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第一部 異世界アーステイル編
23 人殺し
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「人殺し……と言うのは?」
「おお、可愛らしいお嬢さん。聞いてくれるかいこの男の罪を」
妙に鼻につく言い方ではあるが、その男……装備や雰囲気からしてリーダーであろう彼は狂夜について、そして自身らについて語ってくれた。
まず彼らのパーティ構成について。戦士であるケイン、魔術師のノルン、弓使いのセシリア、それと現回復術師のエリィの4人でパーティを組んでいるとのことだ。
『現』と言うのは、その殺されたと言うのがこのパーティで回復術師をしていたエランと言う人物だからのようだ。
そしてその事件について。なんでもダンジョン踏破をしていた時に事は起こったらしい。
当時シルバーランクだった狂夜を含めた5人でダンジョンに潜り、ボス部屋までたどり着いた……のはいいが、そこで狂夜が強引に進もうとしたらしい。
他のメンバーは消耗も考えて撤退しようとしていたようだが、彼が無理やりにでも進むことを強制したのだと言う。
そのせいで尽力むなしくエランは帰らぬ人となったと……。
なるほど、確かにこの狂夜の感じだとやりそうではあるが……いくつか気になることはあるな。
まず第一に彼はプレイヤーだ。つい数ヵ月前まで現代社会で生きていたような人が、人の死をそう簡単に受け入れられるだろうか。
ましてや自分のせいで、自分の目の前で……だ。それこそPTSDになってもおかしくはない。
さらにそんな状況で強引に進もうとするのもおかしな話ではある。
それにこの男も妙に胡散臭いというか嘘くさいというか。話し方が妙に芝居がかっている。
大事なパーティメンバーを失ったにしてはこう、雰囲気が何というか……。
「ああ、可愛そうなエラン。この男がいなければ彼はきっと……」
「おいおい、流石に笑えねえ冗談だぜ?」
「……人殺しの分際で何か言ったか?」
あまりにも狂夜とケインはバチバチだ。この感じ、そして狂夜の言葉。どちらかは嘘をついているってことなのか?
「確かにオレは結果的にアイツを……エランを殺したのかもな。だがそうなったのも全て、てめえらが蒔いた種だろうが」
「人聞きの悪いことを。己の罪を、今になっても否定し続ける気か?」
「はっ、よく言うぜ。オレとエランをボス部屋の中にぶち込んだのはてめえらじゃねえか」
ボス部屋の中にぶち込んだ……って、それだとケインの言っていたことと矛盾するな。
「よくもそんな言いがかりをスラスラと……それともあれか? 俺たちに逆恨みか?」
「はぁ……もういい。オレはてめえらに付き合っている暇は無いんでな」
「おっと、そうはいかない。俺たちはお前に会いに来たんだからな」
転移アイテムを使うために洞窟から出ようとする狂夜。しかしケインはそれを止めるように彼の前に立ちはだかった。
「なんだ、まだ何か用があんのか」
「ここ最近あまり結果が伴っていなくてね。単刀直入に言うがキョーヤ、お前の力を俺たちのために使え」
「……ふざけてんのか? てめえらが勝手にする分にはオレは気にしねえがなぁ」
「おっと、お前に拒否権は無い。既にお前のせいでエランが死んだとギルドに伝えてあるんだ。あっという間に人殺しの指名手配犯の出来上がりだぞ? もう冒険者として活動することも出来ないよなぁ。生きるための金はどうする。住む場所は?」
おっと、なんだか空気が変わって来たな。というか俺巻き込まれるの嫌なんだけど。もう帰ってもいいかな。
別に狂夜とはプレイヤーと言う要素以外の関わりは無いし。
「だが心配はいらない。俺たちのために依頼に協力すれば、衣食住の保証はしてやる。悪い取引では無いだろう?」
「そうか。勝手にしやがれ」
「お、おいおい良いのか? なんでも、身分を隠して冒険者をしていたらしいじゃないか。頑張ってゴールドランクにまで登ったんだろ? その座を奪われたんだぞ? それどころか……」
「はぁ、何か勘違いをしているんじゃねえか」
狂夜はケインの胸ぐらを掴み、そのまま彼を持ち上げた。
「はなからオレはてめえらの言う事を聞くつもりはねえ」
「ぐっ……お、おいお前ら! コイツの仲間なんだろ、早く止めろよ!」
ケインは俺たちに向かってそう叫んだ。確かにこの状況だと俺たちは仲間だと思うよな。いや別に仲間じゃない訳でも無いんだけどさ。
「悪いが俺たちは目的が一致していたから行動を共にしていただけだ。別に仲間でもパーティメンバーでも無い」
「な、なんだと……!? くっ、もういいこうなれば力づくだ! ノルン、やってしまえ!」
「わかったわ。炎の精霊よ、私に力を……」
「守りは任せなさい。いと堅き大地の如く……」
ケインにそう言われ、ノルンは詠唱を始めた。っておいおい、ここでおっぱじめる気なのか?
