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52 アクメ壁
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今日も今日とてダンジョンへと潜る小愛。
今回は依頼とは関係なくこのダンジョンに眠るお宝を目当てに奥へ奥へと突き進んでいた。
という事で彼女が今回やってきたのは絶頂の洞窟。
ここには古代文明によって作られたオーパーツが眠っているとされており、それらを狙って潜り込んでいく冒険者や探検家も多い。
しかし彼らがお宝を持って戻ってくることは過去に一度も無かった。何故か……それはこのダンジョンのセキュリティシステムにあった。
もっともそれを小愛が事前に知ることは無く、その身を持って経験することになるのだが。
「あ、あれは……!」
小愛の視線の先には神々しく輝く物体。それも台座などに置かれているわけでは無く、部屋の中央に浮遊している。
誰が見ても見るからに神秘的なものだというのがわかるだろう。
小愛も例外では無く、その物体を食い入るように見つめている。
「……おっと、いけないいけない。こういう時には絶対罠が……」
小愛はオーパーツに向かって慎重に歩みを進める。
ゆっくりと一歩ずつ、どこに罠があるのかを確認し、どこから何が飛んでくるのかもわからないという状況に緊張しつつ着々と距離を詰めて行く。
しかしそれだけ慎重に動いていた小愛をあざ笑うかのように、ダンジョンは一切の反応を見せなかった。
「あれ……?」
何も起こらずいとも容易くオーパーツの元へとたどり着けてしまったという信じがたい事実を前に、小愛は困惑を隠せずにいた。
「何も起こらないの……? 今までのダンジョンだと大変なことがあったような……」
小愛は過去に潜ったダンジョンでの事を思い出す。
壁尻壁乳状態でやりたい放題された事。石化させられてやりたい放題されたこと。
思い返せば中々とんでもないことになっているのだが、その時の快楽を思い出してしまった小愛は想像だけで軽く甘イキしてしまう。
「ぁっだめだめ……今はそんなことをしている場合じゃないよ」
我に返った小愛は目の前にあるオーパーツを持ちあげ、元来た道を戻ろうとする。のだが……。
『セキュリティシステム起動』
「え……?」
その瞬間、謎の声と共に彼女が歩いて来た道が謎の壁で覆われたのだった。
「うわっ罠!? ってあれ、特に何も起こらない?」
突然のことに驚く小愛だったが、その後何も起こらなかったことで冷静さを取り戻したようだ。
「これ、何だろう……」
道を塞ぐように発生した謎の壁に小愛はおそるおそる触れる。その瞬間、彼女の体はバチっと感電したかのように跳ね上がった。
「んぉ゛っ!?」
壁に触れた彼女の手から体中に快楽の電流が流れ、すぐに絶頂を迎えてしまう。
「はぁ……はぁ……なに、これ……」
何が起こったのかわからない小愛は状況を把握するために深呼吸をし、もう一度壁に触れることにした。
何も知らないまま刺激を受けるのと刺激が来るのがわかっている状態で受けるのとでは大分違うため、心の準備をした状態であれば何かわかるかもしれないと彼女は考えていた。
「んぐっ……! これ、ちょっとやばいかも……」
ゆっくりと壁に触れた小愛の体は先ほどのように強く反応してしまうことは防げているものの、それでも息は徐々に荒くなっていき、顔も紅く染まっていた。
「ふぅっふぅっ……どうしようこれ」
どういう理屈かはわからないが壁に触れるととてつもなく気持ち良くなってしまう。そして壁に実体は無く、通り抜けることが出来る。
それを小愛は理解したようだった。しかしその後どうすれば良いのかはわからずにいた。
