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体育教師の敗北
体育教師の敗北
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地下闘技場というものをご存じだろうか?
どこぞの漫画のように、死刑囚たちが命を懸けて殺し合う。そんな野蛮なものたちの世界の話ではない。
いわゆる『表舞台』で戦うためには、まずはその経営を行う資金力。観戦しに来てくれる客たちを集める集客力。そして選手たちを売りにできる知名度。これらの物語ていないと経営を続けることは困難なのだ。
そして、それらのものが足りなければ表舞台に出てくることは難しい。だからこそ『地下』で活動するしかないのであり、いってしまえばインディーズとさして違いはない。
だが。青木翔太(あおきしょうた)が招待された地下闘技場はそういったものとも違っている。
そこはまるで豪奢なコロシアムのような世界だ。中央にプロレスのリングが存在しており、それをぐるりと囲むようにアリーナ席が作られている。そこにいる客たちは誰もかれもが高級そうなスーツやドレスを身に纏っている。
そう。ここは金持ちたちが娯楽として楽しむために作られた『地下闘技場』なのである。
「へえ。お前が今日の俺の対戦相手か」
目の前に立った男がにやりと笑う。男の名前は黒鉄竜也(くろがねりゅうや)。インディーズのプロレス団体に所属するレスラーであり、その実力は折り紙付きだ。
この地下闘技場のメインイベントに出場するほどの実力者であり、彼の試合を見ようとわざわざ足を運んだ客も多い。それほどまでに彼は人気のある選手だったのだ。
190センチの巨体に、隆々とした筋肉。男らしい顔立ちだが眼がくりりとしており、どこか可愛らしさを感じる。その肉体美は見事な物であり、こんな状況でなければ見惚れていたかもしれない。
そう。同じリングに立って戦うことになるというこの状況ではない限りは。
(怖い……もう帰りたい……)
思わず逃げ出したくなる気持ちを抑え込みながら、翔太は必死に笑顔を作る。ここで逃げたら元の世界に戻ることはできない。それはわかっていたからだ。
「はじめまして! 今日はよろしくお願いします!」
「おう。まあ、気楽にいこうぜ」
「はい! 頑張ります!!」
元気よく返事をする。すると男は満足げに笑った。
「それでは……試合をはじめてください」
レフェリーを務める初老の男性の言葉と共にゴングが鳴る。それと同時に男の体が膨れあがったように見えた。
「おぉおおおおおおッ!!!」
雄たけびを上げながら、男は突進してくる。
(早い!?)
咄嵯に身をかわすが間に合わない。脇腹に強い衝撃を受けると同時に視界が回転する。一瞬遅れて自分が吹き飛ばされていることを理解した。
痛い。呼吸ができない。ごろごろと転がりながらもなんとか受け身を取る。そのまま立ち上がることはできたものの、すぐに追撃が来た。今度は横から蹴りを叩き込まれる。
「ぐっ……」
「どうしたぁ!! こんなもんかよぉ!!」
何度も何度も蹴られる。必死になってガードするのだがその一撃一撃はあまりにも重い。徐々に体力を奪われていく。このままだとまずい。どうにかしようにも、どうすることもできない。
(くそっ……。なんで俺はこんなところにいるんだ……?)
そんなことを考えている間も攻撃は止まらない。もはや意識を保つことすら難しくなってきた。
「うわあああっ!!」
最後の力を振り絞り、拳を放つ。しかし、それもあっさりと避けられてしまう。そしてカウンター気味に強烈なフックを食らう。
しかし翔太の体が吹き飛ぶことはなかった。なぜなら、竜也に捕まえられているからである。
「おいおい、お前雑魚過ぎねえか?」
ベアハッグで捕まれてしまえば、鍛えられたプロレスラーの力から逃れることなど不可能だ。ミシミシと骨がきしむ音が聞こえてくるような気がした。
(苦しい……息が……)
あまりの苦しさに悶絶してしまう。だが竜也は容赦なく締め上げてきた。
その力がふっと緩くなる。助かった。そう思いたくなった。
だがそんな甘えたことは許されない。翔太は竜也に抱え上げられ、自分の視界が異様に高くなる。このまま落とされる。そう思った瞬間には地面に叩きつけられていた。
「ぐぅあああっ!!!」
背中に激痛が走る。肺の中の空気が全て吐き出され、痛みと苦しみで頭がおかしくなりそうだ。
「もう終わらせてほしいか?」
竜也が聞いてくる。それに対して、翔太はこくりと小さく首を縦に振った。これ以上は耐えられない。一刻も早くこの苦痛から逃れたかった。
「お前、このリングのルールわかってるよな?」
一瞬竜也の言葉の意味が分からなくなる。ルール? なんだそれ。このリングの上ではどんなことが許されているのか。それがわからないほど馬鹿ではないつもりだ。
「ま、まさか……」
「そのまさかだよ」
竜也は笑う。まるでこれから楽しい遊びを始める子供のように無邪気な笑みを浮かべていた。
実はこの試合はプロレスではないのだ。この試合は『エロレス』。相手を射精させてからフォールする。あるいはギブアップさせるというルールの試合なのだ。
「やめろッ! 嫌だッ!」
必死に抵抗するが、無駄な足掻きだ。抵抗すればするほどに竜也は興奮していくのだから。
「お前、男にしては可愛い顔してるな」
「やめてくれ……」「決めたぜ。お前を俺の奴隷にする」
竜也は舌なめずりをする。その表情を見ただけで恐怖の感情に支配されそうになった。
「やめて……」
「うるせえッ!!!」
怒声と共に拳を振るわれる。その一発を受けただけでも、翔太の体は崩れ落ちてしまった。
「おい、口開けろ」
何をするつもりだ?なんて聞くつもりはない。
絶対に口を開かない。そう決めて、歯を食いしばる。
「この野郎がッ!!」
再び頬に衝撃。殴られた勢いのまま、ごろごろと転がってしまう。
「へへへ。いい顔になったじゃねえか」
そう言いながら、男は翔太の髪を掴む。そして無理やり上体を起こさせた。
「舐めろ」
「ふざけんな……」
「へぇ……。まだ反抗する元気があるのか。さすがだな。でも、いつまで持つかな?」
そう言って、竜也は自分の股間を指差す。競泳パンツ1枚越しからもわかるぐらいに膨らんでいた。
「ほら、どうした。さっさとしろよ。それとも、もっと痛い目に遭いたいか?」
「くっ……うぅ……」
悔しい。だが逆らえない。翔太は口を開き、それを待った。
「おら、たっぷり味わわせてもらうぞ」
竜也は翔太の頭を掴み、強引に押し込んでいく。翔太の口の中は男の肉棒でいっぱいになってしまった。
「どうだ? 美味いか?」
「ぐっ……うぅっ……」
「はははっ! 苦しそうな顔をしてるなぁ!」
男は笑い、さらに腰を押しつけてくる。喉の奥にまで突き刺されたような感覚があった。
「出すぜ」
次の瞬間、大量の精液が流れ込んできた。生臭い匂いが鼻腔を刺激する。吐き気が込み上げてきた。
「げほっ……げほっ……」
咳をしながら、なんとか飲み込もうとする。だが、上手くいかない。結局口から吐き出してしまった。
「ははっ。もったいねえ奴だな。そんなにザーメンが好きか?」
「ち、違う……げほっ……うっ……」
否定しようとするが、言葉が続かなかった。
「まあいい。今日はこれで終わりじゃないからな。まだまだ楽しませてもらうぜ」
竜也は再び翔太を抱え上げると、自分の膝の上に座らせた。
「うっ……」
尻に硬い感触を感じる。 それは先程よりも硬くなっていた。
「おいおい。これで終わるわけないだろ? 本番はこれからだぜ」
竜也の手が伸びてくる。そして、翔太の水着を脱がし始めた。
「やめろッ!! やめてくれッ!!」
翔太の悲鳴を無視して、どんどん脱がされていく。そしてついに下半身が完全に露出されてしまった。
「ほう。皮をかぶっててちっせえチンポだな。こんなんで女とヤれんのか?」
「うるさいッ!!」
翔太は恥ずかしくなり、思わず叫んでしまう。
「ははは。威勢が良いな。嫌いじゃないぜ、そういうの」
そう言うと、竜也は翔太の性器を掴んだ。そのまま上下に擦られる。
「あっ……あっ……あっ……あっ……あっ……あっ……あっ……あっ……あああッ!!」
他人に触れられたことなど無い場所への刺激。その気持ち良さに翔太は喘いでしまった。
「はは。もう感じてんのかよ。早漏だな」
「ち、違ッ……あうっ……」
反論しようとしたのだが、またすぐに快感に押し流されてしまう。
「あっ……あっ……あっ……あっ……あっ……あっ……あっ……あっ……あっ……あっ……あっ……あっ……あっ……」
「そろそろいいか」
竜也は手を離すと、自分のモノを取り出した。それを見て、翔太は息を飲む。
(あんなのが入るのか?)
竜也の肉棒は、とても自分の中に入るとは思えないほどの大きさだった。
「大丈夫だ。優しくしてやるからよ」
竜也は翔太の両足を掴むと、大きく広げさせる。そして、自らのものを挿入していった。
「あぐううううッ!!」
あまりの質量に、体が裂けてしまいそうだ。しかし、竜也の動きは止まらない。
「痛いッ! やめろぉッ!!」
必死になって叫ぶが、それが聞き入れられることはなかった。むしろ、余計に興奮させてしまう結果となる。
「おお……。締まる……。いい具合だ」
「嫌だッ! 抜いてくれぇッ!」
「ダメだね。これからが本番なんだからよッ!」
竜也は激しく動き始める。その度に、体中に痛みが走った。
「痛いッ! 痛いッ! 痛いッ! 痛いッ!」
「うるせえッ!!」
頬を殴られる。その衝撃で、一瞬意識が飛びそうになった。
「黙れッ! 静かにしろッ!」
今度は腹を蹴られる。胃液が逆流してきて苦しい。だが竜也は容赦しなかった。何度も何度も蹴り続ける。そのたびに、口から血が流れた。
「オラァッ! これでどうだッ!」
「ぐえぇッ!!」
思い切り背中を踏みつけられる。その衝撃で、肺の中の空気が全て吐き出された。
「がふッ……ごぼッ……」
「はぁ……はぁ……いいぞ……もっと締め付けろ……」
竜也は翔太の体を抱きしめると、更に奥深くまで貫いた。
「ぐぎぃいいいいッ!!!」
内臓を押し潰されるような圧迫感。あまりの苦しさに逃げようとするが、竜也はそれを許さなかった。しっかりと捕まえて、離れようとしない。
「動くぜ」
そう言って、竜也はさらに強く打ち付けた。
「ひぎゃああああぁッ!!!」
激痛が走る。あまりの苦痛に、翔太の目からは涙が流れ落ちた。
「ははっ! 最高だぜ! お前の中、熱くてヌルヌルで……すげー良い感じだ!」
「ぐぅうううッ……うぅううううッ……」
翔太は歯を食いしばりながら耐えることしかできない。少しでも気を抜いてしまえば、自分が壊れてしまいそうで恐かった。
「はぁ……はぁ……イクぜ……。全部受け止めろよッ!」
次の瞬間、熱いものが注ぎ込まれる感覚。それと同時に、翔太も絶頂を迎えてしまった。
「うっ……うっ……」
体の力が抜けていく。視界は真っ暗になり、何も聞こえなくなった。
「ふう……。なかなか良かったぜ」
竜也は満足そうな笑みを浮かべる。そして翔太から肉棒を引き抜いた。すると穴から精液が溢れてくる。白い液体は床へと滴り落ちていった。
「ははっ。無様だな」
竜也は自分の手を見ると、それを舐めた。その姿を見つめながら、翔太の意識は闇に落ちていく。
「……」
翔太は何も言わない。ただ、涙を流し続けていた。
どこぞの漫画のように、死刑囚たちが命を懸けて殺し合う。そんな野蛮なものたちの世界の話ではない。
