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第4章 反政府組織VS政府(国)編

第47話 よかった…

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外れた…!!



やっぱり魔法をかけてる人の意識が無くなると首輪の魔法も消えるんだ!



「ナツ…!」



「僕は大丈夫です!早く確保を…!」


「よかった…!」


「よし!あとは奴らを捕獲するだけだな…!反政府の者ども!お前らのリーダーは敗れた!そして兵器ももう発動しない!大人しく武器を捨てて降伏しろ!」


とレイが辺りに聞こえるよう叫ぶと、気力が無くなったのか反政府の者が次々に隊員と橙虎の者に捕まっていった。


もちろん反政府のリーダーサリタスも。



そして、ある程度落ち着いた頃…





「ナツ…!」


「エヴァン!レイ!」



俺は2人と再開してはじめて抱擁をした。



すると、
なんか安心して気が抜けたのかな?

涙が止まらない…



「ナツ…!?大丈夫か!?どこか怪我とか!?」

「あ、もしかしてさっきの痛みがまだ…?」


2人が凄い心配してくれてる。けどそうじゃないんだ…!

「ううん…2人に会えて安心しただけだよ…!もう二度と会えないって思ってたから…」



「そうか…それはよかった…でもナツその…あの宰相に凄い酷いことをされたんじゃないのか…?」

それは…

確かに無理やり…

されたけど、こんなこと言ったら2人に無駄な心配をさせてしまう…

それにあれは俺の弱さが招いたことだ…



「ううん…!何もされてないよ!大丈夫!」

だから俺は出来るだけ笑顔でこう言った。






「…そうか」

ボソッ「あのクソ野郎…!」



あれ?でもなんか2人は信じてないみたいだな…

なんでだ…?


ああ、そっか俺作り笑いは苦手なんだよなぁ~だからか?








まぁでもこれで全部終わったんだよね…







あれ…?





何か忘れてるような…?





何だ…?












「お前ら2人!よくも邪魔してくれたな…!!くらえ…!!」





そうだ、なんで忘れていたんだろう…





リーダーは捕まえたけど、そう言えば姿が気付いたら消えていたのになんで気づかなかったんだろう…





宰相…!!




突如現れた宰相がエヴァンの背後目掛けてなんかの魔法を放った。






エヴァンとレイの背後側からだから2人は反応が遅れてる!




「2人とも危ない…!!!」





そして俺は2人の前に飛び出た。






「…っぁ!!」


「な、ナツ…!?」


「な…!?クソ宰相お前…!?」





なんだろう痛みは感じないけど、だんだん意識が遠くなっていくのが分かる。




俺は最後の力を振り絞って振り返り



「よかった…」







そして俺は意識を失った。








《エヴァン目線》


「ナツ!?ナツ!目を開けてくれ!」



宰相の攻撃に気づくまでワンテンポ遅れてしまった。


そして、ナツが俺たちをかばって宰相の魔法を受けた。




振り返って、よかった…って笑ってた…




俺はまたナツに助けて貰って…!ナツを守れなかった…!!

本当にどこまでナツは自分を犠牲にして…!




「ナツ…!なんでいつもお前は…!」



倒れたナツを抱えて俺たちは何度も何度もナツに呼びかけた。



でもナツが返事を返すことはなかった…







































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