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第四章『俺が魔王リュカオンを倒すまで』
49 誘拐された歌姫
しおりを挟む「みんなー! 今日も来てくれてありがとー!!」
「「「「「うおおおぉぉぉ小町ちゃああぁぁぁん!!」」」」」
小町ちゃんの声に合わせるように、会場中が湧き上がる。
もはや俺たちは一心同体。
ただひたすらに小町ちゃんを愛する者同士、運命共同体だ。
「それじゃ最後の曲、行っくよー!!」
彼女の言う通り、とうとう最後の一曲となってしまった。
悲しいが、楽しい時間もこれで終わりと言う訳だ。
だがそれでいい。
終わりがあるからこそ、美しいのだから。
「お、おい! アレは何だ!?」
「演出……じゃ、ないよな? って、近づいてくる!?」
……何やら穏やかじゃない叫び声が聞こえてきた。
続いて聞こえてきた声につられて上空を見ると、会場へと何かが飛来してくるのが見えた。
それはよく見れば翼の生えた人型物体であり、なんだか物凄く見覚えがある。
って、魔族じゃねえか!
嘘だろ……ああ、嘘だと言って欲しい。
アレは紛れもなく魔族じゃないか。
どうしてよりにもよってこんな日に、この場所に……!
「うわああぁぁ! ま、魔族が現れたぞおおぉぉ!!」
一瞬にして会場中がパニック状態となってしまう。
不味い、これじゃ避難だって満足にできないぞ。
「ギヘヘヘッ!! コイツは貰っていくぜ!!」
「きゃっ!?」
「なっ!?」
あろうことか魔族はステージ上の小町ちゃんを抱え上げ、上空へと飛び去っていってしまった。
「待て!!」
咄嗟に叫ぶ。
と同時に奴に向けてフレイムアローを放った。
「ギッヒヒ! 待てと言われて待つ奴があるか!! うわ危ね!? 正気かお前!? コイツがどうなっても良いのか!?」
「卑怯だぞ!!」
魔族は小町ちゃんを盾にしながら高度を増していく。
これじゃ攻撃も出来ない。
「ギヘヘヘツ! あばよ! 馬鹿な人間共!!」
「クソッ……!!」
結局、小町ちゃんを助け出すことは出来ず、魔族を逃がしてしまったのだった。
それからはもうお通夜である。
会場はどんよりとした暗い空気に包まれ、その場の全員が死んだ目で虚空を見つめるのみだった。
しかし、そうもなるだろう。
俺たちの小町ちゃんが最悪なことに魔族に連れ去られてしまったのだ。
一体どんな目に遭うか分かったものでは無い。
だから俺とリリィは決意した。
必ずや邪知暴虐の魔族を打ち倒し、小町ちゃんを助け出すのだと。
そもそも魔族を討伐するのが本来の俺たちの目的だ。
さて、そうとなれば早速行動するのみ。
思い立ったが吉日だ。今すぐにでも奴を追い、彼女を奪還するべきだろう。
幸い、俺にはマップ機能があるしな。
マップを開くと、小町ちゃんの現在位置がはっきりと表示されていた。
同時に彼女を示すピンが高速で移動していることも確認出来た。
恐らく、今なおあの魔族は移動中なのだろう。
そして移動先は……火山か。一直線に目指しているのがバレバレだ。
何故こんな場所を目指しているのかは不明だが、そんなことはどうだって良い。
奴をぶちのめして小町ちゃんを助ける。それだけだ。
待っていろよ。どこまでだって追いかけてやる。
絶対に、逃がしはしない。
◆◆◆
火山へとたどり着いた俺たちは洞窟へと潜っていた。
マップによると、この奥に小町ちゃんがいるはずなのだ。
……ただ、俺たちは致命的なまでの想定外に直面していた。
「ん、熱いし暑い」
「そうだな……流石に少しは準備をしてくるべきだったかもしれない」
ある程度進んだ辺りから溶岩が姿を現し始め、その影響で気温が上がって来たのだ。
奥に進めば、それだけ暑くなっていく。
生憎と今の俺たちの装備はこの気温の中で行動するようには出来ていない。
歩けば歩く程、汗だくになってしまう。
今の俺たちはレベルの影響なのか熱によるダメージもある程度は防げるみたいだが、それでも暑いものは暑かった。
熱さも冷たさも、命に関わらない範囲のものは軽減してくれないようだ。
「ん、脱ぐね」
「ちょっ、リリィ!?」
この暑さに耐えかねたのか、リリィはそう言ってローブを脱ごうとする。
「待ってくれリリィ。いくら俺たちしかいないとは言え、こんなところで脱ぐのは……」
止めようとするが、時既に遅し。
リリィは勢いよくローブを脱いでしまった。
ぐっしょりと汗で濡れた下着が彼女の柔らかな肌に張り付いている。
胸の先にあるピンク色の突起もはっきり見えてしまっていた。
「ふぅ……駄目だ暑い」
そうして厚手のローブを脱いでなお、リリィはまだ暑そうにしている。
結局のところいくら装備を脱いだところでこの洞窟がクソ暑いことに変わりは無いので当然ではあった。
「……はぁ。俺も脱ぐか」
なんかもうどうでも良くなってしまったので俺も鎧を脱ぐことにした。
金属鎧は熱がこもるからな。俺も装備を外してインナー姿になるとしよう。
「ん、セクシー」
リリィはインナー姿の俺を見ながらそう言って来る。
暑さのせいか頬が紅く染まっていて、物凄く色気を感じる表情をしていた。
……流石にここではしないよな?
