26 / 137
26 人工呼吸
しおりを挟む
「がふっ……これ……不味いかも」
強力な麻痺毒の胞子を振りまくキノコ型モンスター、マヒンゴラを撃破したもののその残り胞子を受けてしまった小愛。この麻痺毒は即効性が高く、胞子を吸い込んですぐにその効果が表れる。
体が動かなくなり、その場に崩れ落ちる。そして徐々に呼吸が辛くなっていき、いつの間にか意識を失いかけていた。
(駄目……肺が、動かない……)
麻痺毒によって、肺を動かす筋肉の動きが弱くなる。体内に取り込まれる空気の量が減り、小愛の意識は瞬く間に闇へといざなわれたのだった。
(あれ……私、どうなって……って何この状況!?)
小愛は目が覚めると同時に、口に何か温かくて柔らかいものが触れていることに気付く。
「ぷはっ……目が覚めましたか?」
「あ……あな、た……は?」
「やっぱりまだ回復しきっていませんね。私はこの森に棲んでいるエルフのディアです。ここは私の拠点で安全ですので、心配しないでくださいね。あっと、そろそろまたやらないと」
「んむっ」
小愛に自身の名前と今の状況を説明したエルフの少女ディアは再び小愛へと口づけする。
(これ……もしかして人工呼吸?)
「ふぅ……麻痺毒の影響も弱くはなってきていますが、それでもまだ完全には抜けきっていません。ですので私がこうして人工呼吸をしているのですよ。んぅむ」
ディアの吐き出した空気が小愛の肺を膨らませ、その中を満たしていく。
人の吐き出した空気には使用されなかった酸素が混じっているが、エルフであるディアの息には人間よりも多くの酸素が含まれていた。そのため通常の呼吸とおなじくらいの酸素が小愛の体内へと送り込まれていたのだった。
(なんだか不思議な感覚。息をしていないのに肺が勝手に動いてる……。それに……ディアさんすっごく可愛い……!)
容姿端麗なエルフ族の中でもディアは特に小愛の趣味に近い容姿をしていた。いや、小愛は美少女なら誰でも良かった。小愛はそういう女だった。
(こんな美少女に人工呼吸をされているなんて……なんて幸運なんだろう♥)
小愛は美少女エルフに口づけされていることに、この上ない程の幸福を感じていた。
(ああ♥ディアさんの吸った空気が私の中にも流れ込む♥ディアさんと私、同じ空気を通して一つになってるっ♥)
ディアに空気を送り込まれる度に、小愛の体がぴくんと跳ねる。人工呼吸をされているだけなのだが、小愛の中には性行為をしたかのような快楽が充満していた。
麻痺毒に侵されているはずの彼女の体。にも関わらず彼女の小さな胸の先はぷっくりと膨れ上がっている。小愛のエロスは麻痺毒に打ち勝ったのだった。
「……もしかして、えっちな気分になっちゃってます?」
「むぐっ!?」
耳元でやさしく囁かれ、その刺激からか小愛の体は大きく跳ねる。
「そうですよね。だってこんな美少女にキスされちゃってるんですもの」
「それ、自分で言うんですね……あ、喋れるようになってる……」
麻痺毒の効果がなくなり始めていることを小愛は惜しむ。人工呼吸の必要性が無くなってしまうからだ。
「そんなに悲しそうな顔をしなくても、私で良ければ、お相手いたしますよ♥」
ディアはそう言い、小愛の答えを聞くことなく押し倒す。そして再び人工呼吸を始めた。
「私の空気でいっぱいにしてあげます♥もう他の空気じゃ満足できないくらいとろっとろにしてあげますね♥」
ディアによる強制的な人工呼吸は一晩中続いたのだった。
[麻痺耐性を習得しました]
強力な麻痺毒の胞子を振りまくキノコ型モンスター、マヒンゴラを撃破したもののその残り胞子を受けてしまった小愛。この麻痺毒は即効性が高く、胞子を吸い込んですぐにその効果が表れる。
体が動かなくなり、その場に崩れ落ちる。そして徐々に呼吸が辛くなっていき、いつの間にか意識を失いかけていた。
(駄目……肺が、動かない……)
麻痺毒によって、肺を動かす筋肉の動きが弱くなる。体内に取り込まれる空気の量が減り、小愛の意識は瞬く間に闇へといざなわれたのだった。
(あれ……私、どうなって……って何この状況!?)
小愛は目が覚めると同時に、口に何か温かくて柔らかいものが触れていることに気付く。
「ぷはっ……目が覚めましたか?」
「あ……あな、た……は?」
「やっぱりまだ回復しきっていませんね。私はこの森に棲んでいるエルフのディアです。ここは私の拠点で安全ですので、心配しないでくださいね。あっと、そろそろまたやらないと」
「んむっ」
小愛に自身の名前と今の状況を説明したエルフの少女ディアは再び小愛へと口づけする。
(これ……もしかして人工呼吸?)
「ふぅ……麻痺毒の影響も弱くはなってきていますが、それでもまだ完全には抜けきっていません。ですので私がこうして人工呼吸をしているのですよ。んぅむ」
ディアの吐き出した空気が小愛の肺を膨らませ、その中を満たしていく。
人の吐き出した空気には使用されなかった酸素が混じっているが、エルフであるディアの息には人間よりも多くの酸素が含まれていた。そのため通常の呼吸とおなじくらいの酸素が小愛の体内へと送り込まれていたのだった。
(なんだか不思議な感覚。息をしていないのに肺が勝手に動いてる……。それに……ディアさんすっごく可愛い……!)
容姿端麗なエルフ族の中でもディアは特に小愛の趣味に近い容姿をしていた。いや、小愛は美少女なら誰でも良かった。小愛はそういう女だった。
(こんな美少女に人工呼吸をされているなんて……なんて幸運なんだろう♥)
小愛は美少女エルフに口づけされていることに、この上ない程の幸福を感じていた。
(ああ♥ディアさんの吸った空気が私の中にも流れ込む♥ディアさんと私、同じ空気を通して一つになってるっ♥)
ディアに空気を送り込まれる度に、小愛の体がぴくんと跳ねる。人工呼吸をされているだけなのだが、小愛の中には性行為をしたかのような快楽が充満していた。
麻痺毒に侵されているはずの彼女の体。にも関わらず彼女の小さな胸の先はぷっくりと膨れ上がっている。小愛のエロスは麻痺毒に打ち勝ったのだった。
「……もしかして、えっちな気分になっちゃってます?」
「むぐっ!?」
耳元でやさしく囁かれ、その刺激からか小愛の体は大きく跳ねる。
「そうですよね。だってこんな美少女にキスされちゃってるんですもの」
「それ、自分で言うんですね……あ、喋れるようになってる……」
麻痺毒の効果がなくなり始めていることを小愛は惜しむ。人工呼吸の必要性が無くなってしまうからだ。
「そんなに悲しそうな顔をしなくても、私で良ければ、お相手いたしますよ♥」
ディアはそう言い、小愛の答えを聞くことなく押し倒す。そして再び人工呼吸を始めた。
「私の空気でいっぱいにしてあげます♥もう他の空気じゃ満足できないくらいとろっとろにしてあげますね♥」
ディアによる強制的な人工呼吸は一晩中続いたのだった。
[麻痺耐性を習得しました]
1
お気に入りに追加
861
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる