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第2章[異世界] 念願の異世界にやってきた‼︎…でも
第20話 衝撃の事実
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目を開けると目の前にたくましい胸板があった。
「うわぁ!?」
何で俺、エヴァンに抱きしめられて寝てたんだ!?
「…ん、起きたか?」
うっ、何だその寝起きからのキラキラオーラは!男の俺でもちょっとドキッとしただろ!
…思い出したぞ、そういえば昨日宰相だとかいう変態に襲われてそれで…エヴァンが助けてくれてその後、エヴァンは子供みたいに泣く俺をずっと優しく抱き締めてくれてたんだ。
あまりに安心してそのまま俺、寝ちゃったんだ。
そうだ。エヴァンにお礼言わないと、
「あの、」
「…ん?どうした?」
「昨日は本当にありがとう、俺、あんな風に人に抱き締めてもらったの初めてで、凄い安心した…」
「そっか…初めて…か。役に立てて良かった。……って!!ナツ!「俺」って!?あと敬語が…!?」
「あ!!!」
まずい!!やってしまった!何かエヴァンと話してると昨日のことがあったせいか凄い心がゆるくなっちゃって、無意識で素が出ちゃったんだ!
「えっと、あの、これは…」
俺が何て言い訳しようか焦っていたら
「…もしかして、今のが素なのか!?」
もうダメだ~!今まで他人に素を出すなんてことなかったのに…!!
「はい…」
「……………」
うわー!!何か黙っちゃったよ!引かれたかな…
「…あの、ごめ…」
ボソッ「……嬉しい」
「え?」
「…ナツは何か事情があってあんなに丁寧に話してたんだろ?でも、今ナツは俺に素をだしてくれた。それって俺をそれだけ信用してくれてるって事だろ?」
「え、あ、そう、です、」
これは本当だ。
「ナツ、これからも俺と二人きりの時はその素でいてくれないか?」
「え!?で、でも、そんなの、エヴァンは目上の人ですし、、」
「そんなこと気にしなくていい、あんまり丁寧に話されると何か距離を感じるし、何より俺がそうして欲しいんだ」
「?わかりまし…あ、えっと、わかった」
「よし!これからも改めてよろしくな!ナツ」
「!、うん!」
うわー!!嬉しいな!よろしくってこれからも友達としてよろしくってことだよね?しかも素で話してなんて…凄い友達っぽい!
この世界の人って本当にみんな優しいな…(変態もいるけど)こんな俺とも友達になってくれる人が二人もいた!本当にこの世界に来れて良かった!神様ありがとう~、もうこの際顔のことはもう許してもいいや、
————その後俺たちはそのまましばらくベッドでまったりすることにした。
そこで俺は、ずっと気になっていたことを聞いてみることにした。
「エヴァン」
「ん?」
「俺、ずっと気になってたんだけど…何か全然見かけないけど、この辺には女の人は居ないの?」
「女?女は数が少ないから王宮で保護されてるだろ?だから俺も見たことは無いな、」
「え!???」
「どうしたそんなに驚いて?知らなかったわけでもあるまいし、」
まじか…じゃあ男同士で恋愛するのか!?ならたしかにBL見まくれる世界だな。…ん?ちょっとまてよ、子供はどうしてんだ?男が産むのか!?
「…なら、どうやって男が子供産むんだ?」
「…っ!?な…!?、えっと、その、基本的には行為の前にそういう薬を飲む。…ナツ、本当に知らなかったのか!?」
「え?あ、うん」
あ、そうか、この世界では常識だったのか…
「えっと、俺の故郷では女の人が男と同じぐらい居て、それで恋愛も異性だったから…」
「故郷って昨日言ってた遠い所にあるって言ってたとこか、そんな所があるんだな…と言うことはナツは女が好きなのか?」
「いや、俺は、そういうのはない…」
だって俺、好きな人なんて居たことないし、まず女の子とうまく話せないし、腐男子だし、だから俺はずっと独身の独り身で生きていくんだと思ってるし。自分で言ってて悲しくなるよ…
「よかった…じゃあ俺にも可能性あるな」
「え、?」
可能性?なんのことだ?
「…なんでもない、それよりナツに話があるんだ」
どうもこひつじです!エヴァンとの話が気づいたらこんなに長くなってしまいました!ちなみにエヴァンはむっつりでございます。←唐突
この世界は男女比が9対1くらいです。
登場人物紹介のところにいくつかこの世界のことなど情報を追加します!
目を開けると目の前にたくましい胸板があった。
「うわぁ!?」
何で俺、エヴァンに抱きしめられて寝てたんだ!?
「…ん、起きたか?」
うっ、何だその寝起きからのキラキラオーラは!男の俺でもちょっとドキッとしただろ!
…思い出したぞ、そういえば昨日宰相だとかいう変態に襲われてそれで…エヴァンが助けてくれてその後、エヴァンは子供みたいに泣く俺をずっと優しく抱き締めてくれてたんだ。
あまりに安心してそのまま俺、寝ちゃったんだ。
そうだ。エヴァンにお礼言わないと、
「あの、」
「…ん?どうした?」
「昨日は本当にありがとう、俺、あんな風に人に抱き締めてもらったの初めてで、凄い安心した…」
「そっか…初めて…か。役に立てて良かった。……って!!ナツ!「俺」って!?あと敬語が…!?」
「あ!!!」
まずい!!やってしまった!何かエヴァンと話してると昨日のことがあったせいか凄い心がゆるくなっちゃって、無意識で素が出ちゃったんだ!
「えっと、あの、これは…」
俺が何て言い訳しようか焦っていたら
「…もしかして、今のが素なのか!?」
もうダメだ~!今まで他人に素を出すなんてことなかったのに…!!
「はい…」
「……………」
うわー!!何か黙っちゃったよ!引かれたかな…
「…あの、ごめ…」
ボソッ「……嬉しい」
「え?」
「…ナツは何か事情があってあんなに丁寧に話してたんだろ?でも、今ナツは俺に素をだしてくれた。それって俺をそれだけ信用してくれてるって事だろ?」
「え、あ、そう、です、」
これは本当だ。
「ナツ、これからも俺と二人きりの時はその素でいてくれないか?」
「え!?で、でも、そんなの、エヴァンは目上の人ですし、、」
「そんなこと気にしなくていい、あんまり丁寧に話されると何か距離を感じるし、何より俺がそうして欲しいんだ」
「?わかりまし…あ、えっと、わかった」
「よし!これからも改めてよろしくな!ナツ」
「!、うん!」
うわー!!嬉しいな!よろしくってこれからも友達としてよろしくってことだよね?しかも素で話してなんて…凄い友達っぽい!
この世界の人って本当にみんな優しいな…(変態もいるけど)こんな俺とも友達になってくれる人が二人もいた!本当にこの世界に来れて良かった!神様ありがとう~、もうこの際顔のことはもう許してもいいや、
————その後俺たちはそのまましばらくベッドでまったりすることにした。
そこで俺は、ずっと気になっていたことを聞いてみることにした。
「エヴァン」
「ん?」
「俺、ずっと気になってたんだけど…何か全然見かけないけど、この辺には女の人は居ないの?」
「女?女は数が少ないから王宮で保護されてるだろ?だから俺も見たことは無いな、」
「え!???」
「どうしたそんなに驚いて?知らなかったわけでもあるまいし、」
まじか…じゃあ男同士で恋愛するのか!?ならたしかにBL見まくれる世界だな。…ん?ちょっとまてよ、子供はどうしてんだ?男が産むのか!?
「…なら、どうやって男が子供産むんだ?」
「…っ!?な…!?、えっと、その、基本的には行為の前にそういう薬を飲む。…ナツ、本当に知らなかったのか!?」
「え?あ、うん」
あ、そうか、この世界では常識だったのか…
「えっと、俺の故郷では女の人が男と同じぐらい居て、それで恋愛も異性だったから…」
「故郷って昨日言ってた遠い所にあるって言ってたとこか、そんな所があるんだな…と言うことはナツは女が好きなのか?」
「いや、俺は、そういうのはない…」
だって俺、好きな人なんて居たことないし、まず女の子とうまく話せないし、腐男子だし、だから俺はずっと独身の独り身で生きていくんだと思ってるし。自分で言ってて悲しくなるよ…
「よかった…じゃあ俺にも可能性あるな」
「え、?」
可能性?なんのことだ?
「…なんでもない、それよりナツに話があるんだ」
どうもこひつじです!エヴァンとの話が気づいたらこんなに長くなってしまいました!ちなみにエヴァンはむっつりでございます。←唐突
この世界は男女比が9対1くらいです。
登場人物紹介のところにいくつかこの世界のことなど情報を追加します!
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