[R18]私の転移特典が何かおかしい〜Hな目に遭うと能力コピー出来るって強すぎるでしょ〜

遠野紫

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65 ディルドホース

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 今日もいつも通り依頼をこなしにやってきた小愛。
 今回彼女が狙っているのはディルドホースと言う馬型の魔物だ。だが普段と違うことが一つあった。
 それは討伐が目的でも素材が目的でも無いということだ。では何が目的なのか。
 ……ずばりテイムだ。

 今回の依頼は一風変わったものであり、生きたまま連れてきてほしいという物だった。
 しかしディルドホースは気性が荒くまともな方法では連れて行くことは出来ない。睡眠魔法などで眠らせたとしても効果が切れた途端に暴れはじめるだろう。
 街の中でそんなことを許せば大きな被害が出る。だからこそ手懐けた状態での引き渡しが依頼されたのだ。

 そんな訳で小愛はディルドホースを手懐けて依頼を達成するために草原へ来たのだった。

「……見つけた」

 草原を数時間程探索していた小愛の前にそれは突如として姿を現した。
 普通の馬よりも一回りは大きい体躯をした馬型の魔物であり、背中からは特徴的な突起が突き出ている。
 それは間違いなくディルドホースだった。

「あとはテイムすれば解決……って、それが一番大変なんだよね」

 小愛は彼を手懐けるためにゆっくりと刺激しないように近づいて行く。
 そして隙を見て彼の上に飛び乗った。

「ッ!! グルオォォ!!」
「うわっ、暴れないで!」

 当然と言うべきか、突然背中に乗られたディルドホースは暴れる。
 強く地を蹴り、背中に張り付いている異物を振り落とそうと暴れ散らかした。
 しかし小愛は必死にしがみつく。彼女の力ならば振り落とされることは無いのだ。

「大人しくして……って無理か。ならさっさとテイムしちゃおう!!」

 そう言うと小愛はディルドホースの背中にある突起物の上に移動すると、そのまま自らの腰を下ろした。

「んっ、ぐぅ……!」

 こんな状況に似合わない艶やかな声を小愛は漏らした。彼女の秘部にディルドホースの突起が入ったのだ。
 しかしそうなると彼女は下着を付けていないことになる。いや、実際付けてはいなかったのだ。
 だがそれはおかしなことでは無い。普通に考えれば痴女そのものだが、今この状況ではなんらおかしいものでは無いのだ。

 何しろディルドホースをテイムするには独特な方法をとる必要があるのだから。
 ディルドホースをテイムするには騎乗者が彼の背中から生えている突起を自らの穴に挿入し、その状態で暴れる彼の上に乗り続ける必要があるのだ。
 そのため、小愛は最初から下着を着用していなかったのだった。

「はぁっ、はぁっ……ここから、どうすれば……ぁあっぁ」

 ディルドホースの突起を自らの秘部へと突き刺した小愛だったが、それからの事は深くは考えていなかった。
 なんとなくノリと勢いでどうにかなるだろうと思っていたのだ。だが思った現実は違った。

「これっ、凄く太くて……おかしくなっちゃぃそぅ……♡」

 彼女の想像以上にディルドホースの背中の突起は太く大きかったのだ。
 これまで多種多様な生物に散々犯され続けて来た彼女だったが、シラフの状態でこれほどの大きさのものを挿入するのはそう無い経験だった。

「催淫を使えば、抵抗は無くなるけど……」

 それは出来なかった。彼女の目的はディルドホースをテイムすることであり、思考の全てを投げ出して快楽を求める催淫は相性が悪いと言って良いだろう。

「グルルッ!!」
「あ、だめだめっ暴れないでっぇあぁっぁ゛ぁあ゛!?」

 刺しこんだだけで軽くイってしまいそうな小愛だが、そんなことはディルドホースにとってはどうでも良いことだった。
 背中にいる何かを振り落とす。そのために暴れ続けていた。
 そうして彼が地を跳ねるたびに小愛の体が浮き、その後重力に従って下に落ちる。
 その際に彼の突起が彼女の奥を激しく突くのだ。

「ぅっぁあ゛あぁ゛っぁ゛♡」

 掘削機が地面を掘り進むかのような、一切の優しさの無い理不尽な刺激が彼女の秘部を苛み続ける。
 そもそもこれは彼にとって生殖行為でも何でも無いのだ。異物が自らの背中から生えている器官を勝手に入れているだけという状態だ。
 そのため、今自身の背に乗っている者に対して彼が慈悲を抱くことは無いのだった。

 それでも小愛はディルドホースにしがみつく。彼の筋肉質で引き締まった首に白く細い腕を回して振り落とされないように耐えている。
 ただ、それはもはや根性で無理やりしがみついている状態だった。
 度重なる暴力的な快楽により体中を焼かれ、まともな思考はもう彼女には残っていない。それでもこうしてしがみついていられたのは彼女の体が無意識的に力を入れ続けていたからだ。

 そんな彼女にも限界が近づいていた。

「ふぅっ、ふぅっ、んぉぉ゛っぉ゛!?」

 太く強靭な突起が彼女のナカをみっちりと塞ぎ、その奥を激しく突き続けている。休む間もなくひたすらに。
 そんな快楽に耐え続けられるはずも無いのだ。それはもはや苦痛の領域だった。この依頼が未だに達成されていなかったのはそれが大きな要因なのだ。

