48 / 53
第4章 反政府組織VS政府(国)編
第44話《エヴァン視点》許せない
しおりを挟むナツが連れていかれて今日で5日が経った。
あれからナツに助けられた俺たちは何も出来ないでいる。
反政府のアジトは特殊な魔法をかけているのか探索魔法で見つからなかった。
橙虎のリーダーも全勢力かけて探させているようだが、5日経った今も未だにみつかって居ない。
正直、焦っている…
この間もナツが酷いことをされているかもしれないというのに…!
隊員も組織の奴らも命を自分を犠牲にして助けてくれたナツを助けたいと奮闘しているが、成果が得られないことに焦りが出始めている…
ナツ…どこにいるんだ…!
カンカンカンカンカンカンカンカン
「警鐘!?まさか…!!!」
「隊長!!また反政府が攻めてきた見たいです!!表門前に先日とは比にならないほどの人数が!!恐らく反政府の全勢力の人数だと思われます!」
「そのまさかみたいだな」
「ああ…!行くか!!それで捕まえてナツの居場所を吐かせる…!」
「あの隊長!それが…」
「なんだ?」
「その反政府の奴らの先頭にナツさんと思わしき人物がいたと報告が…!」
「何!?」
「なんだと!?隊員のお前、それを早く言え!!」
「すみません!!」
「おい!リーダー!そんなこと言ってる場合じゃないぞ!ナツがいるなら助けられる!!」
「ああ…!そうだな、行こう…!」
ナツ…!待ってろ!今行く…!!
こちらもエストニア兵団と橙虎の全勢力の人数を連れて門前に出ると、黒ずくめの反政府の者が数え切れないほどいて、城前の広場を埋めつくして真っ黒に染め上げていた。
そして…
「ナツ…!!!!」
居た…!!!!
良かった…怪我とかはしていないみたいだな…
でも何か様子がおかしい…?それにあの姿は…
「君たち~また会ったね~」
「お前…!!!」
ナツの隣にいたのはあの宰相の男だった。
そして…その隣には…
「誰だお前は…?」
この陛下の面影を感じさせる感じ…まさか
「私かい?サリタス・エストニアと言ったら分かるかね?そして私が今は反政府を取り仕切るリーダーだ」
「…!?」
まさか、何十年か前に王座を狙って裏切り抗争を起こした罪で国外追放されたという王弟が反政府のリーダーだったとは…
「私はねこの時をずっと待ち望んでいたのだよ。兄を王座から引きずり下ろすことを…!」
「おいおい、おっさん!まさか俺たちに勝てるとでも思ってんのか?前よりは多いみたいだが明らかにこちらの方が数でかっている!大人しくナツを引き渡せ!」
確かに今回も数では勝っているがそれでも前回は…
まさかまた何かが…!?
「こいつらにはね、時間稼ぎをしてもらうんだよ」
「時間稼ぎだと…!?」
待った…何かがおかしいぞ、
思えばナツは俺たちを見ても表情ひとつ変えなかった…そしてさっきから一度も口を開いていない…!
「ナツに何をした…!!」
「ふふふ~ナツちゃんはね俺の奴隷になったんだよ~だから~俺の言うことなら何でも聞くよ~ほらナツちゃん俺の手にキスしてごらん?」
「はい…」
するとナツは言われた通りにやつの手の甲にキスをした。
「何を言ってる!ナツを脅して無理やり言うことを聞かせているんだろ!」
「本当だって~じゃあナツちゃんに聞いてみてよ~」
「ナツ!こいつに脅されているんだろ!」
「いいえ、僕はこの方の奴隷です…」
「…嘘だろ!?」
「これでも嘘だと思う~?ナツちゃんキスして~」
と言うとナツがやつの唇にキスをしてニコッと笑みを浮かべ、そして
「愛しています、ご主人様♡」
いつものナツを天使と言うならばこのナツは小悪魔と言えるだろう。
全身黒の丈の短く露出の多い巫女服を纏い、その姿、その妖艶な笑みで何者をも虜にしてしまう。そんな小悪魔。
ナツが本気を出せばこの世界中の男を落とせるのでは無いだろうか?
「おい!!みんなしっかりしろ!危ないな、俺も今の今まで見惚れてしまっていた」
「凄い威力だな…この場にいる者全てが今の瞬間ナツに目を奪われていた」
「隊長さんよ、あれは恐らく洗脳魔法にかかっている」
「あの条件が厳しすぎて使えないことからあんまり使うやつがいないあの洗脳魔法か?」
「ああ、脅されている感じも見受けられないし、」
「洗脳…」
どこまで最低なんだあの男は…!!
1
あなたにおすすめの小説
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
有能すぎる親友の隣が辛いので、平凡男爵令息の僕は消えたいと思います
緑虫
BL
第三王子の十歳の生誕パーティーで、王子に気に入られないようお城の花園に避難した、貧乏男爵令息のルカ・グリューベル。
知り合った宮廷庭師から、『ネムリバナ』という水に浮かべるとよく寝られる香りを放つ花びらをもらう。
花園からの帰り道、噴水で泣いている少年に遭遇。目の下に酷いクマのある少年を慰めたルカは、もらったばかりの花びらを男の子に渡して立ち去った。
十二歳になり、ルカは寄宿学校に入学する。
寮の同室になった子は、まさかのその時の男の子、アルフレート(アリ)・ユーネル侯爵令息だった。
見目麗しく文武両道のアリ。だが二年前と変わらず睡眠障害を抱えていて、目の下のクマは健在。
宮廷庭師と親交を続けていたルカには、『ネムリバナ』を第三王子の為に学校の温室で育てる役割を与えられていた。アリは花びらを王子の元まで運ぶ役目を負っている。育てる見返りに少量の花びらを入手できるようになったルカは、早速アリに使ってみることに。
やがて問題なく眠れるようになったアリはめきめきと頭角を表し、しがない男爵令息にすぎない平凡なルカには手の届かない存在になっていく。
次第にアリに対する恋心に気づくルカ。だが、男の自分はアリとは不釣り合いだと、卒業を機に離れることを決意する。
アリを見ない為に地方に移ったルカ。実はここは、アリの叔父が経営する領地。そこでたった半年の間に朗らかで輝いていたアリの変わり果てた姿を見てしまい――。
ハイスペ不眠攻めxお人好し平凡受けのファンタジーBLです。ハピエン。
悪役神官の俺が騎士団長に囚われるまで
二三@冷酷公爵発売中
BL
国教会の主教であるイヴォンは、ここが前世のBLゲームの世界だと気づいた。ゲームの内容は、浄化の力を持つ主人公が騎士団と共に国を旅し、魔物討伐をしながら攻略対象者と愛を深めていくというもの。自分は悪役神官であり、主人公が誰とも結ばれないノーマルルートを辿る場合に限り、破滅の道を逃れられる。そのためイヴォンは旅に同行し、主人公の恋路の邪魔を画策をする。以前からイヴォンを嫌っている団長も攻略対象者であり、気が進まないものの団長とも関わっていくうちに…。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新!
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新!
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
獣のような男が入浴しているところに落っこちた結果
ひづき
BL
異界に落ちたら、獣のような男が入浴しているところだった。
そのまま美味しく頂かれて、流されるまま愛でられる。
2023/04/06 後日談追加
悲恋の騎士と姫が転生したら男子高校生だったんだが、姫は俺を落とす気満々だ
つぐみもり
BL
《第一部 翠河の国の姫は押しが強い》
かつて俺は、滅びゆく王国で姫君に忠誠を誓い、命を落とした――
……はずだったのに。
転生したら、なんで俺が男子高校生やってんだ!?
しかも、クラスの陽キャトップ・周藤智哉(すどうともや)は、どう見ても前世の姫君その人。
顔も声も、距離感バグってる性格もそのまま。
今度は身分差も掟もないからって、攻略する気満々で迫ってくるのやめてくれ!
平穏な現代ライフを送りたい陰キャ男子(元騎士)と、全力で落としにかかる陽キャ男子(元姫)の、逆異世界転生BLギャグコメディ!
「見つけたぞ、私の騎士。今度こそ、お前を手に入れる」
「イイエナンノコトカワカリマセン」
忠義も身分も性別も全部飛び越えて、今日も逃げる俺と追いかける姫(男子高校生)
《第二部 熱砂の国からの闖入者》
郁朗と智哉は、前世の想いを飛び越え、ついに結ばれた。
そして迎える高校二年生、健全な男子高校生同士として、健全な交際を続けるはずだったが——
「見つけたぞ姫! 今度こそお前を手に入れる!」
「もしかして、あいつは!?」
「……誰だっけ?」
熱砂の風と共に転校してきた、前世関係者。
千隼と翠瑶姫の過去の因縁が、また一つ紐解かれる。
※残酷描写あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる