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8 新勇者
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「拓夢、気付いてる?」
「ああ」
拓夢たちは今も世界を滅茶苦茶にする旅を続けている。世界を滅ぼすと言われるドラゴンや天使を復活させたばかりか魔導アンドロイドの暴走を促し、世界を破壊させている。だが、あれから数日が経った今でも世界が滅ぶことは無かったのだ。
「いくら世界が広いとは言っても、これだけやってもなんともないなんて事ありえない」
「……何の話?」
「そうか。ウラミには言って無かったな」
拓夢は隠していた過去の事を全てウラミに話した。ウラミはそのあまりの現実味の無さに最初は冗談だと思って聞いていたようだが、常に真面目に話す拓夢の雰囲気や今までの拓夢や理沙の行動から、それが真実だと理解したようだった。
「嘘……でしょ……?」
「ところが嘘じゃないんだ。あのクソったれの神に少しでも復習をするために、世界を滅茶苦茶にして気分をスッキリしなきゃ気が済まない」
「今まで黙っていたのは悪かったわ。でもこれを話して貴方が離れてしまったらと思うと……」
理沙は俯きながらそう呟く。実際のところ、ウラミは理沙にとっても結構好みのタイプだった。だから、何としてでも引き留めたかったのだ。悪魔竜王のように真実を話して離れて行ってしまうことを懸念し、真実を伝えなかったのだ。
「そんなこと、別に良いのに……。私だって復讐と似たようなもののために人生を捧げてきたんだから」
「ウラミ……!」
「んぁっちょっと……こんなところで……」
理沙は感情を爆発させながらウラミに抱き着き、そのまま耳元で彼女の名を囁きながらもう片方の耳を優しく撫で続けた。
「魔導アンドロイドのあの規模なら、既に避難民が大量にこの辺りにやってきていてもおかしくは無いはずだ。なのにここら辺りは平和そのもの。いくらなんでもおかしい」
「そうね。んちゅっはぁ……はぁ……ウラミ……♡」
理沙はウラミを可愛がりながらもしっかりと話を聞いていたようで、拓夢の言葉に相槌を打つ。その瞬間だった。
「うぉっ!?」
「何、どうしたの!?」
突然、拓夢が素っ頓狂な声を上げたのだ。
「……天使との魔力パスが途絶えた」
「それってどういうこと?」
「恐らく、天使が何者かに倒された」
拓夢のその言葉に、理沙とウラミは驚きを隠せなかった。世界を滅ぼすとされる天使を倒せる者など、普通に考えて存在するとは思えないのだ。仮に存在するとすれば。それは勇者かそれに匹敵する存在だろう。しかし今ここにいる拓夢こそが勇者であり、他に勇者と言える者がいるなど聞いたことも無かったのだ。
「どういうこと……それ……」
「わからない。ただ、ちょっと想定外の事が起き始めているようだな」
拓夢のその予想は正しく、数日後にはエレメンタルドラゴンとの魔力パスも途絶えてしまっていた。それだけでは無く、街に伝わって来た噂によれば魔導アンドロイドの騒ぎも何者かによって鎮火されたというのだ。
「……何だ? 何が起こっている?」
想定外の事の連続に、流石の拓夢も動揺を隠せなかった。そしてついにその日は来た。滞在している街に勇者がやって来たという噂を耳にしたのだ。
「勇者が来たって本当なの?」
「まだ噂でしかないけどな」
「でももし本当なら全部説明が付くわよね。天使もエレメンタルドラゴンも勇者でなら倒せる……。もしかしてこの街に来たのって……んぐ」
その先を言おうとした理沙を拓夢は制止した。
「まだ確定していないからな。下手に動くのは良くないだろう」
「でも……」
その時、宿の扉が強く開け放たれた。
「貴様がタクムという者か! やっと見つけたぞ!」
扉の向こうにいる者の姿はかつて魔王討伐の旅をしていた時の拓夢にそっくりだった。そして纏っている雰囲気や魔力のオーラからも、この者がただ者では無いことは明白だった。
「……確定したかもしれないな」
「勇者確定ね」
「ごちゃごちゃ言っていないでさっさと剣を抜け。俺が成敗してやる」
そう言って勇者と思われる男は剣を抜きながら部屋の中へと入って来る。
「やるしかないか」
話し合いでは解決しないと判断した拓夢は、アイテムボックスから以前作ってから愛用している最高クラスの出来のこん棒を取り出すと男の前に立った。
「今まで貴様が行って来た蛮行を許すわけには行かない。命を持って償ってもらおうか」
「正義の味方の勇者様ってことか。まあいいさ!」
先に動いたのは拓夢だった。
「先手必勝!!」
「ぐっ……」
拓夢は強く踏み込み、男の懐に潜ろうとした。しかし男の方もその動きに瞬時に反応し、咄嗟に後ろへと跳んだ。
「ふぅ……流石は魔王、能力はほぼ互角か」
「魔王? 何を言っているんだ」
男のその言葉に、拓夢は純粋に疑問を浮かべた。周りから見た印象はともかく、彼自身には自分が魔王らしいことをした記憶は無かったのだ。もっとも、実際のところは魔王でさえもうちょっと慈悲のある行動をしていただろう。少なくとも何の前触れもなく命乞いも聞かずに問答無用で街ごと消失させるようなことは魔王はしなかった。
「とぼけても無駄だ。人の姿に化けた魔王が破壊の限りを尽くしていると、俺は知っているぞ!」
今度は男が拓夢に向かって飛びこんだ。一切の無駄のない洗練された動きで剣を振り下ろすが、魔王を倒した元勇者の拓夢にはそう簡単には当たらない。
「何だそれ。確かに破壊活動はしているが、俺は魔王じゃないぞ」
「では何だと言うんだ!」
「俺は勇者だ。元……だけどな」
「勇者……だと? でたらめを言うな! 勇者がそのような悪事を働くはずが無いだろう!!」
男の言っていることの方が正しいように思えるが、実際拓夢が勇者であったことも魔王では無いことも事実なのだ。
「この期に及んで嘘を通すと言うのであれば、もう容赦はしない……!」
男は魔力を集め、魔法の詠唱を開始した。普通の魔術師なら詠唱中は他の行動をすることは出来ない。しかし勇者である彼は授けられたギフトによって魔法の詠唱を行いながら最低限の戦闘を行うことが出来た。
だがそれは拓夢も同じだった。
「ここで魔法を使うのか。民間人もたくさんいると言うのに」
「っ! そうだ、危ないところだった……危うく罪のない一般人を巻き込むところだった。クソッそんなことを魔王に諭されるなど一生の不覚ッ!!」
男は魔法の詠唱を止める。と同時に、裏で詠唱処理を行っていた拓夢は魔法を発動したのだった。
「はははっ! かかったな! フレイムインパクト!!」
「き、貴様! うがっぁあ!?」
予めバリアを張っていた理沙とウラミ、そして拓夢と男の四人を残して辺りは焼け野原と化した。正直やっていることが外道過ぎる。
「やはり魔王の言葉など信用するべきでは無かった……多少の犠牲を出してでも先ほどの魔法で勝負を付けるべきだった……!」
「流石は勇者を名乗るだけあるな。今の一撃、結構強いと思ったんだけど」
男は装備こそ少し焼け焦げている部分はあるが、まだまだ本体は万全の状態だった。
「おのれ魔王! 罪のない一般人を殺してまで勝利が欲しいか!!」
「何言ってんだ欲しいに決まってるだろ。あと俺は魔王じゃない」
「まだ言うか……!!」
男は怒りに身を任せ、再び魔法の詠唱を始める。街は焼け、周りには四人以外一人もいない。そのため今度は彼の邪魔をするものは無かった。もちろんウラミと理沙の二人がバリアによって守られているのも確認済みであった。一方で男が詠唱を開始したのを見た拓夢も魔法の詠唱を開始した。と同時にこん棒を男に向かって振り下ろす。詠唱中に戦闘能力が若干落ちるのを狙っての行動だった。
「隙だらけだぜ」
「貴様、何故詠唱中に攻撃できるんだ!?」
「勇者であるアンタならわかるはずだぜ」
「何だと? まさか本当に貴様が勇者だと言うのか……!?」
接近戦もほとんど互角であり、結局両者の詠唱が完了するまでに決着はつかなかった。
「フレイムインパクト!!」
「ライトニングインパクト!!」
両者の撃ちだした魔法が辺り一帯を吹き飛ばす。どちらの魔法も下級のドラゴンなら一撃で消滅させられるほどの威力だ。しかし、それでもなお決着がつくことは無かった。
「ああ」
拓夢たちは今も世界を滅茶苦茶にする旅を続けている。世界を滅ぼすと言われるドラゴンや天使を復活させたばかりか魔導アンドロイドの暴走を促し、世界を破壊させている。だが、あれから数日が経った今でも世界が滅ぶことは無かったのだ。
「いくら世界が広いとは言っても、これだけやってもなんともないなんて事ありえない」
「……何の話?」
「そうか。ウラミには言って無かったな」
拓夢は隠していた過去の事を全てウラミに話した。ウラミはそのあまりの現実味の無さに最初は冗談だと思って聞いていたようだが、常に真面目に話す拓夢の雰囲気や今までの拓夢や理沙の行動から、それが真実だと理解したようだった。
「嘘……でしょ……?」
「ところが嘘じゃないんだ。あのクソったれの神に少しでも復習をするために、世界を滅茶苦茶にして気分をスッキリしなきゃ気が済まない」
「今まで黙っていたのは悪かったわ。でもこれを話して貴方が離れてしまったらと思うと……」
理沙は俯きながらそう呟く。実際のところ、ウラミは理沙にとっても結構好みのタイプだった。だから、何としてでも引き留めたかったのだ。悪魔竜王のように真実を話して離れて行ってしまうことを懸念し、真実を伝えなかったのだ。
「そんなこと、別に良いのに……。私だって復讐と似たようなもののために人生を捧げてきたんだから」
「ウラミ……!」
「んぁっちょっと……こんなところで……」
理沙は感情を爆発させながらウラミに抱き着き、そのまま耳元で彼女の名を囁きながらもう片方の耳を優しく撫で続けた。
「魔導アンドロイドのあの規模なら、既に避難民が大量にこの辺りにやってきていてもおかしくは無いはずだ。なのにここら辺りは平和そのもの。いくらなんでもおかしい」
「そうね。んちゅっはぁ……はぁ……ウラミ……♡」
理沙はウラミを可愛がりながらもしっかりと話を聞いていたようで、拓夢の言葉に相槌を打つ。その瞬間だった。
「うぉっ!?」
「何、どうしたの!?」
突然、拓夢が素っ頓狂な声を上げたのだ。
「……天使との魔力パスが途絶えた」
「それってどういうこと?」
「恐らく、天使が何者かに倒された」
拓夢のその言葉に、理沙とウラミは驚きを隠せなかった。世界を滅ぼすとされる天使を倒せる者など、普通に考えて存在するとは思えないのだ。仮に存在するとすれば。それは勇者かそれに匹敵する存在だろう。しかし今ここにいる拓夢こそが勇者であり、他に勇者と言える者がいるなど聞いたことも無かったのだ。
「どういうこと……それ……」
「わからない。ただ、ちょっと想定外の事が起き始めているようだな」
拓夢のその予想は正しく、数日後にはエレメンタルドラゴンとの魔力パスも途絶えてしまっていた。それだけでは無く、街に伝わって来た噂によれば魔導アンドロイドの騒ぎも何者かによって鎮火されたというのだ。
「……何だ? 何が起こっている?」
想定外の事の連続に、流石の拓夢も動揺を隠せなかった。そしてついにその日は来た。滞在している街に勇者がやって来たという噂を耳にしたのだ。
「勇者が来たって本当なの?」
「まだ噂でしかないけどな」
「でももし本当なら全部説明が付くわよね。天使もエレメンタルドラゴンも勇者でなら倒せる……。もしかしてこの街に来たのって……んぐ」
その先を言おうとした理沙を拓夢は制止した。
「まだ確定していないからな。下手に動くのは良くないだろう」
「でも……」
その時、宿の扉が強く開け放たれた。
「貴様がタクムという者か! やっと見つけたぞ!」
扉の向こうにいる者の姿はかつて魔王討伐の旅をしていた時の拓夢にそっくりだった。そして纏っている雰囲気や魔力のオーラからも、この者がただ者では無いことは明白だった。
「……確定したかもしれないな」
「勇者確定ね」
「ごちゃごちゃ言っていないでさっさと剣を抜け。俺が成敗してやる」
そう言って勇者と思われる男は剣を抜きながら部屋の中へと入って来る。
「やるしかないか」
話し合いでは解決しないと判断した拓夢は、アイテムボックスから以前作ってから愛用している最高クラスの出来のこん棒を取り出すと男の前に立った。
「今まで貴様が行って来た蛮行を許すわけには行かない。命を持って償ってもらおうか」
「正義の味方の勇者様ってことか。まあいいさ!」
先に動いたのは拓夢だった。
「先手必勝!!」
「ぐっ……」
拓夢は強く踏み込み、男の懐に潜ろうとした。しかし男の方もその動きに瞬時に反応し、咄嗟に後ろへと跳んだ。
「ふぅ……流石は魔王、能力はほぼ互角か」
「魔王? 何を言っているんだ」
男のその言葉に、拓夢は純粋に疑問を浮かべた。周りから見た印象はともかく、彼自身には自分が魔王らしいことをした記憶は無かったのだ。もっとも、実際のところは魔王でさえもうちょっと慈悲のある行動をしていただろう。少なくとも何の前触れもなく命乞いも聞かずに問答無用で街ごと消失させるようなことは魔王はしなかった。
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「では何だと言うんだ!」
「俺は勇者だ。元……だけどな」
「勇者……だと? でたらめを言うな! 勇者がそのような悪事を働くはずが無いだろう!!」
男の言っていることの方が正しいように思えるが、実際拓夢が勇者であったことも魔王では無いことも事実なのだ。
「この期に及んで嘘を通すと言うのであれば、もう容赦はしない……!」
男は魔力を集め、魔法の詠唱を開始した。普通の魔術師なら詠唱中は他の行動をすることは出来ない。しかし勇者である彼は授けられたギフトによって魔法の詠唱を行いながら最低限の戦闘を行うことが出来た。
だがそれは拓夢も同じだった。
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予めバリアを張っていた理沙とウラミ、そして拓夢と男の四人を残して辺りは焼け野原と化した。正直やっていることが外道過ぎる。
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男は装備こそ少し焼け焦げている部分はあるが、まだまだ本体は万全の状態だった。
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「フレイムインパクト!!」
「ライトニングインパクト!!」
両者の撃ちだした魔法が辺り一帯を吹き飛ばす。どちらの魔法も下級のドラゴンなら一撃で消滅させられるほどの威力だ。しかし、それでもなお決着がつくことは無かった。
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