手で触れただけでこれだけの刺激が襲い来るのだ。全身で通ればどうなるかはわからない。最悪の場合精神に問題が残る可能性だってあるのだ。
そう、これがこのダンジョンの恐ろしいセキュリティシステムだった。
誰一人としてオーパーツを持ち帰った者がいないのは、このアクメ壁を通り抜けられる者がいなかったからだった。
しかしそんな壁を前にしても小愛は諦めない。
「も、もう一度……」
頭が焼けてしまうような快楽の電流を受けてなお、彼女は諦めなかった。
決してもっと気持ちよくなりたいわけでは無い……はずだ。
「んぁっぁぁあっ♡」
今度は腕全体が壁を通り抜けるところまで行ったものの、そこで限界を迎えて結局戻ってしまった。
腕全体を通らせた代償は大きく、彼女の下半身は直接触れている訳ではないにも関わらずビショビショに濡れてしまっている。
「はぁはぁ……こうなったらもう一気に行ってしまえ!」
このままでは体力が持たないと判断した小愛は覚悟を決め、壁を一瞬で通り抜けようと考えた。
確かに触れる時間を減らすだけで効果はありそうなものだが、そんな簡単な仕掛けならオーパーツを持ち帰っている者が大勢いてもおかしくはない。
そうならない仕掛けがこの壁にはあるのだ。
「よし、せーの! んぁっぁあっぁ゛ぁ゛っ♡」
勢いよく壁へと突っ込んだ小愛は一瞬の内に快楽の濁流にのみ込まれ、嬌声を上げながら倒れ込む。
壁は彼女の着ている服を貫通し、その下にある小さな可愛らしい乳首をジリジリと焼いた。
一瞬、本当に一瞬壁に触れただけだと言うのに、可愛らしかった彼女の乳首は数倍の大きさに勃起してしまっている。
それだけには留まらず、服どころか皮膚をも貫通した壁は彼女の下腹部をダイレクトに蹂躙する。
性感帯を直接壁に焼かれてしまった彼女の体は快楽の波に溺れ、絶えず愛液を垂れ流し続けている。
そんな状態になってしまっていることもあり、小愛は倒れ込んだまましばらくビクビクと痙攣し続けた。
「はぁ゛……♡ はぁ゛……♡ よいしょ……っと」
ようやく落ち着いてきたのか小愛は震える足でゆっくりと立ち上がりそのまま歩き始めた。
だが、その歩みはすぐに止まることになる。
「んぅっぅう゛ぅ゛っ!?」
再び彼女の体を強烈な刺激が襲ったのだ。
「どうして……ぇ、なにこれ……」
頭を上げて目の前を確認した小愛の顔がどんどん青ざめて行く。
そこには通り過ぎたはずの壁があったのだ。
「何で壁が……もしかして通り過ぎるの失敗したの……?」
先程限界を超えて何とか通り過ぎた壁が、今目の前に存在しているという現実を上手く受け入れられない小愛。
しかしさらに過酷な現実が彼女に襲い掛かる。
「そんな……」
振り返って後ろを確認した小愛はさらにその表情を歪ませた。
後ろにも壁があったのだ。
つまり今通って来た壁とは別にもう一枚壁があったという事になる。そしてそれは一枚通り抜けるのですら難しいアクメ壁に挟まれた状態ということに他ならない。
進むも地獄、戻るも地獄。そんな状態に小愛は追い込まれてしまったのだった。
「何でこんなことに……こうなったらもう……」
あまりにも救いのない状況になんかもうどうでも良くなり半ばヤケになった小愛は一気に突き進むことにしたようだ。
「んぉぉおおっぉぉ゛っ♡ ま、まだまだぁっぁああぁ゛ぁっぁ゛♡」
何度も止まりそうになる足を無理やり動かし、一枚また一枚と壁を通り抜けて行く。
涙に涎、愛液に果ては母乳まで垂れ流しながら強く強く前へと進み続ける小愛はついにアクメ壁エリアを突破したのだった。
「はぁっ♡ はぁっ♡ で、出られた……?」
涙で良く見えないながらも憎きアクメ壁の無いことを確認した小愛は、安堵し緊張が解けてしまったのかその場に倒れ込んでしまった。
しかしその顔は安堵と達成感でいっぱいでとても幸せそうであった。
なお体の方はアクメ壁によって快楽に対して魔改造され過ぎた影響で、しばらくは空気に触れるだけでも甘イキするようになってしまったのだった。
今回は依頼とは関係なくこのダンジョンに眠るお宝を目当てに奥へ奥へと突き進んでいた。
という事で彼女が今回やってきたのは絶頂の洞窟。
ここには古代文明によって作られたオーパーツが眠っているとされており、それらを狙って潜り込んでいく冒険者や探検家も多い。
しかし彼らがお宝を持って戻ってくることは過去に一度も無かった。何故か……それはこのダンジョンのセキュリティシステムにあった。
もっともそれを小愛が事前に知ることは無く、その身を持って経験することになるのだが。
「あ、あれは……!」
小愛の視線の先には神々しく輝く物体。それも台座などに置かれているわけでは無く、部屋の中央に浮遊している。
誰が見ても見るからに神秘的なものだというのがわかるだろう。
小愛も例外では無く、その物体を食い入るように見つめている。
「……おっと、いけないいけない。こういう時には絶対罠が……」
小愛はオーパーツに向かって慎重に歩みを進める。
ゆっくりと一歩ずつ、どこに罠があるのかを確認し、どこから何が飛んでくるのかもわからないという状況に緊張しつつ着々と距離を詰めて行く。
しかしそれだけ慎重に動いていた小愛をあざ笑うかのように、ダンジョンは一切の反応を見せなかった。
「あれ……?」
何も起こらずいとも容易くオーパーツの元へとたどり着けてしまったという信じがたい事実を前に、小愛は困惑を隠せずにいた。
「何も起こらないの……? 今までのダンジョンだと大変なことがあったような……」
小愛は過去に潜ったダンジョンでの事を思い出す。
壁尻壁乳状態でやりたい放題された事。石化させられてやりたい放題されたこと。
思い返せば中々とんでもないことになっているのだが、その時の快楽を思い出してしまった小愛は想像だけで軽く甘イキしてしまう。
「ぁっだめだめ……今はそんなことをしている場合じゃないよ」
我に返った小愛は目の前にあるオーパーツを持ちあげ、元来た道を戻ろうとする。のだが……。
『セキュリティシステム起動』
「え……?」
その瞬間、謎の声と共に彼女が歩いて来た道が謎の壁で覆われたのだった。
「うわっ罠!? ってあれ、特に何も起こらない?」
突然のことに驚く小愛だったが、その後何も起こらなかったことで冷静さを取り戻したようだ。
「これ、何だろう……」
道を塞ぐように発生した謎の壁に小愛はおそるおそる触れる。その瞬間、彼女の体はバチっと感電したかのように跳ね上がった。
「んぉ゛っ!?」
壁に触れた彼女の手から体中に快楽の電流が流れ、すぐに絶頂を迎えてしまう。
「はぁ……はぁ……なに、これ……」
何が起こったのかわからない小愛は状況を把握するために深呼吸をし、もう一度壁に触れることにした。
何も知らないまま刺激を受けるのと刺激が来るのがわかっている状態で受けるのとでは大分違うため、心の準備をした状態であれば何かわかるかもしれないと彼女は考えていた。
「んぐっ……! これ、ちょっとやばいかも……」
ゆっくりと壁に触れた小愛の体は先ほどのように強く反応してしまうことは防げているものの、それでも息は徐々に荒くなっていき、顔も紅く染まっていた。
「ふぅっふぅっ……どうしようこれ」
どういう理屈かはわからないが壁に触れるととてつもなく気持ち良くなってしまう。そして壁に実体は無く、通り抜けることが出来る。
それを小愛は理解したようだった。しかしその後どうすれば良いのかはわからずにいた。
手で触れただけでこれだけの刺激が襲い来るのだ。全身で通ればどうなるかはわからない。最悪の場合精神に問題が残る可能性だってあるのだ。
そう、これがこのダンジョンの恐ろしいセキュリティシステムだった。
