144 / 355
第十四話
3
しおりを挟む
香奈姉ちゃんは、先程からムッとした表情で奈緒さんを睨んでいた。
「まさか奈緒ちゃんが、こんなことするなんて思いもしなかったなぁ」
「いや、ホント悪かったって──。あたしも悪気はなかったんだよ」
奈緒さんは、気まずそうな表情を浮かべて謝罪する。
それが謝罪になっているのかどうかは別として、僕がここにいる意味はあるんだろうか。
今、いるのは奈緒さんの部屋だ。
香奈姉ちゃんは、本当に委員会の仕事を手伝わされていたみたいで、僕が奈緒さんと一緒に帰ったと聞いた時は、内心焦ったみたいだ。
当初の予定では、僕と一緒に帰るつもりでいたらしいのだが、帰り際に先生に呼ばれてしまったらしい。
それで、奈緒さんからメールを貰い、急いで奈緒さんの家にやってきた。…ということらしい。
メールなんていつ送ったんだろうか。
全然気づかなかったけど。
香奈姉ちゃんは、大きめのシャツ一枚を着た奈緒さんの姿を見て幻滅してしまったのか、哀しそうな表情を浮かべて言った。
「奈緒ちゃんは、人の彼氏を奪うなんて真似は絶対にしないと思っていたのに……」
「それは……。まさか香奈が、隆一さんじゃなくて楓君を選ぶだなんて全然思わなくて……」
「私が誰を選ぶかなんてのは、私の自由でしょ?」
「たしかにそうだけど……」
「それに楓を選んでなければ、今のバンドも続けていられなかったかもしれないんだよ」
「あ……。そっか。そういえば、楓君はベース担当だったね」
奈緒さんは、思い出したかのように言う。
その口ぶりだと、別に忘れていたってわけでもなさそうだけど。
香奈姉ちゃんは何を思ったのか、傍にいる僕に抱きついてくる。
「そうだよ。楓は、ウチのバンドの貴重なベース担当なんだから。…大事にしないとね」
「大事に…か。そうしようと思っていたんだけどね」
奈緒さんは、微苦笑してそう言った。
その様子から、なにかを我慢しているのが見てとれる。
ホントは奈緒さんも抱きつきたかったんだろうな。
そんな奈緒さんの様子を見ていたのか、香奈姉ちゃんが口を開く。
「奈緒ちゃんも、抱きつきたい?」
「え……」
「──奈緒ちゃんも抱きつきたいかな? 楓に」
「そんなことは…ない…けど……」
奈緒さんは、ベッドの上に置いてある抱き枕を手に取り、そのまま抱きしめる。
よく見たら、奈緒さんの顔が赤くなっていた。
たぶん、奈緒さん自身も香奈姉ちゃんみたいに僕に抱きつきたいんだろうな。
そんな奈緒さんを見て、不覚にも『可愛い』と思えてしまったのだけど。
香奈姉ちゃんに言ったら、絶対にやきもちを妬かれてしまうから言わないでおく。
「奈緒ちゃんは、表情には出さないけど態度に出てしまうからね。すぐにわかってしまうんだよね」
「それは……」
奈緒さんは、抱き枕をギュッと抱きしめる。
これはどう見ても、我慢しているな。
僕に抱きつきたいっていう欲が前面に出ている。
香奈姉ちゃんは、そのことを察したのか、さらに言った。
「我慢する必要はないよ。抱きつきたいなら、奈緒ちゃんも楓に抱きつけばいいよ」
「あたしは……」
奈緒さんは、そう言って立ち上がり、僕の目の前に来る。
あの……。奈緒さん。
何をするつもりなの?
