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10 ルガレア王国と星龍教団
61 祝福の製造所
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祝福の薬について調べるためにサザンは王城の地下のさらに奥の部屋へと入る。そこにはあの司教のものと思われる部屋があり、いくつかの書物が本棚に並べられている。
サザンはその本棚の本を読み進めて行くが、その内容はほとんどが星龍教団についてや祝福についてのものであり明確な手掛かりと言えるものでは無かった。
「手がかりは無しか……ん?」
サザンは奥の机の上に小さな本が開かれているのに気付いた。本棚はぎっちりと埋まっていたため、あれが本棚にしまわれていた類の本では無いことを理解する。手に持っていた本を本棚に戻して机に向かい、開かれていた本を手に取り読み始める。
「これは酷いな……」
本に書かれていたのは今まで教団が行ってきたこと。その記録だった。
教会に助けを求めてきた病人に到底払えるはずのない額の金銭を要求したり、祝福を授けると言う名目で女性を連れ込み襲う。読めば読むほどに吐き気を催す程の邪悪そのものな内容がその本には書かれていた。
そのまま読み進めて行くと、サザンは最後のページに『祝福は教会地下にて』と書かれているのを発見する。これの意味するところは、司教は祝福の薬を教会の地下で手に入れていたということだろう。サザンは本を机に置き、自身が最初に連れていかれた教会へと向かった。
教会にやって来たサザンは自身に透明化魔法と気配遮断魔法をエンチャントし、教会内へと入る。その効果は絶大で、教会内の者に一切気付かれること無く地下へとたどり着くことが出来た。地下内部へと続く廊下の先には固く閉ざされた扉があった。裏での動きがあるのならば当然の事ではあるが、教団のそんな考えもサザンの付与魔法の前には無意味となる。解錠魔法により鍵はあっけなく破壊されサザンの侵入を許した。
地下内部へと入ると奥から何か物音がすることに気付いたサザンはゆっくりと音の方へ向かう。地下内部に誰かがいる可能性もあるため、サザンは慎重に進む。幸運にも最後の部屋まで誰にも会うことなくたどり着くことが出来たのだった。
「これは……!」
奥の部屋にあった音の正体。それは巨大な機械だった。抽出されている液体が司教の使用した祝福の薬と同じものであったことから、サザンはこの機械こそが祝福の薬を製造しているものだと瞬時に理解する。
その瞬間、サザンはこの機械を破壊しようと体を動かしていた。しかし、同時に部屋の入り口から誰かが入って来る音を聞き思いとどまる。
「思ったより早いじゃないですか」
「……!」
即座に声の方へと向き直るサザン。部屋に入って来たのは全身を覆う鎧で身を包んだ者だった。鎧やくぐもった声から性別はわからないが、Sランク魔物であるクイーンワームの堅牢な外皮を使用した鎧を纏っていることからかなりの実力者であることは確実だった。
「緊急の依頼ですからもっと強そうな者だと思ったのですが、どうやら私の思い違いだったようですね」
「依頼……だって?」
「ええ、教団の方からね。近い内に侵入者が現れるから排除しろ……と。元々は司祭の用心棒でしたが、緊急だという事でこちらに回されたのですよ。まさかこんなに早く現れるとは思いませんでしたけどね」
自らを用心棒だと言うその者はそう話しながらサザンに近づいて行く。同時に自分の背丈ほどもある大剣を構え、今すぐにでもサザンに攻撃を仕掛けられる体勢を取る。
その様子を見てサザンも臨戦態勢を取る。しかし得意の即死付与も全身を鎧で覆っている用心棒には通らないため他の対処法を考える他なかった。
先に動いたのは用心棒の方だった。対処法を考えているサザンは一歩遅れてしまう。用心棒は大剣を振り下ろしサザンを両断しようとするが、防御能力を上昇させているサザンには攻撃が通らない。大剣は弾かれそのままバランスを崩す。その隙を見てサザンは即死魔法をエンチャントしたナイフを突き刺すが、そのナイフは用心棒の鎧に阻まれ弾かれる。
「そのようなナイフでこの鎧は貫けませんよ!」
「くっ……」
互いに攻撃を続けるものの、どちらの攻撃も有効打にはならない。このまま拮抗した戦いになるかと思われた時、用心棒は司教が使用したものと同じ液体……祝福の薬を取り出した。
「それは……!」
「やはり使うしかないようですね」
「それを使うとどうなるか、わかっているのか!?」
「ええわかっていますよ。そのうえで使用するのです。そうでもしなければ私は私自身を許せないのです。どのような方法を使ってでも、勝たなければならないのですよ!」
用心棒はそう叫び祝福の薬を呷る。途端に体は肥大化し、堅牢な鎧は弾け飛ぶ。
「あがぁっっぅああ」
悲痛な叫び声を上げながら変貌していく用心棒。絶望的なまでの苦痛と引き換えに暴力的なまでの力を与えるこの液体は、力を求める者からしたらまさに羨望の的だろう。
鋭い牙や爪に強靭な筋肉。そしてそれを覆う鱗は先ほどまで纏っていたクイーンワームの鎧よりも遥かに強靭だろう。
「はぁ……はぁ……どうですかこの力は。この力があればいくら貴方でも……んなっ……」
言い終わる前に用心棒は倒れる。サザンは即死魔法をエンチャントしたナイフを関節の隙間の柔らかい部分に突き刺したのだ。鎧を纏っていればナイフが通らなかったものを、用心棒は自らそのアドバンテージを捨ててしまったのだ。
「即死魔法がエンチャントされていることがバレていなくて良かった。バレていたらわざわざ弱点をさらすことはしなかったはずだ……。それにしても、この用心棒は司教の変異した魔物よりもさらに強いものになっている。……もしや使用者の力量によって変異した後の能力も変わるのか?」
サザンはそんな疑問を呟きながら機械を破壊しに動き出す。爆破魔法を付与した石を機械を囲うように置き、一斉に爆破させる。機械は跡形も無く破壊され、もう液体を作り出すことは無かった。
爆発による煙が晴れた後、そこには焼け残った鱗が落ちていた。それだけならば問題では無かったものの、その鱗の正体が問題だった。
「これは……巨砲龍の鱗……?」
その鱗は見覚えのあるものであり馴染み深い……そもそも自分自身の一部なのだからそう思って当然だった。
「まさか、この液体の材料なのか……? しかし何故巨砲龍の鱗がここに……」
機械の中に組み込まれていたことからこの鱗が材料になっている可能性は高かったものの、この鱗がどこから持ち込まれたのか、どのように入手されたものなのかはわからなかった。考えた後に、自分が他の形態に龍転身出来ないことと何か関係があるのでは無いかと思い至るサザンだが、結局結論は出なかった。
「ひとまず追手が来る前にここを出るか……」
「その機械を破壊しても……既に薬はばらまかれていますよ……。そこに取引先のメモがあります……」
教会を出ようとしたサザンにまだ辛うじて息のある用心棒が話しかける。
「……そんなこと、話していいのか?」
「私の目的は……侵入者の排除だけですから……。それに、私のような愚か者を……これ以上生み出さないためにも……」
用心棒はそこまで言って息絶えた。最後に用心棒が言ったように部屋の奥に取引先が書かれているメモがあった。サザンは用心棒の言葉を噛みしめながら、教会を後にする。そして既にばらまかれてしまった薬を回収、もしくはその使用者の対処をするために動き始めるのだった。
ルガレア王国と星龍教団 完
サザンはその本棚の本を読み進めて行くが、その内容はほとんどが星龍教団についてや祝福についてのものであり明確な手掛かりと言えるものでは無かった。
「手がかりは無しか……ん?」
サザンは奥の机の上に小さな本が開かれているのに気付いた。本棚はぎっちりと埋まっていたため、あれが本棚にしまわれていた類の本では無いことを理解する。手に持っていた本を本棚に戻して机に向かい、開かれていた本を手に取り読み始める。
「これは酷いな……」
本に書かれていたのは今まで教団が行ってきたこと。その記録だった。
教会に助けを求めてきた病人に到底払えるはずのない額の金銭を要求したり、祝福を授けると言う名目で女性を連れ込み襲う。読めば読むほどに吐き気を催す程の邪悪そのものな内容がその本には書かれていた。
そのまま読み進めて行くと、サザンは最後のページに『祝福は教会地下にて』と書かれているのを発見する。これの意味するところは、司教は祝福の薬を教会の地下で手に入れていたということだろう。サザンは本を机に置き、自身が最初に連れていかれた教会へと向かった。
教会にやって来たサザンは自身に透明化魔法と気配遮断魔法をエンチャントし、教会内へと入る。その効果は絶大で、教会内の者に一切気付かれること無く地下へとたどり着くことが出来た。地下内部へと続く廊下の先には固く閉ざされた扉があった。裏での動きがあるのならば当然の事ではあるが、教団のそんな考えもサザンの付与魔法の前には無意味となる。解錠魔法により鍵はあっけなく破壊されサザンの侵入を許した。
地下内部へと入ると奥から何か物音がすることに気付いたサザンはゆっくりと音の方へ向かう。地下内部に誰かがいる可能性もあるため、サザンは慎重に進む。幸運にも最後の部屋まで誰にも会うことなくたどり着くことが出来たのだった。
「これは……!」
奥の部屋にあった音の正体。それは巨大な機械だった。抽出されている液体が司教の使用した祝福の薬と同じものであったことから、サザンはこの機械こそが祝福の薬を製造しているものだと瞬時に理解する。
その瞬間、サザンはこの機械を破壊しようと体を動かしていた。しかし、同時に部屋の入り口から誰かが入って来る音を聞き思いとどまる。
