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アラフィフ暗殺者、異世界転生を果たす
31,ティファニア、カジノへ行く
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ナナシはポーカーのテーブルでディーラーをしている。
「おめでとうございます、お客様の勝ちですね」
「ああ、残念でした。お客様、お強いですね」
ナナシはにっこりと笑ってチップを受け取る。彼の前には大量のコインが積み上げられていた。
「いやあ、ナナシさんのアドバイスのお陰ですよ!」
「いえ、とんでもないです。私はただ、カードを配っているだけなので」
「いやいや、謙遜なさらないでくださいよ!本当にナナシさんのおかげで勝てたんですよ!」
「そうですか?ならいいのですが……」
ナナシは困ったように頬を掻いた。その周囲にはたくさんの人が群がっており、その全員がナナシに話しかけている。
「ナナシさんはすごいですね。それに、こんなにお美しいご老人は見たことがありませんよ」
「いやいや、そんなことはないですって」
「ああ、照れていらっしゃるところもまた素敵だ……」
「本当ですわ。まるで天使のように綺麗……」
「ありがとうございます。皆さんに褒めていただいてとても嬉しいです」
ナナシはその美貌に笑みを貼り付けて愛想を振りまく。その愛想は計算され尽くした完璧なものだった。
「……なんか、すごくモテてるね」
「はい……」
ティファニアは少し離れたところでそれを見ていた。彼女の隣には黒髪のバニーガール姿の女性が立っている。
「あなたがゼノが言ってたティファニアちゃんよね。あたしはクロエ、よろしくね」
「よ、よろしくお願いします!その……、ナナシさんはどうしてあんなに人気なんでしょうか?」
「ああ、それは簡単よ。ほら、ナナシって美しいでしょ?」
ナナシは白髪にしろ髭を生やした老人だ。老人とはいってもその体つきは逞しく、背筋もピンと伸びていて矍鑠としている。まるでハリウッド俳優のような美形なのだ。
「確かに、ナナシさんはとてもカッコイイと思いますけど……」
「でしょ?だからよ」
「えっと、どういうことですか?」
「ナナシってカッコイイでしょ?」
「はい」
「だから、みんなナナシのことが好きになっちゃうのよ」
「……わかる気がします」
ナナシはただ美しいだけではない。その美しさをどう見せればより魅力的になるのかを知っている。その表情や仕草、言葉遣いまで全てにおいて完璧に仕上げてくるのだ。
ティファニアは改めてナナシを見る。彼が笑顔を見せるたびに周囲の女性から黄色い歓声が上がるのが分かった。
「ティファニアちゃんも頑張ってナナシを落とさないとね」
「えっ!?ち、違いますよ!?わたしはそんなつもりじゃなくて……!」
「あら?違うの?てっきりティファニアちゃんはナナシに気があるんだと思ったんだけど?」
「そ、そんなことは……」
「ないの?ふーん……。それなのにカジノに来たんだぁ」
「な、なにか言いましたか?」
ティファニアがジト目を向けると、クロエは肩をすくめて首を横に振った。
「ところでティファニアちゃん。ティファニアちゃんもお仕事してみる?」
「お仕事、ですか?」
「そうよ。とはいっても、お客さんにおしぼりを渡したりテーブルを拭いたり、そんな簡単なものなんだけどね」
「へぇ……。どんな感じなんですか?」
「やってみる?」
そう言ってクロエが手招きをする。それに誘われるように彼女は席に向かった。
♦
ゴルディに連れられてやってきたのはマクドウェル邸だった。屋敷の前には大きな噴水があり、その周りを多くの人が集まっている。
「おい、行くぞ」
「ああ」
二人は門番に声をかけてから中に入る。そして玄関に向かうと、そこには既に多くの人が集まっており、皆一様に黒いスーツやドレスに身を包んでいる。当たり前だ、現マクドウェルファミリーの会長の告別式なのだから。
二人は人混みの中を通り抜けていく。そして壇上に上がると、そこには既に会長の息子であるハリオ・マクドウェルの姿があった。
「来たか」
「ああ」
ゴルディとマクドウェルは視線を合わせる。しかし、お互いにそれ以上は何も言わず、ただ無言で視線を交わし続けるだけだった。
「ではこれより、マクドウェル会長の告別式を始めます」
司会の声が響き渡り、会場が静まり返る。そして厳かな音楽が流れ始めた。0
「まず始めに、故人であるマクドウェル会長の経歴を簡単に説明させていただきます」
壇上のスクリーンに写真が映し出される。そこに写っていたのはまだ若かりし頃のマクドウェル会長だった。
「マクドウェル会長は商戦で勝利し、若くしてマクドウェルファミリーという組織を纏め上げた方でした。その後、彼はいくつもの事業を起こし、大きな利益を上げました」
「へぇ……。あの爺さん、若い頃は結構やり手の経営者だったんだな」
マクドウェルファミリーは代々商戦で勝利した者がファミリーのボスになり、血族に頼らずに優秀な者が率いる一族だ。つまり、歴代のボスたちは全員優秀であり、その能力を持ってこの商会を大きくしてきたのだ。
会長はマクドウェルファミリーの子供として生まれ、商戦で勝利してマクドウェルの優秀さを示して見せた男だった。そんな彼だったが、ある時病で倒れた。そして、その身体は日に日に弱っていった。
「彼は後継者を決めないままこの世を去りました。そして行われたのが今回の商戦です」
「……ふん。あの爺さんも面倒なことをしたもんだな」
「まったくだ」
ゴルディの言葉に同意するように呟くと、ハリオが鋭い視線を向けた。
「お前もそう思うか?」
「まあね。そもそもこの商戦はマクドウェルの優秀さを示すために行われるものだ。お前たちのような有象無象の者を蹴散らしてこそ、その価値があるというものだろう?」
「そうだ。だからこそ俺は、この商戦を絶対に負けられないと思っている」
「私も同じ気持ちだよ。だから私はここにきた」
ゴルディの言葉にハリオはニヤリと笑う。そして視線を横に滑らせると、一人の老人が立っていることに気がついた。
「あれは……?」
「ああ、あいつは俺の教育係だ。ゼノっていう爺さんでな、俺と一緒に今回参加してるんだ」
「ゼノ……?」
ハリオはゼノに鋭い視線を向ける。ハウンドはマクドウェルにとって大切な懐刀であり、小物の組織だけではなくマクドウェルファミリーを除く三大マフィアと対立するにあたって大切な駒だ。だからハウンドの存在くらいはハリオも認識してはいるが、その中でもゼノという老人は最も重宝される存在だと言ってもいいだろう。
だが。
「驚いたな。てっきりナナシを連れてくるのかと思っていたが」
「どうしてナナシを連れてこないといけないんだ?」
「だって、彼が幹部の中では最年長なんだろう?なら、ナナシの方が適任じゃないか」
ゼノは金髪に金色の髭を生やした、如何にも若々しい男だ。それでもある程度の年なのだろう、顔に皺はあるが、その肉体は鋼のように鍛え上げられている。
だからハリオはゼノの方がナナシよりも年下だと判断したのだろう。そのハリオの言葉にゴルディは吹き出し、ゼノも苦笑いを浮かべた。
「なにがおかしいんだ?」
その態度にハリオは不機嫌になるが。
「おいおい、ナナシのほうが年下だぜ?ナナシは自分のことを『爺さん』なんて呼んでるけどよ、まだ53歳なんだ。んでもって、ゼノはもう68歳。ゼノの方が圧倒的に年上じゃねえか」
「なに?それは本当なのか?とてもそうは見えないが……」
「嘘だと思うなら本人に聞いてみな。まあ、あいつは自分が老歴に見えるようにしているからな。なにせあの白髪だ。若く見えるようにするのは無理がある」
「なるほど……」
ハリオは納得すると、もう一度ゼノを見た。そして彼の表情を見て、思わず息を飲む。
なぜなら、いつも冷たい目をしている老人が、今はまるで少年のような笑みを浮かべていたからだ……。
「……それで、これからどうするんだ?」
「ん?ああ、とりあえず適当に時間を潰してから帰るつもりだ」
「ほう……。なら、一緒に食事でもどうだい?」
「悪いが遠慮しておく。今日は大切な客人をもてなさなけりゃいけないからな」
ゴルディはティファニアのことを思い出しながらそう言った。ティファニアの面倒はまあ、ゼノに押し付けるとしても。彼女をどうするかの処遇は決めなくてはならないだろう。なにせゼノは『ナナシに任せる』と言ったのだ。彼女もカジノの大切なメンバーになるかもしれないのだから。
「……分かった。また今度誘わせてもらうよ」
「ああ、待ってるよ」
ゴルディは手を振って別れを告げると、その場を後にした……。
「おめでとうございます、お客様の勝ちですね」
「ああ、残念でした。お客様、お強いですね」
ナナシはにっこりと笑ってチップを受け取る。彼の前には大量のコインが積み上げられていた。
「いやあ、ナナシさんのアドバイスのお陰ですよ!」
「いえ、とんでもないです。私はただ、カードを配っているだけなので」
「いやいや、謙遜なさらないでくださいよ!本当にナナシさんのおかげで勝てたんですよ!」
「そうですか?ならいいのですが……」
ナナシは困ったように頬を掻いた。その周囲にはたくさんの人が群がっており、その全員がナナシに話しかけている。
「ナナシさんはすごいですね。それに、こんなにお美しいご老人は見たことがありませんよ」
「いやいや、そんなことはないですって」
「ああ、照れていらっしゃるところもまた素敵だ……」
「本当ですわ。まるで天使のように綺麗……」
「ありがとうございます。皆さんに褒めていただいてとても嬉しいです」
ナナシはその美貌に笑みを貼り付けて愛想を振りまく。その愛想は計算され尽くした完璧なものだった。
「……なんか、すごくモテてるね」
「はい……」
ティファニアは少し離れたところでそれを見ていた。彼女の隣には黒髪のバニーガール姿の女性が立っている。
「あなたがゼノが言ってたティファニアちゃんよね。あたしはクロエ、よろしくね」
「よ、よろしくお願いします!その……、ナナシさんはどうしてあんなに人気なんでしょうか?」
「ああ、それは簡単よ。ほら、ナナシって美しいでしょ?」
ナナシは白髪にしろ髭を生やした老人だ。老人とはいってもその体つきは逞しく、背筋もピンと伸びていて矍鑠としている。まるでハリウッド俳優のような美形なのだ。
「確かに、ナナシさんはとてもカッコイイと思いますけど……」
「でしょ?だからよ」
「えっと、どういうことですか?」
「ナナシってカッコイイでしょ?」
「はい」
「だから、みんなナナシのことが好きになっちゃうのよ」
「……わかる気がします」
ナナシはただ美しいだけではない。その美しさをどう見せればより魅力的になるのかを知っている。その表情や仕草、言葉遣いまで全てにおいて完璧に仕上げてくるのだ。
ティファニアは改めてナナシを見る。彼が笑顔を見せるたびに周囲の女性から黄色い歓声が上がるのが分かった。
「ティファニアちゃんも頑張ってナナシを落とさないとね」
「えっ!?ち、違いますよ!?わたしはそんなつもりじゃなくて……!」
「あら?違うの?てっきりティファニアちゃんはナナシに気があるんだと思ったんだけど?」
「そ、そんなことは……」
「ないの?ふーん……。それなのにカジノに来たんだぁ」
「な、なにか言いましたか?」
ティファニアがジト目を向けると、クロエは肩をすくめて首を横に振った。
「ところでティファニアちゃん。ティファニアちゃんもお仕事してみる?」
「お仕事、ですか?」
「そうよ。とはいっても、お客さんにおしぼりを渡したりテーブルを拭いたり、そんな簡単なものなんだけどね」
「へぇ……。どんな感じなんですか?」
「やってみる?」
そう言ってクロエが手招きをする。それに誘われるように彼女は席に向かった。
♦
ゴルディに連れられてやってきたのはマクドウェル邸だった。屋敷の前には大きな噴水があり、その周りを多くの人が集まっている。
「おい、行くぞ」
「ああ」
二人は門番に声をかけてから中に入る。そして玄関に向かうと、そこには既に多くの人が集まっており、皆一様に黒いスーツやドレスに身を包んでいる。当たり前だ、現マクドウェルファミリーの会長の告別式なのだから。
二人は人混みの中を通り抜けていく。そして壇上に上がると、そこには既に会長の息子であるハリオ・マクドウェルの姿があった。
「来たか」
「ああ」
ゴルディとマクドウェルは視線を合わせる。しかし、お互いにそれ以上は何も言わず、ただ無言で視線を交わし続けるだけだった。
「ではこれより、マクドウェル会長の告別式を始めます」
司会の声が響き渡り、会場が静まり返る。そして厳かな音楽が流れ始めた。0
「まず始めに、故人であるマクドウェル会長の経歴を簡単に説明させていただきます」
壇上のスクリーンに写真が映し出される。そこに写っていたのはまだ若かりし頃のマクドウェル会長だった。
「マクドウェル会長は商戦で勝利し、若くしてマクドウェルファミリーという組織を纏め上げた方でした。その後、彼はいくつもの事業を起こし、大きな利益を上げました」
「へぇ……。あの爺さん、若い頃は結構やり手の経営者だったんだな」
マクドウェルファミリーは代々商戦で勝利した者がファミリーのボスになり、血族に頼らずに優秀な者が率いる一族だ。つまり、歴代のボスたちは全員優秀であり、その能力を持ってこの商会を大きくしてきたのだ。
会長はマクドウェルファミリーの子供として生まれ、商戦で勝利してマクドウェルの優秀さを示して見せた男だった。そんな彼だったが、ある時病で倒れた。そして、その身体は日に日に弱っていった。
「彼は後継者を決めないままこの世を去りました。そして行われたのが今回の商戦です」
「……ふん。あの爺さんも面倒なことをしたもんだな」
「まったくだ」
ゴルディの言葉に同意するように呟くと、ハリオが鋭い視線を向けた。
「お前もそう思うか?」
「まあね。そもそもこの商戦はマクドウェルの優秀さを示すために行われるものだ。お前たちのような有象無象の者を蹴散らしてこそ、その価値があるというものだろう?」
「そうだ。だからこそ俺は、この商戦を絶対に負けられないと思っている」
「私も同じ気持ちだよ。だから私はここにきた」
ゴルディの言葉にハリオはニヤリと笑う。そして視線を横に滑らせると、一人の老人が立っていることに気がついた。
「あれは……?」
「ああ、あいつは俺の教育係だ。ゼノっていう爺さんでな、俺と一緒に今回参加してるんだ」
「ゼノ……?」
ハリオはゼノに鋭い視線を向ける。ハウンドはマクドウェルにとって大切な懐刀であり、小物の組織だけではなくマクドウェルファミリーを除く三大マフィアと対立するにあたって大切な駒だ。だからハウンドの存在くらいはハリオも認識してはいるが、その中でもゼノという老人は最も重宝される存在だと言ってもいいだろう。
だが。
「驚いたな。てっきりナナシを連れてくるのかと思っていたが」
「どうしてナナシを連れてこないといけないんだ?」
「だって、彼が幹部の中では最年長なんだろう?なら、ナナシの方が適任じゃないか」
ゼノは金髪に金色の髭を生やした、如何にも若々しい男だ。それでもある程度の年なのだろう、顔に皺はあるが、その肉体は鋼のように鍛え上げられている。
だからハリオはゼノの方がナナシよりも年下だと判断したのだろう。そのハリオの言葉にゴルディは吹き出し、ゼノも苦笑いを浮かべた。
「なにがおかしいんだ?」
その態度にハリオは不機嫌になるが。
「おいおい、ナナシのほうが年下だぜ?ナナシは自分のことを『爺さん』なんて呼んでるけどよ、まだ53歳なんだ。んでもって、ゼノはもう68歳。ゼノの方が圧倒的に年上じゃねえか」
「なに?それは本当なのか?とてもそうは見えないが……」
「嘘だと思うなら本人に聞いてみな。まあ、あいつは自分が老歴に見えるようにしているからな。なにせあの白髪だ。若く見えるようにするのは無理がある」
「なるほど……」
ハリオは納得すると、もう一度ゼノを見た。そして彼の表情を見て、思わず息を飲む。
なぜなら、いつも冷たい目をしている老人が、今はまるで少年のような笑みを浮かべていたからだ……。
「……それで、これからどうするんだ?」
「ん?ああ、とりあえず適当に時間を潰してから帰るつもりだ」
「ほう……。なら、一緒に食事でもどうだい?」
「悪いが遠慮しておく。今日は大切な客人をもてなさなけりゃいけないからな」
ゴルディはティファニアのことを思い出しながらそう言った。ティファニアの面倒はまあ、ゼノに押し付けるとしても。彼女をどうするかの処遇は決めなくてはならないだろう。なにせゼノは『ナナシに任せる』と言ったのだ。彼女もカジノの大切なメンバーになるかもしれないのだから。
「……分かった。また今度誘わせてもらうよ」
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