そうした疑問は、すぐに解けた。
奈緒さんは、僕の左側に座ると、ゆっくりと抱きついてくる。
大きなシャツを一枚着ているだけだったので、座るとスカートの様になり中の下着がチラリと見えた。
下着姿を見てしまっているから、あんまりエッチな印象はないんだけど。
「あの……。二人とも、何がしたくてそうしているのかな?」
僕は、左右にいる二人を見て、そう訊いていた。
奈緒さんと香奈姉ちゃんは、お互いに顔を見合わせ、僕に視線を向ける。
「楓君には、どう見える?」
「楓は、どうしたいの?」
二人が二人して、そう訊いてくるのか。
「………」
僕は、なんて答えればいいのかわからず、閉口してしまう。
すると香奈姉ちゃんは、僕の胸元の方にやってくる。
「楓ったら、なんで黙ってしまうのかな? これはチャンスだと思うんだけどなぁ」
「チャンスって?」
「こうして、二人の女の子が楓にすり寄ってきてるんだよ。エッチなことの一つや二つ、考えたりするでしょ?」
そう言われてもな。
香奈姉ちゃんとならわかるんだけど、奈緒さんとはね。
適切な距離を保って、友達として付き合っていきたいし。
「そんなことは……。二人はどうなの? エッチなこと…考えたりするの?」
僕がそう聞き返すと、香奈姉ちゃんと奈緒さんは、恥ずかしそうに頬を赤くして体をもじもじと動かす。
「それは…ねぇ。私だって、女の子だし……」
「あたしも、香奈と同じかな。エッチなことくらい、普通に考えたりするよ」
「え……」
二人の言葉に、僕は唖然となる。
奈緒さんと香奈姉ちゃんは、普段からそんなことを考えていたのか。
そりゃ、二人の美少女がこんなに密着していたら、エッチなことをしたいのかなって思ってしまうけど。
「だから…ね。楓は、どうなのかなって。…エッチなこととか考えないのかな?」
「僕は、その……。少しは考えちゃうかな」
僕は、この状況をどうにかできないものかと思いながら、そう言っていた。
このままだと、エッチなことを強行してきそうな勢いだ。
香奈姉ちゃんは、嬉しそうに言う。
「そっか。やっぱり、考えちゃうか。…さすが楓だね」
「さすがって……」
僕は、これ以上何も言えなくなってしまった。
エッチなことをしてくるのは、いつも香奈姉ちゃんからなのに。
奈緒さんは、新しい抱き枕を見つけて喜んでいる子供みたいに僕に抱きついているし。
「さぁ、楓。『両手に華』っていう感じだけど。どっちとエッチなことがしたい? 私たちはもう、心の準備はできてるよ」
「いやいや……。僕は何もしないってば──」
僕は、はっきりとそう言った。
奈緒さんの部屋で二人に対してエッチなことをするって、僕はどんだけスケベなんだろう。
いや、何をさせるつもりなんだ。香奈姉ちゃんは──。
「そうなの? てっきり、私たちとエッチなことをするのかなって思っちゃったけど」
「そんなことしないよ。それよりも、奈緒さんはギターの練習をするんじゃなかったの?」
僕は、思わず奈緒さんに話を振る。
このまま香奈姉ちゃんと話していたら、奈緒さんのことを放置してしまいそうだったからだ。
奈緒さんは、嬉しそうな様子で言った。
「今日は、練習はしないかな。せっかく楓君が来てるんだし、もっと遊びたいくらいだよ」
「遊ぶって、何をして遊ぶの?」
「例えばあたしと香奈の体を弄って、楓君好みのものにしちゃうとか──」
「二人の体って……」
僕は、左右にいる二人をそれぞれ見やる。
普通に見たら、どっちも美少女で魅力的だ。スタイルも良いし。…って、何を考えてるんだ。僕は……。
香奈姉ちゃんは、悪戯っぽい笑みを浮かべて、僕に言う。
「今、ホントにエッチなことを考えたでしょ?」
「そんなこと……。考えてるわけないじゃないか」
僕は、香奈姉ちゃんから視線を逸らす。
どうやら、僕が動揺しているのを察したらしい。
香奈姉ちゃんと奈緒さんは、お互いに笑みを浮かべてギュッと僕の腕に抱きついてくる。
「その顔は、考えてるね」
「さすがに奈緒ちゃんにもわかっちゃうか。まぁ、仕草を見ればわかるよね」
「うん。あきらかに動揺してるし。ホントにエッチなことがしたいんだなって……」
「うんうん。エッチなことがしたいのなら、私たちにはっきり言ってくれればいいのになって思うんだけど……。楓ったら、遠慮がちで困っちゃうんだよね」
「遠慮なんか、する必要はないんだけどな」
奈緒さんは、そう言って自分の胸を押し当ててきた。
奈緒さんのバストは香奈姉ちゃんのに比べて少し控えめだけど、それでも男を誘惑するには十分すぎるほどだ。
ましてや、今着ているものがシャツ一枚だけっていうのが、奈緒さんらしいというかなんというか。
彼女の魅力をさらに上げているような気がする。
「あの……。僕は、そんなつもりは……」
「ダメだよ、楓。今日は、私たち二人と仲良くするんだから」
そう言って香奈姉ちゃんも、僕のもう片方の腕に胸を押し当ててきた。
これはもう、何を言ってもダメだ。
──それにしても。『両手に華』って、よく言ったもんだよなぁ。
この場合は、どうなんだろうか。
これって、まさしくそうなのかな。
もしそうだとしたら、世の男子たちに対して申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまう。
二人は、まったくと言っていいほど無自覚だし……。
僕は、軽くため息を吐いていた。
「まさか奈緒ちゃんが、こんなことするなんて思いもしなかったなぁ」
「いや、ホント悪かったって──。あたしも悪気はなかったんだよ」
奈緒さんは、気まずそうな表情を浮かべて謝罪する。
それが謝罪になっているのかどうかは別として、僕がここにいる意味はあるんだろうか。
今、いるのは奈緒さんの部屋だ。
香奈姉ちゃんは、本当に委員会の仕事を手伝わされていたみたいで、僕が奈緒さんと一緒に帰ったと聞いた時は、内心焦ったみたいだ。
当初の予定では、僕と一緒に帰るつもりでいたらしいのだが、帰り際に先生に呼ばれてしまったらしい。
それで、奈緒さんからメールを貰い、急いで奈緒さんの家にやってきた。…ということらしい。
メールなんていつ送ったんだろうか。
全然気づかなかったけど。
香奈姉ちゃんは、大きめのシャツ一枚を着た奈緒さんの姿を見て幻滅してしまったのか、哀しそうな表情を浮かべて言った。
「奈緒ちゃんは、人の彼氏を奪うなんて真似は絶対にしないと思っていたのに……」
「それは……。まさか香奈が、隆一さんじゃなくて楓君を選ぶだなんて全然思わなくて……」
「私が誰を選ぶかなんてのは、私の自由でしょ?」
「たしかにそうだけど……」
「それに楓を選んでなければ、今のバンドも続けていられなかったかもしれないんだよ」
「あ……。そっか。そういえば、楓君はベース担当だったね」
奈緒さんは、思い出したかのように言う。
その口ぶりだと、別に忘れていたってわけでもなさそうだけど。
香奈姉ちゃんは何を思ったのか、傍にいる僕に抱きついてくる。
「そうだよ。楓は、ウチのバンドの貴重なベース担当なんだから。…大事にしないとね」
「大事に…か。そうしようと思っていたんだけどね」
奈緒さんは、微苦笑してそう言った。
その様子から、なにかを我慢しているのが見てとれる。
ホントは奈緒さんも抱きつきたかったんだろうな。
そんな奈緒さんの様子を見ていたのか、香奈姉ちゃんが口を開く。
「奈緒ちゃんも、抱きつきたい?」
「え……」
「──奈緒ちゃんも抱きつきたいかな? 楓に」
「そんなことは…ない…けど……」
奈緒さんは、ベッドの上に置いてある抱き枕を手に取り、そのまま抱きしめる。
よく見たら、奈緒さんの顔が赤くなっていた。
たぶん、奈緒さん自身も香奈姉ちゃんみたいに僕に抱きつきたいんだろうな。
そんな奈緒さんを見て、不覚にも『可愛い』と思えてしまったのだけど。
香奈姉ちゃんに言ったら、絶対にやきもちを妬かれてしまうから言わないでおく。
「奈緒ちゃんは、表情には出さないけど態度に出てしまうからね。すぐにわかってしまうんだよね」
「それは……」
奈緒さんは、抱き枕をギュッと抱きしめる。
これはどう見ても、我慢しているな。
僕に抱きつきたいっていう欲が前面に出ている。
香奈姉ちゃんは、そのことを察したのか、さらに言った。
「我慢する必要はないよ。抱きつきたいなら、奈緒ちゃんも楓に抱きつけばいいよ」
「あたしは……」
奈緒さんは、そう言って立ち上がり、僕の目の前に来る。
あの……。奈緒さん。
何をするつもりなの?
そうした疑問は、すぐに解けた。
奈緒さんは、僕の左側に座ると、ゆっくりと抱きついてくる。
大きなシャツを一枚着ているだけだったので、座るとスカートの様になり中の下着がチラリと見えた。
下着姿を見てしまっているから、あんまりエッチな印象はないんだけど。
「あの……。二人とも、何がしたくてそうしているのかな?」
僕は、左右にいる二人を見て、そう訊いていた。
奈緒さんと香奈姉ちゃんは、お互いに顔を見合わせ、僕に視線を向ける。
「楓君には、どう見える?」
「楓は、どうしたいの?」
二人が二人して、そう訊いてくるのか。
「………」
僕は、なんて答えればいいのかわからず、閉口してしまう。
すると香奈姉ちゃんは、僕の胸元の方にやってくる。
「楓ったら、なんで黙ってしまうのかな? これはチャンスだと思うんだけどなぁ」
「チャンスって?」
「こうして、二人の女の子が楓にすり寄ってきてるんだよ。エッチなことの一つや二つ、考えたりするでしょ?」
そう言われてもな。
香奈姉ちゃんとならわかるんだけど、奈緒さんとはね。
適切な距離を保って、友達として付き合っていきたいし。
「そんなことは……。二人はどうなの? エッチなこと…考えたりするの?」
僕がそう聞き返すと、香奈姉ちゃんと奈緒さんは、恥ずかしそうに頬を赤くして体をもじもじと動かす。
「それは…ねぇ。私だって、女の子だし……」
「あたしも、香奈と同じかな。エッチなことくらい、普通に考えたりするよ」
「え……」
二人の言葉に、僕は唖然となる。
奈緒さんと香奈姉ちゃんは、普段からそんなことを考えていたのか。
そりゃ、二人の美少女がこんなに密着していたら、エッチなことをしたいのかなって思ってしまうけど。
「だから…ね。楓は、どうなのかなって。…エッチなこととか考えないのかな?」
「僕は、その……。少しは考えちゃうかな」
僕は、この状況をどうにかできないものかと思いながら、そう言っていた。
このままだと、エッチなことを強行してきそうな勢いだ。
香奈姉ちゃんは、嬉しそうに言う。
「そっか。やっぱり、考えちゃうか。…さすが楓だね」
「さすがって……」
僕は、これ以上何も言えなくなってしまった。
エッチなことをしてくるのは、いつも香奈姉ちゃんからなのに。
奈緒さんは、新しい抱き枕を見つけて喜んでいる子供みたいに僕に抱きついているし。
「さぁ、楓。『両手に華』っていう感じだけど。どっちとエッチなことがしたい? 私たちはもう、心の準備はできてるよ」
「いやいや……。僕は何もしないってば──」
僕は、はっきりとそう言った。
奈緒さんの部屋で二人に対してエッチなことをするって、僕はどんだけスケベなんだろう。
いや、何をさせるつもりなんだ。香奈姉ちゃんは──。
「そうなの? てっきり、私たちとエッチなことをするのかなって思っちゃったけど」
「そんなことしないよ。それよりも、奈緒さんはギターの練習をするんじゃなかったの?」
僕は、思わず奈緒さんに話を振る。
このまま香奈姉ちゃんと話していたら、奈緒さんのことを放置してしまいそうだったからだ。
奈緒さんは、嬉しそうな様子で言った。
「今日は、練習はしないかな。せっかく楓君が来てるんだし、もっと遊びたいくらいだよ」
「遊ぶって、何をして遊ぶの?」
「例えばあたしと香奈の体を弄って、楓君好みのものにしちゃうとか──」
「二人の体って……」
僕は、左右にいる二人をそれぞれ見やる。
普通に見たら、どっちも美少女で魅力的だ。スタイルも良いし。…って、何を考えてるんだ。僕は……。
香奈姉ちゃんは、悪戯っぽい笑みを浮かべて、僕に言う。
「今、ホントにエッチなことを考えたでしょ?」
「そんなこと……。考えてるわけないじゃないか」
僕は、香奈姉ちゃんから視線を逸らす。
どうやら、僕が動揺しているのを察したらしい。
香奈姉ちゃんと奈緒さんは、お互いに笑みを浮かべてギュッと僕の腕に抱きついてくる。
「その顔は、考えてるね」
「さすがに奈緒ちゃんにもわかっちゃうか。まぁ、仕草を見ればわかるよね」
「うん。あきらかに動揺してるし。ホントにエッチなことがしたいんだなって……」
「うんうん。エッチなことがしたいのなら、私たちにはっきり言ってくれればいいのになって思うんだけど……。楓ったら、遠慮がちで困っちゃうんだよね」
「遠慮なんか、する必要はないんだけどな」
奈緒さんは、そう言って自分の胸を押し当ててきた。
奈緒さんのバストは香奈姉ちゃんのに比べて少し控えめだけど、それでも男を誘惑するには十分すぎるほどだ。
ましてや、今着ているものがシャツ一枚だけっていうのが、奈緒さんらしいというかなんというか。
彼女の魅力をさらに上げているような気がする。
「あの……。僕は、そんなつもりは……」
「ダメだよ、楓。今日は、私たち二人と仲良くするんだから」
そう言って香奈姉ちゃんも、僕のもう片方の腕に胸を押し当ててきた。
これはもう、何を言ってもダメだ。
──それにしても。『両手に華』って、よく言ったもんだよなぁ。
この場合は、どうなんだろうか。
これって、まさしくそうなのかな。
もしそうだとしたら、世の男子たちに対して申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまう。
二人は、まったくと言っていいほど無自覚だし……。
僕は、軽くため息を吐いていた。
0
お気に入りに追加
59
あなたにおすすめの小説
保健室の秘密...
とんすけ
大衆娯楽
僕のクラスには、保健室に登校している「吉田さん」という女の子がいた。
吉田さんは目が大きくてとても可愛らしく、いつも艶々な髪をなびかせていた。
吉田さんはクラスにあまりなじめておらず、朝のHRが終わると帰りの時間まで保健室で過ごしていた。
僕は吉田さんと話したことはなかったけれど、大人っぽさと綺麗な容姿を持つ吉田さんに密かに惹かれていた。
そんな吉田さんには、ある噂があった。
「授業中に保健室に行けば、性処理をしてくれる子がいる」
それが吉田さんだと、男子の間で噂になっていた。
王女、騎士と結婚させられイかされまくる
ぺこ
恋愛
髪の色と出自から差別されてきた騎士さまにベタ惚れされて愛されまくる王女のお話。
性描写激しめですが、甘々の溺愛です。
※原文(♡乱舞淫語まみれバージョン)はpixivの方で見られます。
イケメン幼馴染に処女喪失お願いしたら実は私にベタ惚れでした
sae
恋愛
彼氏もいたことがない奥手で自信のない未だ処女の環奈(かんな)と、隣に住むヤリチンモテ男子の南朋(なお)の大学生幼馴染が長い間すれ違ってようやくイチャイチャ仲良しこよしになれた話。
※会話文、脳内会話多め
※R-18描写、直接的表現有りなので苦手な方はスルーしてください
鬼上官と、深夜のオフィス
99
恋愛
「このままでは女としての潤いがないまま、生涯を終えてしまうのではないか。」
間もなく30歳となる私は、そんな焦燥感に駆られて婚活アプリを使ってデートの約束を取り付けた。
けれどある日の残業中、アプリを操作しているところを会社の同僚の「鬼上官」こと佐久間君に見られてしまい……?
「婚活アプリで相手を探すくらいだったら、俺を相手にすりゃいい話じゃないですか。」
鬼上官な同僚に翻弄される、深夜のオフィスでの出来事。
※性的な事柄をモチーフとしていますが
その描写は薄いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる