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第三章『ステラ・グリーンローズ』
41 譲渡不可アイテム
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ダンジョンでの一件以降、俺・メイデン・ルキオラの三人は活性化した魔物の討伐を行っている。
そのだいたいは数が異常に増えていたり、本来現れないはずの場所に出現するようになった魔物の対処だ。
……だが、こういうものには稀に例外がいるものである。
「キシェエエエェェェ!!」
「デカ過ぎだろ!? これじゃメガマンティスじゃなくてギガ……いやテラマンティスじゃないか!!」
そう、ちょうどコイツみたいな特殊個体がな!
今俺たちが相手にしている魔物はメガマンティスと言うカマキリ型の魔物だ。
その名の通り大きなカマキリと言った感じなのだが、それでもゲーム内においてはせいぜい3メートル程だったはずなのだ。
だが今目の前にいるコイツはあろうことか20メートルは超えていそうな程に巨大だった。
これじゃあもはや魔物と言うか怪獣だ。
「おぉっと!」
そしてデカければその分攻撃範囲も広い。
ゲーム内で記憶していた攻撃範囲なんてもう全く当てにならないよこれ。
とにもかくにも、こんなヤバイ奴を好きに行動させるのは不味いので……。
「バインドウェブ!」
第二等級魔法であるバインドウェブを発動し、奴の動きを止める。
この魔法は強靭な蜘蛛の糸を飛ばし、対象に絡ませるものだ。いくら巨大なカマキリと言えど蜘蛛には勝てんぜ。
「ステラ下がって! ウオオオォォォッ!!」
俺の魔法によって動きが鈍くなったメガマンティスにルキオラが攻撃を叩きこむ。
巨大な怪獣と戦う機械鎧……あまりにもニチアサが過ぎる絵面だ。
彼女、一応は変身ヒロインみたいなものだしな……?
「ふぅ……」
「お疲れ、ルキオラ」
巨大な怪獣と言えど、彼女の高火力連続爆発攻撃には耐えられるはずもなく絶命した。
とまあ、こんな形で日々魔物を討伐していた俺たちなのだが……それはある日のことだった。
「私、フライの魔法を使えないでしょう?」
「どうしたんだ藪から棒に」
突然、メイデンがそんなことを言い始めたのだ。
「貴方におぶってもらうのもそれはそれで良いのだけれど、彼女の視線が怖いのよね」
そう言いながらメイデンはルキオラの方を向く。
「え……あたし?」
だが当の本人は全く心当たりが無いようだ。
「無意識ってことね。ふふっ、恐ろしい子。まあそれはそれとして……ね。ずっとこのままなのも不便だから私もフライの魔法が欲しいのよ」
「欲しいって、それならスキルを取れば良いんじゃないか? レベルは低くてもスキルの取得自体はそこまで難しくないだろう?」
フライの魔法はゲーム内にいくつか存在した例外的な魔法スキルの内の一つで、魔法系の職業以外でも取得可能なスキルだった。
もっとも魔法系の職業以外は最大MPが物凄く低いからあまり多用出来るものでは無いんだけども。
「それが出来るのならそうしてるわよ? でも、今はスキルポイントが無いの」
「あっそう言う事か……」
ネワオンはスキルポイントを消費することでスキルを取得したりスキルレベルを上げることが出来る。
このスキルポイントはレベルが上がるごとに一定量がもらえるため、彼女のように使い切ってしまっている場合はレベルを上げるしかないのだ。
「でもそうなると厄介だな……」
この世界の魔物はどうやらゲーム内と比べて遥かにレベルが低いようで、その分得られる経験値も相応に低いみたいなのだ。
そして彼女のレベルであれば次のレベルに上がるために必要な経験値はざっと数億はあるだろう。
とてもではないがまともな方法で上げられるものでは無かった。
それこそゲームでは一日中狩りを続けるなんてことも出来たが、この世界ではそうもいかない訳で。
魔物だって即座にリポップする訳じゃ無いし、時間当たりの経験値量だってゲームとは大きく違うんだ。
「さて、どうするか……」
正直、手詰まりだった。
蓄えたゲーム内知識にだって限界はある。それが今回のように現実準拠の概念が原因となればなおのこと解決は難しかった。
もっとも、完全に策が無い訳では無い。
だがこれはまだ出来るかどうかが確認できていないものであり、下手に伝えれば彼女をぬか喜びさせかねない方法だった。
「メイデン、経験値ポーションって知ってるよな?」
経験値ポーション。これこそが唯一にして最後の手段であった。
このアイテムを使うことで問答無用で必要経験値を踏み倒してレベルを上昇させることが出来るのだ。
だがその強力な効果の都合上、ゲーム内では他人に渡すことが出来なかった。
「それくらい知ってるわよ? もしかしてくれるのかしら。それなら遠慮なくもらうのだけれど」
「……いや、まだ渡せるかはわからないんだ」
とにもかくにも、一旦経験値ポーションをアイテムボックスから取り出す。
「俺はレベルをカンストしている訳だが、ひとまず取り出すことは出来たな」
レベルカンスト者は取り出すことも出来ない……とかでは無くて良かった。ひとまず安心だ。
それにしてもこれは……。
「ふふっ、何度見てもとんでもない見た目よね」
机の上に置かれた経験値ポーションは虹色に光り輝いていて、明らかに飲んではいけない見た目をしていた。
まあそんなことはこの際どうだっていいんだ。
大事なのは彼女がこれを使えるのかどうかと言う事。
「これで完全に俺の所持状態からは外れているから、このままメイデンが使えれば成功だな」
アイテムボックス内を確認すると、経験値ポーションの所持数が一つ減っていた。
少なくともこれで俺の所有物では無い扱いのはずだ。
「それじゃあ遠慮なくもらうわね?」
そう言うとメイデンは何の躊躇いもなく経験値ポーションを飲み始めた。
「んぇっ!? それ飲んでも大丈夫……なの?」
そんなメイデンを心配するルキオラ。
正直、あの虹色のヤバイ液体を躊躇なく飲めるのはもう一種の才能だと思う。
「んくっ……♡ んくっ……♡」
と言うか、そのちょっとえっちな感じに飲むのをやめろ……!
見た目も声も良いせいで、認めたくはないが普通に使えるレベルなんだよお前……!
「ぷはっ……。あら、普通に飲めたわね? それにレベルも上がったみたい」
「それなら成功……ってことで良いんだよな?」
成功したのは良かったが、なんだか変に精神がすり減った気がする。
「ふふっ、感謝するわステラ」
「別にいいさそれくらい。どうせもう俺は使わないアイテムなんだから」
とは言ったものの、他人に渡せるとなると何か使い道が出てくるかもしれないからな。あまり乱雑に使うのは控えよう。
その後、何の問題もなくフライを習得出来たメイデンが早速使ってみたいと言うので、俺たちは街の外の草原へとやってきていた。
「それじゃあ使ってみるわね」
「もし落ちてきても受け止めてやるから安心してくれ」
「ふふっ、そう言って私の体に触りたいだけなのでしょう?」
「分かった。そのまま落とすよ」
とまあいつものようにゴタゴタやったものの、メイデンはあっという間にフライを使いこなせるようになり、当然のように自由に空を飛んでいた。
いや凄いな。俺、最初の内は結構苦戦したんだけど……。
「さて、これくらいでいいかしら」
満足したのかメイデンが降りてくる。
そして地面に着陸するその瞬間……。
「ちょっ、メイデン!? スカート、スカートに気を付けてくれ……!!」
風でフワリと彼女のスカートがめくれ上がったのだ。
同時に、彼女の色白な太ももやレースの下着が視界に入ってしまう。
「すまん、見てしまった……」
「あら、そんなこと私は気にしないのだけれど?」
「俺が気にするんだが……!?」
とは言え彼女には悪いが、見えてしまったのがメイデンので良かった。
これがもしルキオラであったのなら、俺はきっと罪悪感で死んでいたはずだ。
「……あたしもフライの魔法、欲しいな」
「……? ルキオラはもう飛べるじゃないか、あのカッコいいやつでさ」
彼女は魔導騎士としてのジェット飛行が出来るんだから今更フライの魔法はいらない気もするが……。
「それはそうなんだけど……や、やっぱり何でもない!」
結局それ以降ルキオラがフライについて言及することは無かった。
そしてこの一件以降、事あるごとにメイデンがからかってくるようになってしまったのだった。
……勘弁してくれ。
そのだいたいは数が異常に増えていたり、本来現れないはずの場所に出現するようになった魔物の対処だ。
……だが、こういうものには稀に例外がいるものである。
「キシェエエエェェェ!!」
「デカ過ぎだろ!? これじゃメガマンティスじゃなくてギガ……いやテラマンティスじゃないか!!」
そう、ちょうどコイツみたいな特殊個体がな!
今俺たちが相手にしている魔物はメガマンティスと言うカマキリ型の魔物だ。
その名の通り大きなカマキリと言った感じなのだが、それでもゲーム内においてはせいぜい3メートル程だったはずなのだ。
だが今目の前にいるコイツはあろうことか20メートルは超えていそうな程に巨大だった。
これじゃあもはや魔物と言うか怪獣だ。
「おぉっと!」
そしてデカければその分攻撃範囲も広い。
ゲーム内で記憶していた攻撃範囲なんてもう全く当てにならないよこれ。
とにもかくにも、こんなヤバイ奴を好きに行動させるのは不味いので……。
「バインドウェブ!」
第二等級魔法であるバインドウェブを発動し、奴の動きを止める。
この魔法は強靭な蜘蛛の糸を飛ばし、対象に絡ませるものだ。いくら巨大なカマキリと言えど蜘蛛には勝てんぜ。
「ステラ下がって! ウオオオォォォッ!!」
俺の魔法によって動きが鈍くなったメガマンティスにルキオラが攻撃を叩きこむ。
巨大な怪獣と戦う機械鎧……あまりにもニチアサが過ぎる絵面だ。
彼女、一応は変身ヒロインみたいなものだしな……?
「ふぅ……」
「お疲れ、ルキオラ」
巨大な怪獣と言えど、彼女の高火力連続爆発攻撃には耐えられるはずもなく絶命した。
とまあ、こんな形で日々魔物を討伐していた俺たちなのだが……それはある日のことだった。
「私、フライの魔法を使えないでしょう?」
「どうしたんだ藪から棒に」
突然、メイデンがそんなことを言い始めたのだ。
「貴方におぶってもらうのもそれはそれで良いのだけれど、彼女の視線が怖いのよね」
そう言いながらメイデンはルキオラの方を向く。
「え……あたし?」
だが当の本人は全く心当たりが無いようだ。
「無意識ってことね。ふふっ、恐ろしい子。まあそれはそれとして……ね。ずっとこのままなのも不便だから私もフライの魔法が欲しいのよ」
「欲しいって、それならスキルを取れば良いんじゃないか? レベルは低くてもスキルの取得自体はそこまで難しくないだろう?」
フライの魔法はゲーム内にいくつか存在した例外的な魔法スキルの内の一つで、魔法系の職業以外でも取得可能なスキルだった。
もっとも魔法系の職業以外は最大MPが物凄く低いからあまり多用出来るものでは無いんだけども。
「それが出来るのならそうしてるわよ? でも、今はスキルポイントが無いの」
「あっそう言う事か……」
ネワオンはスキルポイントを消費することでスキルを取得したりスキルレベルを上げることが出来る。
このスキルポイントはレベルが上がるごとに一定量がもらえるため、彼女のように使い切ってしまっている場合はレベルを上げるしかないのだ。
「でもそうなると厄介だな……」
この世界の魔物はどうやらゲーム内と比べて遥かにレベルが低いようで、その分得られる経験値も相応に低いみたいなのだ。
そして彼女のレベルであれば次のレベルに上がるために必要な経験値はざっと数億はあるだろう。
とてもではないがまともな方法で上げられるものでは無かった。
それこそゲームでは一日中狩りを続けるなんてことも出来たが、この世界ではそうもいかない訳で。
魔物だって即座にリポップする訳じゃ無いし、時間当たりの経験値量だってゲームとは大きく違うんだ。
「さて、どうするか……」
正直、手詰まりだった。
蓄えたゲーム内知識にだって限界はある。それが今回のように現実準拠の概念が原因となればなおのこと解決は難しかった。
もっとも、完全に策が無い訳では無い。
だがこれはまだ出来るかどうかが確認できていないものであり、下手に伝えれば彼女をぬか喜びさせかねない方法だった。
「メイデン、経験値ポーションって知ってるよな?」
経験値ポーション。これこそが唯一にして最後の手段であった。
このアイテムを使うことで問答無用で必要経験値を踏み倒してレベルを上昇させることが出来るのだ。
だがその強力な効果の都合上、ゲーム内では他人に渡すことが出来なかった。
「それくらい知ってるわよ? もしかしてくれるのかしら。それなら遠慮なくもらうのだけれど」
「……いや、まだ渡せるかはわからないんだ」
とにもかくにも、一旦経験値ポーションをアイテムボックスから取り出す。
「俺はレベルをカンストしている訳だが、ひとまず取り出すことは出来たな」
レベルカンスト者は取り出すことも出来ない……とかでは無くて良かった。ひとまず安心だ。
それにしてもこれは……。
「ふふっ、何度見てもとんでもない見た目よね」
机の上に置かれた経験値ポーションは虹色に光り輝いていて、明らかに飲んではいけない見た目をしていた。
まあそんなことはこの際どうだっていいんだ。
大事なのは彼女がこれを使えるのかどうかと言う事。
「これで完全に俺の所持状態からは外れているから、このままメイデンが使えれば成功だな」
アイテムボックス内を確認すると、経験値ポーションの所持数が一つ減っていた。
少なくともこれで俺の所有物では無い扱いのはずだ。
「それじゃあ遠慮なくもらうわね?」
そう言うとメイデンは何の躊躇いもなく経験値ポーションを飲み始めた。
「んぇっ!? それ飲んでも大丈夫……なの?」
そんなメイデンを心配するルキオラ。
正直、あの虹色のヤバイ液体を躊躇なく飲めるのはもう一種の才能だと思う。
「んくっ……♡ んくっ……♡」
と言うか、そのちょっとえっちな感じに飲むのをやめろ……!
見た目も声も良いせいで、認めたくはないが普通に使えるレベルなんだよお前……!
「ぷはっ……。あら、普通に飲めたわね? それにレベルも上がったみたい」
「それなら成功……ってことで良いんだよな?」
成功したのは良かったが、なんだか変に精神がすり減った気がする。
「ふふっ、感謝するわステラ」
「別にいいさそれくらい。どうせもう俺は使わないアイテムなんだから」
とは言ったものの、他人に渡せるとなると何か使い道が出てくるかもしれないからな。あまり乱雑に使うのは控えよう。
その後、何の問題もなくフライを習得出来たメイデンが早速使ってみたいと言うので、俺たちは街の外の草原へとやってきていた。
「それじゃあ使ってみるわね」
「もし落ちてきても受け止めてやるから安心してくれ」
「ふふっ、そう言って私の体に触りたいだけなのでしょう?」
「分かった。そのまま落とすよ」
とまあいつものようにゴタゴタやったものの、メイデンはあっという間にフライを使いこなせるようになり、当然のように自由に空を飛んでいた。
いや凄いな。俺、最初の内は結構苦戦したんだけど……。
「さて、これくらいでいいかしら」
満足したのかメイデンが降りてくる。
そして地面に着陸するその瞬間……。
「ちょっ、メイデン!? スカート、スカートに気を付けてくれ……!!」
風でフワリと彼女のスカートがめくれ上がったのだ。
同時に、彼女の色白な太ももやレースの下着が視界に入ってしまう。
「すまん、見てしまった……」
「あら、そんなこと私は気にしないのだけれど?」
「俺が気にするんだが……!?」
とは言え彼女には悪いが、見えてしまったのがメイデンので良かった。
これがもしルキオラであったのなら、俺はきっと罪悪感で死んでいたはずだ。
「……あたしもフライの魔法、欲しいな」
「……? ルキオラはもう飛べるじゃないか、あのカッコいいやつでさ」
彼女は魔導騎士としてのジェット飛行が出来るんだから今更フライの魔法はいらない気もするが……。
「それはそうなんだけど……や、やっぱり何でもない!」
結局それ以降ルキオラがフライについて言及することは無かった。
そしてこの一件以降、事あるごとにメイデンがからかってくるようになってしまったのだった。
……勘弁してくれ。
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