「と、とりあえず、ありがとうと言っておくよ」
「ん、どういたしまして。……見て、ノアに負けず私もセクシー。今なら濃厚汗だくプレイも出来る」
「それは止めておこうか。ここまで敵の姿が見えなかったとは言え、ここは溶岩洞窟の中だ。いつ魔物が出てくるかもわからない」
「確かに」
気を抜けば魔力補給が始まってしまいそうな空気だったが、何とか回避出来たようだ。
ひとまず安心……と、思っておこう。
とは言え、このままだと互いに変に意識し過ぎてしまうな。
この奥では間違いなく魔族との戦いになるだろうし、余計な要素はなるべく排除しておきたい。
……そうだ、アレをやってみるか。
「リリィ、少し離れていてくれるか」
「ん、分かった」
リリィが離れたのを確認し、俺は氷魔法を発動させた。
そして生み出された氷を上手いこと鎧の形へと変形し……よし、成功だ。
「それ……鎧?」
「ああ、魔法によって生み出される氷とか石とかそう言うのってある程度は形を弄れるだろ? だからもしやと思ったんだが、上手くいって良かったよ」
そう、俺が作り出したのは氷の鎧だ。
これなら鎧自体の魔力が尽きるまで溶けることは無いだろうし、溶岩の熱からも守ってくれる。
「ん、サイズもぴったり。涼しい」
「ああ、これは良い」
思った以上に良い物が出来た気がする。
俺たちなら凍傷の心配も無いし、熱気と冷気が良い感じに相殺していて快適だ。
こうして熱への対策を得た俺たちは魔族の待つ洞窟の奥を目指して進んでいくのだった。
「「「「「うおおおぉぉぉ小町ちゃああぁぁぁん!!」」」」」
小町ちゃんの声に合わせるように、会場中が湧き上がる。
もはや俺たちは一心同体。
ただひたすらに小町ちゃんを愛する者同士、運命共同体だ。
「それじゃ最後の曲、行っくよー!!」
彼女の言う通り、とうとう最後の一曲となってしまった。
悲しいが、楽しい時間もこれで終わりと言う訳だ。
だがそれでいい。
終わりがあるからこそ、美しいのだから。
「お、おい! アレは何だ!?」
「演出……じゃ、ないよな? って、近づいてくる!?」
……何やら穏やかじゃない叫び声が聞こえてきた。
続いて聞こえてきた声につられて上空を見ると、会場へと何かが飛来してくるのが見えた。
それはよく見れば翼の生えた人型物体であり、なんだか物凄く見覚えがある。
って、魔族じゃねえか!
嘘だろ……ああ、嘘だと言って欲しい。
アレは紛れもなく魔族じゃないか。
どうしてよりにもよってこんな日に、この場所に……!
