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第二十八話
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「ねぇ、弟くん。私との性行為はどうだった? 気持ちよかった? それとも……」
私は、途端に不安になってしまい、ついそんなことを訊いてしまっていた。
なんでそんなことを訊いてしまったんだろう。
私とのセックスの感想なんて、聞いたところで何の意味もないというのに……。
「うん。なんというか……。ちょっと強引だったかなって──」
楓は、微妙な表情を浮かべてそう言った。
たしかに強引だったかもしれない。
現に、楓は最後まで我慢して、私の中に出してはこなかった。
いっぱい中を突いてきて私を絶頂させたのに、精液は出さなかったのだ。それなりに覚悟はしてたんだけど……。
どうやら孕ませるつもりはないみたいだ。
それはそれで物足りないような気もするけど、これからもいっぱいできると思えば、これでよかったりもする。
そんなことを思ってしまう私って、性欲が強かったりするのかな?
私的には、普通だと認識しているんだが。
考えても仕方がないのでやめておこう。
「そっか。それならやり方を変えないといけないね」
「あの……。無理にセックスに走らなくても……」
「私の欲求不満を解消するためには、このくらいはやってもらわないと──」
「あれだけのことをしたのに…足りなかったの?」
楓は、驚いた様子でそう訊いてくる。
正直に言うと、『ちょっと』というか『かなり』もの足りない。
たしかに私の中は、入れられてしまったショックで過敏な反応をしていたが、それでも足りないといった具合だ。
「うん。全然足りない。…むしろ、もっとやってほしかったなって思うくらいだよ」
「いや……。さすがにそこまでは……。香奈姉ちゃんの方がもたないような──」
楓は、心配そうに私を見てくる。
たしかにあれほどの刺激は、なかなか経験できるものではない。
でも、やってしまった後にまたしたいって思うくらいのものだったのは否定できない。
「たしかにはしたない姿を見せてしまったかもしれないけど……。でもね。女の子って、セックスをする時は大抵そうなるんだよ」
私は、真顔でそう言っていた。
中に挿入されてしまっている最中はさすがに抗いがたいほどの刺激が体全身を襲うから、どうしようもない。
あの喘ぎ声も、中を弄られている最中にはどうしても出てしまうもので──
ちなみに楓の精液は、用意してあった注射器型の容器に入れた。
性行為中、私の中に出すのをかなり我慢していたみたいで、途中でやめるまでずっと出さなかったくらいだ。
もの足りない原因は、たぶんソレもあるんだろうけど、楓は絶対に嫌がるだろうから言わないでおく。
「さすがに続きをやる元気は──」
そう言ってくる楓に対して、私は笑みを浮かべて言う。
「弟くんは、やってくれないんだ? 続き──」
「それは…やってもいいのかなって……。いざという時、どうしても躊躇っちゃうし……」
「私は、弟くんとスキンシップができるなら、いつでも構わないかな。今だって──」
「いつでも…か。そう言われると、ちょっと……」
「もしかして、したくなっちゃった?」
「いや。今日はさすがに……。香奈姉ちゃんの体調のこともあるし……」
「私? 全然、大丈夫だけど……。もしかして、弟くん。私に気を遣っちゃってたりするの?」
「それはまぁ……。負担がかかるのは、香奈姉ちゃんだし。ここは香奈姉ちゃんに合わせないとダメかなって──」
楓のこういう気遣いは、時にとても有り難かったりする。
私に合わせてくれるのは、正直言って有り難い。
一方的だと、すぐにダメに(主に私が)なってしまうから。
楓には、私が絶頂を迎えた時の無防備であられもない姿なんて見せたくはない。
「わかってるじゃない。性行為はお互いの了承のもとにやらないとね。…ということで、もう一回しよっか?」
「ホントに足りなかったんだ?」
「なんとなく…ね」
今なら、もっといい声が出そうな気がする。
それに回数を重ねていけば、楓だって私以外とはしなくなるだろうし。
「気持ちはありがたいけど、今日のところは抑えてくれないと……。僕の色々なところが保たない気がする」
「そこはほら…弟くんなら大丈夫かなって──」
「いやいや……。全然大丈夫なんかじゃなくて……」
「問答無用だよ。弟くん──」
私は、問答無用で楓に抱きついていた。
お互いにまだすっぽんぽんだし、しても平気だと思ったのだ。
なのに楓のその中途半端な態度は、よけいに私をヤキモキさせてしまう。
「ちょっ……。香奈姉ちゃん。それはいきなりすぎだよ」
楓は、恥ずかしそうにそう言っていた。
やっぱり言われてしまうか。
でも他にスキンシップのとり方を知らないし。
「少しくらい、いいじゃない。それとも、弟くんは嫌だったりするの?」
「嫌じゃ…ないけど……」
「それなら、文句はないよね?」
私は、そのままの勢いで楓を押し倒す。
胸を揉まれようが構わない。
楓の手つきからは、嫌な感じはしないから。
やはりというべきか、楓は私の胸に手を添えて、そのまま揉みしだいてきた。
「んっ」
私だって、そこから感じてしまうものはしょうがないと思える。
現に私のおっぱいの性感帯は、結構敏感になっている。
楓も気を遣ってなのか、そこまで激しく揉みしだいてくることはない。少し残念に思うくらいに──
やっぱり、ここまでやってるのなら、しっかりしてほしいものだ。
そんなことを思う私は、楓の愛情がたくさんほしいのだろう。
「ごめん。香奈姉ちゃんの裸を見て、ちょっと興奮しちゃったかも……。香奈姉ちゃんの方は大丈夫? 僕に触られて恥ずかしいっていう気持ちとかはない?」
「うん。全然大丈夫だよ。ちょっと変な気持ちになっちゃったけど問題はないと思う」
「そっか。それならいいんだけど……」
楓は、そう言ってホッと一息ついていた。
そして、安心したかのような表情を見せる。
一体、なんだろうか?
私は、思案げに楓を見つめる。
「なによ? 私には言えないようなことでもあるの?」
「特にはないよ。たぶん……」
「たぶんって……。やっぱりなにか隠してるでしょ?」
「隠してることは何もないよ。ただ香奈姉ちゃんのおっぱいが大きいなってことくらいしか──」
「もう! そんなとこばっかり見てるのね。男の子って、ホントにエッチなんだから」
そうは言ったものの、楓の場合に限ってはそうではないと思う。
なにかを誤魔化したかのような感じさえする。
「ほ、他に見るところがなくて、つい──」
「まぁ、別にいいんだけどね。弟くんになら見られてしまっても──」
もう今更っていう感じだし。
処理は楓がやってくれるわけだから。
でも恥ずかしいことには変わりない。
いつの間にやら、私の下半身の秘部はしっとりと濡れていた。
ちょっと意識してしまったようだ。
ベッドのシーツ…後で新しいものに変えておかないとな。
そんなことを思いながら、楓とのスキンシップを楽しんでいた。
こういう時の楓が一番積極的な気がするのは気のせいだろうか。
私は、途端に不安になってしまい、ついそんなことを訊いてしまっていた。
なんでそんなことを訊いてしまったんだろう。
私とのセックスの感想なんて、聞いたところで何の意味もないというのに……。
「うん。なんというか……。ちょっと強引だったかなって──」
楓は、微妙な表情を浮かべてそう言った。
たしかに強引だったかもしれない。
現に、楓は最後まで我慢して、私の中に出してはこなかった。
いっぱい中を突いてきて私を絶頂させたのに、精液は出さなかったのだ。それなりに覚悟はしてたんだけど……。
どうやら孕ませるつもりはないみたいだ。
それはそれで物足りないような気もするけど、これからもいっぱいできると思えば、これでよかったりもする。
そんなことを思ってしまう私って、性欲が強かったりするのかな?
私的には、普通だと認識しているんだが。
考えても仕方がないのでやめておこう。
「そっか。それならやり方を変えないといけないね」
「あの……。無理にセックスに走らなくても……」
「私の欲求不満を解消するためには、このくらいはやってもらわないと──」
「あれだけのことをしたのに…足りなかったの?」
楓は、驚いた様子でそう訊いてくる。
正直に言うと、『ちょっと』というか『かなり』もの足りない。
たしかに私の中は、入れられてしまったショックで過敏な反応をしていたが、それでも足りないといった具合だ。
「うん。全然足りない。…むしろ、もっとやってほしかったなって思うくらいだよ」
「いや……。さすがにそこまでは……。香奈姉ちゃんの方がもたないような──」
楓は、心配そうに私を見てくる。
たしかにあれほどの刺激は、なかなか経験できるものではない。
でも、やってしまった後にまたしたいって思うくらいのものだったのは否定できない。
「たしかにはしたない姿を見せてしまったかもしれないけど……。でもね。女の子って、セックスをする時は大抵そうなるんだよ」
私は、真顔でそう言っていた。
中に挿入されてしまっている最中はさすがに抗いがたいほどの刺激が体全身を襲うから、どうしようもない。
あの喘ぎ声も、中を弄られている最中にはどうしても出てしまうもので──
ちなみに楓の精液は、用意してあった注射器型の容器に入れた。
性行為中、私の中に出すのをかなり我慢していたみたいで、途中でやめるまでずっと出さなかったくらいだ。
もの足りない原因は、たぶんソレもあるんだろうけど、楓は絶対に嫌がるだろうから言わないでおく。
「さすがに続きをやる元気は──」
そう言ってくる楓に対して、私は笑みを浮かべて言う。
「弟くんは、やってくれないんだ? 続き──」
「それは…やってもいいのかなって……。いざという時、どうしても躊躇っちゃうし……」
「私は、弟くんとスキンシップができるなら、いつでも構わないかな。今だって──」
「いつでも…か。そう言われると、ちょっと……」
「もしかして、したくなっちゃった?」
「いや。今日はさすがに……。香奈姉ちゃんの体調のこともあるし……」
「私? 全然、大丈夫だけど……。もしかして、弟くん。私に気を遣っちゃってたりするの?」
「それはまぁ……。負担がかかるのは、香奈姉ちゃんだし。ここは香奈姉ちゃんに合わせないとダメかなって──」
楓のこういう気遣いは、時にとても有り難かったりする。
私に合わせてくれるのは、正直言って有り難い。
一方的だと、すぐにダメに(主に私が)なってしまうから。
楓には、私が絶頂を迎えた時の無防備であられもない姿なんて見せたくはない。
「わかってるじゃない。性行為はお互いの了承のもとにやらないとね。…ということで、もう一回しよっか?」
「ホントに足りなかったんだ?」
「なんとなく…ね」
今なら、もっといい声が出そうな気がする。
それに回数を重ねていけば、楓だって私以外とはしなくなるだろうし。
「気持ちはありがたいけど、今日のところは抑えてくれないと……。僕の色々なところが保たない気がする」
「そこはほら…弟くんなら大丈夫かなって──」
「いやいや……。全然大丈夫なんかじゃなくて……」
「問答無用だよ。弟くん──」
私は、問答無用で楓に抱きついていた。
お互いにまだすっぽんぽんだし、しても平気だと思ったのだ。
なのに楓のその中途半端な態度は、よけいに私をヤキモキさせてしまう。
「ちょっ……。香奈姉ちゃん。それはいきなりすぎだよ」
楓は、恥ずかしそうにそう言っていた。
やっぱり言われてしまうか。
でも他にスキンシップのとり方を知らないし。
「少しくらい、いいじゃない。それとも、弟くんは嫌だったりするの?」
「嫌じゃ…ないけど……」
「それなら、文句はないよね?」
私は、そのままの勢いで楓を押し倒す。
胸を揉まれようが構わない。
楓の手つきからは、嫌な感じはしないから。
やはりというべきか、楓は私の胸に手を添えて、そのまま揉みしだいてきた。
「んっ」
私だって、そこから感じてしまうものはしょうがないと思える。
現に私のおっぱいの性感帯は、結構敏感になっている。
楓も気を遣ってなのか、そこまで激しく揉みしだいてくることはない。少し残念に思うくらいに──
やっぱり、ここまでやってるのなら、しっかりしてほしいものだ。
そんなことを思う私は、楓の愛情がたくさんほしいのだろう。
「ごめん。香奈姉ちゃんの裸を見て、ちょっと興奮しちゃったかも……。香奈姉ちゃんの方は大丈夫? 僕に触られて恥ずかしいっていう気持ちとかはない?」
「うん。全然大丈夫だよ。ちょっと変な気持ちになっちゃったけど問題はないと思う」
「そっか。それならいいんだけど……」
楓は、そう言ってホッと一息ついていた。
そして、安心したかのような表情を見せる。
一体、なんだろうか?
私は、思案げに楓を見つめる。
「なによ? 私には言えないようなことでもあるの?」
「特にはないよ。たぶん……」
「たぶんって……。やっぱりなにか隠してるでしょ?」
「隠してることは何もないよ。ただ香奈姉ちゃんのおっぱいが大きいなってことくらいしか──」
「もう! そんなとこばっかり見てるのね。男の子って、ホントにエッチなんだから」
そうは言ったものの、楓の場合に限ってはそうではないと思う。
なにかを誤魔化したかのような感じさえする。
「ほ、他に見るところがなくて、つい──」
「まぁ、別にいいんだけどね。弟くんになら見られてしまっても──」
もう今更っていう感じだし。
処理は楓がやってくれるわけだから。
でも恥ずかしいことには変わりない。
いつの間にやら、私の下半身の秘部はしっとりと濡れていた。
ちょっと意識してしまったようだ。
ベッドのシーツ…後で新しいものに変えておかないとな。
そんなことを思いながら、楓とのスキンシップを楽しんでいた。
こういう時の楓が一番積極的な気がするのは気のせいだろうか。
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