こうなるんだったらやっぱり早く帰るべきだったかもしれない。
「い、いいのかキョーヤ、またお前のせいで人が死ぬぞ」
「そう思うんならそうなんだろう。てめえの中ではな」
「大いなる守りを我々に授けたまえ……マジックリフレクター!」
「大いなる爆炎を落としたまえ……グレートフレア!」
エリィは掴まれているケイン含む4人に防御魔法を付与したようだ。あれは確か一定以下の魔法ダメージを無効化する防御魔法だったな。
と、ほぼ同時にノルンが詠唱を終え、杖をこちらに向けて振り下ろす。するとその先から巨大な炎の塊が生み出され、こちらに飛んできた。
グレートフレア……は確か中級の爆炎魔法だったっけか。まあエクスプロージョンの完全下位互換の魔法と言って良いだろう。
だから、これくらいならかき消せる。
「グレートフレア」
ちょうど杖を持っていてよかった。俺も彼女と同じくグレートフレアを放つ。
だがその威力は段違い。俺の放つ魔法はレベルが違うみたいだからな。
「ぐっぅぅ……あぁっ! 嘘だ……どうしてこんな威力が……!」
「はぁ……はぁ……な、なんて威力……。これがグレートフレア……なの……?」
俺の放ったグレートフレアは彼女の放ったそれをかき消すどころか、そのまま狂夜含む5人を焼いた。
……やってしまった。
なんならマジックリフレクターの強度が足りていなかったのか、それとも俺の魔法が強すぎただけなのか、防御魔法を貫通してダメージが入っていたようだ。
「ゲホッ、おいてめえ! オレごと焼くんじゃねえ!」
「本当にすみませんつい威力を見誤りました」
当然のように怒られたが仕方ない。これは俺のミスだしな。
とは言え、いくら威力が強くなっていると言っても元が中級魔法だ。ステータスが低いとされているサモン・オブ・デストロイであってもそんなにダメージは受けていないだろう。
「な、なんなんだお前は……何故こんな威力の魔法が使えるんだ……!」
「そうよ、私でさえ相当に実力があるはずなのに……!」
「あー、てめえらはまだ知らなかったのか。俺とかコイツとか、そこにいる斧使いもそうだが、オレたちみたいな化け物はこの世界にあと6人いるぜ? それにオレとしては不本意だが、そいつらは一応協力関係にある」
「なん……だと……?」
プレイヤーの存在を知らされたケインは急に顔が青くなっていく。彼らの雰囲気からして、相当の実力者であったことは間違いないだろう。
そしてその実力のせいで高飛車になっていた。これも事実なんだろうな。だからもっとヤバイのがゴロゴロといる事実に耐えきれなかったか。
ましてやその化け物集団が皆協力しているとなれば、自分たちには絶対に勝ち目がないと理解してしまったのだろう。
「う、うわっぁぁああぁ!」
「ま、待ってくださいケイン様!」
狂夜から逃げるように超速で後退りをして距離を取るケイン。そしてそれについていく他3人。
そうしてひとまず一件落着……でいいのかこれは。
「はぁ……めんどくせえ」
「口を挟むようであれだが、放って置いて良いのか? このままだと不味いことになるのでは……」
「ああ、気にすんな。いざとなりゃこっちには切り札があるからな」
「切り札……?」
と、そこで狂夜の懐から何かの音が聞こえてきた。
「ああ、何だ……おい、どうした何かあったのか」
狂夜は音の正体であろう水晶を取り出し、その向こうにいるのであろう何かと話し始めた。
「あぁ……んじゃ肉で頼む。……なんだよ」
「いや、誰と話しているのかと思いまして」
「……はあ、まあ良いか。黙っているのもあれだしな。……エランだ」
「エランって……さっき死んだって」
ケインの話ではエランという人物は死んだはずだ。なのにどうやって狂夜はエランと話を……?
「実はな、死んでいないんだエランは。あんとき確かに俺とエランはボス部屋にぶち込まれた。だが俺が速攻でボスを倒したからな。死ぬ隙もねえよ」
「それならどうしてそのことをあのケインとやらに伝えないんですか?」
「……奴らは、最初からエランを消すつもりだったんだ」
狂夜はそれまでの荒々しい雰囲気から一転して、静かな怒りを纏わせながら話し始めた。
「おお、可愛らしいお嬢さん。聞いてくれるかいこの男の罪を」
妙に鼻につく言い方ではあるが、その男……装備や雰囲気からしてリーダーであろう彼は狂夜について、そして自身らについて語ってくれた。
まず彼らのパーティ構成について。戦士であるケイン、魔術師のノルン、弓使いのセシリア、それと現回復術師のエリィの4人でパーティを組んでいるとのことだ。
『現』と言うのは、その殺されたと言うのがこのパーティで回復術師をしていたエランと言う人物だからのようだ。
そしてその事件について。なんでもダンジョン踏破をしていた時に事は起こったらしい。
当時シルバーランクだった狂夜を含めた5人でダンジョンに潜り、ボス部屋までたどり着いた……のはいいが、そこで狂夜が強引に進もうとしたらしい。
他のメンバーは消耗も考えて撤退しようとしていたようだが、彼が無理やりにでも進むことを強制したのだと言う。
そのせいで尽力むなしくエランは帰らぬ人となったと……。
なるほど、確かにこの狂夜の感じだとやりそうではあるが……いくつか気になることはあるな。
まず第一に彼はプレイヤーだ。つい数ヵ月前まで現代社会で生きていたような人が、人の死をそう簡単に受け入れられるだろうか。
ましてや自分のせいで、自分の目の前で……だ。それこそPTSDになってもおかしくはない。
さらにそんな状況で強引に進もうとするのもおかしな話ではある。
それにこの男も妙に胡散臭いというか嘘くさいというか。話し方が妙に芝居がかっている。
大事なパーティメンバーを失ったにしてはこう、雰囲気が何というか……。
「ああ、可愛そうなエラン。この男がいなければ彼はきっと……」
「おいおい、流石に笑えねえ冗談だぜ?」
「……人殺しの分際で何か言ったか?」
あまりにも狂夜とケインはバチバチだ。この感じ、そして狂夜の言葉。どちらかは嘘をついているってことなのか?
「確かにオレは結果的にアイツを……エランを殺したのかもな。だがそうなったのも全て、てめえらが蒔いた種だろうが」
「人聞きの悪いことを。己の罪を、今になっても否定し続ける気か?」
「はっ、よく言うぜ。オレとエランをボス部屋の中にぶち込んだのはてめえらじゃねえか」
ボス部屋の中にぶち込んだ……って、それだとケインの言っていたことと矛盾するな。
「よくもそんな言いがかりをスラスラと……それともあれか? 俺たちに逆恨みか?」
「はぁ……もういい。オレはてめえらに付き合っている暇は無いんでな」
「おっと、そうはいかない。俺たちはお前に会いに来たんだからな」
転移アイテムを使うために洞窟から出ようとする狂夜。しかしケインはそれを止めるように彼の前に立ちはだかった。
「なんだ、まだ何か用があんのか」
「ここ最近あまり結果が伴っていなくてね。単刀直入に言うがキョーヤ、お前の力を俺たちのために使え」
「……ふざけてんのか? てめえらが勝手にする分にはオレは気にしねえがなぁ」
「おっと、お前に拒否権は無い。既にお前のせいでエランが死んだとギルドに伝えてあるんだ。あっという間に人殺しの指名手配犯の出来上がりだぞ? もう冒険者として活動することも出来ないよなぁ。生きるための金はどうする。住む場所は?」
おっと、なんだか空気が変わって来たな。というか俺巻き込まれるの嫌なんだけど。もう帰ってもいいかな。
別に狂夜とはプレイヤーと言う要素以外の関わりは無いし。
「だが心配はいらない。俺たちのために依頼に協力すれば、衣食住の保証はしてやる。悪い取引では無いだろう?」
「そうか。勝手にしやがれ」
「お、おいおい良いのか? なんでも、身分を隠して冒険者をしていたらしいじゃないか。頑張ってゴールドランクにまで登ったんだろ? その座を奪われたんだぞ? それどころか……」
「はぁ、何か勘違いをしているんじゃねえか」
狂夜はケインの胸ぐらを掴み、そのまま彼を持ち上げた。
「はなからオレはてめえらの言う事を聞くつもりはねえ」
「ぐっ……お、おいお前ら! コイツの仲間なんだろ、早く止めろよ!」
ケインは俺たちに向かってそう叫んだ。確かにこの状況だと俺たちは仲間だと思うよな。いや別に仲間じゃない訳でも無いんだけどさ。
「悪いが俺たちは目的が一致していたから行動を共にしていただけだ。別に仲間でもパーティメンバーでも無い」
「な、なんだと……!? くっ、もういいこうなれば力づくだ! ノルン、やってしまえ!」
「わかったわ。炎の精霊よ、私に力を……」
「守りは任せなさい。いと堅き大地の如く……」
ケインにそう言われ、ノルンは詠唱を始めた。っておいおい、ここでおっぱじめる気なのか?
こうなるんだったらやっぱり早く帰るべきだったかもしれない。
「い、いいのかキョーヤ、またお前のせいで人が死ぬぞ」
「そう思うんならそうなんだろう。てめえの中ではな」
「大いなる守りを我々に授けたまえ……マジックリフレクター!」
「大いなる爆炎を落としたまえ……グレートフレア!」
エリィは掴まれているケイン含む4人に防御魔法を付与したようだ。あれは確か一定以下の魔法ダメージを無効化する防御魔法だったな。
と、ほぼ同時にノルンが詠唱を終え、杖をこちらに向けて振り下ろす。するとその先から巨大な炎の塊が生み出され、こちらに飛んできた。
グレートフレア……は確か中級の爆炎魔法だったっけか。まあエクスプロージョンの完全下位互換の魔法と言って良いだろう。
だから、これくらいならかき消せる。
「グレートフレア」
ちょうど杖を持っていてよかった。俺も彼女と同じくグレートフレアを放つ。
だがその威力は段違い。俺の放つ魔法はレベルが違うみたいだからな。
「ぐっぅぅ……あぁっ! 嘘だ……どうしてこんな威力が……!」
「はぁ……はぁ……な、なんて威力……。これがグレートフレア……なの……?」
俺の放ったグレートフレアは彼女の放ったそれをかき消すどころか、そのまま狂夜含む5人を焼いた。
……やってしまった。
なんならマジックリフレクターの強度が足りていなかったのか、それとも俺の魔法が強すぎただけなのか、防御魔法を貫通してダメージが入っていたようだ。
「ゲホッ、おいてめえ! オレごと焼くんじゃねえ!」
「本当にすみませんつい威力を見誤りました」
当然のように怒られたが仕方ない。これは俺のミスだしな。
とは言え、いくら威力が強くなっていると言っても元が中級魔法だ。ステータスが低いとされているサモン・オブ・デストロイであってもそんなにダメージは受けていないだろう。
「な、なんなんだお前は……何故こんな威力の魔法が使えるんだ……!」
「そうよ、私でさえ相当に実力があるはずなのに……!」
「あー、てめえらはまだ知らなかったのか。俺とかコイツとか、そこにいる斧使いもそうだが、オレたちみたいな化け物はこの世界にあと6人いるぜ? それにオレとしては不本意だが、そいつらは一応協力関係にある」
「なん……だと……?」
プレイヤーの存在を知らされたケインは急に顔が青くなっていく。彼らの雰囲気からして、相当の実力者であったことは間違いないだろう。
そしてその実力のせいで高飛車になっていた。これも事実なんだろうな。だからもっとヤバイのがゴロゴロといる事実に耐えきれなかったか。
ましてやその化け物集団が皆協力しているとなれば、自分たちには絶対に勝ち目がないと理解してしまったのだろう。
「う、うわっぁぁああぁ!」
「ま、待ってくださいケイン様!」
狂夜から逃げるように超速で後退りをして距離を取るケイン。そしてそれについていく他3人。
そうしてひとまず一件落着……でいいのかこれは。
「はぁ……めんどくせえ」
「口を挟むようであれだが、放って置いて良いのか? このままだと不味いことになるのでは……」
「ああ、気にすんな。いざとなりゃこっちには切り札があるからな」
「切り札……?」
と、そこで狂夜の懐から何かの音が聞こえてきた。
「ああ、何だ……おい、どうした何かあったのか」
狂夜は音の正体であろう水晶を取り出し、その向こうにいるのであろう何かと話し始めた。
「あぁ……んじゃ肉で頼む。……なんだよ」
「いや、誰と話しているのかと思いまして」
「……はあ、まあ良いか。黙っているのもあれだしな。……エランだ」
「エランって……さっき死んだって」
ケインの話ではエランという人物は死んだはずだ。なのにどうやって狂夜はエランと話を……?
「実はな、死んでいないんだエランは。あんとき確かに俺とエランはボス部屋にぶち込まれた。だが俺が速攻でボスを倒したからな。死ぬ隙もねえよ」
「それならどうしてそのことをあのケインとやらに伝えないんですか?」
「……奴らは、最初からエランを消すつもりだったんだ」
狂夜はそれまでの荒々しい雰囲気から一転して、静かな怒りを纏わせながら話し始めた。
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