「思ったより早いじゃないですか」
「……!」
即座に声の方へと向き直るサザン。部屋に入って来たのは全身を覆う鎧で身を包んだ者だった。鎧やくぐもった声から性別はわからないが、Sランク魔物であるクイーンワームの堅牢な外皮を使用した鎧を纏っていることからかなりの実力者であることは確実だった。
「緊急の依頼ですからもっと強そうな者だと思ったのですが、どうやら私の思い違いだったようですね」
「依頼……だって?」
「ええ、教団の方からね。近い内に侵入者が現れるから排除しろ……と。元々は司祭の用心棒でしたが、緊急だという事でこちらに回されたのですよ。まさかこんなに早く現れるとは思いませんでしたけどね」
自らを用心棒だと言うその者はそう話しながらサザンに近づいて行く。同時に自分の背丈ほどもある大剣を構え、今すぐにでもサザンに攻撃を仕掛けられる体勢を取る。
その様子を見てサザンも臨戦態勢を取る。しかし得意の即死付与も全身を鎧で覆っている用心棒には通らないため他の対処法を考える他なかった。
先に動いたのは用心棒の方だった。対処法を考えているサザンは一歩遅れてしまう。用心棒は大剣を振り下ろしサザンを両断しようとするが、防御能力を上昇させているサザンには攻撃が通らない。大剣は弾かれそのままバランスを崩す。その隙を見てサザンは即死魔法をエンチャントしたナイフを突き刺すが、そのナイフは用心棒の鎧に阻まれ弾かれる。
「そのようなナイフでこの鎧は貫けませんよ!」
「くっ……」
互いに攻撃を続けるものの、どちらの攻撃も有効打にはならない。このまま拮抗した戦いになるかと思われた時、用心棒は司教が使用したものと同じ液体……祝福の薬を取り出した。
「それは……!」
「やはり使うしかないようですね」
「それを使うとどうなるか、わかっているのか!?」
「ええわかっていますよ。そのうえで使用するのです。そうでもしなければ私は私自身を許せないのです。どのような方法を使ってでも、勝たなければならないのですよ!」
用心棒はそう叫び祝福の薬を呷る。途端に体は肥大化し、堅牢な鎧は弾け飛ぶ。
「あがぁっっぅああ」
悲痛な叫び声を上げながら変貌していく用心棒。絶望的なまでの苦痛と引き換えに暴力的なまでの力を与えるこの液体は、力を求める者からしたらまさに羨望の的だろう。
鋭い牙や爪に強靭な筋肉。そしてそれを覆う鱗は先ほどまで纏っていたクイーンワームの鎧よりも遥かに強靭だろう。
「はぁ……はぁ……どうですかこの力は。この力があればいくら貴方でも……んなっ……」
言い終わる前に用心棒は倒れる。サザンは即死魔法をエンチャントしたナイフを関節の隙間の柔らかい部分に突き刺したのだ。鎧を纏っていればナイフが通らなかったものを、用心棒は自らそのアドバンテージを捨ててしまったのだ。
「即死魔法がエンチャントされていることがバレていなくて良かった。バレていたらわざわざ弱点をさらすことはしなかったはずだ……。それにしても、この用心棒は司教の変異した魔物よりもさらに強いものになっている。……もしや使用者の力量によって変異した後の能力も変わるのか?」
サザンはそんな疑問を呟きながら機械を破壊しに動き出す。爆破魔法を付与した石を機械を囲うように置き、一斉に爆破させる。機械は跡形も無く破壊され、もう液体を作り出すことは無かった。
爆発による煙が晴れた後、そこには焼け残った鱗が落ちていた。それだけならば問題では無かったものの、その鱗の正体が問題だった。
「これは……巨砲龍の鱗……?」
その鱗は見覚えのあるものであり馴染み深い……そもそも自分自身の一部なのだからそう思って当然だった。
「まさか、この液体の材料なのか……? しかし何故巨砲龍の鱗がここに……」
機械の中に組み込まれていたことからこの鱗が材料になっている可能性は高かったものの、この鱗がどこから持ち込まれたのか、どのように入手されたものなのかはわからなかった。考えた後に、自分が他の形態に龍転身出来ないことと何か関係があるのでは無いかと思い至るサザンだが、結局結論は出なかった。
「ひとまず追手が来る前にここを出るか……」
「その機械を破壊しても……既に薬はばらまかれていますよ……。そこに取引先のメモがあります……」
教会を出ようとしたサザンにまだ辛うじて息のある用心棒が話しかける。
「……そんなこと、話していいのか?」
「私の目的は……侵入者の排除だけですから……。それに、私のような愚か者を……これ以上生み出さないためにも……」
用心棒はそこまで言って息絶えた。最後に用心棒が言ったように部屋の奥に取引先が書かれているメモがあった。サザンは用心棒の言葉を噛みしめながら、教会を後にする。そして既にばらまかれてしまった薬を回収、もしくはその使用者の対処をするために動き始めるのだった。
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