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終章『アヴァロンヘイムと悪魔の軍勢』
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ここまでして時間稼ぎをした理由……それはただ一つ。そう、ただ一つなのだ。
世界魔法であるアポカリプス・メテオのクールタイム……それが今日終わるのである。
悪魔の軍勢が仕掛けてきたこの日に丁度クールタイムが終わるなんてあまりにも偶然過ぎるが……これはもはや運命なのかもしれないな。
もしかしたらステラが勇者召喚の魔法を創り出した瞬間から、この運命は決まっていたのかもしれない。
あるいはそう言う魔法をステラが使っていたのか。
まあ、仮にそうだとしても今の俺にはわからないし、重要でも無い。
今はただ、目の前のアイツをぶちのめせればそれで良いんだ。
「見せてやるよ、俺の最高にして最強の一撃……世界魔法『アポカリプス・メテオ』をな」
「なに? 世界魔法……だと? ハハハッ……馬鹿なことを。いくら貴様が魔王を殺せる程の魔術師だとしても、流石に伝説の魔法までは使えまい」
どうやら大罪の力を持つとかいう上級悪魔にとっても、世界魔法は伝説上の存在のようだ。
案の定、彼は俺がただのハッタリとして世界魔法の名を出したと思っているらしい。
それならそれで好都合だった。油断してくれるのに越したことは無いんだからな。
「なら、その目でしっかり見るんだな。……ルキオラ、頼む」
「わかった……。ステラ……絶対に、生きて帰ってきてね……」
ルキオラはそれだけ言うと、渡しておいた転移アイテムを使ってメイデンと共にこの場を去った。
「おや、ここまで来て一人で戦う気なのかね? どうやら貴様は最後の最後で正気を失ってしまったようだ」
「ははっ、まさか。戦うんじゃない……これで終わるんだ。エクストラマジック、アポカリプス・メテオ……!!」
ただでさえ第八等級魔法なんて比にもならない程の規模と威力を持つこの魔法を、エクストラマジックを使うことで更に強化した。
消費するMP量の関係上、ゲームではこんなことは絶対に出来なかった。
だが今の俺には圧倒的なまでのMPがある。
故に、盛れるだけ盛ることにした。万全を期して最後の勝負と行こうじゃないか。
「……? 何も起こらないではないか」
「上をよく見て見ろ」
「上、だと……? ッ!?」
ルシファーのいる場所の上空には既に超特大の隕石が現れていた。
「な、なんなのだこれは……!!」
「だから、世界魔法だって言っているだろう?」
「馬鹿なッ! ええい、こうなれば転移で……!」
「そうはさせるか……! エクストラマジック、アラクネの糸!!」
ルシファーが転移のために魔法を一つ解除した瞬間、間髪入れずに拘束魔法を奴へと飛ばした。
アラクネの糸はその名の通り糸を飛ばして相手の動きを止める魔法だ。
だが今重要なのはそこじゃない。この糸には転移を無効化するという隠し能力があるのだ。
それをエクストラマジック付きでルシファーへとお見舞いしてやった。
「き、貴様ッ!! ……だが、ここまで隕石が近づいているのだ。貴様も五体満足とはいくまい? それどころか死ぬのは貴様の方かもしれん! どうだ、命が惜しいだろう! だからこの魔法を解除するがいい……!!」
そう来たか。
確かに俺が世界魔法を耐えられるかどうかは完全に賭けだ。
もしかしたらコイツの言う通り、俺の方が死ぬのかもしれない。
ただ、何の対策もしていないと思っているのなら大間違いだった。
「おいおい、何を勘違いしているんだ?」
そう言って俺はとあるポーションをアイテムボックスから取り出し、奴へと見せつけた。
「俺にはこれがあるんだ。どんなダメージでも必ず一定量の体力が残るブレイブポーションがな」
今言った通り、このポーションは使用するとどんなダメージを受けても必ず一定量の体力が残ると言うチート級ポーションだった。
とは言え、その性能の高さには理由がある。
これは課金専用アイテムなのだ。一本数千円もするのである。
だからそうポンポン使えるものでも無いのだが……今こそ使い時だろう。
いやぁ、一応何本かストックしていて本当に助かった。
それに……。
「残念だが、この魔法は一度発動したらもう解除は出来ない。諦めろ」
他の世界魔法はともかく、このアポカリプス・メテオは一度発動させると途中で止めたり解除することは出来ないのだ。
「何だとッ!? くッ……! ならばこの程度の隕石! 私が壊してしまえば良いだけのことッ!!」
ルシファーはそう叫びながら、俺に向けていた手を隕石の方へと移動させた。
そうだ。今のお前はそうするしかない。
伝説の魔法を真正面から受けきること……今のお前にはそれしか許されていないんだよ。
「私は原初の魔王の力を持つ最強の存在なのだッ!! たかがエルフごときに敗北するなど! あってはならないッ……!!」
ルシファーは四つの魔法を同時に発動し、隕石に向かって攻撃を行った。
見たところあれはロストライトニングにロストブリザード……それとロストタイフーンに極炎砲バーンフレイムバーンか。
第八等級魔法の中でも選りすぐりの魔法たちを合わせた同時発動攻撃だ。素直に撃ち合っていたら負けていたのはこちらだろう。
だが……。
「何故だ!! 何故壊れんのだ!!」
正直、隕石の規模に対して彼のその魔法は豆鉄砲のようなものだった。
そしてとうとうMP……いや魔力が尽きたのか、ルシファーは攻撃を止めた。
……っと、そろそろポーションを使っておかないと。
「き、貴様ッ! それを、寄越せッ……!」
俺からブレイブポーションを奪い取ろうとその場で藻掻くルシファーだが、アラクネの糸によって拘束されている彼はもう満足に動くことも出来なかった。
「バ、馬鹿なァァッ!! この私がッ、敗北する……だとォッ!!」
とうとう隕石が衝突し、ルシファーの体が少しずつ消滅していく。
と同時に俺もまた隕石の衝突によってHPが削られていった。
「ぐぁっ……!? こっ、これが……大ダメージの感覚……なのか!?」
この世界に来て初めての大ダメージと言えるものが全身を襲った。
体中が焼けるように痛む。いや、隕石による熱風で実際に肌が焼けていた。
それでもブレイブポーションの効果によってHPは一定量に保たれ、それ以上のダメージを負うことは無かった。
だがそれはそれとして、生きたまま体を焼かれていく感覚はあまりにも怖すぎる。
正直、こんな経験は二度と御免だった。
それからしばらくして、隕石による衝突が完全に終わった頃……。
「ぐぁ゛ぁっ……! 私は……まだ終わって、など……いない!」
原初の魔王の力が与えた耐久性は相当高いのか、ルシファーは今なおしぶとく生き残っていた。
しかし体の大部分を失い魔法すら使えない彼など、もはや脅威でも何でもない。
「とどめだ、ルシファー」
そうして地面に転がって藻掻いているルシファーにとどめを刺そうとしたその時、突如として空間に歪みが生じたのだった。
「ッ!!」
咄嗟にその場から離れようとするも……。
「ま、待て貴様……!!」
腕をルシファーに掴まれてしまった。
それどころかルシファーはその空間の歪みに吸い込まれつつある。
「お、往生際が悪いぞ!! 最後の最後に俺を道連れにしようって言うのか!?」
「勘違いをするな……! 誰が、そのような惨めなことを……! 私が脱出するまで、耐え抜けと言うことだ……!!」
そうは言っているものの、ルシファーは脱出するどころかどんどん歪みの中に吸い込まれていく。
と同時に、俺の腕も既に歪みの中に入ってしまっていた。
このままでは俺もやがて引きずり込まれてしまうだろう。
こうなったらもう、手段は一つだ。
「ッ……! 貴様、何をするつもりだ……!」
「こうするんだよ……!!」
装備を付け替え、杖では無く短刀を装備する。
短刀は例外的に職業による装備制限がなく、魔法系の職業でも装備できるのだ。
それが功を奏した。
この仕様のおかげで、俺はこうして……腕を斬り落とせるのだから。
「がぁ゛っ……!!」
思い切り短刀を俺自身の肩に突き刺す。
そしてそのまま肉を絶ち、骨を砕き、とにかく腕を斬り落とすために短刀を動かし続けた。
「あぐぁ゛っ! ぃ゛ぎ……!!」
死ぬほど痛い。今にも泣き叫びそうな程の激痛が肩を襲う。
しかし幸いにも……と言って良いのかはわからないが、俺の物理系ステータスに加えてこの短刀の攻撃力があれば俺の腕を斬り落とすくらいは出来そうだった。
「待て、貴様ッ……! 自らの腕を、斬り落とすなど……正気では無いぞッッ……!!」
必死で止めようとしているルシファーだが、もう遅かった。
「じゃあな……傲慢クソ悪魔」
「貴様ァ゛ァ゛ッッッ!!」
斬り落とされた俺の腕と共に、ルシファーは空間の歪みに吸い込まれていく。
そして自由になった俺はすぐさまその場を去ったのだった。
こうして、悪魔の軍勢との戦いは何とも呆気ない最後を迎えて終了したのである。
世界魔法であるアポカリプス・メテオのクールタイム……それが今日終わるのである。
悪魔の軍勢が仕掛けてきたこの日に丁度クールタイムが終わるなんてあまりにも偶然過ぎるが……これはもはや運命なのかもしれないな。
もしかしたらステラが勇者召喚の魔法を創り出した瞬間から、この運命は決まっていたのかもしれない。
あるいはそう言う魔法をステラが使っていたのか。
まあ、仮にそうだとしても今の俺にはわからないし、重要でも無い。
今はただ、目の前のアイツをぶちのめせればそれで良いんだ。
「見せてやるよ、俺の最高にして最強の一撃……世界魔法『アポカリプス・メテオ』をな」
「なに? 世界魔法……だと? ハハハッ……馬鹿なことを。いくら貴様が魔王を殺せる程の魔術師だとしても、流石に伝説の魔法までは使えまい」
どうやら大罪の力を持つとかいう上級悪魔にとっても、世界魔法は伝説上の存在のようだ。
案の定、彼は俺がただのハッタリとして世界魔法の名を出したと思っているらしい。
それならそれで好都合だった。油断してくれるのに越したことは無いんだからな。
「なら、その目でしっかり見るんだな。……ルキオラ、頼む」
「わかった……。ステラ……絶対に、生きて帰ってきてね……」
ルキオラはそれだけ言うと、渡しておいた転移アイテムを使ってメイデンと共にこの場を去った。
「おや、ここまで来て一人で戦う気なのかね? どうやら貴様は最後の最後で正気を失ってしまったようだ」
「ははっ、まさか。戦うんじゃない……これで終わるんだ。エクストラマジック、アポカリプス・メテオ……!!」
ただでさえ第八等級魔法なんて比にもならない程の規模と威力を持つこの魔法を、エクストラマジックを使うことで更に強化した。
消費するMP量の関係上、ゲームではこんなことは絶対に出来なかった。
だが今の俺には圧倒的なまでのMPがある。
故に、盛れるだけ盛ることにした。万全を期して最後の勝負と行こうじゃないか。
「……? 何も起こらないではないか」
「上をよく見て見ろ」
「上、だと……? ッ!?」
ルシファーのいる場所の上空には既に超特大の隕石が現れていた。
「な、なんなのだこれは……!!」
「だから、世界魔法だって言っているだろう?」
「馬鹿なッ! ええい、こうなれば転移で……!」
「そうはさせるか……! エクストラマジック、アラクネの糸!!」
ルシファーが転移のために魔法を一つ解除した瞬間、間髪入れずに拘束魔法を奴へと飛ばした。
アラクネの糸はその名の通り糸を飛ばして相手の動きを止める魔法だ。
だが今重要なのはそこじゃない。この糸には転移を無効化するという隠し能力があるのだ。
それをエクストラマジック付きでルシファーへとお見舞いしてやった。
「き、貴様ッ!! ……だが、ここまで隕石が近づいているのだ。貴様も五体満足とはいくまい? それどころか死ぬのは貴様の方かもしれん! どうだ、命が惜しいだろう! だからこの魔法を解除するがいい……!!」
そう来たか。
確かに俺が世界魔法を耐えられるかどうかは完全に賭けだ。
もしかしたらコイツの言う通り、俺の方が死ぬのかもしれない。
ただ、何の対策もしていないと思っているのなら大間違いだった。
「おいおい、何を勘違いしているんだ?」
そう言って俺はとあるポーションをアイテムボックスから取り出し、奴へと見せつけた。
「俺にはこれがあるんだ。どんなダメージでも必ず一定量の体力が残るブレイブポーションがな」
今言った通り、このポーションは使用するとどんなダメージを受けても必ず一定量の体力が残ると言うチート級ポーションだった。
とは言え、その性能の高さには理由がある。
これは課金専用アイテムなのだ。一本数千円もするのである。
だからそうポンポン使えるものでも無いのだが……今こそ使い時だろう。
いやぁ、一応何本かストックしていて本当に助かった。
それに……。
「残念だが、この魔法は一度発動したらもう解除は出来ない。諦めろ」
他の世界魔法はともかく、このアポカリプス・メテオは一度発動させると途中で止めたり解除することは出来ないのだ。
「何だとッ!? くッ……! ならばこの程度の隕石! 私が壊してしまえば良いだけのことッ!!」
ルシファーはそう叫びながら、俺に向けていた手を隕石の方へと移動させた。
