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第八話
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どうして女の子って、男が寝ている場所に集まってくるんだろうか。
僕が目を覚ますと、四人の女の子たちが僕に抱きついて寝ていた。
女の子って、熟睡している時ほど警戒心が無くなっているな。
逆に、こうして甘えてくるのはなぜだろう?
とりあえずは、香奈姉ちゃんを起こさないと……。
「香奈姉ちゃん。…起きてよ」
僕は、そう言って香奈姉ちゃんを軽く揺すってみた。
「う…う~ん……」
香奈姉ちゃんは、さらにギュッと僕に抱きついてくる。
起きる気配はない。
やはり休日だから、簡単には起きないか。
でも上半身は裸だから、奈緒さんたちより先に起こさないと、いろいろとやばい。
「いい加減に起きてよ」
僕は、最後の手段にでた。
香奈姉ちゃんのおっぱいを、思い切ってわしづかみにしたのだ。
「んっ!」
香奈姉ちゃんは、敏感に反応したのかビクッと身体を震わせる。
そして、目を覚ます。
なんで朝っぱらから、香奈姉ちゃんのおっぱいを揉まなきゃいけないんだかよくわからないんだけど、僕の目の前に晒してあったから別に構わないよね。
「──何?」
香奈姉ちゃんは、まだ触られた感触があったのか頬を赤くして僕を見る。
たのむから、そんな怒ったような顔で僕を見ないでほしいな。
揺すっても起きなかったんだから、しょうがないじゃないか。
僕は、香奈姉ちゃんの顔を見て言った。
「もう朝だよ。みんなが起きる前に上に何か着てよ」
「なんだ、そんなことか。…それなら、なんの心配もいらないよ」
香奈姉ちゃんは、そう言って微笑を浮かべる。
みんなに見られたら、恥ずかしいはずなのに。なんで?
「どういうこと?」
香奈姉ちゃんにとっては、それすら気にならないのか、僕に言う。
「実はみんな知ってるんだよね。私が寝るときは、裸でないと眠れないってことはね──」
「そうなんだ。それじゃ、なんか起こしてしまって悪いことしちゃったかな」
「そんなことないよ」
「え?」
「こうして、私の胸を触ってくれたでしょ?」
「いや…それは……」
おもいきり揉んでしまった以上、弁明できない。
「少し気になってたんだよね。──楓は、おっぱいとおへその下にある箇所のどっちが好きなのかっていうのがね」
「それは……。返答に困るっていうか……」
普通に答えられるわけがない。
おへその下にある箇所って、香奈姉ちゃんの大事なあの箇所のことだよね。
そんなところが好きって、僕はどんな風に見られているんだろうか。
おっぱいならともかく、そんなところが好きなのは変態としか思えないんだけど……。
「別に困るほどのことじゃないと思うんだけどなぁ……。楓の指テクなら、結構イケると思うよ」
香奈姉ちゃんは、頬を染めてそう言って下半身の大事な箇所の方に手を添える。
香奈姉ちゃんのふるまいを見て僕は、文化祭の日の夜の事を思い出し、恥ずかしさでいっぱいになってしまう。
「いや…もうしないから。あの時は、特別な日で──」
「ふ~ん。そうなんだ。──特別な日…ねぇ」
香奈姉ちゃんは、意味ありげに笑みを浮かべていた。
そんな笑みを浮かべて誘ってこられても、なにもしないから安心してよ。
香奈姉ちゃんは忘れてるかもしれないが、この部屋には奈緒さんたちがいるんだ。
だから、何かを期待されても応えることはできない。
「そんな顔をされたって、僕はこれ以上は何もしないからね」
「そっかぁ。何もしない…か。──それじゃ、私がこんなことをしても?」
香奈姉ちゃんは、そう言うとパジャマの下の方を脱ぎ出した。
「ちょっ…⁉︎」
僕は、香奈姉ちゃんの奇行に思わず声を上げる。
これで奈緒さんたちが起きてしまわないかどうか気になったが、起きる気配はない。
まぁ、時間は朝の六時だから、休日ならまだ寝ている時間帯か。
