81 / 90
第二部 並行異世界地球編
33 ダンジョンのその先へ③
しおりを挟む
通路に入ってから十分程歩いただろうか。
未だ何かが出てくる気配は無いが、空気中の魔力はどんどん濃くなっているようだ。
「はぁ……はぁ……」
「トウヤ、大丈夫か?」
「ああ、少し息苦しいくらいだ。心配ない」
やっぱりこの魔力濃度は人体にはとんでもなく有害だってことなんだろう。
それにしてもあれほどの実力者であるトウヤでさえもこうなるのか。並みの人間ならとっくにぶっ倒れてそうだ。
「……この気配は」
ここに来てから初めての気配。これは……魔物じゃないな。
「人だ。この奥に人がいる」
「なんだって? それは……ありえない。ここに入るための道は塞がれていたからオレたち以外がいるはずは無いんだ」
「けど、確かに人の気配がするんだ。……不味い、魔物の気配が増えた!」
人の気配がした辺りで魔物の気配が新たに増えた。このままだと間違いなく戦闘をすることになるだろうが、果たしてこんな場所で人がまともに戦えるのか?
「晴翔、その気配の主が何者なのかはわからないが放置するのは控えたい。構わないか」
「ああ、このままじゃ敵か味方かもわからないからな。確認する必要がある」
トウヤと共に気配のした場所へ向かう。
「ぐっ……一体なんなのよこいつら!? 体も動きにくいし、ここがどこかもわからないし!」
「わからない。ああ、わからないことだらけだ。だがここで死ぬわけにはいかない」
通路を抜けて少し広めの空間に出るとそこには3人の魔物ハンターがいた。
一人は気絶しているのか二人に守られる形で倒れている。装備からして恐らくヒーラーか。
彼女がそんな状態だからか二人も怪我を治せずにいる訳か。出血もしているし、魔物に襲われなくともダンジョンから脱出する前に力尽きていただろう。
「どうやら俺たちの敵という訳では無いようだな。彼らを助けるぞ晴翔」
「了解、ってアイツは……」
倒れている人がまず真っ先に気になってしまったせいで気づかなかったが、彼らを襲っている魔物には見覚えがあった。
「どうした晴翔」
「あ、ああ……。あの魔物には見覚えがあってな」
それは以前向こうの世界で戦ったことのあるマナツカミとそっくりの見た目をしていた。
直接戦ったことは無いが、あの見た目は確実にアーステイルのゲームで戦ったベビーマナツカミだ間違いない。
「あの魔物を知っているのか?」
「ああ知っている。けど細かいことは後だ。今はさっさとアイツらを倒しちまおう」
あの魔物ハンターたちもそう長くはもたないだろうし、すぐにでもベビーマナツカミを倒して回復しないと不味い。
「奴らは接触すると魔力と生命力を吸われちまうから気を付けてくれ」
「なるほど、心得た」
俺とトウヤは二手にわかれ、それぞれ一体ずつのベビーマナツカミを相手にすることにした。
「おっと、そう簡単に触らせるかよ!」
こっちに向かってきたベビーマナツカミをしゃがんで避け、そのまま下から剣で突き刺した。
確かな手ごたえだ。軟体生物みたいな見た目をしているが体の中心を貫かれたらどうしようもないみたいだな。
「キュァァァッ」
断末魔を上げて絶命したベビーマナツカミは消失し、その場に魔石を落とした。
この光景も久しぶりだ。こっちの世界の魔物は倒しても消失しないし魔石も落とさなかったからな。
「そっちはどうだ?」
「ああ、こちらも今終わった所だ」
ベビーマナツカミから剣を引き抜きながらトウヤはそう言って来た。
奴らは能力こそ厄介だが単体性能はそこまで高くは無い。まあ、それを抜きにしてもトウヤの実力ならそうそう苦戦することも無いだろうが。
「あ、あなた達は……?」
「俺は晴翔。……魔物ハンターです」
実際にはハンター免許を持っている訳では無いが、今ここで無免許の学生だと言ったら事態がややこしくなる気がしたからそう言っておこう。
「オレはトウヤ。同じく魔物ハンターをしている」
彼に関してはちゃんとハンター免許を持っている魔物ハンターだ。それもAランク。あの実力なら納得の最上位ランクの魔物ハンターだ。
「助けていただいて、本当にありがとうございます」
「助かったの……? あはは、私たち助かったのね……!」
「ええ、ですがここは危険ですからひとまず移動しましょう」
また別の魔物に襲われる可能性もあるし、そもそも彼らはこの場所の魔力濃度に長くは耐えられないだろう。
とりあえずリーパーマンティスと戦った広間に行けば何とかなるか。
「……ッ!?」
突然、魔物の気配が現れた。今の今まで感じなかったはずの気配。まるで今この瞬間にその存在自体が新たに生まれたかのようだ。
「……クソッ!」
不味い、俺の後ろには彼らがいる。避けるのは容易いがそれだと彼らに危険が……。
「晴翔!!」
「おわっ!?」
真横からトウヤの声がしたかと思えば次の瞬間には突き飛ばされていた。
「うぐっ……」
「トウヤ!」
アイツ、俺の身代わりに……!
とにかく、早く助けないと。
「トウヤから離れやがれッ!!」
ベビーマナツカミの中心に剣を突き刺す。と同時に奴の体は脱力し、次の瞬間には消失した。
「ぐ……はぁ、はぁ……」
「大丈夫か!」
「少々、魔力を吸われたらしい……。すまない、案内役だと言うのにこの体たらくだ……」
「お前のせいじゃねえって。俺を助けようとしてくれたんだろ? こっちこそ油断してて悪かった」
不味いな。奴に魔力を吸われたせいかトウヤの体がここの魔力濃度への抵抗を失っている……。
このままだとあの広間まで持つかどうか……仕方ない。
「は、晴翔……?」
「俺の魔力を直接渡すから少し待っていてくれ」
トウヤに抱き着き、俺の体から彼の体内に向けて直接魔力を流し込む。
本当は粘膜接触が一番効率がいいとかなんとからしいが……流石にそれはあれだからな。
にしてもとんでもなく筋肉質な体だな……服の上からでもその硬さとデカさがわかる。まあ、あれだけの動きをするんだから当然と言えば当然か。
「なんだこの魔力は……!」
少しずつトウヤの全身に魔力が流れて行くのを感じる。これでここの魔力濃度にも耐えられるはずだ。
……それなら最初からやれば良かったかもしれないな?
「よし、これでもう大丈夫だろ」
「助かった。それしても体が軽い……。これが白姫の……晴翔の魔力か。なんだか凄まじい力を感じるな」
ここに来る前よりもトウヤの魔力反応が明らかに強くなったような気がする。
魔力って某サイヤな人たちみたいに失って回復するたびに大幅に強化されるのかもしれない。
「この力を試してみたい所だが、今は彼らを連れて戻ろう。そう何度もあんな状況になっては命がいくつあっても足らないからな」
「賛成だ。それに……」
魔物ハンターの女性がこちらを見る目……あれは何かこう、よからぬことを考えている目だ。さっさと誤解を解いた方が良い。
……解けるのかもわからないけど。
未だ何かが出てくる気配は無いが、空気中の魔力はどんどん濃くなっているようだ。
「はぁ……はぁ……」
「トウヤ、大丈夫か?」
「ああ、少し息苦しいくらいだ。心配ない」
やっぱりこの魔力濃度は人体にはとんでもなく有害だってことなんだろう。
それにしてもあれほどの実力者であるトウヤでさえもこうなるのか。並みの人間ならとっくにぶっ倒れてそうだ。
「……この気配は」
ここに来てから初めての気配。これは……魔物じゃないな。
「人だ。この奥に人がいる」
「なんだって? それは……ありえない。ここに入るための道は塞がれていたからオレたち以外がいるはずは無いんだ」
「けど、確かに人の気配がするんだ。……不味い、魔物の気配が増えた!」
人の気配がした辺りで魔物の気配が新たに増えた。このままだと間違いなく戦闘をすることになるだろうが、果たしてこんな場所で人がまともに戦えるのか?
「晴翔、その気配の主が何者なのかはわからないが放置するのは控えたい。構わないか」
「ああ、このままじゃ敵か味方かもわからないからな。確認する必要がある」
トウヤと共に気配のした場所へ向かう。
「ぐっ……一体なんなのよこいつら!? 体も動きにくいし、ここがどこかもわからないし!」
「わからない。ああ、わからないことだらけだ。だがここで死ぬわけにはいかない」
通路を抜けて少し広めの空間に出るとそこには3人の魔物ハンターがいた。
一人は気絶しているのか二人に守られる形で倒れている。装備からして恐らくヒーラーか。
彼女がそんな状態だからか二人も怪我を治せずにいる訳か。出血もしているし、魔物に襲われなくともダンジョンから脱出する前に力尽きていただろう。
「どうやら俺たちの敵という訳では無いようだな。彼らを助けるぞ晴翔」
「了解、ってアイツは……」
倒れている人がまず真っ先に気になってしまったせいで気づかなかったが、彼らを襲っている魔物には見覚えがあった。
「どうした晴翔」
「あ、ああ……。あの魔物には見覚えがあってな」
それは以前向こうの世界で戦ったことのあるマナツカミとそっくりの見た目をしていた。
直接戦ったことは無いが、あの見た目は確実にアーステイルのゲームで戦ったベビーマナツカミだ間違いない。
「あの魔物を知っているのか?」
「ああ知っている。けど細かいことは後だ。今はさっさとアイツらを倒しちまおう」
あの魔物ハンターたちもそう長くはもたないだろうし、すぐにでもベビーマナツカミを倒して回復しないと不味い。
「奴らは接触すると魔力と生命力を吸われちまうから気を付けてくれ」
「なるほど、心得た」
俺とトウヤは二手にわかれ、それぞれ一体ずつのベビーマナツカミを相手にすることにした。
「おっと、そう簡単に触らせるかよ!」
こっちに向かってきたベビーマナツカミをしゃがんで避け、そのまま下から剣で突き刺した。
確かな手ごたえだ。軟体生物みたいな見た目をしているが体の中心を貫かれたらどうしようもないみたいだな。
「キュァァァッ」
断末魔を上げて絶命したベビーマナツカミは消失し、その場に魔石を落とした。
この光景も久しぶりだ。こっちの世界の魔物は倒しても消失しないし魔石も落とさなかったからな。
「そっちはどうだ?」
「ああ、こちらも今終わった所だ」
ベビーマナツカミから剣を引き抜きながらトウヤはそう言って来た。
奴らは能力こそ厄介だが単体性能はそこまで高くは無い。まあ、それを抜きにしてもトウヤの実力ならそうそう苦戦することも無いだろうが。
「あ、あなた達は……?」
「俺は晴翔。……魔物ハンターです」
実際にはハンター免許を持っている訳では無いが、今ここで無免許の学生だと言ったら事態がややこしくなる気がしたからそう言っておこう。
「オレはトウヤ。同じく魔物ハンターをしている」
彼に関してはちゃんとハンター免許を持っている魔物ハンターだ。それもAランク。あの実力なら納得の最上位ランクの魔物ハンターだ。
「助けていただいて、本当にありがとうございます」
「助かったの……? あはは、私たち助かったのね……!」
「ええ、ですがここは危険ですからひとまず移動しましょう」
また別の魔物に襲われる可能性もあるし、そもそも彼らはこの場所の魔力濃度に長くは耐えられないだろう。
とりあえずリーパーマンティスと戦った広間に行けば何とかなるか。
「……ッ!?」
突然、魔物の気配が現れた。今の今まで感じなかったはずの気配。まるで今この瞬間にその存在自体が新たに生まれたかのようだ。
「……クソッ!」
不味い、俺の後ろには彼らがいる。避けるのは容易いがそれだと彼らに危険が……。
「晴翔!!」
「おわっ!?」
真横からトウヤの声がしたかと思えば次の瞬間には突き飛ばされていた。
「うぐっ……」
「トウヤ!」
アイツ、俺の身代わりに……!
