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13 マッサージ
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高いステータスは怪我こそ負わないものの、体の内側に蓄積する疲労までは対処してくれなかった。
連日の依頼続きにより、小愛の体はもうガッチゴチになってしまったのだ。
そんな中、小愛が街で見かけたのはサキュバスによるマッサージ店だった。疲労のたまっていた小愛は導かれるようにふらふらと店内へと吸い込まれてしまう。
「いらっしゃいませ。サキュバスヘルスへ、ようこそおいでくださいました♪」
サキュバスにしては珍しく露出面積の少ない服装の少女が小愛を出迎える。その少女を見て、小愛は目線を右往左往させる。露出させていないことで抜群のプロポーションを持つその体のシルエットが浮き出ていて、却って刺激的となっているのだ。
「本日はいかがいたしましょうか?」
「えっと、体中がなんだか重たくて……」
どこが辛いのか、アレルギーの有無などの軽いカウンセリングを行った後、小愛は店の奥の個室へと案内される。そこでマッサージ用の衣類へと着替えた後、ベッドに寝かされる。
「それではオイルを塗っていきますね~」
「ひゃっ」
ヌルリとしたオイルが小愛の背中に塗り込まれていく。その突然の感触に、小愛はつい声を漏らしてしまう。
「まずは背中から揉んでいきますよ~」
「んっ……」
サキュバスの少女の細くしなやかな指が小愛の凝り固まった背中の筋肉をほぐしていく。
「はぁ……はぁ……」
ただマッサージをされているだけにも関わらず、小愛の息は何故かだんだん荒くなっていった。
「効いてきたようですね~」
「……え?」
サキュバスの少女はにこやかな笑みを浮かべ、小愛に声をかける。
「このオイルには、すっごく気持ちよーくなれる成分が含まれているんです」
「それって……ひうっ」
「こうしてマッサージをされると、まるでえっちなことされているみたいに気持ち良くなるでしょう?」
サキュバスの少女が小愛の背中に指を押し込むたびに、小愛は甘い声を漏らす。既に小愛の体は脱力しきっていて、拒否することも出来ない状態になっている。
背中を満遍なく揉みほぐした後、その手は上へと上がり肩を擦り始める。
「まずはゆっくりと擦っていきますね~」
「ひくっ……なんでっ擦られてるだけなのに……ぃ゛っ♥」
擦っていたその手が、肩のツボを刺激し始める。指で押し込まれるたびに、小愛の肩から甘い快楽が発生し走り抜ける。
その後、手はするりと位置を変え首の筋肉をほぐしていく。
「だっだめっなんかゾワゾワするっ♥ 首触られてると奥からなんか来ちゃうっ♥」
「ふふっまだまだこんなものでは無いですよ?」
手は首からさらに上へと進み、側頭部でくるくると回し始める。小愛の固まっていた頭皮がほぐされ、同時に小愛の表情も緩んでいく。
「やらぁっそこしゅごいきもひぃぃからぁっ♥」
呂律の回らない口で何とか抵抗しようとするも、緩んだ顔と脱力した体では説得力は無かった。
「次に、足の裏のツボを押していきますよ~」
「イ゛っ!? あっあぐっぇぁっ♥ しゅごいぃっ♥ 痛いはずなのにぃっ気持ちいぃっのぉっ♥」
不健康の固まりだった小愛は足つぼなんてものを受ければ絶叫してしまうのが本来の反応だっただろう。しかしオイルの効果とサキュバスの少女の技術力によって、その痛みは全て快楽に変換され小愛の全身を駆け巡る。
一通りツボを押し終えたため、今度はふくらはぎへと手が伸びる。
「ふくらはぎは第二の心臓と言われていますからね~。しっかりとほぐしてあげないといけないんですよ~」
「ひうっ♥」
ツボ押しとはまた違う快楽に、小愛はまたしても可愛らしい声を漏らしてしまう。
「さ~て、最後に太ももをマッサージしていきますよ~。ふふっこんなに濡らしてしまうなんて……小愛様はえっちなんですね♥」
「ち、ちが……ぅ゛♥」
「ここはそういったお店では無いので直接的なことは出来ないのですが……こうして内ももをマッサージするくらいなら大丈夫なんですよ……?」
小愛の陰部からは既に愛液が漏れ出ている。サキュバスの少女はその愛液とオイルが混ざりあっている小愛の内ももを入念に揉み込んでいく。
性感帯に近い敏感な位置を揉まれ続けることで、小愛の体には雷のような快楽が走り続ける。
「はぁっ……はぁっ……はぐっうぅぅあっっぁぁっ♥」
「常にお預けのような状態になってイクことが出来ないのは辛いですよね?」
「んっはぁぁっ♥ イきたい……イきたいのにイけないよぉぉっ!」
「このオイルには気持ちよーくさせる効能ともう一つ、絶対にイけなくなる効能もあるんです」
「そ、そんなっ」
小愛は腰を動かしたり足を捩ったり、何とかして絶頂を迎えようとするがその全てが無駄に終わった。
「心配しないでください。追加料金さえ支払っていただければ、今すぐにでもイかせてあげられますよ」
「そ、そんな悪徳商法みたいな……」
「さあ、どういたします?」
「う……ぐっ……払います! 払いますからイかせてください! イ゛っ!? あ゛っぁぁ゛っ♥ しゅごいっ全身がっ気持ちいぃのっ♥ お゛ぉぉっぉ゛♥」
溜めに溜め込まれた快楽が、サキュバスの催淫魔法によって一気に解放される。そのあまりの衝撃に小愛の脱力していた体はビクビクと痙攣し、白目を剝いたまましばらくの間愛液を垂れ流し続けたのだった。
「本日の来店、まことにありがとうございました~。また来てくださいね……♥」
「……ま、まあお金はあるから……」
小愛は少し不満そうな表情でそう言う。結局追加料金を支払い絶頂を迎えさせてもらったのだが、性的快楽という欲望に屈したようであまりいい気分ではなかったのだ。
それでも小愛は定期的にこのマッサージ店に通う。気持ちよくなりたいという本能に、人は抗えないのだから。
【催淫が強化されました】
【淫夢を習得しました】
連日の依頼続きにより、小愛の体はもうガッチゴチになってしまったのだ。
そんな中、小愛が街で見かけたのはサキュバスによるマッサージ店だった。疲労のたまっていた小愛は導かれるようにふらふらと店内へと吸い込まれてしまう。
「いらっしゃいませ。サキュバスヘルスへ、ようこそおいでくださいました♪」
サキュバスにしては珍しく露出面積の少ない服装の少女が小愛を出迎える。その少女を見て、小愛は目線を右往左往させる。露出させていないことで抜群のプロポーションを持つその体のシルエットが浮き出ていて、却って刺激的となっているのだ。
「本日はいかがいたしましょうか?」
「えっと、体中がなんだか重たくて……」
どこが辛いのか、アレルギーの有無などの軽いカウンセリングを行った後、小愛は店の奥の個室へと案内される。そこでマッサージ用の衣類へと着替えた後、ベッドに寝かされる。
「それではオイルを塗っていきますね~」
「ひゃっ」
ヌルリとしたオイルが小愛の背中に塗り込まれていく。その突然の感触に、小愛はつい声を漏らしてしまう。
「まずは背中から揉んでいきますよ~」
「んっ……」
サキュバスの少女の細くしなやかな指が小愛の凝り固まった背中の筋肉をほぐしていく。
「はぁ……はぁ……」
ただマッサージをされているだけにも関わらず、小愛の息は何故かだんだん荒くなっていった。
「効いてきたようですね~」
「……え?」
サキュバスの少女はにこやかな笑みを浮かべ、小愛に声をかける。
「このオイルには、すっごく気持ちよーくなれる成分が含まれているんです」
「それって……ひうっ」
「こうしてマッサージをされると、まるでえっちなことされているみたいに気持ち良くなるでしょう?」
サキュバスの少女が小愛の背中に指を押し込むたびに、小愛は甘い声を漏らす。既に小愛の体は脱力しきっていて、拒否することも出来ない状態になっている。
背中を満遍なく揉みほぐした後、その手は上へと上がり肩を擦り始める。
「まずはゆっくりと擦っていきますね~」
「ひくっ……なんでっ擦られてるだけなのに……ぃ゛っ♥」
擦っていたその手が、肩のツボを刺激し始める。指で押し込まれるたびに、小愛の肩から甘い快楽が発生し走り抜ける。
その後、手はするりと位置を変え首の筋肉をほぐしていく。
「だっだめっなんかゾワゾワするっ♥ 首触られてると奥からなんか来ちゃうっ♥」
「ふふっまだまだこんなものでは無いですよ?」
手は首からさらに上へと進み、側頭部でくるくると回し始める。小愛の固まっていた頭皮がほぐされ、同時に小愛の表情も緩んでいく。
「やらぁっそこしゅごいきもひぃぃからぁっ♥」
呂律の回らない口で何とか抵抗しようとするも、緩んだ顔と脱力した体では説得力は無かった。
「次に、足の裏のツボを押していきますよ~」
「イ゛っ!? あっあぐっぇぁっ♥ しゅごいぃっ♥ 痛いはずなのにぃっ気持ちいぃっのぉっ♥」
不健康の固まりだった小愛は足つぼなんてものを受ければ絶叫してしまうのが本来の反応だっただろう。しかしオイルの効果とサキュバスの少女の技術力によって、その痛みは全て快楽に変換され小愛の全身を駆け巡る。
一通りツボを押し終えたため、今度はふくらはぎへと手が伸びる。
「ふくらはぎは第二の心臓と言われていますからね~。しっかりとほぐしてあげないといけないんですよ~」
「ひうっ♥」
ツボ押しとはまた違う快楽に、小愛はまたしても可愛らしい声を漏らしてしまう。
「さ~て、最後に太ももをマッサージしていきますよ~。ふふっこんなに濡らしてしまうなんて……小愛様はえっちなんですね♥」
「ち、ちが……ぅ゛♥」
「ここはそういったお店では無いので直接的なことは出来ないのですが……こうして内ももをマッサージするくらいなら大丈夫なんですよ……?」
小愛の陰部からは既に愛液が漏れ出ている。サキュバスの少女はその愛液とオイルが混ざりあっている小愛の内ももを入念に揉み込んでいく。
性感帯に近い敏感な位置を揉まれ続けることで、小愛の体には雷のような快楽が走り続ける。
「はぁっ……はぁっ……はぐっうぅぅあっっぁぁっ♥」
「常にお預けのような状態になってイクことが出来ないのは辛いですよね?」
「んっはぁぁっ♥ イきたい……イきたいのにイけないよぉぉっ!」
「このオイルには気持ちよーくさせる効能ともう一つ、絶対にイけなくなる効能もあるんです」
「そ、そんなっ」
小愛は腰を動かしたり足を捩ったり、何とかして絶頂を迎えようとするがその全てが無駄に終わった。
「心配しないでください。追加料金さえ支払っていただければ、今すぐにでもイかせてあげられますよ」
「そ、そんな悪徳商法みたいな……」
「さあ、どういたします?」
「う……ぐっ……払います! 払いますからイかせてください! イ゛っ!? あ゛っぁぁ゛っ♥ しゅごいっ全身がっ気持ちいぃのっ♥ お゛ぉぉっぉ゛♥」
溜めに溜め込まれた快楽が、サキュバスの催淫魔法によって一気に解放される。そのあまりの衝撃に小愛の脱力していた体はビクビクと痙攣し、白目を剝いたまましばらくの間愛液を垂れ流し続けたのだった。
「本日の来店、まことにありがとうございました~。また来てくださいね……♥」
「……ま、まあお金はあるから……」
小愛は少し不満そうな表情でそう言う。結局追加料金を支払い絶頂を迎えさせてもらったのだが、性的快楽という欲望に屈したようであまりいい気分ではなかったのだ。
それでも小愛は定期的にこのマッサージ店に通う。気持ちよくなりたいという本能に、人は抗えないのだから。
【催淫が強化されました】
【淫夢を習得しました】
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