それよりも、これで香奈姉ちゃんが完全に素っ裸になったわけだけど、ここから先はどうするつもりなんだろう。
香奈姉ちゃんは、裸で僕に抱きついてくると、『どうする?』と言わんばかりに聞いてきた。
「さぁ、楓。ここから先はどうするつもり?」
「いや、そう言われても……」
まさか、これからエッチなことをしようって言うんじゃないだろうな。
抱きついてきた時点で、もうわかっているんだけどさ。
「私的には、ここから先の展開は一つしかないと思うんだけど」
「はっきり言うけど、エッチなことをするつもりはないからね」
僕は、ため息混じりにそう言った。
「やっぱり、ここまでしてもダメか……。それならしょうがないか……」
香奈姉ちゃんは、諦めたのか僕から離れ、近くのタンスに入れてあった下着を取り出して、そのまま着用しだす。
諦めてくれたか。
そもそも、男の子の前で全裸になる女の子って、普通にいないだろう。…ていうか、僕の目の前で着替えをするものなのかな。
「…香奈姉ちゃんの着替えを見ているのもアレだし、僕は先に部屋から出ているね」
「待って」
香奈姉ちゃんは、咄嗟に僕の腕を掴む。
部屋を出ようとしていたところだったので、いきなり掴まれると困惑してしまう。
女の子の着替えって、普通は一人で済ませるものだと思うんだけど。
どうしたんだろう。
何か手伝ってほしいことでもあるのかな。
「どうしたの?」
「私が着替えをしているところを見ていかないの? …せっかく、かわいい下着を着用しているのに、楓に見てもらえないんじゃ、意味無いじゃない」
香奈姉ちゃんは、もじもじと恥ずかしそうに身体をよじり頬を染める。
たしかに香奈姉ちゃんの言うとおり、着用した下着は普段なら着用することはないだろうと思われるくらい、かわいい水色の下着だ。
香奈姉ちゃんの下着には、そんな物もあったのか……。
全然知らなかった。
それを見て喜ぶかって言われたら…そりゃ、少しは喜ぶかもしれないけど。
そもそも香奈姉ちゃんの裸を見てるのに、下着姿が恥ずかしいなんて、香奈姉ちゃんの羞恥心の基準って何なんだか……。
「しっかりと見てるよ。そんなに恥ずかしいなら、はやく服を着ればいいのに──」
「そんなのダメだよ。…楓には、しっかりと私の姿を見てもらいたいの」
そこまで言い切られてしまうと、見ないわけにいかないじゃないか。
これから、朝ご飯の準備をしようと思っていたのに。
僕は、着替えをし始めた香奈姉ちゃんのことをじっと見つめていた。
僕が目を覚ますと、四人の女の子たちが僕に抱きついて寝ていた。
女の子って、熟睡している時ほど警戒心が無くなっているな。
逆に、こうして甘えてくるのはなぜだろう?
とりあえずは、香奈姉ちゃんを起こさないと……。
「香奈姉ちゃん。…起きてよ」
僕は、そう言って香奈姉ちゃんを軽く揺すってみた。
「う…う~ん……」
香奈姉ちゃんは、さらにギュッと僕に抱きついてくる。
起きる気配はない。
やはり休日だから、簡単には起きないか。
でも上半身は裸だから、奈緒さんたちより先に起こさないと、いろいろとやばい。
「いい加減に起きてよ」
僕は、最後の手段にでた。
香奈姉ちゃんのおっぱいを、思い切ってわしづかみにしたのだ。
「んっ!」
香奈姉ちゃんは、敏感に反応したのかビクッと身体を震わせる。
そして、目を覚ます。
なんで朝っぱらから、香奈姉ちゃんのおっぱいを揉まなきゃいけないんだかよくわからないんだけど、僕の目の前に晒してあったから別に構わないよね。
「──何?」
香奈姉ちゃんは、まだ触られた感触があったのか頬を赤くして僕を見る。
たのむから、そんな怒ったような顔で僕を見ないでほしいな。
揺すっても起きなかったんだから、しょうがないじゃないか。
僕は、香奈姉ちゃんの顔を見て言った。
「もう朝だよ。みんなが起きる前に上に何か着てよ」
「なんだ、そんなことか。…それなら、なんの心配もいらないよ」
香奈姉ちゃんは、そう言って微笑を浮かべる。
みんなに見られたら、恥ずかしいはずなのに。なんで?
「どういうこと?」
香奈姉ちゃんにとっては、それすら気にならないのか、僕に言う。
「実はみんな知ってるんだよね。私が寝るときは、裸でないと眠れないってことはね──」
「そうなんだ。それじゃ、なんか起こしてしまって悪いことしちゃったかな」
「そんなことないよ」
「え?」
「こうして、私の胸を触ってくれたでしょ?」
「いや…それは……」
おもいきり揉んでしまった以上、弁明できない。
「少し気になってたんだよね。──楓は、おっぱいとおへその下にある箇所のどっちが好きなのかっていうのがね」
「それは……。返答に困るっていうか……」
普通に答えられるわけがない。
おへその下にある箇所って、香奈姉ちゃんの大事なあの箇所のことだよね。
そんなところが好きって、僕はどんな風に見られているんだろうか。
おっぱいならともかく、そんなところが好きなのは変態としか思えないんだけど……。
「別に困るほどのことじゃないと思うんだけどなぁ……。楓の指テクなら、結構イケると思うよ」
香奈姉ちゃんは、頬を染めてそう言って下半身の大事な箇所の方に手を添える。
香奈姉ちゃんのふるまいを見て僕は、文化祭の日の夜の事を思い出し、恥ずかしさでいっぱいになってしまう。
「いや…もうしないから。あの時は、特別な日で──」
「ふ~ん。そうなんだ。──特別な日…ねぇ」
香奈姉ちゃんは、意味ありげに笑みを浮かべていた。
そんな笑みを浮かべて誘ってこられても、なにもしないから安心してよ。
香奈姉ちゃんは忘れてるかもしれないが、この部屋には奈緒さんたちがいるんだ。
だから、何かを期待されても応えることはできない。
「そんな顔をされたって、僕はこれ以上は何もしないからね」
「そっかぁ。何もしない…か。──それじゃ、私がこんなことをしても?」
香奈姉ちゃんは、そう言うとパジャマの下の方を脱ぎ出した。
「ちょっ…⁉︎」
僕は、香奈姉ちゃんの奇行に思わず声を上げる。
これで奈緒さんたちが起きてしまわないかどうか気になったが、起きる気配はない。
まぁ、時間は朝の六時だから、休日ならまだ寝ている時間帯か。
それよりも、これで香奈姉ちゃんが完全に素っ裸になったわけだけど、ここから先はどうするつもりなんだろう。
香奈姉ちゃんは、裸で僕に抱きついてくると、『どうする?』と言わんばかりに聞いてきた。
「さぁ、楓。ここから先はどうするつもり?」
「いや、そう言われても……」
まさか、これからエッチなことをしようって言うんじゃないだろうな。
抱きついてきた時点で、もうわかっているんだけどさ。
「私的には、ここから先の展開は一つしかないと思うんだけど」
「はっきり言うけど、エッチなことをするつもりはないからね」
僕は、ため息混じりにそう言った。
「やっぱり、ここまでしてもダメか……。それならしょうがないか……」
香奈姉ちゃんは、諦めたのか僕から離れ、近くのタンスに入れてあった下着を取り出して、そのまま着用しだす。
諦めてくれたか。
そもそも、男の子の前で全裸になる女の子って、普通にいないだろう。…ていうか、僕の目の前で着替えをするものなのかな。
「…香奈姉ちゃんの着替えを見ているのもアレだし、僕は先に部屋から出ているね」
「待って」
香奈姉ちゃんは、咄嗟に僕の腕を掴む。
部屋を出ようとしていたところだったので、いきなり掴まれると困惑してしまう。
女の子の着替えって、普通は一人で済ませるものだと思うんだけど。
どうしたんだろう。
何か手伝ってほしいことでもあるのかな。
「どうしたの?」
「私が着替えをしているところを見ていかないの? …せっかく、かわいい下着を着用しているのに、楓に見てもらえないんじゃ、意味無いじゃない」
香奈姉ちゃんは、もじもじと恥ずかしそうに身体をよじり頬を染める。
たしかに香奈姉ちゃんの言うとおり、着用した下着は普段なら着用することはないだろうと思われるくらい、かわいい水色の下着だ。
香奈姉ちゃんの下着には、そんな物もあったのか……。
全然知らなかった。
それを見て喜ぶかって言われたら…そりゃ、少しは喜ぶかもしれないけど。
そもそも香奈姉ちゃんの裸を見てるのに、下着姿が恥ずかしいなんて、香奈姉ちゃんの羞恥心の基準って何なんだか……。
「しっかりと見てるよ。そんなに恥ずかしいなら、はやく服を着ればいいのに──」
「そんなのダメだよ。…楓には、しっかりと私の姿を見てもらいたいの」
そこまで言い切られてしまうと、見ないわけにいかないじゃないか。
これから、朝ご飯の準備をしようと思っていたのに。
僕は、着替えをし始めた香奈姉ちゃんのことをじっと見つめていた。
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