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終章『アヴァロンヘイムと悪魔の軍勢』
77 ルシファーの奥の手
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だが、その攻撃はまたもやルキオラとメイデンに受け止められ、俺にまで届くことは無かった。
本当に頼もしいなこの二人は。おかげで俺は魔法に集中できる。
「やはり駄目か!!」
「マモン、ベルゼブブ。私が片方を相手します。その間に貴方たちは二人がかりでもう片方を倒してください」
「でもそれだとサタンが……いや、任せたぜ」
どうやらタイマンでは勝てないと判断したのか、二人同時に攻撃してメイデンを落とすことにしたようだ。
そしてサタンと呼ばれた悪魔が一人でルキオラの相手をすることにしたらしい。
それだけ自信があるってことなのか……?
「オレたちが引き受けている内に、ルシファーは魔王殺しを頼んだぜ」
「……三人共、感謝する。では私は本丸を……魔王殺しを相手にするとしよう」
そして残った一人。恐らくは彼らのリーダー的存在であろうルシファーと呼ばれていた悪魔が俺の相手をするようだった。
そっちがその気ならと、早速魔法を放ち牽制する。
しかしあれだけの悪魔を従えるだけあって、彼がかなりの実力を持っているのは事実のようだ。
現に今も放った魔法のことごとくを避けられている。
だが避けていると言うことは、当たったら不味いと言う事でもある。
いくら上級悪魔の代表を出来る程の彼であっても、俺の魔法を真正面から受ければ不味いのだろう。
「どうかね? いくら魔王殺しと言えど、その魔力量には限度があるはずでは?」
ルシファーは魔法を避けながらそう言って来る。
確かにこれほどの大魔法を撃ち続けていればいつかはガス欠を起こす。そう思ったとしてもおかしくは無いし、実際そう言う攻略法の敵もネワオンにはいた。
だからこそ彼は俺に攻撃をせず、ひたすら避け続けているんだろうな。
俺が魔力切れを起こした瞬間に全力の一撃をぶち込むために。
要は時間稼ぎをしている訳だ。
けどその間、仲間であるあの三人の悪魔は危険に晒される。
それこそいつ死んでもおかしくないのは先の三人の末路を見た以上は彼だって分かりきっているはずだ。
それでも彼は魔王殺しである俺を倒すことだけを考え、覚悟を決めている……か。
そう考えると本当に心苦しい事実だが……今の俺にはもう、その戦法は通用しないんだよな。
「残念だけど、それは無いよ」
「何だと……? いやはや、ハッタリだとしてももう少しマシなものを言うと良い。いくら何でも魔力を無限に持つ者などいるはずが無いのだからね」
彼がそう言うのも無理はないだろうし、否定もしない。
どんなに強い魔物だってMPの最大値は存在しているのだ。
もちろんそれは俺も同じだった。最大値は決まっているし、それ以上のMPを蓄えることも出来ない。
けど、それらとは根本的に違う事が一つある。
今の俺には自動でMPを回復する能力と、あまりにも高すぎるMP最大値があるのだ。
この回復能力は最大値を基準にして数秒ごとに割合で回復すると言ったもの。
つまり最大値が物凄く高い今、使用するMP量よりも回復するMP量の方が多い訳である。
どこぞの剣士のいつまで経っても倒せないアレのMP版ということだな。
「はぁ……はぁ……貴様、一体どれだけの魔力を持っている……!」
そんなチート野郎を相手にしているんだ。既に彼は限界が近いようだった。
どうやら悪魔は魔力を消費して身体能力を大幅に向上させているらしく、彼もそれを使って俺の魔法を避けていたのだろう。
だがそれもここまで。
動きが鈍くなった今の彼にはもう、俺の魔法を避けることは出来ない。
「エクストラマジック、ロスト・アビス!!」
「……なんてな」
「ッ!? おいルシファー、こいつはどういう……!!」
「んなっ!? 何がどうなってやがる!!」
俺の放った魔法が彼に命中する瞬間、ルシファーは不敵な笑みを浮かべた。
と同時に、いつの間にやら彼の両腕はベルゼブブとマモンとか呼ばれていたあの悪魔の首を掴んでいた。
「ぐあ゛あ゛あ゛っぁ゛ぁ゛っ!!」
「あ゛がぁ゛ぁ゛ッッ!?」
そしてその二人を盾にすることで彼は自らの身を守っていた。
「ルシ、ファー……?」
「すまないね。私も自分の命が惜しいんだよ」
「信じてたっ……ての、に……」
二人の悪魔の体が砕け散っていく。
それをルシファーは悲しそうな顔で見ていた。
……何でお前がその顔をしているんだ。
お前が盾にしたせいじゃないのかよ。せめて最後まで不敵に笑っていろよ……!!
「ルシファー、お前……!!」
そこにサタンがすっ飛んでくる。
「ごめんステラ、逃げられちゃった……!」
「こっちは何故か急に消えたわ。多分あの悪魔の力だと思うのだけれど」
その後からルキオラとメイデンの二人も飛んでくる。
「二人の事は残念だったよ。けど、そのおかげで私は生き残った。それで充分じゃないかね?」
「……そうですか。言いたいことは山ほどあります。ですが……まずは彼女らを倒してからにしましょう」
サタンはそう言うと、再び俺たちに向けて殺気を放ち出した。
その濃さは他の悪魔と比べても圧倒的で、ルキオラを相手にして単身で渡り合っていたことからも彼の実力が相当なものだということがわかる。
それでいて仲間をあんな捨て駒のように扱われてもなお、冷静に状況判断が出来るんだ。
正直ルシファーよりも彼の方が危険度が高いかもしれない。
「そうだな。そのためにも……」
「あぐぁっ……!? お前、何をして……」
しかしそんな彼をルシファーは後ろから攻撃し、そのまま彼の心臓を引きずり出したのだった。
「何って……貴様を殺しただけだが? 私の本当の力を出すためにね」
「ふざけるのも大概に……」
「しぶといね。さっさと死んでくれないかな」
ルシファーはサタンの心臓を潰すと、今度は彼の頭を吹き飛ばした。
悪魔と言えど、これではもう再生は出来ないだろう。
「ふぅ……やっとこの時が来たよ。私の本当の力が、やっと戻って来るのだ」
「本当の力……だって?」
「そうさ。私の本当の力……原初の魔王の力がね」
「ッ!!」
彼の口から出た原初の魔王……それはステラが勇者召喚を創り出すに至ったこの世界の宿敵だ。
その力を彼が使えるとでも言うのか?
「不可能だと思うかい? だが残念。大罪の力を持つ上級悪魔全員の力を集めれば、原初の魔王の力を呼び起こすことだって可能なのさ」
「……そのために仲間を殺したのか」
「ああ、必要な犠牲だ。私がこの力を発動させるためのね。むしろ死んでくれなければ困っていたところだよ」
「恐ろしく傲慢なんだな……お前は」
確か奴は大罪の力を持つ上級悪魔と言っていた。
そう言われると、今までの悪魔たちも皆それっぽい権能だかを持っていた気がする。
となるとコイツが何の権能を持っているのかはもはや火を見るよりも明らかだな……。
「さあ、改めて命の奪い合いをしようじゃないか。傲慢の悪魔にして、原初の魔王の力を手にしたこの私とね」
傲慢……傲慢の悪魔ルシファー……か。
お似合いだよクソッたれ。
本当に頼もしいなこの二人は。おかげで俺は魔法に集中できる。
「やはり駄目か!!」
「マモン、ベルゼブブ。私が片方を相手します。その間に貴方たちは二人がかりでもう片方を倒してください」
「でもそれだとサタンが……いや、任せたぜ」
どうやらタイマンでは勝てないと判断したのか、二人同時に攻撃してメイデンを落とすことにしたようだ。
そしてサタンと呼ばれた悪魔が一人でルキオラの相手をすることにしたらしい。
それだけ自信があるってことなのか……?
「オレたちが引き受けている内に、ルシファーは魔王殺しを頼んだぜ」
「……三人共、感謝する。では私は本丸を……魔王殺しを相手にするとしよう」
そして残った一人。恐らくは彼らのリーダー的存在であろうルシファーと呼ばれていた悪魔が俺の相手をするようだった。
そっちがその気ならと、早速魔法を放ち牽制する。
しかしあれだけの悪魔を従えるだけあって、彼がかなりの実力を持っているのは事実のようだ。
現に今も放った魔法のことごとくを避けられている。
だが避けていると言うことは、当たったら不味いと言う事でもある。
いくら上級悪魔の代表を出来る程の彼であっても、俺の魔法を真正面から受ければ不味いのだろう。
「どうかね? いくら魔王殺しと言えど、その魔力量には限度があるはずでは?」
ルシファーは魔法を避けながらそう言って来る。
確かにこれほどの大魔法を撃ち続けていればいつかはガス欠を起こす。そう思ったとしてもおかしくは無いし、実際そう言う攻略法の敵もネワオンにはいた。
だからこそ彼は俺に攻撃をせず、ひたすら避け続けているんだろうな。
俺が魔力切れを起こした瞬間に全力の一撃をぶち込むために。
要は時間稼ぎをしている訳だ。
けどその間、仲間であるあの三人の悪魔は危険に晒される。
それこそいつ死んでもおかしくないのは先の三人の末路を見た以上は彼だって分かりきっているはずだ。
それでも彼は魔王殺しである俺を倒すことだけを考え、覚悟を決めている……か。
そう考えると本当に心苦しい事実だが……今の俺にはもう、その戦法は通用しないんだよな。
「残念だけど、それは無いよ」
「何だと……? いやはや、ハッタリだとしてももう少しマシなものを言うと良い。いくら何でも魔力を無限に持つ者などいるはずが無いのだからね」
彼がそう言うのも無理はないだろうし、否定もしない。
どんなに強い魔物だってMPの最大値は存在しているのだ。
もちろんそれは俺も同じだった。最大値は決まっているし、それ以上のMPを蓄えることも出来ない。
けど、それらとは根本的に違う事が一つある。
今の俺には自動でMPを回復する能力と、あまりにも高すぎるMP最大値があるのだ。
この回復能力は最大値を基準にして数秒ごとに割合で回復すると言ったもの。
つまり最大値が物凄く高い今、使用するMP量よりも回復するMP量の方が多い訳である。
どこぞの剣士のいつまで経っても倒せないアレのMP版ということだな。
「はぁ……はぁ……貴様、一体どれだけの魔力を持っている……!」
そんなチート野郎を相手にしているんだ。既に彼は限界が近いようだった。
どうやら悪魔は魔力を消費して身体能力を大幅に向上させているらしく、彼もそれを使って俺の魔法を避けていたのだろう。
だがそれもここまで。
動きが鈍くなった今の彼にはもう、俺の魔法を避けることは出来ない。
「エクストラマジック、ロスト・アビス!!」
「……なんてな」
「ッ!? おいルシファー、こいつはどういう……!!」
「んなっ!? 何がどうなってやがる!!」
俺の放った魔法が彼に命中する瞬間、ルシファーは不敵な笑みを浮かべた。
と同時に、いつの間にやら彼の両腕はベルゼブブとマモンとか呼ばれていたあの悪魔の首を掴んでいた。
「ぐあ゛あ゛あ゛っぁ゛ぁ゛っ!!」
「あ゛がぁ゛ぁ゛ッッ!?」
そしてその二人を盾にすることで彼は自らの身を守っていた。
「ルシ、ファー……?」
「すまないね。私も自分の命が惜しいんだよ」
「信じてたっ……ての、に……」
二人の悪魔の体が砕け散っていく。
それをルシファーは悲しそうな顔で見ていた。
……何でお前がその顔をしているんだ。
お前が盾にしたせいじゃないのかよ。せめて最後まで不敵に笑っていろよ……!!
「ルシファー、お前……!!」
そこにサタンがすっ飛んでくる。
「ごめんステラ、逃げられちゃった……!」
「こっちは何故か急に消えたわ。多分あの悪魔の力だと思うのだけれど」
その後からルキオラとメイデンの二人も飛んでくる。
「二人の事は残念だったよ。けど、そのおかげで私は生き残った。それで充分じゃないかね?」
「……そうですか。言いたいことは山ほどあります。ですが……まずは彼女らを倒してからにしましょう」
サタンはそう言うと、再び俺たちに向けて殺気を放ち出した。
その濃さは他の悪魔と比べても圧倒的で、ルキオラを相手にして単身で渡り合っていたことからも彼の実力が相当なものだということがわかる。
それでいて仲間をあんな捨て駒のように扱われてもなお、冷静に状況判断が出来るんだ。
正直ルシファーよりも彼の方が危険度が高いかもしれない。
「そうだな。そのためにも……」
「あぐぁっ……!? お前、何をして……」
しかしそんな彼をルシファーは後ろから攻撃し、そのまま彼の心臓を引きずり出したのだった。
「何って……貴様を殺しただけだが? 私の本当の力を出すためにね」
「ふざけるのも大概に……」
「しぶといね。さっさと死んでくれないかな」
ルシファーはサタンの心臓を潰すと、今度は彼の頭を吹き飛ばした。
悪魔と言えど、これではもう再生は出来ないだろう。
「ふぅ……やっとこの時が来たよ。私の本当の力が、やっと戻って来るのだ」
「本当の力……だって?」
「そうさ。私の本当の力……原初の魔王の力がね」
「ッ!!」
彼の口から出た原初の魔王……それはステラが勇者召喚を創り出すに至ったこの世界の宿敵だ。
その力を彼が使えるとでも言うのか?
「不可能だと思うかい? だが残念。大罪の力を持つ上級悪魔全員の力を集めれば、原初の魔王の力を呼び起こすことだって可能なのさ」
「……そのために仲間を殺したのか」
「ああ、必要な犠牲だ。私がこの力を発動させるためのね。むしろ死んでくれなければ困っていたところだよ」
「恐ろしく傲慢なんだな……お前は」
確か奴は大罪の力を持つ上級悪魔と言っていた。
そう言われると、今までの悪魔たちも皆それっぽい権能だかを持っていた気がする。
となるとコイツが何の権能を持っているのかはもはや火を見るよりも明らかだな……。
「さあ、改めて命の奪い合いをしようじゃないか。傲慢の悪魔にして、原初の魔王の力を手にしたこの私とね」
傲慢……傲慢の悪魔ルシファー……か。
お似合いだよクソッたれ。
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