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第1話 「よし、勇者だとか面倒だし逃げよう」
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ここは、どこだ?
俺は自分の部屋で漫画を読みながらダラダラして気づいたら寝落ちしていたはず…。
宝石や装飾品に身を包み、金色の玉座で足を組んで座る国王らしき人物、玉座まで一直線に伸びる深紅のカーペット、そのカーペットに沿うように両端に並んだ甲冑の列、俺の下にピンク色の液体で描かれた魔法陣…などなどゲームやアニメ以外では見慣れないものばかり。
これって、異世界召喚?
いやいや、もしかすると誕生日を1週間間違えた家族がアニヲタの俺の為に盛大なサプライズを企画してくれたのか!?ああ、ホント俺、いい家族を持ってるもんだよ…。
「そなたの名を申せ。そなたは今日からこの世界の勇者だ」
「この声は…。錦田のおじさんか。こんなサプライズどうやって準備したんだ」
あれ、聞いたことない言語なのにどうして理解できているんだ?それと、俺も知らん言葉喋ってる…。
どういう状況?まさか本当に異世界召喚されたのか?
「そなたには嘘を言う事も、本来の意志に背いた行動もできないような体にした。名前を偽っても無駄だ」
「そうか。俺は隠岐麗穏、レオンだ」
「そうか。レオン、さきほども申したがそなたは今日からこの世界の勇者だ」
「もしかして、魔王がいるとかだろ?」
「その通りだ。今日から明日の朝、勇者の付き人がそなたの部屋を訪ねるまでは可能な限りの要望を聞き入れよう。運任せになってしまうだろうが、そなたに宿したスキル<スキル生成>で思い浮かべたキーワードからどんなスキルも作れるようにしておいた。だから物資はそれで供給してくれ」
「そうか。なら、まずは図書館、あるいは資料室で資料を見せてくれないか?」
「よかろう」
*
それにしても、まさか俺が異世界召喚の対象者になるとはな。さて、まずはこの<スキル生成>でどんなスキルを作ってやろうか。
キーワードは「飛行」、「空中」、「歩行」。頼む、<空中歩行>的なの来てくれ~!!
そしてできたスキルは<スカイブースター>。
能力:空中を走ることができ、最高時速は160km/h。
ちょっと恐ろしいのができたな。キーワードの「歩行」はどこへ行ったのか。
さて、次はどんなスキルを作ろうか。
キーワードは「破壊」、「爆撃」、「エネルギー魔法」。
厨二病っぽい魔法が生成されることを期待していた。が…。
脳内にこんなものが表示された。
『次にスキルを生成できるまで 1:59:36』
…そうか。こんなバケモノスキルが訳ありじゃないわけなかったか。
2時間に1回。寝ずに毎回0:00:00のタイミングでスキルを生成しても1日12個か。
まあ、仕方ないか。
俺は1人の騎士に図書館を案内させ、そこで過去の勇者についての資料を読み漁っていた。
魔王軍は数百年に1回の周期で軍を回復させ、人間に宣戦布告している。
ただ、瀕死に追い込んだ勇者は数人いるが、誰も討伐達成を成しえていない。
しかも、勇者の付き人というのが、付き人というよりはいざという時の囮のようなものだった。
ある勇者は付き人に盾になることを命じ、ある勇者は付き人の命が枯れ果てるまで自分にスキルをかけ続けさせた。
どんな手段にせよ、かつての勇者の付き人は皆悲惨な運命を辿っていた。
俺としては、せっかく勇者の付き人になれたのにそれが運命を狂わせる原因になった、なんてのは嫌だし、そうさせたくない。王に直談判して付き人は無しにしてもらうか。
*
「王よ、あなたにお願いがあります」
「ほう、申してみせよ」
「俺に付き人を用意しないでほしい」
「ふっ。資料を読んだそなたならそう言うと思っていたよ。だが、その判断が世界を破滅に追い込む可能性だってある。そんな事態になっては困るのだ。まあ、そなたのタイプの女性は把握させてもらった。できる限り気に入ってもらえるような女性を用意しよう」
「それじゃあ尚更連れて行けないな」
「まあ、用意するだけしてやるからその後は勝手にしてもらって構わない」
国王め、俺がいずれその付き人を酷い使い方しないといけない時が来ると思ってるな。用意するだけ用意してみろ。明日の朝までに転移系のスキルでも作って付き人に指名されたヤツを逃がしてやる。
*
翌朝。俺はスキル<夢我務駐>を使って夢の中に投影したこの世界を<スカイブースター>で駆け抜けた。
これがあればしっかり睡眠がとれるはおろか寝てる時間を有効活用できる。寝てる間に作ったスキルもちゃんと残ってるし。
その時、部屋の扉を何者かがノックした。
「失礼します」
入ってきたのは、俺のハートの真ん中を1ミリも違わず打ち抜いた。
タイプ中のタイプ、とでもいうべきか。
漆黒のワンピースに身を包み、純白の髪と黄金に光る眼を持った少女が、そこにいた。
「初めまして。今日からあなたの付き人としてご一緒させていただきます、シーファ・イシナミと申します」
「お、俺は隠岐麗穏。レオンって呼んでくれ」
あー、こんな付き人用意されたら連れていかないワケにいかないなぁ。いや、でもこんな可愛い娘を危険に晒すワケには…。
「シーファ。お前には伝えたいことがある。俺はお前に傷ついてほしくない、だから魔王軍の魔の手が届きにくい辺境で安全に余生を過ごしてほしい」
「なにカッコつけてるんですか。さっき言いましたよね?ご一緒するって」
「でも、俺はお前を絶対に守りたい…というか…」
おっと、つい熱くなってしまった。俺、彼女は過去に2人いたけど、それでもこんなセリフを言ったことはなかったのに。
「いいこと言ってくれるじゃないですか。でも、私はあなたとご一緒するんですよ。逆もまた然りですよ」
「と言うと?」
「あなたも私にご一緒するんですよ。勇者なんか辞めちゃえばいいじゃないですか」
確かに、あんな国王にアゴで使われるのは癪だ。それにこの<スキル生成>があればよほど反乱を起こしても勝ち目はいくらでもある。それに、こんな可愛い娘を戦いに巻き込もうとした野郎どもには少し痛い目を見てもらわないとな。
「よし、だとか面倒だし逃げよう」
こうして、俺たちの逃亡劇は幕を開けた。
俺は自分の部屋で漫画を読みながらダラダラして気づいたら寝落ちしていたはず…。
宝石や装飾品に身を包み、金色の玉座で足を組んで座る国王らしき人物、玉座まで一直線に伸びる深紅のカーペット、そのカーペットに沿うように両端に並んだ甲冑の列、俺の下にピンク色の液体で描かれた魔法陣…などなどゲームやアニメ以外では見慣れないものばかり。
これって、異世界召喚?
いやいや、もしかすると誕生日を1週間間違えた家族がアニヲタの俺の為に盛大なサプライズを企画してくれたのか!?ああ、ホント俺、いい家族を持ってるもんだよ…。
「そなたの名を申せ。そなたは今日からこの世界の勇者だ」
「この声は…。錦田のおじさんか。こんなサプライズどうやって準備したんだ」
あれ、聞いたことない言語なのにどうして理解できているんだ?それと、俺も知らん言葉喋ってる…。
どういう状況?まさか本当に異世界召喚されたのか?
「そなたには嘘を言う事も、本来の意志に背いた行動もできないような体にした。名前を偽っても無駄だ」
「そうか。俺は隠岐麗穏、レオンだ」
「そうか。レオン、さきほども申したがそなたは今日からこの世界の勇者だ」
「もしかして、魔王がいるとかだろ?」
「その通りだ。今日から明日の朝、勇者の付き人がそなたの部屋を訪ねるまでは可能な限りの要望を聞き入れよう。運任せになってしまうだろうが、そなたに宿したスキル<スキル生成>で思い浮かべたキーワードからどんなスキルも作れるようにしておいた。だから物資はそれで供給してくれ」
「そうか。なら、まずは図書館、あるいは資料室で資料を見せてくれないか?」
「よかろう」
*
それにしても、まさか俺が異世界召喚の対象者になるとはな。さて、まずはこの<スキル生成>でどんなスキルを作ってやろうか。
キーワードは「飛行」、「空中」、「歩行」。頼む、<空中歩行>的なの来てくれ~!!
そしてできたスキルは<スカイブースター>。
能力:空中を走ることができ、最高時速は160km/h。
ちょっと恐ろしいのができたな。キーワードの「歩行」はどこへ行ったのか。
さて、次はどんなスキルを作ろうか。
キーワードは「破壊」、「爆撃」、「エネルギー魔法」。
厨二病っぽい魔法が生成されることを期待していた。が…。
脳内にこんなものが表示された。
『次にスキルを生成できるまで 1:59:36』
…そうか。こんなバケモノスキルが訳ありじゃないわけなかったか。
2時間に1回。寝ずに毎回0:00:00のタイミングでスキルを生成しても1日12個か。
まあ、仕方ないか。
俺は1人の騎士に図書館を案内させ、そこで過去の勇者についての資料を読み漁っていた。
魔王軍は数百年に1回の周期で軍を回復させ、人間に宣戦布告している。
ただ、瀕死に追い込んだ勇者は数人いるが、誰も討伐達成を成しえていない。
しかも、勇者の付き人というのが、付き人というよりはいざという時の囮のようなものだった。
ある勇者は付き人に盾になることを命じ、ある勇者は付き人の命が枯れ果てるまで自分にスキルをかけ続けさせた。
どんな手段にせよ、かつての勇者の付き人は皆悲惨な運命を辿っていた。
俺としては、せっかく勇者の付き人になれたのにそれが運命を狂わせる原因になった、なんてのは嫌だし、そうさせたくない。王に直談判して付き人は無しにしてもらうか。
*
「王よ、あなたにお願いがあります」
「ほう、申してみせよ」
「俺に付き人を用意しないでほしい」
「ふっ。資料を読んだそなたならそう言うと思っていたよ。だが、その判断が世界を破滅に追い込む可能性だってある。そんな事態になっては困るのだ。まあ、そなたのタイプの女性は把握させてもらった。できる限り気に入ってもらえるような女性を用意しよう」
「それじゃあ尚更連れて行けないな」
「まあ、用意するだけしてやるからその後は勝手にしてもらって構わない」
国王め、俺がいずれその付き人を酷い使い方しないといけない時が来ると思ってるな。用意するだけ用意してみろ。明日の朝までに転移系のスキルでも作って付き人に指名されたヤツを逃がしてやる。
*
翌朝。俺はスキル<夢我務駐>を使って夢の中に投影したこの世界を<スカイブースター>で駆け抜けた。
これがあればしっかり睡眠がとれるはおろか寝てる時間を有効活用できる。寝てる間に作ったスキルもちゃんと残ってるし。
その時、部屋の扉を何者かがノックした。
「失礼します」
入ってきたのは、俺のハートの真ん中を1ミリも違わず打ち抜いた。
タイプ中のタイプ、とでもいうべきか。
漆黒のワンピースに身を包み、純白の髪と黄金に光る眼を持った少女が、そこにいた。
「初めまして。今日からあなたの付き人としてご一緒させていただきます、シーファ・イシナミと申します」
「お、俺は隠岐麗穏。レオンって呼んでくれ」
あー、こんな付き人用意されたら連れていかないワケにいかないなぁ。いや、でもこんな可愛い娘を危険に晒すワケには…。
「シーファ。お前には伝えたいことがある。俺はお前に傷ついてほしくない、だから魔王軍の魔の手が届きにくい辺境で安全に余生を過ごしてほしい」
「なにカッコつけてるんですか。さっき言いましたよね?ご一緒するって」
「でも、俺はお前を絶対に守りたい…というか…」
おっと、つい熱くなってしまった。俺、彼女は過去に2人いたけど、それでもこんなセリフを言ったことはなかったのに。
「いいこと言ってくれるじゃないですか。でも、私はあなたとご一緒するんですよ。逆もまた然りですよ」
「と言うと?」
「あなたも私にご一緒するんですよ。勇者なんか辞めちゃえばいいじゃないですか」
確かに、あんな国王にアゴで使われるのは癪だ。それにこの<スキル生成>があればよほど反乱を起こしても勝ち目はいくらでもある。それに、こんな可愛い娘を戦いに巻き込もうとした野郎どもには少し痛い目を見てもらわないとな。
「よし、だとか面倒だし逃げよう」
こうして、俺たちの逃亡劇は幕を開けた。
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