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46 極龍
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「くっ……何なんだアイツは……」
「随分と無様な姿にされちゃったねえ」
「……貴様の力を借りたくは無かったが、こうなった以上は仕方が無い。替えの体を頼む」
「はいよ。せっかくだし、今までよりももっと良い性能の奴をプレゼントだ」
学者は魔物に運ばせていた箱の中からフレイムオリジンの炎と同じものを纏う四肢を取り出してノワールへと渡した。
「ようやく少しこの体に慣れて来たと思ったらこれか。まあいいさ。また慣れさせれば良いだけだ」
ノワールはナイフを器用に動かして、渡された四肢を自身に縫い付けた。そしてまるで最初から自分の一部だったかのように動かして見せた。
「そろそろ国の方を落としちゃっても良い頃かもねえ」
「やっとか。そう言えば聞いていなかったが、やろうと思えば最初から落とせただろうに何故ここまで悠長に動いている?」
「それ聞いちゃう? 君だって同じようなことしてたじゃない」
学者はやや呆れた声でそう言った。しかし当のノワールの方はいまいちピンと来てはいなかった。
「え、もしかして意識せずにやってた? さっきのあの冒険者にわざわざ苦しい死に方をさせようとしてたのにねぇ」
「……ああ、あれか。そういえばそうだったな」
「あらあら、相手を出来る限り苦しませて殺すのが無意識に前提になってるなんて、中々恐ろしい子だよ君は」
ノワールに対する呆れや、根本の部分では同族であると言う共感が学者の声からは感じ取れる。だがそうして自身に向けられる感情すら、彼女にとっては邪魔でしかない様だった。
「結局、己の快楽のためにアイツを待っているってことだな? なら私は勝手にさせて貰うぞ……っと、どうやら向こうから来たみたいだな」
ノワールの前に再び仮面を付けた女性、極龍が姿を現した。
「さっきは怪我人がいて本気を出せなかったけど、全力じゃなかったのはそちらも同じだろう。改めて本気で戦り合おうじゃないか」
「……そうだな。やられっぱなしと言うのも気に食わん」
極龍とノワールは共に視線を合わせ、少しづつ距離を詰めて行く。
「これは良い物が見られそうだね。攻め込むのはもう少し後にしようか」
学者は国へと攻め込むのを止め、フレイムオリジンの上から二人の様子を見続けることにした。数秒後、先に動いたのはノワールだった。彼女は無数のナイフを呼び出し極龍へと飛ばす。しかし極龍はその全てを容易く避けて見せた。
「速いけど、まだまだだね。本当に速い攻撃とはこういうものさ」
「ッ……!?」
極龍は余裕そうに笑うと、次の瞬間にはノワールの背後に周りこんでいた。そしてそのままノワールを突き飛ばした。
「がふっ……全く見えなかった……だと」
「儂を超えたいなら光の速度に達してみよ。雷ちゃん……おっと、極雷龍ならこれくらい余裕で避けられると思うからね。恐らくそれくらいがボーダーなんだろうさ」
「……化け物が」
「それはお互い様さ」
瞬く間にノワールの体は斬り刻まれ、その場に崩れ落ちたのだった。
「思ったよりも呆気なく終わっちゃったねえ。もう少し面白い戦いが見られると思ったんだけど、見当違いだったよ」
「なあに、儂を相手に面と向かって立ち向かえるだけで大した者だ。ほとんどの輩は儂が殺気を向けただけで戦意を失ってしまうからね」
極龍は警戒に笑いながらそう言った。嫌味でもなんでも無く、本心でそう言っている。実際の所、極水龍もそうだったが最上位種である彼らはまともに戦える相手自体そう多くは存在しないのだ。そんな彼らが濃密な殺意をむき出しにしてなお戦いを挑んで来る者が決して弱いはずが無い。だがそれでも極龍の方が遥かに強かった。それだけの話なのだ。
「うーん、その力は本当に凄い。是非とも研究したいところだよ」
「残念だが儂の力はそんな大それたものじゃあ無いさ。他の最上位種と違って属性に長けている訳でも無いからね。儂はただ単に膨大な魔力を扱えるってだけさ」
「それだけでも十分な力だよ。だから欲しくなった」
「なっ!? 何故動いて……!?」
学者が手を上げて何かの合図をしたと同時に、斬り刻まれたノワールの体が極龍の体を拘束した。
「いくら魔力の扱いに長けた極龍様であっても、死体の魔力を探知することは出来ないだろうねえ」
「まさか最初からこれを狙って……!」
「そうだと言ったら、信じるかい?」
フレイムオリジンから降りた学者は、あざ笑うような表情を向けながら極龍の頬を撫でた。
「くっまさか洗脳する気か……」
「それがわかってて何の対策もしてないなんてことは無いよねえ? だから……」
学者は極龍の体に針を突き付けた。それは魔族化ウイルスに感染させるために使うあの針だった。
「この体、君の物じゃないんだよね。もし君が洗脳に抵抗したら、この体の主はどうなちゃうのかなぁ? 君の魂は大丈夫でも体の方の魂は駄目になっちゃうかもねぇ」
「卑怯な……!」
「はっはっは、どんな手を使ってでも勝てば良いんだよ」
「くっ、せめてこの体の主は……駄目だ、極龍様。今ここで貴方様がこやつに洗脳されてしまえば、誰が国を……あぐぁっ」
体の主であるギルド長が極龍を止めようとするが、それを邪魔するように学者は彼女の体に針を突き刺した。
「今は体の主が表に出ているのか。ならこれ、凄く痛いだろうねぇ」
「うっ……ぐっ、私の事は良い。国を……民を守ってやってくれ……。……わかった。貴方の願いを聞き届けようぞ」
「……あら、そう。ま、別に関係無いんだけどねえ」
「何だと? うっぐあっぁぁあっぁ!?」
突然、極龍は苦しみ始めた。
「ふ、ふふっふははっはぁ……お涙頂戴の茶番をありがとうねえ」
「儂に……何を……!!」
「洗脳への対策はしているだろうと思っていたよ。確かに最初の頃の私たちならそれは大問題だった。でも今は違うんだよ。フレイムオリジンを経由して私たちは世界の根源へと触れた。もう洗脳への対策なんて意味を為さないんだよ残念だったねぇ!」
学者はさぞ嬉しそうに極龍へと笑顔を向けた。邪悪かつ無垢なるその表情は極龍の怒りを増幅させる。
「貴様ァァ!!」
「はっはっは! 今更どうした所でもう遅いよお!」
禍々しい光が極龍を包み込み、その意識を途絶えさせた。
――――――
「見えた……!」
やっと王国が見えてきやがった。あれから一体何分経ったんだ……今この瞬間にも国が襲われて……。
「……嘘だろ?」
王国が近づいて来るに連れて、見たくは無い光景が目に入って来た。……国がほとんど壊滅していやがった。あれだけ堅牢だった壁は壊れ、国の中の建物もほぼ全てが倒壊している。
「……リーシャ、リーシャ!!」
国に降り、リーシャを探した。瓦礫の下に埋もれて攻撃からは逃れているかもしれない。もしくは既に避難した後かもしれない。建材からして一緒に暮らしていた家があったであろう場所も入念に探した。
しかしどこを見回してもリーシャの姿は無かった。
「そうだ、魔力探知!」
最悪な状況を想像したが、それにはまだ早い。俺にはまだ魔力探知がある。
「……あった!」
リーシャの反応とその他の反応も複数あった。恐らく避難先なのだろう。ひとまず生きていることがわかっただけで一安心だ。だがこの状況じゃまたいつ危険な状態になるかわからねえ。速く向かわねえとな。
反応のあった方へ向かうと、何か巨大な魔物が暴れている姿が目に入って来た。そしてその魔物が戦っていたのはあの極水龍だった。よくわからねえがここは加勢するべきだろう。
「極水龍殿!」
「ショータ殿!? そうか、やっと来たか!」
「この魔物は一体……?」
「ああ……こいつはプライムドラゴン。俺たちの仲間だった極龍だ」
「……何?」
……どうやら俺たちはとてつもなく最悪な状態に陥っているのかもしれない。
「随分と無様な姿にされちゃったねえ」
「……貴様の力を借りたくは無かったが、こうなった以上は仕方が無い。替えの体を頼む」
「はいよ。せっかくだし、今までよりももっと良い性能の奴をプレゼントだ」
学者は魔物に運ばせていた箱の中からフレイムオリジンの炎と同じものを纏う四肢を取り出してノワールへと渡した。
「ようやく少しこの体に慣れて来たと思ったらこれか。まあいいさ。また慣れさせれば良いだけだ」
ノワールはナイフを器用に動かして、渡された四肢を自身に縫い付けた。そしてまるで最初から自分の一部だったかのように動かして見せた。
「そろそろ国の方を落としちゃっても良い頃かもねえ」
「やっとか。そう言えば聞いていなかったが、やろうと思えば最初から落とせただろうに何故ここまで悠長に動いている?」
「それ聞いちゃう? 君だって同じようなことしてたじゃない」
学者はやや呆れた声でそう言った。しかし当のノワールの方はいまいちピンと来てはいなかった。
「え、もしかして意識せずにやってた? さっきのあの冒険者にわざわざ苦しい死に方をさせようとしてたのにねぇ」
「……ああ、あれか。そういえばそうだったな」
「あらあら、相手を出来る限り苦しませて殺すのが無意識に前提になってるなんて、中々恐ろしい子だよ君は」
ノワールに対する呆れや、根本の部分では同族であると言う共感が学者の声からは感じ取れる。だがそうして自身に向けられる感情すら、彼女にとっては邪魔でしかない様だった。
「結局、己の快楽のためにアイツを待っているってことだな? なら私は勝手にさせて貰うぞ……っと、どうやら向こうから来たみたいだな」
ノワールの前に再び仮面を付けた女性、極龍が姿を現した。
「さっきは怪我人がいて本気を出せなかったけど、全力じゃなかったのはそちらも同じだろう。改めて本気で戦り合おうじゃないか」
「……そうだな。やられっぱなしと言うのも気に食わん」
極龍とノワールは共に視線を合わせ、少しづつ距離を詰めて行く。
「これは良い物が見られそうだね。攻め込むのはもう少し後にしようか」
学者は国へと攻め込むのを止め、フレイムオリジンの上から二人の様子を見続けることにした。数秒後、先に動いたのはノワールだった。彼女は無数のナイフを呼び出し極龍へと飛ばす。しかし極龍はその全てを容易く避けて見せた。
「速いけど、まだまだだね。本当に速い攻撃とはこういうものさ」
「ッ……!?」
極龍は余裕そうに笑うと、次の瞬間にはノワールの背後に周りこんでいた。そしてそのままノワールを突き飛ばした。
「がふっ……全く見えなかった……だと」
「儂を超えたいなら光の速度に達してみよ。雷ちゃん……おっと、極雷龍ならこれくらい余裕で避けられると思うからね。恐らくそれくらいがボーダーなんだろうさ」
「……化け物が」
「それはお互い様さ」
瞬く間にノワールの体は斬り刻まれ、その場に崩れ落ちたのだった。
「思ったよりも呆気なく終わっちゃったねえ。もう少し面白い戦いが見られると思ったんだけど、見当違いだったよ」
「なあに、儂を相手に面と向かって立ち向かえるだけで大した者だ。ほとんどの輩は儂が殺気を向けただけで戦意を失ってしまうからね」
極龍は警戒に笑いながらそう言った。嫌味でもなんでも無く、本心でそう言っている。実際の所、極水龍もそうだったが最上位種である彼らはまともに戦える相手自体そう多くは存在しないのだ。そんな彼らが濃密な殺意をむき出しにしてなお戦いを挑んで来る者が決して弱いはずが無い。だがそれでも極龍の方が遥かに強かった。それだけの話なのだ。
「うーん、その力は本当に凄い。是非とも研究したいところだよ」
「残念だが儂の力はそんな大それたものじゃあ無いさ。他の最上位種と違って属性に長けている訳でも無いからね。儂はただ単に膨大な魔力を扱えるってだけさ」
「それだけでも十分な力だよ。だから欲しくなった」
「なっ!? 何故動いて……!?」
学者が手を上げて何かの合図をしたと同時に、斬り刻まれたノワールの体が極龍の体を拘束した。
「いくら魔力の扱いに長けた極龍様であっても、死体の魔力を探知することは出来ないだろうねえ」
「まさか最初からこれを狙って……!」
「そうだと言ったら、信じるかい?」
フレイムオリジンから降りた学者は、あざ笑うような表情を向けながら極龍の頬を撫でた。
「くっまさか洗脳する気か……」
「それがわかってて何の対策もしてないなんてことは無いよねえ? だから……」
学者は極龍の体に針を突き付けた。それは魔族化ウイルスに感染させるために使うあの針だった。
「この体、君の物じゃないんだよね。もし君が洗脳に抵抗したら、この体の主はどうなちゃうのかなぁ? 君の魂は大丈夫でも体の方の魂は駄目になっちゃうかもねぇ」
「卑怯な……!」
「はっはっは、どんな手を使ってでも勝てば良いんだよ」
「くっ、せめてこの体の主は……駄目だ、極龍様。今ここで貴方様がこやつに洗脳されてしまえば、誰が国を……あぐぁっ」
体の主であるギルド長が極龍を止めようとするが、それを邪魔するように学者は彼女の体に針を突き刺した。
「今は体の主が表に出ているのか。ならこれ、凄く痛いだろうねぇ」
「うっ……ぐっ、私の事は良い。国を……民を守ってやってくれ……。……わかった。貴方の願いを聞き届けようぞ」
「……あら、そう。ま、別に関係無いんだけどねえ」
「何だと? うっぐあっぁぁあっぁ!?」
突然、極龍は苦しみ始めた。
「ふ、ふふっふははっはぁ……お涙頂戴の茶番をありがとうねえ」
「儂に……何を……!!」
「洗脳への対策はしているだろうと思っていたよ。確かに最初の頃の私たちならそれは大問題だった。でも今は違うんだよ。フレイムオリジンを経由して私たちは世界の根源へと触れた。もう洗脳への対策なんて意味を為さないんだよ残念だったねぇ!」
学者はさぞ嬉しそうに極龍へと笑顔を向けた。邪悪かつ無垢なるその表情は極龍の怒りを増幅させる。
「貴様ァァ!!」
「はっはっは! 今更どうした所でもう遅いよお!」
禍々しい光が極龍を包み込み、その意識を途絶えさせた。
――――――
「見えた……!」
やっと王国が見えてきやがった。あれから一体何分経ったんだ……今この瞬間にも国が襲われて……。
「……嘘だろ?」
王国が近づいて来るに連れて、見たくは無い光景が目に入って来た。……国がほとんど壊滅していやがった。あれだけ堅牢だった壁は壊れ、国の中の建物もほぼ全てが倒壊している。
「……リーシャ、リーシャ!!」
国に降り、リーシャを探した。瓦礫の下に埋もれて攻撃からは逃れているかもしれない。もしくは既に避難した後かもしれない。建材からして一緒に暮らしていた家があったであろう場所も入念に探した。
しかしどこを見回してもリーシャの姿は無かった。
「そうだ、魔力探知!」
最悪な状況を想像したが、それにはまだ早い。俺にはまだ魔力探知がある。
「……あった!」
リーシャの反応とその他の反応も複数あった。恐らく避難先なのだろう。ひとまず生きていることがわかっただけで一安心だ。だがこの状況じゃまたいつ危険な状態になるかわからねえ。速く向かわねえとな。
反応のあった方へ向かうと、何か巨大な魔物が暴れている姿が目に入って来た。そしてその魔物が戦っていたのはあの極水龍だった。よくわからねえがここは加勢するべきだろう。
「極水龍殿!」
「ショータ殿!? そうか、やっと来たか!」
「この魔物は一体……?」
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