 過去にも名だたる女性冒険者がこの依頼を受け続けて来た。しかしその度に皆、死にかけの状態で街へと戻るのだ。
 そして皆口々に言う。「舐めていた」と。
 その中には当然男性経験の多い者も含まれている。そういったことに自信がある者たちが多かったはずなのだ。
 それでもダメだった。それだけこのディルドホースは凶悪なのだ。ヒトの男などとは比べようもない程に。

 そんなディルドホースの様子がおかしくなる。

「んぁ゛っぁあ゛っぉぉっぉ゛、イクっ、イっちゃぅぅ゛っ♡」
「グルルッ、グルゥ……」

 今にも限界を迎えそうな小愛だったが、そこでディルドホースは急に大人しくなったのだ。

「ぁ、れ……?」

 急に動きを止めたディルドホースに困惑する小愛。今までの暴れ馬が嘘のように大人しくなったのだからそれも当然だろう。

「……」

 ディルドホースはその場にしゃがみこんだ。まるで小愛に降りて欲しいかのように。

「はぁ、はぁ……もしかしてテイムできたの……かな?」

 突然様子の変わったディルドホースを前にして小愛はその結論に至る。
 それは正しかった。普通の人ならばとっくにおかしくなってしまっている程の責め苦を耐え抜いた彼女をディルドホースは主として認めたのだ。
 もっともそれは彼の意思というよりかは本能によるものだったが。

「よ、よかった……なんとか耐えられたってことだよね……」

 小愛はディルドホースの背から降り、彼の前へと移動した。

「それじゃあ少しの間だけどよろしくねディルドホースさんってうぁっ!?」

 小愛がそう言ってディルドホースに挨拶をすると、彼は長い舌でぺろぺろと彼女の顔を舐め始めた。
 ねっとりとした生温かい唾液が彼女の顔に塗りつけられていく。しかしその行為に深い意味は無く、一種のマーキングの類でしか無かった。

 ……無かったのだが、彼女はそうでは無かった。

「はぁっ、はぁっ……」

 今の今まで快楽に責められ続けていた彼女は全身の感度が抜群に上昇しており、要は顔を舐められただけで軽くイってしまっていた。
 秘部からは愛液が垂れ流されており、艶やかな声を漏らしながら体を震わせる。馬を前にしてそんな状態になるなどとてつもない変態なのだが、実際彼女は変態なので問題は無い。

 そうしてディルドホースを手懐けた小愛は帰りに軽く水浴びをしてから街へ戻ったのだった。

 数日後、ディルドホースを依頼主に引き渡すために彼の主となった小愛も立ち会うことになり、ギルドの職員とともに依頼主の元へと向かった。

 そこで待っていたのは線の細い小柄な少年だった。
 可愛らしい顔立ちにしなやかで細い体。ぱっと見では女性とも男性ともとれるような見た目であり、世界が違えば男の娘だとか男子校の姫だとかそういった存在になるであろう者だった。

「お待ちしていました。貴女がボクの依頼を達成してくれた小愛さんですね? この度はありがとうございました」
「いえいえ、私は依頼をこなしただけですので」

 そんなこんなでディルドホースを依頼主に引き渡した職員と小愛が帰ろうとすると、途端にディルドホースが暴れ出した。

「うわっ急に暴れて……お、落ち着いて……!」

 どうやらテイムされたとはいえディルドホースは基本的には主である小愛の言う事しか聞かないようだった。

「困りましたね……小愛さんにずっと来てもらう訳にも行きませんし……」
「あ、それならいい方法があります」

 と、ギルド職員は満面の笑みで口を開く。

「男性にも穴はあるんですよ」
「それってどういう……」
「簡単な話です。貴方を主として認めさせればいいのです」
「それは……」
「そうと決まれば善は急げですよ」

 ギルド職員はそう言うとテキパキと少年の服を脱がしていき、彼をディルドホースに乗せた。
 そして彼の尻穴にゆっくりとディルドホースの突起を挿入させていく。
 小愛が近くにいるためにディルドホースが暴れることは無かったが、それでもとてつもない刺激が少年を襲う。

「んぎぃっ、そこは何かを入れる場所では無いのではっ……!?」 
「大丈夫です。痛いのは最初だけですので」
「ぁっぁああっぁ、何ですかコレっ、勝手にせ、精液が……んっぁぁあ゛あっぁ゛」

 少年の声変わり前の可愛らしくも艶めかしい喘ぎ声が辺りに響く。幸い彼らがいる牧場は街の中心からは離れており、それを聞く者はこの場の者以外にはいなかった。
 
「こんなのボク知らないっですっ……! 変な感じがして……痛いのにっ……気持ち良くてぇっ……」
「大丈夫大丈夫。深呼吸をして」

 初めての感覚を前に少年はパニックになっていた。
 それをなだめるように職員は彼の頭を撫でながら耳元で囁き続ける。

 こうして少年は何か大事なモノを代償にしてディルドホースの主となったのだった。
 この時は知られていなかったのだが、ディルドホースは男性の方がテイムしやすい生き物だった。それを後の彼が発見して世間を騒がすのだが、それはまた別のお話。
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