そうだ。今のお前はそうするしかない。
伝説の魔法を真正面から受けきること……今のお前にはそれしか許されていないんだよ。
「私は原初の魔王の力を持つ最強の存在なのだッ!! たかがエルフごときに敗北するなど! あってはならないッ……!!」
ルシファーは四つの魔法を同時に発動し、隕石に向かって攻撃を行った。
見たところあれはロストライトニングにロストブリザード……それとロストタイフーンに極炎砲バーンフレイムバーンか。
第八等級魔法の中でも選りすぐりの魔法たちを合わせた同時発動攻撃だ。素直に撃ち合っていたら負けていたのはこちらだろう。
だが……。
「何故だ!! 何故壊れんのだ!!」
正直、隕石の規模に対して彼のその魔法は豆鉄砲のようなものだった。
そしてとうとうMP……いや魔力が尽きたのか、ルシファーは攻撃を止めた。
……っと、そろそろポーションを使っておかないと。
「き、貴様ッ! それを、寄越せッ……!」
俺からブレイブポーションを奪い取ろうとその場で藻掻くルシファーだが、アラクネの糸によって拘束されている彼はもう満足に動くことも出来なかった。
「バ、馬鹿なァァッ!! この私がッ、敗北する……だとォッ!!」
とうとう隕石が衝突し、ルシファーの体が少しずつ消滅していく。
と同時に俺もまた隕石の衝突によってHPが削られていった。
「ぐぁっ……!? こっ、これが……大ダメージの感覚……なのか!?」
この世界に来て初めての大ダメージと言えるものが全身を襲った。
体中が焼けるように痛む。いや、隕石による熱風で実際に肌が焼けていた。
それでもブレイブポーションの効果によってHPは一定量に保たれ、それ以上のダメージを負うことは無かった。
だがそれはそれとして、生きたまま体を焼かれていく感覚はあまりにも怖すぎる。
正直、こんな経験は二度と御免だった。
それからしばらくして、隕石による衝突が完全に終わった頃……。
「ぐぁ゛ぁっ……! 私は……まだ終わって、など……いない!」
原初の魔王の力が与えた耐久性は相当高いのか、ルシファーは今なおしぶとく生き残っていた。
しかし体の大部分を失い魔法すら使えない彼など、もはや脅威でも何でもない。
「とどめだ、ルシファー」
そうして地面に転がって藻掻いているルシファーにとどめを刺そうとしたその時、突如として空間に歪みが生じたのだった。
「ッ!!」
咄嗟にその場から離れようとするも……。
「ま、待て貴様……!!」
腕をルシファーに掴まれてしまった。
それどころかルシファーはその空間の歪みに吸い込まれつつある。
「お、往生際が悪いぞ!! 最後の最後に俺を道連れにしようって言うのか!?」
「勘違いをするな……! 誰が、そのような惨めなことを……! 私が脱出するまで、耐え抜けと言うことだ……!!」
そうは言っているものの、ルシファーは脱出するどころかどんどん歪みの中に吸い込まれていく。
と同時に、俺の腕も既に歪みの中に入ってしまっていた。
このままでは俺もやがて引きずり込まれてしまうだろう。
こうなったらもう、手段は一つだ。
「ッ……! 貴様、何をするつもりだ……!」
「こうするんだよ……!!」
装備を付け替え、杖では無く短刀を装備する。
短刀は例外的に職業による装備制限がなく、魔法系の職業でも装備できるのだ。
それが功を奏した。
この仕様のおかげで、俺はこうして……腕を斬り落とせるのだから。
「がぁ゛っ……!!」
思い切り短刀を俺自身の肩に突き刺す。
そしてそのまま肉を絶ち、骨を砕き、とにかく腕を斬り落とすために短刀を動かし続けた。
「あぐぁ゛っ! ぃ゛ぎ……!!」
死ぬほど痛い。今にも泣き叫びそうな程の激痛が肩を襲う。
しかし幸いにも……と言って良いのかはわからないが、俺の物理系ステータスに加えてこの短刀の攻撃力があれば俺の腕を斬り落とすくらいは出来そうだった。
「待て、貴様ッ……! 自らの腕を、斬り落とすなど……正気では無いぞッッ……!!」
必死で止めようとしているルシファーだが、もう遅かった。
「じゃあな……傲慢クソ悪魔」
「貴様ァ゛ァ゛ッッッ!!」
斬り落とされた俺の腕と共に、ルシファーは空間の歪みに吸い込まれていく。
そして自由になった俺はすぐさまその場を去ったのだった。
こうして、悪魔の軍勢との戦いは何とも呆気ない最後を迎えて終了したのである。
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