誰一人としてオーパーツを持ち帰った者がいないのは、このアクメ壁を通り抜けられる者がいなかったからだった。
しかしそんな壁を前にしても小愛は諦めない。
「も、もう一度……」
頭が焼けてしまうような快楽の電流を受けてなお、彼女は諦めなかった。
決してもっと気持ちよくなりたいわけでは無い……はずだ。
「んぁっぁぁあっ♡」
今度は腕全体が壁を通り抜けるところまで行ったものの、そこで限界を迎えて結局戻ってしまった。
腕全体を通らせた代償は大きく、彼女の下半身は直接触れている訳ではないにも関わらずビショビショに濡れてしまっている。
「はぁはぁ……こうなったらもう一気に行ってしまえ!」
このままでは体力が持たないと判断した小愛は覚悟を決め、壁を一瞬で通り抜けようと考えた。
確かに触れる時間を減らすだけで効果はありそうなものだが、そんな簡単な仕掛けならオーパーツを持ち帰っている者が大勢いてもおかしくはない。
そうならない仕掛けがこの壁にはあるのだ。
「よし、せーの! んぁっぁあっぁ゛ぁ゛っ♡」
勢いよく壁へと突っ込んだ小愛は一瞬の内に快楽の濁流にのみ込まれ、嬌声を上げながら倒れ込む。
壁は彼女の着ている服を貫通し、その下にある小さな可愛らしい乳首をジリジリと焼いた。
一瞬、本当に一瞬壁に触れただけだと言うのに、可愛らしかった彼女の乳首は数倍の大きさに勃起してしまっている。
それだけには留まらず、服どころか皮膚をも貫通した壁は彼女の下腹部をダイレクトに蹂躙する。
性感帯を直接壁に焼かれてしまった彼女の体は快楽の波に溺れ、絶えず愛液を垂れ流し続けている。
そんな状態になってしまっていることもあり、小愛は倒れ込んだまましばらくビクビクと痙攣し続けた。
「はぁ゛……♡ はぁ゛……♡ よいしょ……っと」
ようやく落ち着いてきたのか小愛は震える足でゆっくりと立ち上がりそのまま歩き始めた。
だが、その歩みはすぐに止まることになる。
「んぅっぅう゛ぅ゛っ!?」
再び彼女の体を強烈な刺激が襲ったのだ。
「どうして……ぇ、なにこれ……」
頭を上げて目の前を確認した小愛の顔がどんどん青ざめて行く。
そこには通り過ぎたはずの壁があったのだ。
「何で壁が……もしかして通り過ぎるの失敗したの……?」
先程限界を超えて何とか通り過ぎた壁が、今目の前に存在しているという現実を上手く受け入れられない小愛。
しかしさらに過酷な現実が彼女に襲い掛かる。
「そんな……」
振り返って後ろを確認した小愛はさらにその表情を歪ませた。
後ろにも壁があったのだ。
つまり今通って来た壁とは別にもう一枚壁があったという事になる。そしてそれは一枚通り抜けるのですら難しいアクメ壁に挟まれた状態ということに他ならない。
進むも地獄、戻るも地獄。そんな状態に小愛は追い込まれてしまったのだった。
「何でこんなことに……こうなったらもう……」
あまりにも救いのない状況になんかもうどうでも良くなり半ばヤケになった小愛は一気に突き進むことにしたようだ。
「んぉぉおおっぉぉ゛っ♡ ま、まだまだぁっぁああぁ゛ぁっぁ゛♡」
何度も止まりそうになる足を無理やり動かし、一枚また一枚と壁を通り抜けて行く。
涙に涎、愛液に果ては母乳まで垂れ流しながら強く強く前へと進み続ける小愛はついにアクメ壁エリアを突破したのだった。
「はぁっ♡ はぁっ♡ で、出られた……?」
涙で良く見えないながらも憎きアクメ壁の無いことを確認した小愛は、安堵し緊張が解けてしまったのかその場に倒れ込んでしまった。
しかしその顔は安堵と達成感でいっぱいでとても幸せそうであった。
なお体の方はアクメ壁によって快楽に対して魔改造され過ぎた影響で、しばらくは空気に触れるだけでも甘イキするようになってしまったのだった。
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