いわゆる『表舞台』で戦うためには、まずはその経営を行う資金力。観戦しに来てくれる客たちを集める集客力。そして選手たちを売りにできる知名度。これらの物語ていないと経営を続けることは困難なのだ。
そして、それらのものが足りなければ表舞台に出てくることは難しい。だからこそ『地下』で活動するしかないのであり、いってしまえばインディーズとさして違いはない。
だが。青木翔太(あおきしょうた)が招待された地下闘技場はそういったものとも違っている。
そこはまるで豪奢なコロシアムのような世界だ。中央にプロレスのリングが存在しており、それをぐるりと囲むようにアリーナ席が作られている。そこにいる客たちは誰もかれもが高級そうなスーツやドレスを身に纏っている。
そう。ここは金持ちたちが娯楽として楽しむために作られた『地下闘技場』なのである。
「へえ。お前が今日の俺の対戦相手か」
目の前に立った男がにやりと笑う。男の名前は黒鉄竜也(くろがねりゅうや)。インディーズのプロレス団体に所属するレスラーであり、その実力は折り紙付きだ。
この地下闘技場のメインイベントに出場するほどの実力者であり、彼の試合を見ようとわざわざ足を運んだ客も多い。それほどまでに彼は人気のある選手だったのだ。
190センチの巨体に、隆々とした筋肉。男らしい顔立ちだが眼がくりりとしており、どこか可愛らしさを感じる。その肉体美は見事な物であり、こんな状況でなければ見惚れていたかもしれない。
そう。同じリングに立って戦うことになるというこの状況ではない限りは。
(怖い……もう帰りたい……)
思わず逃げ出したくなる気持ちを抑え込みながら、翔太は必死に笑顔を作る。ここで逃げたら元の世界に戻ることはできない。それはわかっていたからだ。
「はじめまして! 今日はよろしくお願いします!」
「おう。まあ、気楽にいこうぜ」
「はい! 頑張ります!!」
元気よく返事をする。すると男は満足げに笑った。
「それでは……試合をはじめてください」
レフェリーを務める初老の男性の言葉と共にゴングが鳴る。それと同時に男の体が膨れあがったように見えた。
「おぉおおおおおおッ!!!」
雄たけびを上げながら、男は突進してくる。
(早い!?)
咄嵯に身をかわすが間に合わない。脇腹に強い衝撃を受けると同時に視界が回転する。一瞬遅れて自分が吹き飛ばされていることを理解した。
痛い。呼吸ができない。ごろごろと転がりながらもなんとか受け身を取る。そのまま立ち上がることはできたものの、すぐに追撃が来た。今度は横から蹴りを叩き込まれる。
「ぐっ……」
「どうしたぁ!! こんなもんかよぉ!!」
何度も何度も蹴られる。必死になってガードするのだがその一撃一撃はあまりにも重い。徐々に体力を奪われていく。このままだとまずい。どうにかしようにも、どうすることもできない。
(くそっ……。なんで俺はこんなところにいるんだ……?)
そんなことを考えている間も攻撃は止まらない。もはや意識を保つことすら難しくなってきた。
「うわあああっ!!」
最後の力を振り絞り、拳を放つ。しかし、それもあっさりと避けられてしまう。そしてカウンター気味に強烈なフックを食らう。
しかし翔太の体が吹き飛ぶことはなかった。なぜなら、竜也に捕まえられているからである。
「おいおい、お前雑魚過ぎねえか?」
ベアハッグで捕まれてしまえば、鍛えられたプロレスラーの力から逃れることなど不可能だ。ミシミシと骨がきしむ音が聞こえてくるような気がした。
(苦しい……息が……)
あまりの苦しさに悶絶してしまう。だが竜也は容赦なく締め上げてきた。
その力がふっと緩くなる。助かった。そう思いたくなった。
だがそんな甘えたことは許されない。翔太は竜也に抱え上げられ、自分の視界が異様に高くなる。このまま落とされる。そう思った瞬間には地面に叩きつけられていた。
「ぐぅあああっ!!!」
背中に激痛が走る。肺の中の空気が全て吐き出され、痛みと苦しみで頭がおかしくなりそうだ。
「もう終わらせてほしいか?」
竜也が聞いてくる。それに対して、翔太はこくりと小さく首を縦に振った。これ以上は耐えられない。一刻も早くこの苦痛から逃れたかった。
「お前、このリングのルールわかってるよな?」
一瞬竜也の言葉の意味が分からなくなる。ルール? なんだそれ。このリングの上ではどんなことが許されているのか。それがわからないほど馬鹿ではないつもりだ。
「ま、まさか……」
「そのまさかだよ」
竜也は笑う。まるでこれから楽しい遊びを始める子供のように無邪気な笑みを浮かべていた。
実はこの試合はプロレスではないのだ。この試合は『エロレス』。相手を射精させてからフォールする。あるいはギブアップさせるというルールの試合なのだ。
「やめろッ! 嫌だッ!」
必死に抵抗するが、無駄な足掻きだ。抵抗すればするほどに竜也は興奮していくのだから。
「お前、男にしては可愛い顔してるな」
「やめてくれ……」「決めたぜ。お前を俺の奴隷にする」
竜也は舌なめずりをする。その表情を見ただけで恐怖の感情に支配されそうになった。
「やめて……」
「うるせえッ!!!」
怒声と共に拳を振るわれる。その一発を受けただけでも、翔太の体は崩れ落ちてしまった。
「おい、口開けろ」
何をするつもりだ?なんて聞くつもりはない。
絶対に口を開かない。そう決めて、歯を食いしばる。
「この野郎がッ!!」
再び頬に衝撃。殴られた勢いのまま、ごろごろと転がってしまう。
「へへへ。いい顔になったじゃねえか」
そう言いながら、男は翔太の髪を掴む。そして無理やり上体を起こさせた。
「舐めろ」
「ふざけんな……」
「へぇ……。まだ反抗する元気があるのか。さすがだな。でも、いつまで持つかな?」
そう言って、竜也は自分の股間を指差す。競泳パンツ1枚越しからもわかるぐらいに膨らんでいた。
「ほら、どうした。さっさとしろよ。それとも、もっと痛い目に遭いたいか?」
「くっ……うぅ……」
悔しい。だが逆らえない。翔太は口を開き、それを待った。
「おら、たっぷり味わわせてもらうぞ」
竜也は翔太の頭を掴み、強引に押し込んでいく。翔太の口の中は男の肉棒でいっぱいになってしまった。
「どうだ? 美味いか?」
「ぐっ……うぅっ……」
「はははっ! 苦しそうな顔をしてるなぁ!」
男は笑い、さらに腰を押しつけてくる。喉の奥にまで突き刺されたような感覚があった。
「出すぜ」
次の瞬間、大量の精液が流れ込んできた。生臭い匂いが鼻腔を刺激する。吐き気が込み上げてきた。
「げほっ……げほっ……」
咳をしながら、なんとか飲み込もうとする。だが、上手くいかない。結局口から吐き出してしまった。
「ははっ。もったいねえ奴だな。そんなにザーメンが好きか?」
「ち、違う……げほっ……うっ……」
否定しようとするが、言葉が続かなかった。
「まあいい。今日はこれで終わりじゃないからな。まだまだ楽しませてもらうぜ」
竜也は再び翔太を抱え上げると、自分の膝の上に座らせた。
「うっ……」
尻に硬い感触を感じる。 それは先程よりも硬くなっていた。
「おいおい。これで終わるわけないだろ? 本番はこれからだぜ」
竜也の手が伸びてくる。そして、翔太の水着を脱がし始めた。
「やめろッ!! やめてくれッ!!」
翔太の悲鳴を無視して、どんどん脱がされていく。そしてついに下半身が完全に露出されてしまった。
「ほう。皮をかぶっててちっせえチンポだな。こんなんで女とヤれんのか?」
「うるさいッ!!」
翔太は恥ずかしくなり、思わず叫んでしまう。
「ははは。威勢が良いな。嫌いじゃないぜ、そういうの」
そう言うと、竜也は翔太の性器を掴んだ。そのまま上下に擦られる。
「あっ……あっ……あっ……あっ……あっ……あっ……あっ……あっ……あああッ!!」
他人に触れられたことなど無い場所への刺激。その気持ち良さに翔太は喘いでしまった。
「はは。もう感じてんのかよ。早漏だな」
「ち、違ッ……あうっ……」
反論しようとしたのだが、またすぐに快感に押し流されてしまう。
「あっ……あっ……あっ……あっ……あっ……あっ……あっ……あっ……あっ……あっ……あっ……あっ……あっ……」
「そろそろいいか」
竜也は手を離すと、自分のモノを取り出した。それを見て、翔太は息を飲む。
(あんなのが入るのか?)
竜也の肉棒は、とても自分の中に入るとは思えないほどの大きさだった。
「大丈夫だ。優しくしてやるからよ」
竜也は翔太の両足を掴むと、大きく広げさせる。そして、自らのものを挿入していった。
「あぐううううッ!!」
あまりの質量に、体が裂けてしまいそうだ。しかし、竜也の動きは止まらない。
「痛いッ! やめろぉッ!!」
必死になって叫ぶが、それが聞き入れられることはなかった。むしろ、余計に興奮させてしまう結果となる。
「おお……。締まる……。いい具合だ」
「嫌だッ! 抜いてくれぇッ!」
「ダメだね。これからが本番なんだからよッ!」
竜也は激しく動き始める。その度に、体中に痛みが走った。
「痛いッ! 痛いッ! 痛いッ! 痛いッ!」
「うるせえッ!!」
頬を殴られる。その衝撃で、一瞬意識が飛びそうになった。
「黙れッ! 静かにしろッ!」
今度は腹を蹴られる。胃液が逆流してきて苦しい。だが竜也は容赦しなかった。何度も何度も蹴り続ける。そのたびに、口から血が流れた。
「オラァッ! これでどうだッ!」
「ぐえぇッ!!」
思い切り背中を踏みつけられる。その衝撃で、肺の中の空気が全て吐き出された。
「がふッ……ごぼッ……」
「はぁ……はぁ……いいぞ……もっと締め付けろ……」
竜也は翔太の体を抱きしめると、更に奥深くまで貫いた。
「ぐぎぃいいいいッ!!!」
内臓を押し潰されるような圧迫感。あまりの苦しさに逃げようとするが、竜也はそれを許さなかった。しっかりと捕まえて、離れようとしない。
「動くぜ」
そう言って、竜也はさらに強く打ち付けた。
「ひぎゃああああぁッ!!!」
激痛が走る。あまりの苦痛に、翔太の目からは涙が流れ落ちた。
「ははっ! 最高だぜ! お前の中、熱くてヌルヌルで……すげー良い感じだ!」
「ぐぅうううッ……うぅううううッ……」
翔太は歯を食いしばりながら耐えることしかできない。少しでも気を抜いてしまえば、自分が壊れてしまいそうで恐かった。
「はぁ……はぁ……イクぜ……。全部受け止めろよッ!」
次の瞬間、熱いものが注ぎ込まれる感覚。それと同時に、翔太も絶頂を迎えてしまった。
「うっ……うっ……」
体の力が抜けていく。視界は真っ暗になり、何も聞こえなくなった。
「ふう……。なかなか良かったぜ」
竜也は満足そうな笑みを浮かべる。そして翔太から肉棒を引き抜いた。すると穴から精液が溢れてくる。白い液体は床へと滴り落ちていった。
「ははっ。無様だな」
竜也は自分の手を見ると、それを舐めた。その姿を見つめながら、翔太の意識は闇に落ちていく。
「……」
翔太は何も言わない。ただ、涙を流し続けていた。
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