とにかく、早く助けないと。
「トウヤから離れやがれッ!!」
ベビーマナツカミの中心に剣を突き刺す。と同時に奴の体は脱力し、次の瞬間には消失した。
「ぐ……はぁ、はぁ……」
「大丈夫か!」
「少々、魔力を吸われたらしい……。すまない、案内役だと言うのにこの体たらくだ……」
「お前のせいじゃねえって。俺を助けようとしてくれたんだろ? こっちこそ油断してて悪かった」
不味いな。奴に魔力を吸われたせいかトウヤの体がここの魔力濃度への抵抗を失っている……。
このままだとあの広間まで持つかどうか……仕方ない。
「は、晴翔……?」
「俺の魔力を直接渡すから少し待っていてくれ」
トウヤに抱き着き、俺の体から彼の体内に向けて直接魔力を流し込む。
本当は粘膜接触が一番効率がいいとかなんとからしいが……流石にそれはあれだからな。
にしてもとんでもなく筋肉質な体だな……服の上からでもその硬さとデカさがわかる。まあ、あれだけの動きをするんだから当然と言えば当然か。
「なんだこの魔力は……!」
少しずつトウヤの全身に魔力が流れて行くのを感じる。これでここの魔力濃度にも耐えられるはずだ。
……それなら最初からやれば良かったかもしれないな?
「よし、これでもう大丈夫だろ」
「助かった。それしても体が軽い……。これが白姫の……晴翔の魔力か。なんだか凄まじい力を感じるな」
ここに来る前よりもトウヤの魔力反応が明らかに強くなったような気がする。
魔力って某サイヤな人たちみたいに失って回復するたびに大幅に強化されるのかもしれない。
「この力を試してみたい所だが、今は彼らを連れて戻ろう。そう何度もあんな状況になっては命がいくつあっても足らないからな」
「賛成だ。それに……」
魔物ハンターの女性がこちらを見る目……あれは何かこう、よからぬことを考えている目だ。さっさと誤解を解いた方が良い。
……解けるのかもわからないけど。
31
お気に入りに追加
100
あなたにおすすめの小説

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!

大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

召喚されたら無能力だと追放されたが、俺の力はヘルプ機能とチュートリアルモードだった。世界の全てを事前に予習してイージーモードで活躍します
あけちともあき
ファンタジー
異世界召喚されたコトマエ・マナビ。
異世界パルメディアは、大魔法文明時代。
だが、その時代は崩壊寸前だった。
なのに人類同志は争いをやめず、異世界召喚した特殊能力を持つ人間同士を戦わせて覇を競っている。
マナビは魔力も闘気もゼロということで無能と断じられ、彼を召喚したハーフエルフ巫女のルミイとともに追放される。
追放先は、魔法文明人の娯楽にして公開処刑装置、滅びの塔。
ここで命運尽きるかと思われたが、マナビの能力、ヘルプ機能とチュートリアルシステムが発動する。
世界のすべてを事前に調べ、起こる出来事を予習する。
無理ゲーだって軽々くぐり抜け、デスゲームもヌルゲーに変わる。
化け物だって天変地異だって、事前の予習でサクサククリア。
そして自分を舐めてきた相手を、さんざん煽り倒す。
当座の目的は、ハーフエルフ巫女のルミイを実家に帰すこと。
ディストピアから、ポストアポカリプスへと崩壊していくこの世界で、マナビとルミイのどこか呑気な旅が続く。
[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~
k33
ファンタジー
初めての小説です..!
ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる