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70 奇跡
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メンシスの苛烈な攻撃に一切ひるむことなく咲は街へと一歩、また一歩と近づいて行く。
それに伴い、彼女の周りのありとあらゆるものが凍り付いていった。
「メンシス殿、これ以上は貴方の身にも危険が!!」
後方からガルドが叫ぶように、既にメンシスの装備は一部が凍り付き始めている。
ワイバーンの上位種をも優に超える強度を持つ黄金竜の素材でもこれなのだ。
このまま咲に攻撃を続ければ間違いなく彼女の命は無いだろう。
それでも、彼女が諦めることは無かった。
「駄目だ。今ここで私が攻撃をやめればアイツはすぐにでも街へと攻め込むだろう……そうなれば一巻の終わりだ」
現にメンシスの攻撃によるダメージは無くとも咲の歩行速度は確かに遅くなっていた。
このまま魔法を放ち続ければ十数分程度は足止め出来るだろう。
いくらグレイシャルライザーと言えど、超位冒険者による超位魔法を一切の反動無く受け止めることは出来なかったのだ。
「私が耐えている間に少しでも避難を進めてくれ!」
「しかしそれでは……いや、承知した。決して貴殿の覚悟を無駄にはしないと約束しよう……!!」
そう言うとガルドは街へと戻る。
「隊長! 私たちもまだ戦えます! 彼女だけに任せる訳には……」
そんな彼とは反対に他の騎士たちは戦う気満々であった。
超位冒険者とは言えメンシス一人を残して逃げることなど、アルタリア騎士団のプライドが許さなかったのだ。
「すまない、共に鍛錬を重ねてきたお前たちにこう言いたくは無いが……あれは我々には手が届かない領域だ。恐らく足手纏いにしかならないであろう」
「隊長……」
しかし、ガルドはメンシスと咲の戦い……いや、もはや戦いとも言えないそれにおいて、自分たちは足元にも及ばないであろうことを理解していた。
その時の彼の表情からは悔しさが滲み出ており、そんな彼の言葉を聞かない者はこの場には一人としていなかった。
こうして騎士団が街中の民間人を避難させている中、メンシスは変わらず魔法を咲にぶち込み続けていた。
しかし、それも長くはもたないだろう。
「はぁ……はぁ……こいつは少しキツイな」
彼女の体力も魔力も、既に限界が見え始めているのだ。
なんならとっくに動けなくなってもおかしくは無い状態であった。
それでも彼女は根性で立ち続け、魔法を放ち続ける。
それが今の彼女に唯一出来る事なのだから。
「ぐっ……クソッ」
だが、とうとうメンシスは膝から崩れ落ちてしまう。
根性でどうにか出来る程、グレイシャルライザーは優しい相手では無かった。
「私もここまでか……。後悔が無い訳じゃないが……少しでも多くの人を助けられたのならそれはそれで悪くない最期だな」
刻一刻と迫るその時に備えるように、メンシスはそっと目を閉じる。
だが、いつまで経っても彼女に死が訪れることは無かった。
「……!?」
目を開けた彼女はその光景に驚き、声も出せなかった。
何しろそこには血だらけのまま咲に抱き着く桜の姿があったのだ。
「桜……君は屋敷にいたはずでは。それに、その血は……!!」
ちょうど魔力切れにより少し意識を失っていた間に、彼女と桜はすれ違っていた。
そのためメンシスは桜が戦場に出ていたことを知らなかったのである。
それよりも桜が血だらけなことに彼女は驚いていた。
「咲ちゃ……ん、私は大丈夫だから……」
そんなメンシスが目に入っていないのか、桜はただただ咲の体をぎゅっと抱きしめている。
だがどうしてあれだけの負傷を負ってしまった桜が今こうして動いているのだろうか。
……それはいくつもの偶然が重なった結果発生した、まさしく「奇跡」と言えるものだった。
魔霊王による攻撃により、桜は確かに致命傷を負ってしまっていた。それは紛れも無い事実である。
到底動けるはずも無く、なんなら意識があること自体が奇跡のような状態だったと言って良いだろう。
そんな彼女は腹を貫かれたその瞬間、無意識の内に回復魔法を自らの体内で発動させていた。
彼女の命が助かった一番の理由はそれである。
とは言え、それは決して危機に瀕した者全員が出来ることでは無かった。
では何故彼女にそのような芸当が出来たのか……それには三つの要素が関わっている。
一つはこれまでに何度も五大魔将の放つ殺気にあてられたこと。
この経験が彼女の中の生存本能を目覚めさせたのである。
二つ目は魔霊王が彼女の心臓では無く腹を狙ったことだろう。
と言うのも、彼は一番の脅威である桜を殺すのではなく無力化する方に焦点を当てたのだ。
桜のホーリーヒールによって魔霊王はかなりのダメージを負っていたため、あの時点で彼は高精度の魔法を発動することが出来無い状態となっていたのである。
そして三つ目。結局のところはこれが一番大きな要因と言えた。
先述の通り、桜が助かったのは彼女自身が強力な回復魔法を持っていたからである。
さらには彼女の持つ超級治癒スキルがその効果を大幅に上昇させ、致命傷からの回復を可能としていた。
これらのいくつもの偶然が重なった結果、桜は危機を脱することが出来たのであった。
それに伴い、彼女の周りのありとあらゆるものが凍り付いていった。
「メンシス殿、これ以上は貴方の身にも危険が!!」
後方からガルドが叫ぶように、既にメンシスの装備は一部が凍り付き始めている。
ワイバーンの上位種をも優に超える強度を持つ黄金竜の素材でもこれなのだ。
このまま咲に攻撃を続ければ間違いなく彼女の命は無いだろう。
それでも、彼女が諦めることは無かった。
「駄目だ。今ここで私が攻撃をやめればアイツはすぐにでも街へと攻め込むだろう……そうなれば一巻の終わりだ」
現にメンシスの攻撃によるダメージは無くとも咲の歩行速度は確かに遅くなっていた。
このまま魔法を放ち続ければ十数分程度は足止め出来るだろう。
いくらグレイシャルライザーと言えど、超位冒険者による超位魔法を一切の反動無く受け止めることは出来なかったのだ。
「私が耐えている間に少しでも避難を進めてくれ!」
「しかしそれでは……いや、承知した。決して貴殿の覚悟を無駄にはしないと約束しよう……!!」
そう言うとガルドは街へと戻る。
「隊長! 私たちもまだ戦えます! 彼女だけに任せる訳には……」
そんな彼とは反対に他の騎士たちは戦う気満々であった。
超位冒険者とは言えメンシス一人を残して逃げることなど、アルタリア騎士団のプライドが許さなかったのだ。
「すまない、共に鍛錬を重ねてきたお前たちにこう言いたくは無いが……あれは我々には手が届かない領域だ。恐らく足手纏いにしかならないであろう」
「隊長……」
しかし、ガルドはメンシスと咲の戦い……いや、もはや戦いとも言えないそれにおいて、自分たちは足元にも及ばないであろうことを理解していた。
その時の彼の表情からは悔しさが滲み出ており、そんな彼の言葉を聞かない者はこの場には一人としていなかった。
こうして騎士団が街中の民間人を避難させている中、メンシスは変わらず魔法を咲にぶち込み続けていた。
しかし、それも長くはもたないだろう。
「はぁ……はぁ……こいつは少しキツイな」
彼女の体力も魔力も、既に限界が見え始めているのだ。
なんならとっくに動けなくなってもおかしくは無い状態であった。
それでも彼女は根性で立ち続け、魔法を放ち続ける。
それが今の彼女に唯一出来る事なのだから。
「ぐっ……クソッ」
だが、とうとうメンシスは膝から崩れ落ちてしまう。
根性でどうにか出来る程、グレイシャルライザーは優しい相手では無かった。
「私もここまでか……。後悔が無い訳じゃないが……少しでも多くの人を助けられたのならそれはそれで悪くない最期だな」
刻一刻と迫るその時に備えるように、メンシスはそっと目を閉じる。
だが、いつまで経っても彼女に死が訪れることは無かった。
「……!?」
目を開けた彼女はその光景に驚き、声も出せなかった。
何しろそこには血だらけのまま咲に抱き着く桜の姿があったのだ。
「桜……君は屋敷にいたはずでは。それに、その血は……!!」
ちょうど魔力切れにより少し意識を失っていた間に、彼女と桜はすれ違っていた。
そのためメンシスは桜が戦場に出ていたことを知らなかったのである。
それよりも桜が血だらけなことに彼女は驚いていた。
「咲ちゃ……ん、私は大丈夫だから……」
そんなメンシスが目に入っていないのか、桜はただただ咲の体をぎゅっと抱きしめている。
だがどうしてあれだけの負傷を負ってしまった桜が今こうして動いているのだろうか。
……それはいくつもの偶然が重なった結果発生した、まさしく「奇跡」と言えるものだった。
魔霊王による攻撃により、桜は確かに致命傷を負ってしまっていた。それは紛れも無い事実である。
到底動けるはずも無く、なんなら意識があること自体が奇跡のような状態だったと言って良いだろう。
そんな彼女は腹を貫かれたその瞬間、無意識の内に回復魔法を自らの体内で発動させていた。
彼女の命が助かった一番の理由はそれである。
とは言え、それは決して危機に瀕した者全員が出来ることでは無かった。
では何故彼女にそのような芸当が出来たのか……それには三つの要素が関わっている。
一つはこれまでに何度も五大魔将の放つ殺気にあてられたこと。
この経験が彼女の中の生存本能を目覚めさせたのである。
二つ目は魔霊王が彼女の心臓では無く腹を狙ったことだろう。
と言うのも、彼は一番の脅威である桜を殺すのではなく無力化する方に焦点を当てたのだ。
桜のホーリーヒールによって魔霊王はかなりのダメージを負っていたため、あの時点で彼は高精度の魔法を発動することが出来無い状態となっていたのである。
そして三つ目。結局のところはこれが一番大きな要因と言えた。
先述の通り、桜が助かったのは彼女自身が強力な回復魔法を持っていたからである。
さらには彼女の持つ超級治癒スキルがその効果を大幅に上昇させ、致命傷からの回復を可能としていた。
これらのいくつもの偶然が重なった結果、桜は危機を脱することが出来たのであった。
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