9 / 43
アラフィフ暗殺者、異世界転生を果たす
8,商戦〈後編〉
しおりを挟む
「それで?結局どんな商売をするんだ?」
ナナシが問いかけるとゴルディは不敵に笑った。
「よく聞いてくれたな!」
そう言ってホワイトボードに書き込んでいく。その内容は非常にシンプルなものだった。
『マクドウェルファミリーの商品を販売します!』と書かれていただけだったからだ。これには他の者たちも困惑するしかないだろう。
「ゴルディ……。あんた馬鹿なの?」
クロエが軽蔑するような目つきで言うと、ゴルディは慌てて弁解する。
「いやいやいやいや!ちゃんと理由があってだな!まず、俺たちは表の世界で知名度が低いだろ?だから、表の世界でも通用するような商品を作らないといけないんだ!」
「なるほどね。でも、そんな都合の良いものがあるのかい?」
「ああ、あるぜ!」
ゴルディは自信満々とばかりに胸を張る。
「まず、俺たちはマクドウェルファミリーの商品を販売する。そして、同時に俺たちの商品も販売する」
「なるほど。つまり、俺たちの商品を表の世界に流通させるわけか」
「そういうことさ」
カロンの言葉にゴルディは満足げにうなずく。だが、すぐに疑問の声が上がる。
「でもよぉ、俺たちの商品って何を売るんだよ?表の世界で有名なブランドなんてないだろ?」
「そうだね。私たちの組織は表の世界では無名もいいところだ」
「まあ、そうだろうな。でも、俺たちにはハウンドっていう名前があるだろ?」
ゴルディはそう言いながらホワイトボートに文字を書く。そこには『ハウンド』と大きく書かれており、その下には『ドラッグ』と小さく書かれている。
「……おい、ゴルディ。まさかお前」
カロンが冷や汗を流しながら呟く。ゴルディは大きくうなずいて答えを返した。
「そうだ。お前たちが売るのは『麻薬』だ」
『麻薬』という単語が出た途端、室内の雰囲気が変わる。今まで和やかに話していた空気から一転して張り詰めた緊張感に包まれていた。
「……正気なの?」
クロエが真剣な表情で尋ねるとゴルディは肩をすくめた。
「残念ながら大真面目だね」
「麻薬が非合法な品物だって理解してるの?」
「もちろんさ。だけど、今の世の中は金がすべてなのさ。どれだけ綺麗事を並べようが、最終的に勝つのは金持ちなんだ。そして、俺は金持ちになりてぇ。そのためには手段を選んではいられない」
「それはわかるよ。だけど、今回の商戦では非合法な物は商品にできないはずだ。つまり、私たちは違法薬物を扱うことはできないはずじゃないかな?」
ナナシが指摘するとゴルディはニヤリと笑う。
「確かにな。だが、俺はルールを破ろうとしてるわけじゃない。合法的に売るんだよ。つまり、俺たちが扱うのは『薬事法』ってわけだ」
ゴルディの発言を聞いてナナシは納得する。
「なぁるほどねぇ。つまり、私たちが売るものは『医薬品』ってわけか」
「そういうことだ。まあ、『麻薬』も『医薬品』の一種ってことにすれば問題なく販売できるだろう。それに、この世界で一番有名な製薬会社といえばマクドウェルグループだ。俺たちが売っても違和感がないってことだ」
「ふむ……。確かに理屈は通っているねぇ」
ナナシはそう言いながらも少し不満だった。なぜなら『麻薬』は『医薬品』ではないとナナシは考えているからである。
「ちなみに聞くんだけど、君はどうやって麻薬を作るつもりなのかな?」
「そりゃあ当然だろ?既存の麻薬を買うのさ」
「……は?」
「だから、既存の麻薬を買ってきてそれを元に新しい薬品を作って売り出すのよ」
「いやいやいやいや!ちょっと待ってよ!それじゃあ、ただの転売でしょ!?」
「ああ、もちろんそれだけじゃねえよ。俺たちは独自のルートで麻薬の売買もするつもりだ」
ゴルディは得意げに語る。全員の視線がゴルディに集まる中、彼は堂々と宣言するのであった。
「俺たちハウンドは『マフィアの密売人(マーフイ・ディーラー)』になる!」
ゴルディがそう言うとハウンドのメンバーたちは沈黙してしまう。だが、しばらくしてカロンが口を開いた。
「い、いやいやいやいや!!ちょっと待てよ!?」
「なんだよ?なんか文句でもあるのか?」
「あるに決まってんだろうが!!」
そう言うとカロンは勢いよく立ち上がる。
「いいか、ゴルディ!!俺らは裏社会で生きる人間だ!つまり、俺らのやることはいつだって汚ねぇことだ!それが犯罪行為だってことはわかってるだろ!?」
「だからどうした?」
「だからどうしたって……。お前、ふざけてんの?」
カロンが怒りの形相で睨みつけるが、ゴルディは気にした様子もなく答える。
「別にふざけてねぇよ。それに、お前だって薄々気づいているんだろ?このままじゃダメだってよ」
「……」
カロンは黙り込む。ゴルディの言っていることが図星だからだ。
「俺たちはもう限界だ。この組織はいずれ崩壊する。それは、俺たちが弱いからだ。俺たちは強い組織にならなければならない。だから、俺たちは変わらなくてはならないんだ!」
ゴルディは熱っぽく語り続けるが、他のメンバーは冷め切った目で見つめている。
「ゴルディ……。あんた、自分が何を言ってるのかわかっているの?」
「もちろんだとも。それに、これは必要なことなんだ」
「必要?いったいどういう意味だい?」
「この組織を大きくするためには、俺たちは表の世界に打って出る必要がある。だから、この機会を逃すわけにはいかないんだ」
ゴルディの熱意に他のメンバーは圧倒される。だが、ナナシだけは冷静にゴルディを観察し続けていた。
(この男は本心からこの組織を変えようとしている。しかし、なぜそこまで必死になれる?)
ナナシがゴルディを見ていることに気づいたゴルディは笑顔を浮かべる。
「どうした?俺の顔に見惚れたか?」
「まあ、そういうことで良いんじゃないかな?」
ナナシは適当にはぐらかすとゴルディはつまらなさそうな顔になった。
「ちっ……。つまんねえな」
「それで、話を戻すけど……。君は本当にこの組織のことを考えているのかい?」
「当たり前だろ?」
「へぇ、それじゃあ聞かせてもらおうかな?君が本当に守りたいものは何なんだい?」
「俺が本当に守るべきは家族さ」
ゴルディは即答した。その言葉にナナシは目を開く。
(こいつは本気で言っている……。嘘偽りのない言葉を……。そして、その想いは本物だ)
ナナシはゴルディのことを完全に信用することはできない。それでも、彼のことを嫌いになれなかった。
「わかったよ。君の覚悟は伝わった。私も協力しよう」
「……ゴルディ。ふざけているのか?」
ゼノが冷ややかな目でゴルディを見るが、ゴルディは動じることなく反論する。
「ふざけてなんかない!俺はマジだよ!」
「ならば、貴様が今言ったことはすべて戯言だというわけだな?」
「違う!」
「ほう?何が違うのだ?」
ゼノが問い詰めるとゴルディは真剣な表情を浮かべた。
「俺はハウンドのボスだ。そして、ハウンドはファミリーだ。ファミリーを守るのはリーダーである俺の仕事だ!」
「なるほど……。つまり、ファミリーのためにファミリーを切り捨てるというわけか?」
「そうだ」
「……」
ゼノは無言のままゴルディをじっと見据える。ゴルディも負けずに目を逸らすことなくゼノの瞳をまっすぐ見続けた。しばらくの静寂の後、先に折れたのはゼノの方だった。溜息をつくと静かに呟く。
「好きにしろ……。私はお前の補佐役だ……。お前の決めたことに従おう」
ナナシが問いかけるとゴルディは不敵に笑った。
「よく聞いてくれたな!」
そう言ってホワイトボードに書き込んでいく。その内容は非常にシンプルなものだった。
『マクドウェルファミリーの商品を販売します!』と書かれていただけだったからだ。これには他の者たちも困惑するしかないだろう。
「ゴルディ……。あんた馬鹿なの?」
クロエが軽蔑するような目つきで言うと、ゴルディは慌てて弁解する。
「いやいやいやいや!ちゃんと理由があってだな!まず、俺たちは表の世界で知名度が低いだろ?だから、表の世界でも通用するような商品を作らないといけないんだ!」
「なるほどね。でも、そんな都合の良いものがあるのかい?」
「ああ、あるぜ!」
ゴルディは自信満々とばかりに胸を張る。
「まず、俺たちはマクドウェルファミリーの商品を販売する。そして、同時に俺たちの商品も販売する」
「なるほど。つまり、俺たちの商品を表の世界に流通させるわけか」
「そういうことさ」
カロンの言葉にゴルディは満足げにうなずく。だが、すぐに疑問の声が上がる。
「でもよぉ、俺たちの商品って何を売るんだよ?表の世界で有名なブランドなんてないだろ?」
「そうだね。私たちの組織は表の世界では無名もいいところだ」
「まあ、そうだろうな。でも、俺たちにはハウンドっていう名前があるだろ?」
ゴルディはそう言いながらホワイトボートに文字を書く。そこには『ハウンド』と大きく書かれており、その下には『ドラッグ』と小さく書かれている。
「……おい、ゴルディ。まさかお前」
カロンが冷や汗を流しながら呟く。ゴルディは大きくうなずいて答えを返した。
「そうだ。お前たちが売るのは『麻薬』だ」
『麻薬』という単語が出た途端、室内の雰囲気が変わる。今まで和やかに話していた空気から一転して張り詰めた緊張感に包まれていた。
「……正気なの?」
クロエが真剣な表情で尋ねるとゴルディは肩をすくめた。
「残念ながら大真面目だね」
「麻薬が非合法な品物だって理解してるの?」
「もちろんさ。だけど、今の世の中は金がすべてなのさ。どれだけ綺麗事を並べようが、最終的に勝つのは金持ちなんだ。そして、俺は金持ちになりてぇ。そのためには手段を選んではいられない」
「それはわかるよ。だけど、今回の商戦では非合法な物は商品にできないはずだ。つまり、私たちは違法薬物を扱うことはできないはずじゃないかな?」
ナナシが指摘するとゴルディはニヤリと笑う。
「確かにな。だが、俺はルールを破ろうとしてるわけじゃない。合法的に売るんだよ。つまり、俺たちが扱うのは『薬事法』ってわけだ」
ゴルディの発言を聞いてナナシは納得する。
「なぁるほどねぇ。つまり、私たちが売るものは『医薬品』ってわけか」
「そういうことだ。まあ、『麻薬』も『医薬品』の一種ってことにすれば問題なく販売できるだろう。それに、この世界で一番有名な製薬会社といえばマクドウェルグループだ。俺たちが売っても違和感がないってことだ」
「ふむ……。確かに理屈は通っているねぇ」
ナナシはそう言いながらも少し不満だった。なぜなら『麻薬』は『医薬品』ではないとナナシは考えているからである。
「ちなみに聞くんだけど、君はどうやって麻薬を作るつもりなのかな?」
「そりゃあ当然だろ?既存の麻薬を買うのさ」
「……は?」
「だから、既存の麻薬を買ってきてそれを元に新しい薬品を作って売り出すのよ」
「いやいやいやいや!ちょっと待ってよ!それじゃあ、ただの転売でしょ!?」
「ああ、もちろんそれだけじゃねえよ。俺たちは独自のルートで麻薬の売買もするつもりだ」
ゴルディは得意げに語る。全員の視線がゴルディに集まる中、彼は堂々と宣言するのであった。
「俺たちハウンドは『マフィアの密売人(マーフイ・ディーラー)』になる!」
ゴルディがそう言うとハウンドのメンバーたちは沈黙してしまう。だが、しばらくしてカロンが口を開いた。
「い、いやいやいやいや!!ちょっと待てよ!?」
「なんだよ?なんか文句でもあるのか?」
「あるに決まってんだろうが!!」
そう言うとカロンは勢いよく立ち上がる。
「いいか、ゴルディ!!俺らは裏社会で生きる人間だ!つまり、俺らのやることはいつだって汚ねぇことだ!それが犯罪行為だってことはわかってるだろ!?」
「だからどうした?」
「だからどうしたって……。お前、ふざけてんの?」
カロンが怒りの形相で睨みつけるが、ゴルディは気にした様子もなく答える。
「別にふざけてねぇよ。それに、お前だって薄々気づいているんだろ?このままじゃダメだってよ」
「……」
カロンは黙り込む。ゴルディの言っていることが図星だからだ。
「俺たちはもう限界だ。この組織はいずれ崩壊する。それは、俺たちが弱いからだ。俺たちは強い組織にならなければならない。だから、俺たちは変わらなくてはならないんだ!」
ゴルディは熱っぽく語り続けるが、他のメンバーは冷め切った目で見つめている。
「ゴルディ……。あんた、自分が何を言ってるのかわかっているの?」
「もちろんだとも。それに、これは必要なことなんだ」
「必要?いったいどういう意味だい?」
「この組織を大きくするためには、俺たちは表の世界に打って出る必要がある。だから、この機会を逃すわけにはいかないんだ」
ゴルディの熱意に他のメンバーは圧倒される。だが、ナナシだけは冷静にゴルディを観察し続けていた。
(この男は本心からこの組織を変えようとしている。しかし、なぜそこまで必死になれる?)
ナナシがゴルディを見ていることに気づいたゴルディは笑顔を浮かべる。
「どうした?俺の顔に見惚れたか?」
「まあ、そういうことで良いんじゃないかな?」
ナナシは適当にはぐらかすとゴルディはつまらなさそうな顔になった。
「ちっ……。つまんねえな」
「それで、話を戻すけど……。君は本当にこの組織のことを考えているのかい?」
「当たり前だろ?」
「へぇ、それじゃあ聞かせてもらおうかな?君が本当に守りたいものは何なんだい?」
「俺が本当に守るべきは家族さ」
ゴルディは即答した。その言葉にナナシは目を開く。
(こいつは本気で言っている……。嘘偽りのない言葉を……。そして、その想いは本物だ)
ナナシはゴルディのことを完全に信用することはできない。それでも、彼のことを嫌いになれなかった。
「わかったよ。君の覚悟は伝わった。私も協力しよう」
「……ゴルディ。ふざけているのか?」
ゼノが冷ややかな目でゴルディを見るが、ゴルディは動じることなく反論する。
「ふざけてなんかない!俺はマジだよ!」
「ならば、貴様が今言ったことはすべて戯言だというわけだな?」
「違う!」
「ほう?何が違うのだ?」
ゼノが問い詰めるとゴルディは真剣な表情を浮かべた。
「俺はハウンドのボスだ。そして、ハウンドはファミリーだ。ファミリーを守るのはリーダーである俺の仕事だ!」
「なるほど……。つまり、ファミリーのためにファミリーを切り捨てるというわけか?」
「そうだ」
「……」
ゼノは無言のままゴルディをじっと見据える。ゴルディも負けずに目を逸らすことなくゼノの瞳をまっすぐ見続けた。しばらくの静寂の後、先に折れたのはゼノの方だった。溜息をつくと静かに呟く。
「好きにしろ……。私はお前の補佐役だ……。お前の決めたことに従おう」
0
お気に入りに追加
31
あなたにおすすめの小説
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
地獄の手違いで殺されてしまったが、閻魔大王が愛猫と一緒にネット環境付きで異世界転生させてくれました。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作、面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
高橋翔は地獄の官吏のミスで寿命でもないのに殺されてしまった。だが流石に地獄の十王達だった。配下の失敗にいち早く気付き、本来なら地獄の泰広王(不動明王)だけが初七日に審理する場に、十王全員が勢揃いして善後策を協議する事になった。だが、流石の十王達でも、配下の失敗に気がつくのに六日掛かっていた、高橋翔の身体は既に焼かれて灰となっていた。高橋翔は閻魔大王たちを相手に交渉した。現世で残されていた寿命を異世界で全うさせてくれる事。どのような異世界であろうと、異世界間ネットスーパーを利用して元の生活水準を保証してくれる事。死ぬまでに得ていた貯金と家屋敷、死亡保険金を保証して異世界で使えるようにする事。更には異世界に行く前に地獄で鍛錬させてもらう事まで要求し、権利を勝ち取った。そのお陰で異世界では楽々に生きる事ができた。
好色一代勇者 〜ナンパ師勇者は、ハッタリと機転で窮地を切り抜ける!〜(アルファポリス版)
朽縄咲良
ファンタジー
【HJ小説大賞2020後期1次選考通過作品(ノベルアッププラスにて)】
バルサ王国首都チュプリの夜の街を闊歩する、自称「天下無敵の色事師」ジャスミンが、自分の下半身の不始末から招いたピンチ。その危地を救ってくれたラバッテリア教の大教主に誘われ、神殿の下働きとして身を隠す。
それと同じ頃、バルサ王国東端のダリア山では、最近メキメキと発展し、王国の平和を脅かすダリア傭兵団と、王国最強のワイマーレ騎士団が激突する。
ワイマーレ騎士団の圧勝かと思われたその時、ダリア傭兵団団長シュダと、謎の老女が戦場に現れ――。
ジャスミンは、口先とハッタリと機転で、一筋縄ではいかない状況を飄々と渡り歩いていく――!
天下無敵の色事師ジャスミン。
新米神官パーム。
傭兵ヒース。
ダリア傭兵団団長シュダ。
銀の死神ゼラ。
復讐者アザレア。
…………
様々な人物が、徐々に絡まり、収束する……
壮大(?)なハイファンタジー!
*表紙イラストは、澄石アラン様から頂きました! ありがとうございます!
・小説家になろう、ノベルアッププラスにも掲載しております(一部加筆・補筆あり)。
きのまま錬金!1から錬金術士めざします!
ワイムムワイ
ファンタジー
森の中。瀕死の状態で転生し目覚めた男は、両親を亡くし親戚もいない少女に命を救われた。そして、今度はその少女を助けるために男が立ち上がる。
これはそんな話。
※[小説家になろう]で書いてた物をこちらにも投稿してみました。現在、[小説家になろう]と同時に投稿をしています。いいなと思われたら、お気に入り等してくれると嬉しくなるので良ければお願いします~。
※※2021/2/01 頑張って表紙を作ったので追加しました!それに伴いタイトルの【生活】部分無くしました。
STATUS
項目 / 低☆☆☆☆☆<★★★★★高
日常系 /★★★☆☆ |コメディ /★★☆☆☆
戦闘 /★★☆☆☆ |ハーレム /★★☆☆☆
ほっこり /★★☆☆☆ | えぐみ /★★☆☆☆
しぶみ /★★☆☆☆
世界設定 /有or無
魔力 /有 | 使い魔/有
魔法 /無 | 亜人 /有
魔道具/有 | 魔獣 /有
機械 /無 |ドラゴン/有
戦争 /有 | 勇者 /無
宇宙人/無 | 魔王 /無
主人公設定
異世界転生 | 弱い
なぜかモテる | 人の話が聞けます
※これはあくまでも10/23の時のつもりであり、途中で話が変わる事や読んでみたら話が違うじゃないか!等もありえるので参考程度に。
この話の中では、錬金術師ではなく錬金術士という事にして話を進めています。
獣王国の外交官~獣人族に救われた俺は、狂狼の異名を持つ最強の相棒と共に、人間至上主義に喧嘩を売る!~
新橋 薫
ファンタジー
とある王国の文官、レイモンド・ベイリーはベイリー家という人間の貴族の三男で――転生者だった。
ある日。獣王国の侵攻によって、レイモンドが所属している王国は滅亡の危機に陥いる。
レイモンドは国王の側近の一人である、今世の父親からの命令……という名の脅迫により、外交官として獣人族との交渉を押し付けられてしまった。
記念すべき初外交が、超ハードモード&無理ゲーとなってしまったレイモンド。
そんな彼は、狂狼の異名を持つ狼の獣人、アドルフと運命の出会いを果たす。
獣人族に救われた主人公は、獣人、魚人、鳥人、魔族……果ては神とその眷属と絆を結び、やがて強大な敵――人間至上主義を掲げる邪宗との戦いに、身を投じることになる。
これは、一人の人間と異種族。そして、そんな彼らを守護する神とその眷属が――人間至上主義と、人間を愛する神に全力で抗う物語だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※タイトルとあらすじを変更しました!旧タイトル「獣王国の外交官~狂狼の異名を持つ心友と共に~」
★感想募集中!一言でも構いませんので、コメントを頂けると嬉しいです!
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる