうだよね。いきなりそんなこと言われてもわからないよね」
そう言うと少女は小愛から離れ、改めて話し始めた。
「私はね、領域結界って言う私自身の定めたルールを世界側に設定できる力を持ってるの。あまり範囲は広くないんだけどね。で、それを使って今ここら一帯のルールを書き換えたんだ」
「書き換えた……そんなことが……」
と、そこまで言って小愛は思い出した。過去にも似たようなことがあったことを。
「そう。今ここでは暴力的な行為は何人たりとも行えない。それに伴う力も使えない。だからさっき君は私を引き剥がせなかったの。どう? 力が無くなっちゃってクソザコになっちゃった気分は」
そう言って少女はにやりと笑いながら小愛に近づいて行く。
「私の力が……いや、今更かな……?」
謎の空間に取り込まれてしまったものの、小愛は冷静だった。と言うのも力でどうにかできなくなることは今まで多々あったのだ。正直今更ではあった。
「あれ? 思った程取り乱さないんだ。つまんないなー……まあいいか。それならこれはどう?」
「んぅっ♡」
少女は小愛の胸を優しくつついた。すると小愛はいつにもなく可愛らしく艶やかな声を漏らした。
「あはは、可愛いー。ほんのちょっとつつかれただけでそんなに感じちゃうなんて……えいえい♡」
「ぁっぁあんっぅぁ♡」
変わらず少女は小愛の胸を優しくつついている。そのたびに小愛は体をぴくりと震わせながら、少女の顔を見つめ続けた。
「うんうん、良いねその顔。でもでも、それだけじゃあつまらないからね。ねえ、私と勝負しよ?」
「勝負……?」
「簡単だよ。乳首当てゲーム。交代で乳首だと思う場所をつついていって……先にイっちゃった方が負け。もし君が勝ったらここから出られる。けど負けたら君は私のおもちゃになるの。いいでしょ?」
「……わかった。その勝負受けるよ」
小愛は覚悟を決めて勝負に乗った。
このままここにいたところで彼女に空間を支配されている以上は抜け出せないのだ。であれば彼女を負かして外に出る方が確実である。小愛はそう考えていた。
「よしきた。なら君の番からどうぞ」
「手加減はしないから……!」
小愛は真剣な顔で少女の胸元をつついた。傍から見ればあまりにも異常な光景だが、ここはダンジョンの下層であり他の冒険者が訪れることはほとんどないため問題は無い……いや、見られていないから問題が無いという訳でも無いのだが。
「ざーんねーん。そこは違うよー」
どうやら小愛は少女の乳首を当てることは出来なかったようだ。
「じゃあ次は私の番だね。それっ」
「んぅっ……」
少女は勢いよく小愛の胸をつつく。ぷにっと小愛の柔らかい胸が形を変えるものの、そこは乳首では無かった。
「あらら残念。でも乳首でも無いのにそんなに可愛らしい声をもらしちゃうなんて、これ当てられちゃったら絶対負けちゃうよねー」
「うぐぐ……。なんか感度が上がっているような……」
小愛は自身の体に起こっている異常に気付いた。
先程少女に胸をつつかれた時もそうだったが、感度が明らかにおかしいのだ。
「あれれ、気付いちゃった? 実はね―この空間内にいると感度が上がっちゃうんだよね。もちろんそれは私も同じだから、頑張ってね?」
「そういうこと……か。ならこんどこそ……!」
「んっ……」
小愛は先程の位置から少しずらして少女の胸をつついた。すると少女は少し体をくねらせながら可愛らしい声を漏らした。
「いいよ、その調子♡。でもまだ乳首の位置は当てられてないよー」
「くっ……」
「それじゃあこっちの番ね。これで三回目だからそろそろわかっちゃうよー? えいっ」
「っ!? ……っぅ」
小愛は声にならない声を漏らしながら体を震わせる。
「あれーもしかして当たってたのかな? でも耐えられたのは偉い偉い……けど、あーあ」
少女はそう言いながら小愛の胸元を見る。そこには服の上からでもわかるほどにぷっくりと膨れ上がった乳首が浮き出ていた。
「これじゃあつついてくださいって言っているようなものだよー? ざーこざーこ、ざこ乳首♡ ふふ、次の私のターンで終わりかなー」
「ま、まだわからないから……! ここであなたをイかせれば私の勝ちだよ」
「へー、まだまだ諦めてないみたいだね。ならどうぞ。私を気持ちよくしてちょうだい?」
そう言って少女は両手を広げて胸を突き出した。
「ふぅっ、ふぅっ、よし……」
小愛もこれで三回目ということもあってだいたいの位置は把握していた。
そしてそこを勢いよくつつくのだが……。
「んぅっ……けど残念♡ 私の乳首はそこじゃないんだー」
「嘘……ここにあるはずなのに……」
残念ながら小愛は少女の乳首を当てることは出来なかった。前の二回を考慮して絶対にそこに存在するはずの彼女の乳首は……そこには無かったのだ。
少女がハッタリをかけているのかとも思った小愛だが、彼女の指には少女の乳首を射止めた感触は無かった。
「もう私の勝ちが決まったようなものだから言っちゃうけどさー。私は乳首を自由に動かせるんだよね。だから今もこうして、ホラ♡」
少女はそう言って自身の手の平に移動させた乳首を小愛に見せた。
「この能力があるから最初から君に勝ち目は無かったんだよね。ということで、最後の一撃をさせてもらおうか……な……? ぁっ」
少女が小愛の乳首をつつこうと手を握る。その手を握ると言う行為に問題があった。
何しろ今彼女の乳首は彼女の手の平にあるのだ。それを強くにぎってしまえばどうなるか……答えは一つだった。
「っぁあっぁあっぁ!?」
少女はその場にうずくまり、体を震わせながらそれまでの自身に満ちた声とは違うメスの声を漏らし続ける。
「何この子……ひょっとしてとてつもないバカなんじゃ……」
小愛はついそう漏らしてしまう。もっとも少女の耳には入っていない。彼女は今それどころでは無かった。
「な、なんで急に……んぅっぁ♡ ずっと気持ちぃぃの止まらないぃぃっ……♡」
どうやら少女は何故急に快楽に苛まれたのかをわかっていないようだった。
つまりは小愛の言う通り彼女はバカだった。
「ひぃっ、ひぃっ、だめっイっちゃぅ、負けちゃぅぅっ♡」
蕩けた顔に蕩けた声で少女はひたすらに体を震わせ続ける。甘い快楽が絶え間なく彼女の体を襲い、それに耐えようと手を強く握るとさらに快楽に襲われることとなる。
もはや無限ループに嵌ってしまっていたのだ。
彼女は……詰んでいた。
「あ、空間が戻った?」
小愛は自身の力が戻るのを感じ、辺りに纏わりつく嫌な魔力が無くなったことで少女の領域結界が解けたことに気付いた。
それはつまり少女が絶頂を迎えたことを意味する。
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