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黒岩大吾

多人数プレイ

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光輝から説教を受けてから三日。大吾はまじめに柔道の授業をしていた。
「それでは今日の授業を終わる」
今までのセクハラがなりをひそめ、まじめに授業をする大吾に生徒たちは。
(((((何があったんだ?)))))
と首をかしげていた。
「どうしたんだろう、今日の大吾先生?」
「さあ。お腹でも痛いんじゃない?」
「こないだ光輝にぼこされたのでこりたんだろ?」
生徒たちは好き勝手なことを言っていた。
「ああ、それから光輝……いや、紀ノ國は残ってくれ。少し話がある」
大吾の言葉に生徒たちはぎょっとする。前回の柔道の授業で光輝が大吾をぼこぼこにした光景を目の当たりにしているのだ。その仕返しだと思われても仕方がないだろう。「わかりました」
しかし当の本人である光輝はまったく気にしていない様子だった。むしろどこか嬉しそうですらある。
「……なんだろうね? 光輝君だけ残るなんて」
「さあ。何か悪いことでもしてたんじゃない?」
「……そんなわけないと思うけど……」
などと生徒の間で憶測が飛び交う中、光輝だけが柔道場に残り大吾と対面する。
「その……光輝。この間はすまなかった!」
大吾は深々と頭を下げる。
「俺が言うのもなんだけど、けがはなかったか!?」
大吾は光輝をリンチしたのだ。あの時光輝はぼろぼろで歩くことすらままならなかったのにも関わらず、大吾はそれを置き去りにしてしまったのだ。気にするな、という方が無理である。
だが光輝は小さく笑い。
「大丈夫だ。あの程度なら問題ねえさ。なんていったって俺はプロレスラーを目指してるんだからな」
そう言って力こぶを作って見せる。
「そ、そうなのか? それはよかった……。じゃなくて! 本当に悪かった!!」
「もういいよ。それにあれはあんたが一方的に悪いわけじゃないしな」
「え?」
「まあそんなことはいいじゃねえか。それに、あんたは柔道部員たちにもちゃんと謝ったんだろ?みんな驚いてたぜ」「それはそうなんだが……」
「だからいいんだよ。……でもさ、そんなに気にするなら俺の頼みを一つ聞いてほしいんだ」
「なんだ? できることならなんでもやるぞ」
大吾が即答すると光輝は満面の笑みを浮かべて言った。
「今度一緒に行ってもらいたいところがあるんだよ」「どこにだ?」
「それは秘密。でも、先生が嬉しい場所だってことだけは保証するぜ」
「……よくわからないがわかった。それでお前が喜ぶんならどこへでも行こうじゃないか」
「ありがとう先生! 約束だぜ!」
こうして、光輝と大吾の間には奇妙な友情が生まれたのであった。
数日後。光輝に連れられてやってきたのはいかにも金持ちが住んでいそうなマンションだった。
「なんだ?ここ。……ひょっとしてAVの撮影をやるから俺に出演してくれとかそういう話じゃないよな?」
「んなわけねえだろ。まあ、行ってみればわかるって」
光輝はインターホンを鳴らす。するとすぐに返事が返ってきた。
『はい』
「俺だよ俺。開けてくれ」
『オレオレ詐欺は間に合ってます』
「ふざけんな。俺だよ俺。紀ノ國光輝だ」
『……ああ、君か。今ロックを外すから待っていてくれ』
そして数分後、エントランスの鍵が開かれた。光輝に続いて大吾もその建物に入る。エレベーターに乗り最上階まで昇るとそこには一枚の扉があった。
「ここに誰が住んでいるのか知ってるか?」
「いや、知らないけど」
「そうか。それじゃあ驚くだろうな」
にやにやと笑いながら光輝がチャイムを鳴らす。
「やあ、久しぶりだね」
中から出てきたのは一人の青年だった。渋い顔立ちに筋骨たくましい体つき。見るからに強そうだ。
「今日はお客さんを連れて来たぜ」
「ほう、誰だい?」
「この人さ」
光輝の紹介を受けた大吾は呆然としてる。
「隼人……?どうしてお前が……」
「お前こそ、どうして……」
そこにいるのは獅子王隼人だ。五年前に柔道で金メダルを獲得した人物。だが、大吾にとってはそれ以上に大切な人物だ。なぜなら隼人は高校時代に同じ柔道部に所属しており、切磋琢磨しあった好敵手であり、親友であり。そして今は、はるか高みへと上り詰めその背中すら見えなくなってしまった人物なのだから。
「大吾!久しぶりだな!!」
どうしていいかわからず立ち尽くしている大吾に、隼人は抱き着くとその巨体を抱きしめる。
「元気にしてたか!?」
「あ、ああ……」
「お前に会いたかったぞおおおお!!!」
そう叫ぶと隼人は感極まったように涙を流し始めた。そしてその手は大吾の尻に伸びていく。
「ちょ、ちょっと待て!! なんで俺のケツを触っているんだ!」
「何を言うか。男同士なら当然のことではないか」
「そ、そうなの……か?」
大吾にはわからない。しかし、隼人が言っていることが嘘ではないということは直感的に理解できた。
(確かに言われてみると当たり前のような気もするな……。それにしてもまさかこんなところで会うなんてな)
「いやいや、んなわけねえから!大吾先生も信じてるんじゃねえよ!」
二人の世界に入り込んでいた大吾と隼人だったが、そこで光輝のツッコミが入る。
「そういえば、君たちはどういう関係なんだい?」
ひとまず落ち着いたあと、リビングにて三人はお茶を飲みながら話をすることになった。
「俺は光輝のいるO大学で柔道の授業を教えてるんだよ。んで、どうして隼人は光輝と知り合いなんだ?」
「まあ、色々とあってね。今は光輝君に柔道を教えているんだ」
「金メダリストに教わってるのか!そりゃあ強いわけだな!」
「おい、あんまり持ち上げないでくれよ。照れるじゃねえか」
「何を言ってるんだ。あの時だってお前は……」
「ストップ。それは言わない約束だろ?」
「すまん。つい興奮して……」
「あの時?いったいなにがあったんだ?」
「…………」
大吾はためらいを見せたが。やがて意を決したように語り始める。
「俺が光輝に授業中にセクハラを働いたらぼこぼこにされてな。腹いせにリンチしたんだよ」
「ほう。そんなことがあったんだな」
「でも、あれ俺が悪いんだ。あんなことしたらそうなる、ってことくらいはわかってたからな。最初は素直にやられるつもりだったんだけどよ。でも、大吾先生が隼人さんの親友だってわかったら、なんか無性に腹が立って……」
「今の俺は隼人にも高校時代の俺にも顔見せできない、なんて言われたよな。……すまなかった」
大吾は再び頭を下げる。
「もういいさ。それに俺も少しやりすぎたしな。お互い様さ」
「いや、でも」
「それよりも、だ」
光輝は大吾の言葉を遮り言う。
「せっかくこうして親友同士また会えたんだしさ。色々と積もる話もあるだろうから俺はこれで……」
「親友だったのなんて、高校時代の話だ」
光輝が立ち上がり部屋を出て行こうとするが、それを大吾が止める。
「え?」
「俺は事故で柔道をやめちまったし、隼人は柔道の金メダリストだ。住む世界が違うんだよ」「大吾……何を言ってるんだ?」
「だから、俺たちはもう赤の他人なんだ。お前も俺のことは忘れろ。いいな?」
「……ふざけるなよ!」
「あ?」
「ふざけるな、と言ったんだ!なにが金メダリストだ!なにが住む世界が違う、だ!来い、大吾!お前に見せたいものがある!」
「おっ、おい!なんだよ急に!」
隼人は立ち上がり、無理やり大吾を連れて歩く。隼人がドアを開けると、そこに広がっていたのは。様々なトレーニングマシンの並ぶスポーツジム顔負けの部屋だ。
「すげえな。さすが金メダリスト様、ストイックすぎるわ……」
「そんなものはどうでもいい!これを見ろ!!」
「……これ!」
隼人が指さしたのは一枚の写真だ。写真とはいっても大きく引き伸ばされており、額縁に入れられている。いかにもそれが大切なものであるということがわかる。そして、その中心にいる人物こそが隼人だ。その周りには共に青春を送った柔道部員たちが。そしてなにより、隼人の肩を抱いた大吾の姿が映っている。
「あの時の……全国大会で優勝した時の写真だ。あの時代こそ、私が生きてきた中で最も輝いていた瞬間だった。あの時は共に歩む仲間がいた。そして大吾、なによりお前がともにいてくれたじゃないか!そして、光輝君がまたこうやってお前と出会わせてくれた。なのに!!お前は、私に!!お前と共にいることをあきらめろと、そう言いたいのか!?」
隼人の目からは涙が流れている。だが、それでもその目には怒りの色が見える。
「いや、そういうわけじゃなくてだな……」
「ならばどういうわけだというのだ!」
「いや、ほら、俺はもう教師だし?昔みたいに自由に動けないし?」
「なら、私のところにくればいい!お前の好きなことを教えてやる!」
「いや、でも……」
「大吾先生……」
戸惑う大吾に光輝が話しかける。
「大吾先生はさ、本当は隼人さんのことが大好きなんじゃないのか?」
「なっ!?」
「だってそうだろ?大吾先生はずっと隼人さんを目標にしてきたんだ。それこそ、隼人さんが金メダルを取った日は嬉しくて眠れなかったくらいに」
「それは……」
「そうなのか!?」
隼人の顔がぱあっ、と明るくなる。
「いや、その……」
「そうなんだな!!」
「……はい」
大吾が観念したように認めると、隼人は大吾に抱き着いた。「私も大好きだぞ!大吾おおお!」
「ちょ、ちょっと待ってくれ!苦しい!」
「あ、ああ!すまなかったな!」
「まったく……」
大吾は苦笑いを浮かべる。しかし、どこかうれしそうな表情をしていた。
「大吾!私にはな、お前が努力していることくらいわかるんだ!だって、見てみろこの体!33歳にもなって贅肉の一切ない肉体美!昔は小さかった胸だって、今はこんなに膨らんでいるんだ!」
「おっ、おい!どこ触ってるんだ!?」
隼人は大吾の体をぺたぺたとさわっていく。筋肉で膨らんでいる胸を揉んだり、腹筋をなぞったり。
「ははは!私はお前の体が好きだ!だから、もっと自信を持て!」
「お、おう……」
「おいおい、大吾先生。顔真っ赤じゃねえか」
「うるさい……」
「まあ、こっちのほうは成長していないみたいだけどな」
隼人は大吾の股間をつかむ。
「おい、やめろって!」
「いいじゃないか。私は君に処女を奪われたんだぞ?今度は君の番だ」
「そ、それは昔の話で!」
「それに、君はセクハラ教師なんだろう?だったら私にセクハラしないか!ほら、金メダリストの肉体がここにあるんだぞ?好き放題していいんだぞ?」
隼人は自分の胸を持ち上げたり、尻を振ったりする。その姿はとてもエロティックだった。
「隼人さん……」
「光輝君もどうだ?私の体はなかなかのものだろう?」
「はい……」
「光輝!?」
「大吾さん。男同士の友情も大事ですけどね……。時には欲望に身を任せるっていうことも必要なんですよ」
「なに言ってるんだよ……」
「大吾!ほら、来いよ!」
「……」
大吾はしばらく悩んでいたが、やがて覚悟を決めたような顔をすると、隼人の肩をつかみベッドへと押し倒す。
「きゃっ」
「……」
「大吾……」
大吾は無言のまま隼人の服を脱がせていく。隼人は抵抗することなく、むしろ期待するようなまなざしを向けている。
「隼人……俺はお前のことが……」
「ん?」
「俺はお前のことが……ずっと前から好きでした!!!」
「ええええええ!?」
「なんだよ、不満なのか?」
「いや、そうではないのだが……まさかそんな答えが来るとは思わなくてな……」
「でも、俺はお前のことが好きだよ。今も、昔も」
「大吾……」
二人はそのまま唇を重ねようとするが。そこで、大吾は動きを止める。
「なあ、隼人。お前は俺の教え子と付き合っているのか?」
「え?」
「いや、さっき光輝のことを『光輝くん』と呼んでいたからさ。てっきりそうなのかと思って」
「えっと……その……付き合っているわけではないんだが……好きだというかなんというか……」「はっきりしろよ」
「好きだ!」
「ふーん」
大吾は光輝を見る。光輝はただ笑っているだけだ。
「なあ、光輝」
「なんだ?」
「お前、隼人と付き合いたいか?」
「いや、別に」
「即答!?」
「俺はほら、気が多い方だから。一人の人と長く付き合うとか苦手なんだよ」
「はは、なんだよそれ」
「それに、隼人さんには大吾先生がいるだろ?」
「い、いや、あれは言葉のあやというか、その……」
「隼人先生はどうしたいんです?」
「私は……その……できれば大吾と……光輝君と三人で仲良くできたら……なんて思っていたんだが……」
「じゃあ、決まりですね」
光輝は服を脱ぎ始める。「お、おい!何をしているんだ!?」
「何って、セックスですよ。せっかく三人いるんだから、みんなで楽しみましょうよ」
「いや、でも……」
「大丈夫だ。私たちは大人だし、私は光輝君ともうセックスしているんだ。光輝君は優しいし、きっと気持ちよくしてくれるぞ?」
「いや、でも……」
「それとも、大吾先生がします?」
「それは……」
「さあさあ、遠慮せずに」
光輝は隼人を押し倒し、キスをする。隼人は一瞬驚いた様子を見せたが、すぐに目を閉じ受け入れた。
「んちゅ、れろっ、ぷはぁ!すごい!これが大人のキスか!」
「隼人さん、もう濡れてるじゃないですか」
「だって、久々だから……」
「じゃあ、いきますよ」
「ああ……」
「ちょっと待ってくれ!俺も仲間に入れてくれよ!」
大吾もズボンとパンツを脱ぐと、二人の間に入る。そして、自分のモノを二人に握らせる。短小包茎だったそれは、むくむくと大きくなると倍以上の大きさになった。
「すごい……」
「大きい……」
「じゃあ、大吾。私の口の中に入れてもらえるかな?」
「ああ……」
大吾は隼人の頭を持ち上げると、ゆっくりと口に近づける。隼人は口を開け、大吾のモノを飲み込んでいく。
「ああ、隼人の口、すげぇあったかい……」
「どうだ?私の舌使いは」
「最高だぜ」
大吾は腰を振り始めた。隼人は大吾のものを吸い上げ、裏スジを舐める。隼人の頭を掴み、乱暴に動かしていた大吾だったが、次第に余裕がなくなっていく。
「ああ、イク!出すぞ!全部飲め!」
大吾は隼人の口から引き抜く。隼人の顔に精液がかかる。隼人は指でそれをすくいとると、ぺろりとなめ取った。
「大吾の味だ……」
「次は俺が隼人さんに入れる番だな!」「ああ、頼むぞ!」
「任せてくれ!」
光輝は隼人を四つん這いにする。隼人は尻を突き出し、光輝を受け入れる準備をしている。
「さすがにキツいな……」
「ゆっくり入れてくれ……」
光輝は少しずつ挿入していく。亀頭が入ってしまえばあとは簡単だった。
「隼人さんの中、すごく熱い……」
「んっ!動いてもいいぞ!」
光輝はピストン運動を始める。最初は苦しそうな表情をしていた隼人だが、徐々に快感を感じてきたようだ。
「あっ!いいぞ光輝君!」
「うっ、出る!!」
光輝は射精する。しかし、まだ元気だったようで、再び動き出した。
「いいぞ、もっとしてくれ!」
「わかりました!」
「おい、俺のことも忘れるなよ」
大吾は再び隼人の口の中に入れた。
「んっ!ごほっ!けほっ……」
「大丈夫か?」
「問題ない。それより、私にも出してくれ」
「ああ……」
大吾は隼人の口内に射精する。二回目だというのに、勢いは衰えていなかった。
「ふぅ……これで終わりか?」
「いえ、まだまだこれからです。隼人さん、大吾先生のアナルにいれてください。俺は大吾先生にフェラしますから」「わかった」
隼人は大吾の肛門に自分のモノを入れる。大吾は今まで感じたことの無い感覚に襲われ、体を震わせる。
「おお!大吾のケツマンコが締め付けてくる!これはすごいな!病みつきになりそうだ!」
「隼人のちんぽもすげえよ!俺のより断然でかいし、それに長い!」
「そうだろうそうだろう!さあ、光輝君!君も大吾のをくわえるといい!」
「はい!」
光輝も大吾のモノを口に含む。三人は同時に絶頂を迎えた。
「はぁ……はぁ……すごい……ケツとちんこ同時って……くせになるな、これ……」
「だな……」
「そうですね」
それからしばらくの間、三人は快楽におぼれた。
「はぁ~、気持ちよかったなぁ」
「ああ、本当に良かった。まさか大吾とこんな関係になれるとは思わなかったよ」
「俺もだ」
大吾と隼人は全裸のままベッドの上で抱き合っている。二人はお互いのことを愛おしそうに見つめている。
「ねえ、隼人さん。俺も仲間に入れてもらえませんか?」
「光輝君か……うん、もちろんだ」
「ありがとうございます」
光輝は隼人に抱き着き、キスをした。
こうして三人の夜は更けていく……。
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