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第2章[異世界] 念願の異世界にやってきた‼︎…でも
第14話 《エヴァン視点》こんな子が…
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隊員達の手当てを自分が出来る限りし終わった所でそう言えばと、恩人の様子を見に恩人の眠るテントに向かった。
テントに入るとその恩人は目を覚ましていて、こちらに気づいたのか体を起こしてこちらを向いていた。
どうやら体調はもう大丈夫とのことだった。
だが何か俯いて黙りこんでしまったから、やっぱりまだ体調が優れないのかと心配になった。本人は大丈夫だと言っているが、本当か?
恩人の名前は「ナツ」と言うらしい。単純に珍しくていい名前だと思った。
それから色々聞きたかったことを聞いた。
まず、何故あんな森の奥に一人でいたのか?ときいてみた。
帰ってきた答えは、「気づいたらいた」というものだった。
俺は耳を疑った。どういうことだ?何か言えない訳があって嘘をついているのか?それとも本当に?だとしたら…
…やっぱり「誘拐」か?
だとしたら筋が通る。こんな強い力を持った巫女でしかもあの見たことのない踊りと容姿だ、人身売買の組織には願ってもない大物だ。それで隙をついて拐ったはいいが、ナツの力を暴走させてしまい森の奥で壊滅し、失敗した。そしてナツは一人森の奥に。これで気づいたらいたというのにも説明がつく。
そう解釈した俺はあまりそのことを思い出させるのは良くないと思い、色々聞こうと思っていたことをやめ、話を変え、取りあえず何歳かと聞いてみた。
俺はナツのこの体格でこの背丈、そして顔なら14歳位だと思っていた。
だが、ナツは17だと言った。
17?さすがにそれはないだろうと思った。嘘か?でもそれなら何故嘘をつく必要がある?なら本当か?ありえないな…
その後ナツとテントから出るとアレンがいた。アレンもナツが心配で見に来たんだろう。
それでアレンはナツに自己紹介したあと、俺と同じように何故あの森にいたかと聞いたもんだから、あわてて俺はアレンに小声で、俺も聞いたんだが…
とナツが言ったことと俺の考えを伝えた。
それでアレンはナツに本当かを確かめて、やっぱりお前の言う通り誘拐の線が正しそうだな、信じたくはないが…あの身なりだとな…と言った。
そしてアレンは俺も気になっていた誘拐以前のことを聞いた。
だが、ナツは黙りこんでしまった。
やっぱり何か言えないことがあるのだろうか?
同じように思ったのか、アレンは話を切った。
その後ナツに隊員達はどうしたのかと聞かれた。だが、隊員達の状態はいいものではなかった。
重傷者がほとんどで、命の危険があるものもいる。軽傷なら近くの神殿の巫女に治してもらうことができるが、こんな重傷は巫女の中でも王都の大神殿にしかいない四大神巫女様達か大巫女様くらいの上位の巫女にしか完全に治すことは出来ない。だが、そんな上位の巫女達は予約で一杯でそう簡単に治しては貰えない。
だからもう俺も隊員達も諦めていた。
だがそのことをナツに伝えると何故か隊員の所に連れてって欲しいと言われたので、訳もわからず隊員達がいるテントに連れて行った。
するとナツはテントの中央に立ち、歌を歌った。
ナツが歌いだすと、あの時のように魔法陣が出現し、そこから今度は緑色のオーブが出てきて、隊員達の負傷部に触れて治癒していった。
ナツの歌声はとても澄んでいて、心に響いた。
俺はナツの歌声に聞き入り、またもや気づいたら隊員達の傷は全て治っていた。
そこでやっぱりナツは巫女だと確信した。何故なら治癒魔法を使えるのは巫女だけだからだ。だが、ただの巫女じゃあない。こんな重傷者を一気に何て大巫女様でもできるかどうかってレベルだ。それに攻撃魔法も使える。明らかに上位巫女かそれ以上だ。
だが俺の知る限りナツのような巫女の話は聞いたことがない。
さっきまではただの誘拐かと思っていたが、そう単純ではなさそうだ。
ナツはその後アレンに巫女だよね?と聞かれてたぶんと答えていたのを見ると、何かあるのだろうかと思われた。
それで、これらの事も気になるから、王都に一緒に来てくれないかと言ったら、
突然顔を見てないかと聞かれた。わざわざ顔を隠しているあたり何か事情でもあるのかと思い、俺たちはとりあえず見てないと答えた。
王都に行くとナツが言ったのですぐ準備を済ませ、俺たちは王都に向かった。
そして俺はそんな謎が多く、何か抱えているようなナツを守ってあげたいと思ったのだった。
どうも、こひつじです!
次回から通常視点に戻ります!今回夜中に寝ぼけながら書いたので文章や内容がおかしいとこあるかもしれないです!すみません!m(__)m
お気に入り200ありがとうございます!巫女俺これからもよろしくお願いします!(≧∀≦)
そして更新遅くなりすみませんでした!
それではおやすみなさ…(( _ _ ))..zzzZZ
テントに入るとその恩人は目を覚ましていて、こちらに気づいたのか体を起こしてこちらを向いていた。
どうやら体調はもう大丈夫とのことだった。
だが何か俯いて黙りこんでしまったから、やっぱりまだ体調が優れないのかと心配になった。本人は大丈夫だと言っているが、本当か?
恩人の名前は「ナツ」と言うらしい。単純に珍しくていい名前だと思った。
それから色々聞きたかったことを聞いた。
まず、何故あんな森の奥に一人でいたのか?ときいてみた。
帰ってきた答えは、「気づいたらいた」というものだった。
俺は耳を疑った。どういうことだ?何か言えない訳があって嘘をついているのか?それとも本当に?だとしたら…
…やっぱり「誘拐」か?
だとしたら筋が通る。こんな強い力を持った巫女でしかもあの見たことのない踊りと容姿だ、人身売買の組織には願ってもない大物だ。それで隙をついて拐ったはいいが、ナツの力を暴走させてしまい森の奥で壊滅し、失敗した。そしてナツは一人森の奥に。これで気づいたらいたというのにも説明がつく。
そう解釈した俺はあまりそのことを思い出させるのは良くないと思い、色々聞こうと思っていたことをやめ、話を変え、取りあえず何歳かと聞いてみた。
俺はナツのこの体格でこの背丈、そして顔なら14歳位だと思っていた。
だが、ナツは17だと言った。
17?さすがにそれはないだろうと思った。嘘か?でもそれなら何故嘘をつく必要がある?なら本当か?ありえないな…
その後ナツとテントから出るとアレンがいた。アレンもナツが心配で見に来たんだろう。
それでアレンはナツに自己紹介したあと、俺と同じように何故あの森にいたかと聞いたもんだから、あわてて俺はアレンに小声で、俺も聞いたんだが…
とナツが言ったことと俺の考えを伝えた。
それでアレンはナツに本当かを確かめて、やっぱりお前の言う通り誘拐の線が正しそうだな、信じたくはないが…あの身なりだとな…と言った。
そしてアレンは俺も気になっていた誘拐以前のことを聞いた。
だが、ナツは黙りこんでしまった。
やっぱり何か言えないことがあるのだろうか?
同じように思ったのか、アレンは話を切った。
その後ナツに隊員達はどうしたのかと聞かれた。だが、隊員達の状態はいいものではなかった。
重傷者がほとんどで、命の危険があるものもいる。軽傷なら近くの神殿の巫女に治してもらうことができるが、こんな重傷は巫女の中でも王都の大神殿にしかいない四大神巫女様達か大巫女様くらいの上位の巫女にしか完全に治すことは出来ない。だが、そんな上位の巫女達は予約で一杯でそう簡単に治しては貰えない。
だからもう俺も隊員達も諦めていた。
だがそのことをナツに伝えると何故か隊員の所に連れてって欲しいと言われたので、訳もわからず隊員達がいるテントに連れて行った。
するとナツはテントの中央に立ち、歌を歌った。
ナツが歌いだすと、あの時のように魔法陣が出現し、そこから今度は緑色のオーブが出てきて、隊員達の負傷部に触れて治癒していった。
ナツの歌声はとても澄んでいて、心に響いた。
俺はナツの歌声に聞き入り、またもや気づいたら隊員達の傷は全て治っていた。
そこでやっぱりナツは巫女だと確信した。何故なら治癒魔法を使えるのは巫女だけだからだ。だが、ただの巫女じゃあない。こんな重傷者を一気に何て大巫女様でもできるかどうかってレベルだ。それに攻撃魔法も使える。明らかに上位巫女かそれ以上だ。
だが俺の知る限りナツのような巫女の話は聞いたことがない。
さっきまではただの誘拐かと思っていたが、そう単純ではなさそうだ。
ナツはその後アレンに巫女だよね?と聞かれてたぶんと答えていたのを見ると、何かあるのだろうかと思われた。
それで、これらの事も気になるから、王都に一緒に来てくれないかと言ったら、
突然顔を見てないかと聞かれた。わざわざ顔を隠しているあたり何か事情でもあるのかと思い、俺たちはとりあえず見てないと答えた。
王都に行くとナツが言ったのですぐ準備を済ませ、俺たちは王都に向かった。
そして俺はそんな謎が多く、何か抱えているようなナツを守ってあげたいと思ったのだった。
どうも、こひつじです!
次回から通常視点に戻ります!今回夜中に寝ぼけながら書いたので文章や内容がおかしいとこあるかもしれないです!すみません!m(__)m
お気に入り200ありがとうございます!巫女俺これからもよろしくお願いします!(≧∀≦)
そして更新遅くなりすみませんでした!
それではおやすみなさ…(( _ _ ))..zzzZZ
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