「うわああぁぁ! ま、魔族が現れたぞおおぉぉ!!」
一瞬にして会場中がパニック状態となってしまう。
不味い、これじゃ避難だって満足にできないぞ。
「ギヘヘヘッ!! コイツは貰っていくぜ!!」
「きゃっ!?」
「なっ!?」
あろうことか魔族はステージ上の小町ちゃんを抱え上げ、上空へと飛び去っていってしまった。
「待て!!」
咄嗟に叫ぶ。
と同時に奴に向けてフレイムアローを放った。
「ギッヒヒ! 待てと言われて待つ奴があるか!! うわ危ね!? 正気かお前!? コイツがどうなっても良いのか!?」
「卑怯だぞ!!」
魔族は小町ちゃんを盾にしながら高度を増していく。
これじゃ攻撃も出来ない。
「ギヘヘヘツ! あばよ! 馬鹿な人間共!!」
「クソッ……!!」
結局、小町ちゃんを助け出すことは出来ず、魔族を逃がしてしまったのだった。
それからはもうお通夜である。
会場はどんよりとした暗い空気に包まれ、その場の全員が死んだ目で虚空を見つめるのみだった。
しかし、そうもなるだろう。
俺たちの小町ちゃんが最悪なことに魔族に連れ去られてしまったのだ。
一体どんな目に遭うか分かったものでは無い。
だから俺とリリィは決意した。
必ずや邪知暴虐の魔族を打ち倒し、小町ちゃんを助け出すのだと。
そもそも魔族を討伐するのが本来の俺たちの目的だ。
さて、そうとなれば早速行動するのみ。
思い立ったが吉日だ。今すぐにでも奴を追い、彼女を奪還するべきだろう。
幸い、俺にはマップ機能があるしな。
マップを開くと、小町ちゃんの現在位置がはっきりと表示されていた。
同時に彼女を示すピンが高速で移動していることも確認出来た。
恐らく、今なおあの魔族は移動中なのだろう。
そして移動先は……火山か。一直線に目指しているのがバレバレだ。
何故こんな場所を目指しているのかは不明だが、そんなことはどうだって良い。
奴をぶちのめして小町ちゃんを助ける。それだけだ。
待っていろよ。どこまでだって追いかけてやる。
絶対に、逃がしはしない。
◆◆◆
火山へとたどり着いた俺たちは洞窟へと潜っていた。
マップによると、この奥に小町ちゃんがいるはずなのだ。
……ただ、俺たちは致命的なまでの想定外に直面していた。
「ん、熱いし暑い」
「そうだな……流石に少しは準備をしてくるべきだったかもしれない」
ある程度進んだ辺りから溶岩が姿を現し始め、その影響で気温が上がって来たのだ。
奥に進めば、それだけ暑くなっていく。
生憎と今の俺たちの装備はこの気温の中で行動するようには出来ていない。
歩けば歩く程、汗だくになってしまう。
今の俺たちはレベルの影響なのか熱によるダメージもある程度は防げるみたいだが、それでも暑いものは暑かった。
熱さも冷たさも、命に関わらない範囲のものは軽減してくれないようだ。
「ん、脱ぐね」
「ちょっ、リリィ!?」
この暑さに耐えかねたのか、リリィはそう言ってローブを脱ごうとする。
「待ってくれリリィ。いくら俺たちしかいないとは言え、こんなところで脱ぐのは……」
止めようとするが、時既に遅し。
リリィは勢いよくローブを脱いでしまった。
ぐっしょりと汗で濡れた下着が彼女の柔らかな肌に張り付いている。
胸の先にあるピンク色の突起もはっきり見えてしまっていた。
「ふぅ……駄目だ暑い」
そうして厚手のローブを脱いでなお、リリィはまだ暑そうにしている。
結局のところいくら装備を脱いだところでこの洞窟がクソ暑いことに変わりは無いので当然ではあった。
「……はぁ。俺も脱ぐか」
なんかもうどうでも良くなってしまったので俺も鎧を脱ぐことにした。
金属鎧は熱がこもるからな。俺も装備を外してインナー姿になるとしよう。
「ん、セクシー」
リリィはインナー姿の俺を見ながらそう言って来る。
暑さのせいか頬が紅く染まっていて、物凄く色気を感じる表情をしていた。
……流石にここではしないよな?
「と、とりあえず、ありがとうと言っておくよ」
「ん、どういたしまして。……見て、ノアに負けず私もセクシー。今なら濃厚汗だくプレイも出来る」
「それは止めておこうか。ここまで敵の姿が見えなかったとは言え、ここは溶岩洞窟の中だ。いつ魔物が出てくるかもわからない」
「確かに」
気を抜けば魔力補給が始まってしまいそうな空気だったが、何とか回避出来たようだ。
ひとまず安心……と、思っておこう。
とは言え、このままだと互いに変に意識し過ぎてしまうな。
この奥では間違いなく魔族との戦いになるだろうし、余計な要素はなるべく排除しておきたい。
……そうだ、アレをやってみるか。
「リリィ、少し離れていてくれるか」
「ん、分かった」
リリィが離れたのを確認し、俺は氷魔法を発動させた。
そして生み出された氷を上手いこと鎧の形へと変形し……よし、成功だ。
「それ……鎧?」
「ああ、魔法によって生み出される氷とか石とかそう言うのってある程度は形を弄れるだろ? だからもしやと思ったんだが、上手くいって良かったよ」
そう、俺が作り出したのは氷の鎧だ。
これなら鎧自体の魔力が尽きるまで溶けることは無いだろうし、溶岩の熱からも守ってくれる。
「ん、サイズもぴったり。涼しい」
「ああ、これは良い」
思った以上に良い物が出来た気がする。
俺たちなら凍傷の心配も無いし、熱気と冷気が良い感じに相殺していて快適だ。
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